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噂
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噂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全181件 141~160 8/10ページ
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いつの間にか渋谷の若い女の子の間で広まっていった都市伝説 怪人「レインマン」が夜な夜な現れては若い女ばかりを殺して足首を持ち去っていくという。 でも「ミリエル」という香水を持っていれば襲われない。 それは香水をヒットさせるために流された唯の噂のはずだったのだが 実際にそれにそった殺人が行われていく・・・ この小説の主人公はタイトル通りの『噂』です 一冊のミステリーとして、このお話には殺人の動機も、 トリックも、追う側の謎解きも揃っています でも、それを追っていって完成するストーリーの外側から 『噂』という得体の知れないものが話全体を包み込んでいます それは結局最後まで誰にも・・・事件を追う刑事にも、犯人にも それどころか作者や、読者にも扱いきれなかったのではないでしょうか それがいろんな人が絶賛している最後の一行に凝縮されているんだと思います。 私はそこを見て思いました 「ああ、私は何を読んできたんだろう」と 犯人も刑事も、謎解きも、殺人方法も・・・ストーリーでさえも 何もかもどうでも良くなるようなとんでもない横槍。 結局噂は最後まで噂で、それに踊らされる人は踊らされる人で 本の初めから終わりまで何も変わっていなかったんだな、と思いました。 未読の方が見たらよくわからないレビューになってしまったので 最後に、のめり込んで読めば読むほどラストでポカーンってなる小説 とだけ言っておこうかなと思います | ||||
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『最後の一行に衝撃のラスト!!』 どの書評を読んでもこの言葉が書いてあるので読んでいる途中もとにかく気になって気になって仕方なかった。 内容的にはかなり読みやすかったかも。 中だるみすることもなく、続きが気になる内容。 都市伝説って今でも色々あるみたいだしそういうことを考えるとフィクションで済ませられないような。 そんなちょっと怖い感じ。 犯人は意外っちゃー意外だったけどもある程度予想範囲だったかも? そして、最後の一行はまさにすごかったです。 意外な内容、と言うよりも、や、確かに意外ではあるんだけども なんとなく予想がついていないわけでもない、みたいな。 ただ、うまい表現の仕方だなぁ…と。 これから読もうと思ってる方 間違っても最後のページを開いてしまわないように気をつけて下さいませ☆ | ||||
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誰が言い出したのか判らないが、世にはびこる都市伝説。本作はその都市伝説の一つである。 『衝撃のラスト一行に瞠目!』とオビに書かれているが最後だけ読んでも何のことか判らない。きもさぶwww 魅力的な登場人物に好感が持てる。特に名島さんと菜摘ちゃんはいいぞ。 | ||||
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最後の衝撃がすごいと聞いていただけに、そこまでの衝撃は感じなかった。 そのような先入観なしで読んだらもっと楽しめたかもしれない。ただ、他の荻原作品同様、登場人物が個性的で、随所に笑える箇所もあるのであっという間に読めた。 | ||||
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この本が刊行されたあと東京で本の内容のとおりの香水(名前はミリエルじゃないけ)の噂が流れてその商品がバカ売れした話がけっこう前にニュースでやっていてそれで興味を持ち購入しました。 あまり怖い描写などはないので安心して読むことができました 読み終わった後の感想なんですけど本の解説どおり切れ味の鋭い「カミソリ」が最後の最後に仕込んでありました。 今でも一番好きなミステリーです。 | ||||
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ふぅん、ミステリーだったのか。ほのぼのとしたキャラクターたちは、なかなか良い。中年同士の甘酸っぱいやつも、なんだか、ちょっぴりうれしい。ミステリー仕立てなので、読み進むのが楽しく、途中で飽きない。 でも、ミステリーの切羽詰った感じとか、サイコ系の身の毛もよだつような感じとかは、いまひとつ。 | ||||
