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噂
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噂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全181件 161~180 9/10ページ
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人のコミュニケーション、噂の力。 噂の捕らえ方は様々、どんどんと姿を変え獰猛な生物となり、 そして実際に影響力を持ってしまう。 話自体はよく話題になる話。 最後の一行と帯にありましたが、それを忘れて読んでました。 衝撃受けました。読んで面白かったです。 | ||||
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『コールドゲーム』もそうだったが、この人の作品は一気に読める。 失礼かもしれないが、だから読み応えのある深い小説の息抜きがてらに読むのが良い。 ラスト一行がすごいっていう前フリがすごかったんで、ハードル上げまくりましたが割りと驚きました。 しかし小説としてこの作品を評価するとそれほどの高評価は与えられないと思う。 全体としての主張が見えてこない。 「噂」の怖さを首尾一貫して伝えたかったのか、現代の若い人たちのコミュニケーションの仕方を非難したかったのか、変態を非難したかったのか。 テーマが見えてこない。 よって何も考えずにドキドキしながら読む小説レベルと評価し星3つ。 | ||||
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問題のラストまでは普通に楽しめる謎解きミステリーです。 中年の作者が若者の会話を頑張って書いている部分は鳥肌が立ちますが。 最後の一行、別に驚きませんでした。ラスト一行でなくともその寸前の会話で 誰が喋っているか口調で判るから、彼らが最後の行為に及んだというのも 特別意外じゃないですし…。書評で期待しすぎたのがいけなかった。 | ||||
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とても面白くわくわくしながらあっという間に読み終えました。 しかし、期待の「最後の1行」の内容は途中で予想でき、その通りだったら嫌だなと思いつつも、私の予想を裏切ってくれることをさらに期待していました。 でもその通りに終わり、その内容も私にとっては嫌な気持ちだけが残り、全体は面白かっただけに、この1行で評価が星2つ減となりました。 現実でもこういう場合があるかもしれませんが、これまで感じられた著者の優しさも、最後の皮肉のためだったと思うと感じが悪かった。 | ||||
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何か面白い本はないかと本屋をぶらついていたら気になる帯を発見!!「衝撃のラスト一行に瞠目!」ラスト一行に何が起こるんだ!?と思いながら心のどっかであまり期待していませんでした。 【どうせ過剰表現だろう・・・】 でも、読むうちに続きが気になり、一気に読み進めました。 そして、とうとうラストまで読みました。 衝撃でした。まさか、ラストにあんなことが・・・ 萩原浩さんの作品は初めて読みましたが、すごく読みやすく、本の中に入り込め面白く最後まで読めました。 友達にも勧めたいと思う一冊です。 | ||||
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最後の一行が好きな人が多いようですが、どうも自分には取ってつけた感がしてあまり感心しませんでした。 文章にも惹かれず、トリックもなく、また恐ろしくもなくミステリーとしてもホラーとしても、中途半端な作品でした。 | ||||
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「女の子をさらい、足首を切り落とす殺人鬼、レインマン。 でもミリエルの香水をつけていると、さらわれずに済む」 広告企画会社は、香水を売り込むビジネス手法として このような口コミを流したのだが、実際に女子高生がさらわれ、 足首が切断された死体が発見された・・。 主人公の小暮や、小暮とコンビを組むことになる名島をはじめ、 登場人物に魅力がある。また、純粋に読みやすく、 荻原浩さんの作品に多く見られるユーモアも随所にあり、楽しめた。 そして最後の一行。 この一行が含まれた、最後の会話の場面が無くとも、 小説としては充分に楽しめる話にはなっていると思うが、 この最後の部分が作品にもたらした付加価値は、かなり大きい。 | ||||
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一気に読んだ。都市伝説といえば「口裂け女」や「人面犬」などが思い浮かぶが、それを販売戦略に利用しようという企画が持ち上がる。ターゲットは女子高生。しかも渋谷を中心とした流行に敏感な女子高生限定というのがネックだ。 しかし噂通りに殺人事件が起き、世の中を震撼とさせる。果たして犯人は誰?そしてその目的は?最後の一行を読むまではありきたりな結末でちょっとがっかりだったが、不意打ちを喰らった感じ。よくよくページを戻ってみれば、あちこちに伏線が・・。やられた! 仲間とのつながりが濃いようで薄くて、大人を気取っていても中身はまだ子供。そんな女子高生が企業の販売戦略とも知らずに都市伝説に翻弄されていくさまが面白い。同じ年頃の娘を持つ中年刑事と女性刑事のコンビ、このやりとりが読ませる。 | ||||
