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人形はなぜ殺される
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【この小説が収録されている参考書籍】
人形はなぜ殺されるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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トリックが奇抜すぎて現実的ではない。 | ||||
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1955(昭和30)年に発表された小説である。舞台設定はそれより少し前で、実際に起こった「保全経済会事件」という詐欺事件や、アメリカ映画『魔術の恋』(1953)の話題も登場する。 古いミステリが割合好きなので、それなりに面白く読んだ。が、ちょっとこの人の文章は鼻につくなという感じもあった。「奇想天外な大魔術」「悪魔的なしわざ」「天才的な殺人鬼」といった仰々しい表現の連続にもしらけた。 トリックが現代では通用しないという声も耳にしたが、それはまあいいかなと思う。古い小説だし、それを踏まえて読めば、昔はこんなことができたのかも…で済むことだ。本気で名探偵・神津恭介に挑もうとは考えていない。 ただ、真犯人はだいたい想像がつく。しかし、神津恭介が初め間違った結論にたどり着くので戸惑った。確かクイーンの小説にもエラリイが間違った推理をしてしまうのがあったが、それの模倣だろうか。 おまけの短編2作について。『罪なき罪人』はイマイチで、『蛇の環』は比較的面白かった。 | ||||
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タイトルの通りなぜ人形は殺されるか?が作品の肝となっており、犯人も思いがけない人物でした。 探偵役の神津さんがめちゃくちゃ負けっぱなしなのが残念でした。 | ||||
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内容は全体的に面白く、常に惹きつけられた。 ただ、やはり犯人が納得いかない、というよりわかり易すぎる印象…。 ええ、この人だったの?と思いたい私としては、その点物足りなかった。 | ||||
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タイトルに挙げたくらい有名な作品のようです。 今読むと、物語のテンポが悪く伏線や引っ掛けも弱く、まさかこんな分かりやすいトリックは使わないよなと思うと、それがあたりだったりします。 探偵も存在感が薄く、彼がヒントを得て興奮する場面も、「あなた、似たようなトリックを前は苦も無く見破ったじゃない」といいたくなりました。 当時の風俗など、面白く読める部分もあるので、今読むと本筋以外のほうが興味深く思えました。 このような小説が築き上げた歴史のうえに、現在のミステリは書かれているのだと思いますが、古典への敬意は敬意として、現時点で読んだ場合の評価は、上に挙げたとおりです。 | ||||
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「人形はなぜ殺される」という題名それ自体が事件解明のための最重要手がかりであるという点、またメイントリックの大胆さは素晴らしいですが、ある人物の描写があまりにも唐突かつ不自然すぎるのと、著者の「読者への挑戦」の煽り方があまりにもしつこすぎて(笑)、ミステリを読みなれている人であれば少なくとも真犯人は容易に推理できるのではないかとと思います。期待しすぎるとあっけないかもしれません。しかし第一の殺人の真相はなかなか意表をついていました。ただこっちのトリックはかなりしょぼいけど。 | ||||
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前から読みたいと思っていた作品。 犯人も、メイントリックも、最初の殺人事件の関連物件の所在場所も、半分くらい読んだところで分かってしまった。 この小説が本格探偵小説として極めてフェアなのが、その理由だが、期待が大きかっただけに少し拍子抜けしてしまった。 しかし、必読の古典本格探偵小説のうちの一冊であることは間違いないだろう。 堂々とした巨匠の風格を備えた作品ではある。 | ||||
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前から読みたいと思っていた作品。 犯人も、メイントリックも、最初の殺人事件の関連物件の所在場所も、半分くらい読んだところで分かってしまった。 この小説が本格探偵小説として極めてフェアなのが、その理由だが、期待が大きかっただけに少し拍子抜けしてしまった。 しかし、必読の古典本格探偵小説のうちの一冊であることは間違いないだろう。 堂々とした巨匠の風格を備えた作品ではある。 | ||||
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前から読みたいと思っていた作品。 犯人も、メイントリックも、最初の殺人事件の関連物件の所在場所も、半分くらい読んだところで分かってしまった。 この小説が本格探偵小説として極めてフェアなのが、その理由だが、期待が大きかっただけに少し拍子抜けしてしまった。 だが、この作品全体に漂う懐かしき昭和の雰囲気は私の好みである。 | ||||
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前から読みたいと思っていた作品。 犯人も、メイントリックも、最初の殺人事件の関連物件の所在場所も、半分くらい読んだところで分かってしまった。 この小説が本格探偵小説として極めてフェアなのが、その理由だが、期待が大きかっただけに少し拍子抜けしてしまった。 しかし、必読の古典本格探偵小説のうちの一冊であることは間違いないだろう。 堂々とした巨匠の風格を備えた作品ではある。 | ||||
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面白いミステリ小説をネット調べてたら、本書の評価がとても高かったので即購入。 結論から言うと、まあまあ面白かった・・・という他ありませんでした。 良作な小説を読んだあとに襲い掛かってくる浮遊感や現実離れしたまま日常生活が手に付かなくなるような感覚は まったく起きませんでした。 まずキーポイントとなるのは、本書の舞台や状況の説明がスっと頭に入って明確なイメージが出来るかどうか。 トリックに関わる舞台設定に対して、あまりイメージをカッチリ作れないままストーリーを追っていった場合、 真相の場面で「フーン。なるほど。そいつは気が付かなった・・・・」とアッサリ終わってしまう可能性が大。 イメージがガッチリ構築出来た読者なら「うわー、やられた!!そんなの思いつかないよ!」って興奮できるかも知れません。 いかんせん、時代設定が戦後間もない頃なので、今時の読者にはこの小説の舞台がすぐに頭に入ってこないかも・・・。 本書が出版されたのも1955年、60年も前の作品なので著者の文体は今の人にとって馴染みにくい可能性もあります。 古典的な名作ミステリを愛読している読者なら、すぐに本書の舞台に入っていけるでしょう。 自分にとっては平均的な面白さを届けてくれたミステリ小説なので、星3つ。 | ||||
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「古典」ということであれば、評価するなどというおこがましいことはせず黙って星五つ。しかし、残念ながらそこまでの評価はできない。探偵小説マニアならば読んでも損はないでしょう。しかし、面白い小説ということであれば、紹介するのに躊躇してしまう。そんなレベル。 都合四つの殺人が起こり、最後のひとつはオマケ的に解決編でさらっと触れられる程度。残る三つのうち二番目の事件がメインで、こちらはさすがに良くできている。しかしトリック以前の問題として、多少なりとも推理小説を読んでいる人間ならば、「あっ、コイツが怪しい」と犯人がすぐ判ってしまう。一番目と三番目の事件はかなりお粗末。犯行を可能にしているのは、松下研三や警察組織、関係者が揃いも揃ってボンクラばかりだからだ。神津恭介が優秀すぎて周囲がボンクラに見えてしまう、というなら探偵小説の王道だ。しかし、犯行を可能にするためにボンクラばかり揃えるのは、ご都合主義と言うほかない。 高木彬光の本領は、後の犯罪小説や社会派の影響を受けた諸作にあるような気がする。 | ||||
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高木彬光さんファンで、目下書棚の整理中です。本作品もいくつかのバージョンを所持していますが、角川文庫版は未所持でした。自分では、購入のボタンを押したと思っていなかったのですが、状態が良いので満足してます。 高木ファンの間でも評価が分かれる作品ですが、私は高木彬光作品の中で、Best3に入る作品と思っています。マジックや、騙しのテクニックを好きな方にはたまらない作品です。現実派には不評かもしれません。 | ||||
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