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ラストは何度も読み返してしまった。 えっ??ということは????? 荻原作品の中でも、これはめちゃめちゃサスペンスです。 でも、ユーモアのテイストもちゃんと忘れずに混ぜてくれてるので、 長時間の通勤電車の立ちっぱなしも苦にならずに読みふけることが出来ました。 人の口コミ情報は、こうやって伝わっていくんだあ。怖い! 荻原浩にどっぷり漬かってしまっている今日この頃、ページをめくるのももどかしく読みまくりですねん! | ||||
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主人公を取り巻くそれぞれの細かな人間像がなかなかおもしろい設定でした。 推理に留まらず、渋谷を舞台にした若者の生態という題材を中心に一気に読み進められました。作中に、何度も出てくる主人公“小暮”とその娘の“菜摘”の会話部分は、 人間ドラマを盛り上げる意図として織り込まれているとばかり思っていましたが、 話題の“最後の1行”で謎が解けます。 謎が解けてしまうと、その後は・・・。人それぞれですね。 | ||||
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無名衣の香水「ミリエル」の販売戦略で流した都市伝説。「ミリエルのローズをつけていると3ヵ月以内に恋がかなう」「女の子をさらって足首を切り落とす、ニューヨークのレイプ魔が渋谷に出没。でも、ミリエルをつけている子は狙われない」商品は大ヒットするが、伝説が現実に。 事件を追う、中年刑事 小暮とコンビを組む女性警部補 名島とのコンビネーションや、高一の娘・菜摘との日常のやり取りが、ストーリーに幅を持たせ、単なるミステリーでは、終わらせません。 | ||||
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確かに読み易い作品ではありましたが、 死後硬直の概念をすっとばしてる気が。。 作中で述べられている方法で死体を運搬したとしたら、 膝も肘も首も曲がり、遺棄の状態でその運搬法が伺い知れると思うのですが。 死後硬直が起こる前に急いで棄てたということですかね……? でも死斑は車のトランクとはまた違った状態で出てくるのでは。 ネイルエナメルがどうこうと細かい割にはその当たりは都合よく 言及していないように思えてなりませんでした。 犯人につながる部分の地の文での絶妙な描写は、 2度目に読んでゾクリとさせられる要素はあります。 | ||||
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都市伝説と猟奇殺人の謎にスリリングに迫ります。 複数の一人称視点(地の文はほぼ客観視点ですが)による多層的なトリック。 叙述トリックで一発ひっくり返すような作品とは、ひと味違います。 何回読み返したくなるかは人それぞれだと思いますが、私は2回でした。 観客にリアリティを感じさせるには遠景から描写すると良い、と平田オリザの本に書いてありましたが、 この『噂』では場面変わる度にいちいち遠景から入るので誰の場面なのか把握しづらく、 章ごとに10行ほど自分で話の腰を折ってるのが惜しいです。 | ||||
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感情移入すると救われないミステリー。エンターテイメントとして読むと面白い。 殺人シーンや犯人の行動描写には戦慄が走り、最初から最後まで一気に読めた。 ただ、あまりに汚い広告代理店の戦略や、犯人の異常な性格が、現実に近くて遠い、もう少し練ってほしかった気がする。 | ||||
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荻原さんの作品とは「神様からひと言」で出会いました。 「神様から〜」はユーモアあふれる作品で、 楽しみながら読ませてもらいました。 そして私が接する初めての荻原ミステリーであるこの作品の売りは、 「衝撃のラスト1行に瞠目!」です。 いったいどんなことかと期待しながら読み進めていきました。 都市伝説と絡んだ事件の展開も、登場人物の描写も見事で、 一気に読んでしまいました。 そして最後に事件が解決して一件落着かと思いきや…。 一瞬何事か気付かなかったのですが、ちょっと考えてみると…。 「おお〜」と思わずうなってしまいました。 確かに「衝撃のラスト一行」でしたね。 ぜひ皆さんも体験してみてください! | ||||
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「明日の記憶」にぐっときたのでこちらにも手をのばす。 でも・・・どうなんだろう、これ。 とんとんと読めて面白かったけど、その分軽くて、ハートにどんとくるぶんがなかった。 人物に深みもなく・・・・。 確かに最後の一行は「あーーー・・・」と思わせるものだったけど、これは、完全なる娯楽作品、じゃあなかろうか。 | ||||