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本の帯に「最後の一行が!!」などと書いてあるのを見ていたためか、途中でオチが読めてしまいました・・・残念。最初はあまり期待してなかったんだけど、ぐいぐい引き込まれてあっという間に読了しました。面白かった。 若者の生態や、しゃべり方等、よく取材されていると思います。しかも中年の男性が(ごめんなさい)こんなに若者言葉を上手に扱えるとは。 かなり下調べをされたのではないでしょうか。 サスペンスはあまり書かれない方だそうですが、楽しめました。 | ||||
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元本庁勤務,所轄のベテラン刑事・小暮と,本庁勤務の若手女性警部補・名島のコンビが秀逸。小暮が男手ひとつで育てる一人娘・菜摘とのやりとりや,二十代そこそこに見えながら実は五歳の子持ちで,激辛料理大好きという名島のキャラが,物語に色をつける。荻原定番のブットビ会話は,小暮が女子高生に聞き込みするシーンでたっぷり登場。 その一方で,「踊る」にも匹敵する警察組織の内情もしっかり表現。本庁と所轄,指揮官と下働き,捜査班相互間の情報隠しに出し抜け。出世階段を上った先には何があるのか。家庭の事情で不本意ながら出世レースを降りざるを得なかった小暮が,昇進試験に挑もうとする同僚にその意義を問う。 確かに最後の最後は「それってアリ?」という感はありますが,それを抜きにしても十分ミステリとして成立する作品だと思います。 | ||||
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いい意味で、最後に裏切られました。私的にはこういう「オチ」 ありかなーと思いました。「やられたー!」って感じです。 昔から「都市伝説」には興味がありましたが。それをストーリーの 中で上手く使い、盛り上げていく様はさすが。 いっきに読んでしまうストーリー展開でした。 | ||||
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ミステリーとしては、犯人の意外性が少なく少々物足りなさを感じましたが、魅力的な主人公コンビと、先にグイグイ引っ張られる文章で一気に読まされました。 でもやはりこの本の白眉は、ラスト一行の衝撃にあるでしょう! 途中、わずかに感じた違和感がこのラストに実を結び、突然頭をぶん殴られた様な衝撃を受けました。 他の方も書かれている通り後味の悪さが残る結末ですが、それまでの本編に漂うほんわかしたムードが、このラストの恐ろしさを際立たせる為の伏線だとしたら…まさしくやられた!って感じですよ。 ここ最近読んだ本の中で、一番怖い話です。 | ||||
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陰惨な事件の中にも見出される一筋の希望。 それが最後の一行で脆くも崩れ去りました。 前の方も書いていましたが、とても後味が悪い作品。 サスペンス調のストーリーが軽妙なタッチで書き進められ 一気に読ませる構成は相変わらず素晴らしいのですが、 私が読んだ著者の他の作品は読了後に気持ちが温かくなるものばかり。 驚くべき「仕掛け」は、技巧的には素晴らしいものなのだろうけど… 人によって評価は分かれるでしょうね。 ラスト直前までは星4つ半ぐらいでしたが、読み終わった今、 どうにも救われない気分になっている自分がいるので星2つです。 | ||||
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小暮と名島の主人公コンビの描写が上手でぐんぐん読ませる。ミステリーとしてみれば犯人はそれほど意外ではないが、謎解きをメインにしているわけではなく、サスペンスとして盛り上がる構成になっているので許せる。事件解決後の、ほのぼのした主人公たちの会話に油断していたら最後の1行で確かに驚愕した。まんまと作者の術中にはまった訳だが、ちょっと後味は悪かったな・・・。 | ||||
