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噂
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噂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全181件 101~120 6/10ページ
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登場人物同士の関わりや話の流れに引き込まれますが、ミステリー・サスペンスとしては佳作な感じがします。 警察側(特に主人公)の捜査や推理にはストーリーに都合の良い動きが透けて見えるので、ちょっと冷めてしまいました。 話題のラストは、主人公が度々強調していた事柄なので予想はしてましたが、昨今のホラー的な感じなので個人的にあまり好みではありません。 ただ噂に浮き足立つ人間の性が、大小様々に何処にでも存在している様がよく出ていて楽しめました。 | ||||
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中盤で何となく先行きが読めていたはずなのに 最後の一行ですっかり動転。 思っていた話とは全く違った話として 終わってしまいとっても混乱しています。 凄い展開ですね。 読んだ後のあのなんともいえない寒さは、 なかなか味わえないと思います。 これぞミステリーって感じですね。 | ||||
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神様...から続けて読んだので、作者の幅の広さに驚きました。 昔流行った口裂け女。私って綺麗?って聞かれて、綺麗って答えないと 殺される。口裂け女ってだーれ? そんな基本的な路線で、最後の落ちをつけるのにちょっと無理をしたかなあ。 と言うのが読後感です。 都会は、奇妙奇天烈、考えもつかない魑魅魍魎が住むところ。それでもこんな 人いるのかなあ。ってかんじで、そんなに予想がつかないという訳でもなく、 いつも帯の宣伝文句にだまされている。 しかしながら、作者の一貫した文章で、神様とは全然違ったテイストで、 これだけのしっかりとした構成力。神様...よりも質感は上でした。 期待をこめて、75点かな。 | ||||
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知人の「面白いよ」との薦めだけで読んだ本。 読者中、不覚にもこのアマゾンのレビューを読んでしまった。 他のレビューを読んでいない人は、今すぐ閉じて下さい。 予備知識なしで読まないとこの本の面白さは半減します。 間違いなく。 | ||||
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この「噂」のオビの文言は、ネタバレとまでは言わぬものの、この作品に施されたある「仕掛け」に触れている。どんな趣向の作品であれ、それがミステリーであるからには、何らかの仕掛けが施されるのは当然なのだが、それがどのようなものであるかを堂々とオビでうたっているわけである。犯人が誰であるかを明らかにしているわけではないのだから、別にいいではないかという人もいるだろうが、これはなかなか難しい問題だと思う。 たとえば、ある本のオビに「戦慄の一人二役!」「偽証はいかにして覆されたか?」なんて文言が書かれていたとしたら、その時点でほとんどの人がその本を買う気を失くしてしまうと思う。これは極端な例だが、一方で、オビの文言にひかれて本を手にとる人もたくさんいるのは事実。出版社にとっても著者にとってもそれは非常に結構なことには違いないのだろうが、この「噂」の場合、僕は「そこまで書いてしまうのはちょっとどうかな」と思っている。 そんなわけで、オビで要らぬ予備知識を与えられてしまった以上、くだんの「衝撃」はかなり減殺されるのだろうなと予想しつつ読んでみたのだが、やはりそのとおりだった。何がしか、その手の結末が用意されているのだろうと「身構えて」読んでしまうだけに、それは仕方のないことなのだろう。しかし、仮に予備知識なしに読んでいたとしても、果たしてその衝撃がさほどのものであったかどうか。この作品が読者に与えるとされている衝撃は、優れたミステリーを読んだときの衝撃とは質的に違うものだと思う。ミステリーとしての完成度という点で、この作品はいまひとつの感がある。 だがこの作品は、ミステリーというジャンルの枠を超えて、ひとつの物語として読者を惹きつける何かを持っているのは確かだ。例えば温かい親子の情愛が感じられる会話場面などがそうで、読んでいて単純に気持ちがよい。もっともこのあたりに筆者の周到な…いや、これ以上は言うまい。いずれにしても作者の才能は大したものだ。グイグイと読ませる筆力をもっている。くだんの「衝撃」だけがこの作品のすべてではない。それだけに、ネット上の書評などにおいても、その点ばかりが喧伝されるのは困ったものだと思う。 | ||||
