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人形はなぜ殺される
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【この小説が収録されている参考書籍】
人形はなぜ殺されるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 1~20 1/3ページ
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トリックが奇抜すぎて現実的ではない。 | ||||
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1955(昭和30)年に発表された小説である。舞台設定はそれより少し前で、実際に起こった「保全経済会事件」という詐欺事件や、アメリカ映画『魔術の恋』(1953)の話題も登場する。 古いミステリが割合好きなので、それなりに面白く読んだ。が、ちょっとこの人の文章は鼻につくなという感じもあった。「奇想天外な大魔術」「悪魔的なしわざ」「天才的な殺人鬼」といった仰々しい表現の連続にもしらけた。 トリックが現代では通用しないという声も耳にしたが、それはまあいいかなと思う。古い小説だし、それを踏まえて読めば、昔はこんなことができたのかも…で済むことだ。本気で名探偵・神津恭介に挑もうとは考えていない。 ただ、真犯人はだいたい想像がつく。しかし、神津恭介が初め間違った結論にたどり着くので戸惑った。確かクイーンの小説にもエラリイが間違った推理をしてしまうのがあったが、それの模倣だろうか。 おまけの短編2作について。『罪なき罪人』はイマイチで、『蛇の環』は比較的面白かった。 | ||||
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タイトルの通りなぜ人形は殺されるか?が作品の肝となっており、犯人も思いがけない人物でした。 探偵役の神津さんがめちゃくちゃ負けっぱなしなのが残念でした。 | ||||
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期待して読んだ割にはどんでん返しは感じられなかったです。第二幕でトリックも犯人もわかってしまいました。 | ||||
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犯人は意外な人物である。アリバイトリックで見事に引っ掛かりました。人形はなぜ殺される。いや、殺されなかった!!大変面白い展開で、手に汗握ること請け合いです。テンポよく読める本格派の傑作である。 | ||||
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「凄いなー凄すぎる髙木あきみつ」と暫く誰彼構わずそれを説明していた時を思いだしました!w。ジンギスカンの秘密の落ちの部分!吉成りて水汗を思うと、成す吉も汗(かな)の所です!w。感激してました!w。りんこう先生!凄い!。きっと青年時代は、神津恭介のような美貌で、頭脳明晰な超人だったんだろうなーと思います!w。りんこう先生の他の本も、AmazonやKindleで読めて、益々感激してます! | ||||
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昔の言い方で探偵小説と、現代のミステリーの違いは何だろう。 探偵小説は面白く、現代のミステリーはクソみたいにつまらない、かな。賛成していただける方は多いだろう。 探偵小説の面白さのポイントならいくつも挙げられるが、その一つに探偵キャラの魅力を言ってもいい。 この本の探偵・神津恭介は、シャーロック・ホームズ以来の伝統を引き継ぐ天才型探偵で、東大に籍を置く学者であり、ピアノの腕もすばらしい。 今のミステリーに、こんな探偵をついぞ見なくなった。 さらに小道具・大道具も、魔術、盗まれた人形の首、そして屋敷にある秘密の地下道。じつに魅力的で探偵小説の仕掛けの典型だ。こんな仕掛けも現代のミステリーには全く見られない。 ここで今年(2020年)の江戸川乱歩賞受賞作の悪口を言いたくなったが、まあやめとこうか。読んでないし・・・ さて、内容だか私はこの真犯人が解ってしまった。 そもそも私は犯人を当てることが出来ない読者で、「星降り山荘の殺人(倉知淳」「葉桜の季節に君を想うということ(歌野晶午」みたいな単純なトリックですら、全く見破れなかった。 私はいい本格物の読者のようだw そんな私が犯人を当てた。しかしそれはそれで良いはず。これこそミステリーの面白さだ。本格物の面白さとは、読者と作家との知恵比べなのだ。 犯人を言い当てたられたという事は、フェアに材料を読者に提示し、その後「読者への挑戦状」を提示するという形式のこの小説が、素晴らしい本格ミステリーであることを証明している。 今、どうしてこういうミステリーが出てこないのか。読み終わると同時にため息をついてしまった。 | ||||
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3つの殺人のトリックは悪くはないと思います。ただ、小説の最終部分で探偵神津恭介が、主犯と共犯者が関係を持った経緯、共犯者が犯罪に関わった動機、第2と第3の殺人事件で主犯が行った行為、ならびに第2の殺人に関わる、犯人でない登場人物の行為を説明してますが、神津が事実であるものとして陳述する重要部分は推測に過ぎません。それらが正しいことを示すテキストは存在しません。推理小説としては大変杜撰です。(これらの点について伏線を張ることは可能だったのではないかと思うのですが。) 私は、第2の殺人が起こったところで、犯人の見当がつきましたが、作劇上、この人が犯人でないとつまらない小説になるだろうなと思ったからです。第2の殺人に関しては、犯人がどうやったのか全然分かりませんでした。トリックの点ではよくできている小説だと思います。 | ||||