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無名ブランドから発売される香水「ミリエル」。その宣伝戦略として企画会社のやり手美人社長が使ったのは、少女たちによる“口コミ”だった。「真夜中の渋谷には女の子を殺して足首を切断するニューヨークから来た殺人鬼‘レインマン’が現われる。でもミリエルの香水をつけている子は狙われない・・・。」 宣伝のために流したこの「噂」が、やがて現実の連続殺人事件となる。 切断された足首。残された毛髪と足跡。額に記された「R」状の文字。‘レインマン’の「噂」との関係は? 見えないサイコパス、シリアルキラーの姿を求めて、警視庁目黒署の巡査部長・小暮の奮闘が始まる。 本書の謎の中心は、もちろん‘レインマン’の正体は?であるが、読みどころはもうひとつ。中年刑事・小暮の人物造形であり、彼とコンビを組む本庁捜査一課の若い女性警部補・名島とのコンビネーションや、高一の娘・菜摘との日常のやり取りの妙である。捜査の過程で、渋谷の女子高生を代表とする“いまどき”の若者たちにさんざん悩まされる姿も印象深い。テーマは連続異常快楽殺人なのだが、物語全体からは血なまぐさい陰惨さをそれほど感じない。むしろユーモアさえ醸し出している理由はこの辺りにあるのだろう。 著者は、いまや幅広いジャンルの小説を生み出している作家ではあるが、さすがもともとユーモア小説でデビューして、高い評価を得ただけあって、本書のようなミステリー作品でも物語全体からは独特の「荻原テイスト」が漂っているのである。 とはいえ、終盤の残り50ページを切ったあたりからの、事件が一気に解決に向かうくだりは、息詰るほどの緊迫感で、一気読み必至である。 ・・・そして衝撃のラスト1行、いやひと言。最後の最後に著者が仕込んだ驚愕の大仕掛けが炸裂する。 | ||||
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渋谷の女子高生の間で広まっている都市伝説同様の事件が起こる…という単純な構成なのですが、本当にうまくつくられています。いわゆる本格モノではなくサイコサスペンスの系統ですが、人物造形や文章も読みやすく優れていると思います。 特に(大量に登場する)女子高校生の描写がおもしろく、バンドの追っかけをしている少女の心理描写などはあまりにリアルなので「え?書いているの男の人だよね?」と確認してしまったほどです。 そして、帯にもあるように、「最後の一行」でどしん、と落とされます。はらはらしたい人にオススメです。 | ||||
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割とこつこつと刑事さんが歩き回って真相を明らかにしていく小説が好きなので、「犯行動機部分他にちょっと物足りないな」と思ったものの「まぁ満足かな」と思っていました。が、物語が緩やかに終息に向かったと思った瞬間、最後の一行にはがつんと頭を殴られた様に、震えがきて呆然としました。それまではさりげなく、むしろなくても構わない様な描写が、今まで見てきたこの物語をガラガラと音を立てて崩れさせました。よく『衝撃のラストが!』という謳い文句がありますが、この作品にこそ贈られる賛辞ではないかと。 | ||||
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香水の販売戦略だったはずの「噂」が一人歩きし始める。足首を切断された少女の死体が発見されたとき、噂は現実のものとなった。誰がどんな目的で噂を流したのか?刑事の小暮は必死で追い求める。見えてきたのは、今どきの少女の姿。その姿は、同じ年頃の自分の娘と重なって見える。つかみどころのないものを求めて渋谷を歩く小暮の姿に、ちょっと哀れっぽさを感じた。ストーリーの展開も人物描写もとてもよかった。だが、真相にはちょっと不満。犯人の動機に納得の出来ないものを感じた。だが、ラストは意外だった。それと最後の1行。これがたまらなく怖かった。「えっ!?」と思った瞬間、背中がぞぞ~~っと・・・。 | ||||
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もしかしたら、この本を読む人の中で、少々物足りないとか、迫力に欠けるという意見が出てくるかもしれません。しかし、それらの細かい指摘をさしおいてでも、私はこの本が気に入りました。その理由は、本を読んでいただければわかると思います。最後、まったく予期できないことが起きます!ゆっくりゆっくり歩いていたのに、普通におもしろい本だったと思っていたのに、最後に突如現れた落とし穴!ズドン!私は見事に落とされました。この最後があるからこそ、この本がホラー要素を失わないのだと思います。被害者を無闇に多くせず、中途半端にバイオレンス感を出していないことも気に入りました。読みやすいのですが、人によっては途中で少々飽きてしまうかもしれません。あと少し、あと少しだけ、スリルというか、ゾクゾク感を味わいたかったなーというのが本音ではありますが・・・。とにかく、この本は一つの作品として十分に成り立っているので、大いに満足は出来ました。是非一度、読んでみて!と人に薦められる作品です。星が四つなのは、もっとこの荻原浩さんには、読みやすさを保ったまま面白い作品を書いて欲しいという期待を込めました。 | ||||
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最後にズドンとくる。「えっ、なんで?」と思わせられる。でも、ここじゃいえない。なんでびっくりするかを。「いいたい」けど「いえない」。そういうふうに一人の読者に感じさせただけで、この『噂』はいい小説といえるのではないでしょうか。非常に読みやすい文章なので、ベッドに横になりながらすいすい読めます。よくできたエンターテイメント小説です。あ~あ、それにしてもほんとあいつって、「・・・・」 | ||||
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