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丸二日掛けて読みましたが読み応えのある小説でした。 私は最後まで誰が犯人かわからなかったのですが、真 犯人よりも、何の罪の意識もなくああいうことを平気で しでかしてしまう女子高生たちの方が何倍も怖かった。 確かに十年前ほど渋谷にいた女子高生たちはあんな感じ でしたけど。 また、警察内部の所轄と本庁の確執も興味深かった。 ストーリーは最後までハラハラドキドキで、読者を飽き させない展開は、多少のもたつきも気にならず楽しんで 読めました。まさか、最後にあんなどんでん返しが待って いたとは想像すらでできませんでした。 マイナスイメージの情報はプラスイメージの情報の十倍の スピードで伝わるはその通りだと思います。 「他人の悪口」や「他社の悪口」を意図的に流すことで 相手を再起不能に陥れるやり方は企業でも個人でもあると 思います。 今後、一気に荻原浩ファンになりそうな小説でした。 | ||||
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WOM(Word of Mouth)とは口コミのことです。十数年前、まだ携帯電話が普及していない頃、渋谷駅の掲示板に記載したことが高校生を中心に口コミで広まって流行を生むという話を聞いたことがあります。また、以前から政治家の会話で前後の脈略を無視して、問題発言ぽいところだけを切り取り何度も放送することで政治家を辞職させることはマスコミのよく行う手法ですが、これも一種の口コミでの影響を意識した手法だと思います。それが分かっていながら踊らされているのは人間の弱さなのかもしれません。そんな心理状態を上手く利用したミステリーです。題材も面白いし、それを解決するために走りまわる巡査部長の小暮とエリート女性刑事名島警部補のチームワークも抜群でとても爽やかな感じの本です。 | ||||
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人気作家、荻原浩の描くサイコ・サスペンス。 足首を切られた女子高生の死体が見つかり、目黒署の刑事たちは本庁とともに捜査を開始する。古株の小暮の担当は女子高生の周囲の捜査。ペアを組むのは本庁の警部補でもある女性刑事、名島。やがて、小暮と名島は女子高生の間で流行っている「レインマン」という噂が事件と酷似していることに気づくが……。 単純にミステリーとして楽しめる作品だと思います。 刑事でいることに疑問を感じ始めている小暮と、本庁から来た低姿勢の女性刑事名島のペアは、読んでいて心地よくなるような関係ですし、物語も事件の裏に何が隠されているのかがじつに上手く描かれていてそつがありません。 地味とも言えるほどの地道な刑事の捜査から、新たな展開が生まれていくストーリーも面白かったです。 と、ここまでだったら普通のミステリーだったのですが、最後の最後の一行でやられました。 この衝撃はアルジャーノン以来の衝撃です。 たった一行で「あっ」と言わせる。 上手いなぁ。 | ||||
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殺人事件が起こり、その犯人を捜す、というミステリなのですが どちらかというと 冴えない中年刑事とバツイチで天然の女性警部補の凸凹コンビの どたばた捜査奮闘記、といったユーモア小説のように感じました。 娘と同じくらいの渋谷のチーマー(?)とのかみ合わない会話に、オジサンの物悲しさがあふれ ポーカーフェイスの容疑者のプライドをつついて本音をこぼさせるベテランの刑事らしさを感じ、 年下の女性上司をさりげにフォローするやさしさについほろりとしたりして。 そんなほんわり小説だと思っていたのにラストはびっくりでした。 年代の違う人がお互いに、お互いを馬鹿にしてしまう怖さ。 「女子高生なんて、個性はないのよ」 「私たちがバカだと思ってるんだよね、おばさん」 その断絶ぶりがこの小説の怖さなんですね。 | ||||
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最後の一行が売りのようだが、正直がっくりきた。 触れ込み通りの衝撃だった。すばらしい仕掛けだと思う。しかし、この終わり方は好みじゃない。 これがやりたかったのか?最後の章は必要なのか? 大団円エンドでいいじゃないか。それで十分だよ。 主人公ペアが好きだ。この作家は働いている人をとても魅力的に描く。 ある種の、理想の大人だ。 それだけに、この終わり方にはがっくりきた。 | ||||
