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(短編集)
臨床犯罪学者・火村英生の推理 密室の研究
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臨床犯罪学者・火村英生の推理 密室の研究の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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本当に面白いです これからも有栖川有栖さんの作品は読み続けたいと思います | ||||
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火村シリーズの記念すべき第二作目である「人喰いの滝」 作者の祈りが時を超えて伝わってくる「蝶々がはばたく」 オーソドックスな密室トリック「壺中庵殺人事件」 悪魔じみた偶然が引き起こした悲劇を描く「雪華楼殺人事件」 火村に追い詰められる犯人側の視点で書かれた「シャイロックの密室」 片桐がアリスに持ち込んだ厄介な頼み事を描く「あるいは四風荘殺人事件」 これまで火村シリーズで書かれてきた数々の密室ものの中から 作者自らがセレクトした密室選集ともいうべき一冊です。 書きおろしがあるわけではないので、シリーズ既読の人は要注意。 ただ、作者が「火村が挑んだ密室もの」としてこれらを選んだということに 作者&作品のファンならいろいろな感想を抱くことができるのではと思います。 「やっぱり火村シリーズの密室ならこれだよな!」と快哉したり、 「これを選ぶのか、ちょっと予想外だな……」と考えこんだり。 本格ミステリとしての娯楽性の高さはもちろん折り紙つきですが、 千人滝でアリスが犯人を問い詰めるシーンでの一服の絵画のような場景や、 雪華楼で火村とアリスが幻視する不幸なカップルのやりとりなどは 作者の作品に共通する高い文学性が感じられ 少女小説レーベルの読者にも十分"物語"として楽しめるのではと思います。 特に「蝶々がはばたく」の真相とラストシーンは 現在だからこそ胸に込み上げてくるものがあるのではないでしょうか。 以前から好きな短編ではありましたが、今はもっと真に迫り、 アリスと共に蝶々がどこかではばたくことを祈らずにはいられません。 ビーンズ文庫版で火村シリーズを知った人はもちろん、 初期からの火村シリーズファンでも楽しめる内容だと思います。 | ||||
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