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同じ新潮社の「コールドゲーム」系の作品。個人的にはコールドゲームの方が面白かったが、なになにこちら十分も楽しめた。皆様がご指摘の様に「最後の一行」は確かに驚きですが、その前にレインマンの名前を明かすのが少し早すぎたのが非常に残念。最後をいかす構成上仕方ない様に思うが、逮捕の瞬間まで明かすのを待てばより一層最後が引き立ったのでは--?。あの時点で犯人を明かす事により、大抵の読者に最後が予想できてしまうのではないだろうか?帯に「衝撃のラスト一行に瞠目!」などと入れなかった方が作品をより楽しめた気がする。(そんなコピー無しでも売れたと思うが----)そんなこんなで傑作には違いないが色々と残念でした。 | ||||
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俺個人としては萩原浩作品の中で一番好きです。 とにかく読んでみることをお勧めします。仕事中だろうが彼女(彼氏)とデート中だろうが身動き取れない満員電車ん中だろうがなんだろうが一度読み始めたら続きを読みたくて尿意も減った腹から響く虫の声も眠気すらも忘れてしょうがなくなることを予言します。 ただ、本格ミステリーを希望の方には注意を。社会派ミステリーに楽しみを見出すわけじゃなく、広告代理店のあの手この手とか、意外と楽しめる中年主人公の恋とか、親子の距離みたいなものからラストの一行までを楽しんでもらいたい。 元広告代理店、コピーライターの作家さんはこういった文章構成とかユーモア作品を書くのがうまいんだろうなぁー…奥田英朗さんの作品と読み比べても面白いですよ。二人の見てる方向はたぶんちょっとちがうとこにある気はしますが。 文章の構成のテンポが良くてとにかく読んでて楽しい作品なのでだまされたと思って一度読んでみてください、お勧めです。 噂…社会心理学の専門です、これほどくだらないくせに怖いものもない。特に不安がはびこった時のその力は想像もできない、それだけに大学で卒論にしようと思ったぐらい魅力もあるものです。都市伝説とかはたぶん誰でも知ってるものが何個かあるんじゃないでしょうか。 | ||||
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荻原さんの書く小説は、何を伝えたいのかがちゃんと伝わってくる。 この作品については、なんだか事象しか伝わってこなくて。 ・・・?ん? それを狙っていたのかな? | ||||
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『衝撃のラスト一行に瞠目!』 というオビに従い、ラスト一行までギラギラと神経を尖らせていたのですが・・・。 さすがです。荻原さん。 すぐには理解できなくて呆然としてしまいました。 そうか・・・・そうだったのか・・・・ なんだか読んだ後からグッときます。 | ||||
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なんのトリックもなく、 伏線はりまくりで、最後のオチまで読めてしまう。 叙述トリックなら折原一氏の方が断然上をいってるし、 読後の爽快感もない。 | ||||
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「ラスト1行がすごい」 これは、よく映画の広告などでも「ラスト10分の驚愕」など、昨今では氾濫している売り文句だ。 氾濫しているからこそ本物の驚愕を与える者はそのなかでとりわけ異彩を放ち、厳然と立ち尽くすのだろうが、この本はどうだろうか。 レインマンというとある起業が口コミで商品モニターに流布した自作都市伝説。その都市伝説を模倣した連続殺人が発生する。その犯人を追い、捜査を進める主人公の刑事。憶測と事実の上で指し示される犯人は。 といった内容だ。 口コミというものの力を題材に用いている当たりは非常に着眼点もよく興味深く読んでいける。犯人がわかった後、その人物の登場シーンを読み返してみると、実は精巧にヒント(または伏線)がはられているのだな、となかなか感心できた。 物語り全体を通して非常にテンポもいいし、エンターテインメントとして大変よく練られている。 また主人公2人が乃南アサの凍える牙の2人を丸くしたような雰囲気で大変とっつきやすく、愛着もわいた。そのため非常に評価が高いのだが、なにより、売り文句が悪かった。 ラスト1行の瞠目。 こう書かれると人間、挑戦したくなるものだ。 犯人の伏線に比べ、こちらの伏線は少々あらわになりすぎていてお書きの方も多いが、見破ることに成功してしまった。 瞠目するよりむしろ、正解に安堵してしまったため☆3つとなった。 もっとも、大変面白いエンターテインメントなので読んで損は無いと思う。 | ||||
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