■スポンサードリンク
不安な演奏
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
不安な演奏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どなたかも書いているが、冒頭の男同士のエロテープの中で殺人計画が語られるという趣向のみが面白く、あとはただダラダラと大して緊迫感もない探索行が続くだけ。行きつ戻りつ、話がなかなか進まず便秘のよう。なかなか点数の入らないサッカーの試合を見ているような気がする。「(2、3の例外はあるが)清張の連載長編に傑作なし」とはよく言ったもの。江戸川乱歩の初期短篇を激賞しながら乱歩の通俗長編探偵小説は全く評価しない松本清張は、自身も全く同じ賞賛と非難を受けると思っていただろうか?選挙違反事件が絡むから「社会派推理小説」だと言っても、それはかなり違うだろう。 タイトルの分からなさもいつもの通り。「不安な演奏」?この題に照応する事象など本文に何一つない。エロテープを再生することが「不安な演奏」なのか?それ「演奏」とは言わないだろう。タイトル付けの悪い癖も清張の特徴。 と、まあ、天下の清張作品をクサしている私も、左翼少年だった高校生以来まる40年清張を数百冊読み続けて来た一人。清張作品には愛憎がある。清張がある意味で実態以上の大作家とみなされるようになったのは、私見では、映画「砂の器」の超大ヒットのお陰だと思う。テーマといい、トリックといい、映画と原作は大きく違う。世間にアピールしているのは松竹映画化作品であって、原作ではないはず。例えば文春文庫「松本清張の世界」を読んでも、「砂の器」を絶賛している人の大半は、実は映画への賛辞を連ねている。本当に原作を読んでいるのか、この人は?映画だけ見て書いているんじゃないか?という賛辞が多いんですよ。原作「砂の器」も、私がこの文章の前半に書いた2つの瑕疵をそっくり持っていることも付言しておきます。 原作ではほんの微かにしか触れていない「ハンセン病差別」テーマが映画ではメイン・テーマにブローアップされている。そのことでいくら激賞されても、泉下の清張さんも困惑するだけだと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
素人探偵がカセットテープに残された会話を手がかりに事件を追い掛けるストーリーですが、途中から主人公に協力する仲間がやたら閃きが良く、勝手に事件を解決したような感じで、なんかスッキリしなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
素人探偵がカセットテープに残された会話を手がかりに事件を追い掛けるストーリーですが、途中から主人公に協力する仲間がやたら閃きが良く、勝手に事件を解決したような感じで、なんかスッキリしなかった。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!