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「ラスト1行」にとあおっていたので、最後を読まないようにと思い、読み進めてきましたが、確かに衝撃度はMAXでした。 ラスト1行とあおりがなければ、気づかない人もいたかもと思えば、この宣伝方法は見事か。 ほんと驚いたラストなんだけど、望んでないラストです。裏切られ方として、いろんな伏線がきれいにつながってというより、予想外すぎた気がします。もうちょっと犯人やその周辺の人物がわかると、ぐっと深く入れたかなと。 でも、一気に読めました。衝撃と言われて、衝撃を受けたのは、確かに作品の力と思います。 | ||||
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『衝撃のラスト一行!!』って、ゆうレビューに惹かれて購入しましたが、読んでいくうちに物語が面白すぎて、登場人物たちに感情移入しすぎて、最後にくる衝撃が、怖くなってきました。ほんとにストーリーは一気読みです、結構長いんですが、すぐに読めますし、なにしろ先が気になって読むのを中断できなくなります。そして、話の大筋はグロテスクな殺人で重い割りに、ところどころ笑ってしまうところがあります。ぜんぜん☆5つなくらい面白かったんですが・・・・・あまりにも最後の1行は、衝撃すぎて私には受け入れられません。。。なので☆4つで。。。 | ||||
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「最後の一行に驚愕の結末が」と言う触れ込みを聞き、気になったので読んでみた。 確かに最後の一行には驚かされた。 「やられた!」と思ってしまう結末だったと思う。 しかし、本作で読むべきところは別にあるのではないかと私は思う。 タイトルの「噂」と言う言葉が、いかに協力で恐ろしいかということ。 「人が人を殺す」ということはどういうことなのかということ。 揺るがない強い心を持つことが大事と言うこと。 この小説を「社会派ミステリ」と呼ぶ人はあまりいないとは思う。 だが、私は読んでいるとき、読み終わった後、「この作品は『社会派』なんだ」と思った。 この小説の犯人の俗称「レインマン」は、小説の中の虚構の存在ではない。 これから生まれてくるかもしれないし、もうすでに生まれて社会に溶け込んでいるのかもしれない。 自分はそうならないように、また自分の手で生み出してしまわないようにしなければいけない。 そう、本作を読んで強く感じさせられた。 | ||||
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最近、どんでん返しミステリーにハマっていて 帯の「ラストの1行…」という箇所に引かれた。 書評を見ると、評価もまぁまあの割に賛否両論。 さて、自分はどっちか…。 結果的に、個人的には「否」でした。 何とも言えない、後味の悪さが残ってしまいます。 けれども、公平に物語として見れば 十分に面白く、読んでる最中に噴出しそうになる可笑しみは この作者独特のものなのでしょう。 父娘の会話が凄く楽しく、微笑ましく。 男やもめの刑事の家庭が見えて、サイコミステリーを読んでいる というのを忘れさせてくれるような感じ。 コンビを組んだ名島刑事との、最初の戸惑いが 次第に”チーム”意識が高まって、お互いに認め合うようになる 下りも、わかり易くて読んでいて楽しかった。 ストーリー的には、サイコ野郎が誰なのかなど 全く予想がつかない展開では無かったけれど、やはりこの本は 最後に1行に瞠目すべきことがキーなのだとしたら そういう意味では成功だと思います。 読んでいても、主人公である小暮刑事の姿が目に浮かぶようで、 応援しながら読んでました。 登場人物に、感情移入して読むことが出来るのは やはり魅力があるからだと思います。 こんな風に書ける作者の他の本も、是非読んでみたい。 | ||||
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いつも通り、この筆者のミステリーは安心して読めると思っていたら 衝撃のラスト!思わずうまいとうなってしまった。 | ||||