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最終章に出て来る、ゲーテの『ファウスト』からの引用、 「エス・イルト・デア・メンシ・ヴェン・エル・ストレープト」は、 正しくは「エス・イルト・デア・メンシ(ュ)・ゾーラング・エル・シュトレープト」 (Es irrt der Mensch, solang' er strebt.)です。和訳も「人は努力する限り、 過ちは避けられない」と「人は努力する限り、迷うものだ」との2通りの解釈 があるみたいです。 | ||||
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1955年に発表されたもの。神津恭介シリーズを代表する長編ミステリだ。 不気味な道具立て、華やかな登場人物たち、残酷な趣向と、わくわくさせられるようなストーリーだ。そしてトリックも秀逸。複雑でありながら、説得的。 ミステリ・ファンなら読んでおくべき一冊だろう。 | ||||
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内容は全体的に面白く、常に惹きつけられた。 ただ、やはり犯人が納得いかない、というよりわかり易すぎる印象…。 ええ、この人だったの?と思いたい私としては、その点物足りなかった。 | ||||
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面白かった。しかし裏表紙や帯にある文言「アリバイトリック」のせいで、ある程度まで読んだ時点で犯人がわかってしまう。 | ||||
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名作と聞きながら読んでいなかったので。 古い作品だが、時代を超越したおもしろさ。楽しい読書時間がすごせた。このタイトルも秀逸だ。 他の神津恭介シリーズも読んでみよう。 | ||||
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タイトルに挙げたくらい有名な作品のようです。 今読むと、物語のテンポが悪く伏線や引っ掛けも弱く、まさかこんな分かりやすいトリックは使わないよなと思うと、それがあたりだったりします。 探偵も存在感が薄く、彼がヒントを得て興奮する場面も、「あなた、似たようなトリックを前は苦も無く見破ったじゃない」といいたくなりました。 当時の風俗など、面白く読める部分もあるので、今読むと本筋以外のほうが興味深く思えました。 このような小説が築き上げた歴史のうえに、現在のミステリは書かれているのだと思いますが、古典への敬意は敬意として、現時点で読んだ場合の評価は、上に挙げたとおりです。 | ||||
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久しぶりに、初めて推理小説を読んだことを思い出しました。 普通の光景がたった1つの文章で すべての環境が変わってしまう。 ふとした時には、すでに入り込んでしまいます。 面白かったと思います。 | ||||
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1955年に発表されていた作品とは知らず読んでいたの ですが、やはり文章の流れが理解しにくく、時代も 古すぎて知識がこちらにほとんどないためイメージ しきれない部分が多くて苦労しました。登場人物も どうもイメージを掴みづらいです。常識も今と違う部分が あるため、それも読みにくいです。 殺人の現場だけは面白かったですが、その他は 面白い部分が特になく、読みづらさで苦痛になってしまい 途中でギブアップしました。名前だけは聞いていた 神津恭介も特に見せ場がなく進んでいて残念でした。 トリックはどうかわかりませんが、読み物としては ちょっときつかったです。古典は読みこなすのに 労力がいると思い知らされました。 | ||||
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「人形はなぜ殺される」という題名それ自体が事件解明のための最重要手がかりであるという点、またメイントリックの大胆さは素晴らしいですが、ある人物の描写があまりにも唐突かつ不自然すぎるのと、著者の「読者への挑戦」の煽り方があまりにもしつこすぎて(笑)、ミステリを読みなれている人であれば少なくとも真犯人は容易に推理できるのではないかとと思います。期待しすぎるとあっけないかもしれません。しかし第一の殺人の真相はなかなか意表をついていました。ただこっちのトリックはかなりしょぼいけど。 | ||||
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前から読みたいと思っていた作品。 犯人も、メイントリックも、最初の殺人事件の関連物件の所在場所も、半分くらい読んだところで分かってしまった。 この小説が本格探偵小説として極めてフェアなのが、その理由だが、期待が大きかっただけに少し拍子抜けしてしまった。 しかし、必読の古典本格探偵小説のうちの一冊であることは間違いないだろう。 堂々とした巨匠の風格を備えた作品ではある。 | ||||
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前から読みたいと思っていた作品。 犯人も、メイントリックも、最初の殺人事件の関連物件の所在場所も、半分くらい読んだところで分かってしまった。 この小説が本格探偵小説として極めてフェアなのが、その理由だが、期待が大きかっただけに少し拍子抜けしてしまった。 しかし、必読の古典本格探偵小説のうちの一冊であることは間違いないだろう。 堂々とした巨匠の風格を備えた作品ではある。 | ||||
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前から読みたいと思っていた作品。 犯人も、メイントリックも、最初の殺人事件の関連物件の所在場所も、半分くらい読んだところで分かってしまった。 この小説が本格探偵小説として極めてフェアなのが、その理由だが、期待が大きかっただけに少し拍子抜けしてしまった。 だが、この作品全体に漂う懐かしき昭和の雰囲気は私の好みである。 | ||||
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