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この最後の一言によって読後感が変わる典型的な作品。 お約束と言えるのは、最後まで読んで、しかも叙述ミステリー に慣れている人の科白。 それでも、このラストは、「やるせなさ」が漂ってて秀逸。 女子高生の描き方がストレートすぎて、現実感が ないのは仕方ないとしても、真相やそれに至る 過程なども十分及第点だろう。 放置された伏線もなく、イイ感じが最後でひっくり返される のがお好みな方にはご満足いただけるはず。 グロ表現も、「ハサミ」「殺戮」よりはマイルドだし。 どんでん返しを気軽に楽しめる入門書ですよ。 | ||||
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新ブランドの香水のプロモーションとして意図的に流された口コミによる不吉な噂。 プロモーション会社によって作られたその噂をまさになぞるかのような猟奇殺人が 東京都内で発生した。妻に先立たれた巡査部長の小暮は、警視庁から出向して き女性警部補の名島とのデコボココンビで捜査に乗り出すのだったが・・・。 本作は、実在するマーケティング手法のworld of mouth、口コミを題材にしたミステ リーだ。いったい誰から、そしてどこから流れ始めたかわからないのが噂というもの の不気味さだが、この小説はそれをうまく作品として表出している。 帯にもあり、また多くの評者が書いているとおり、本作は最後の一行まで気が抜け ない。いや、最後の一行によって今まで読んできた状況が、信じてきた景色が、いっ きに不気味な様相を呈するそれに代わるという仕組みになっている。 そのように、本作は映画でいうとM・ナイトシャマランの作品群に通ずるところがある。 がしかし、その最後の大どんでん返しが「活きる」のも、それまでに構築してきた物語 が豊穣であったからこそ。解説にて茶木則雄も書いているが、仕事に追われながらも 一人娘のことを思ってやまない小暮や、おっさん読者の心をズキュンと射抜くことうけ あいの名島といった魅力的な人物描写によって、500ページ近くあろうと読者のペー ジをめくるスピードを増進させることは間違いない。けして、単なるシャマラン的「終わり よければ」の作品ではないのだ。 そのラストにびくついてもらうために、思わずすすめたくなる一冊だ。 | ||||
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新製品ミリエルを売り出すためには、企画会社がある噂を流す。その噂は、「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね。ミリエルをつけてると狙われないんだって」というものだ。やがて、その噂が現実に起こる。その事件を小暮と名島のコンビが解決する。 ホラーミステリーみたいなものかなと思います。事件自体の犯人はそんなに難しくないかなと思う。事件自体は解決してほっとするかと思ったら、最後の一行は衝撃的でしたね。すぐにどういうことか理解できずに、もう一度周辺を読み直してこういうことかと合点した。小暮と名島のコンビの苦労が報われないのではないかという感じだ。 | ||||
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ホラー・サスペンスのジャンルの作品としては、非常に低年齢層を狙った感じが してならないです。犯人設定、殺害描写などは非常に子供だましな感じがして、 怖さを微塵も感じないです。 「香水」「女子高生」「レインマン」「足首切断」、どの素材を上げても新鮮味 もなく、驚きもスリルも無いので、そして事件の捜査をする刑事達や犯人達の キャラクターも全く魅力的ではないので途中は中だるみというか、退屈をします。 しかし!作者は意図的にか、この「子供だまし感」を最後まで貫いているので (そもそも基本的に文章力が無いのか?)、赤川次郎を読んだ時と同じ様な超 ライトな感覚で、そこそこ楽しめました。 最終章は賛否が分かれますね。この章自体が無くても物語が成立すると思います。 しかし最終章を付け足す事により、 「ああ、このエンディングもありか!」と思いました。 | ||||
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帯にある「衝撃のラスト一行」に惹かれて読んだのですが、そんなに衝撃はなかった…というか、うすうす感ずいていたような。 ラストたった一行に期待するよりも、さすが元広告代理店勤務の著者らしく、広告代理店の裏側が描かれている部分が面白い。 時代は、女子高生が経済の一端を担っていたような90年代の広告業ですが、「なるほどなあ」と関心させられたり、「ずるい!」と軽く怒りを覚えたり…。 捜査のために渋谷の女子高生に近づいていくおじさん刑事の四苦八苦ぶりも哀愁です。 | ||||
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