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ハリー・クバート事件
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ハリー・クバート事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 1~20 1/3ページ
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アメリカの情景も浮かび楽しい。 書き方が上手だなぁと思う小説家です | ||||
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ミステリとしても面白かったし、主人公とその他の登場人物のやり取りも読ませるところが多くて、大当たりの海外ミステリという感じでした。男性陣の脇役がなかなか(悪人?も含めて)魅力的。 大真面目に「愛」というものについて語るその語り口に、ついつい読んでいるこちらも「愛」について考えさせられる | ||||
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きれいな本でした。すごくさがして見つけました | ||||
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発売当時に読み、印象に強く残りました。今回再度興味が湧いて読みましたが、当時思った以上に面白かった。まあとにかく読んでください。 | ||||
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読み始めから、重みの無い文章にちょっと面食らったものの、ストーリーに興味がわいて、どんどん読み進めることに・・・。すでに下巻も読み終えた今、これは凄いと、してやられた感があります。どんでん返しは、まさに嵐のようです。上巻に、たっぷりと仕込まれた伏線、ミスリード、大したものです。どうか下巻まで、そして最後のページまで読み進められることをお勧めします。 | ||||
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1975年といえば、戦後30年、わが国には、まだ敗戦の色が残っている時代で、わたしの通っている学校の校舎のひとつは、もと兵舎でした。木造のたてものの階段の各段の真ん中はいびつにへこんでいました。というのもかつては軍靴を履いたまま昇り降りしていたからで、兵隊さんが血の汗と涙を流して掃除していた、というお話を聞きながら、階段は雑巾で水拭きしていました。 先生方の中には、指が1本無い方や、行軍中の塩豆の食べ過ぎで高血圧と心臓の発作に苦しむ方、寒いときには軍隊の体操を思い出して教えてくれる方など、戦争帰りの方々もおいででした。 そんなころ、海の向こうの米国で起こった少女失踪事件の顛末です。読ませる手法を心得た人の作物です。 | ||||
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久しぶりに物語の楽しさを堪能する。 主人公?探偵役の若き小説家に時折いらいらさせられながらも楽しめました。 なにより15歳の少女ノラの造形が素晴らしい。 | ||||
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主人公からしてやなやつ。1作目がどんな作品かも不明だがベストセラーになったらしい。2作目が書けなくて恩師に泣きつくってところから最低。 | ||||
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上下2巻ものだが、余白がけっこう多いためか ページ繰るのはドンドン進む。そういう意味で すごく読み易い。 ストーリー展開も過去現在が行ったり来たりするし、 本の中にまた本がダブってるけど、それでも 簡潔で分かりやすいと思う。 これは映画化にならなかったのかな? | ||||
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とりあえず上巻読み終わった時点でこのレビューを書いてます。 物語の概要は、 スランプに陥った主人公の作家が、昔の自分の師匠である”ハリー・クバート”と旧交を温めるところから始まります。 ところが時を同じくして15歳少女の遺体がとある町で見つかり、 なんとハリー・クバート”が容疑者になってしまいます。主人公の作家は自分の師匠を助けるために、 真実を調べて小説に書きあげてハリー・クバートの無実を晴らそうと試みます。 ところが主人公の作家が調べていくと、どんどん謎が深まり容疑者も増えていくことになっていきます。 謎が深まりだすのが上巻の半分を読んだ頃でしょうか。 そうなると、ページをめくる手が止まらなくなります。 上巻の3分の2を過ぎたところで「そろそろ物語の骨格も見えてきて容疑者も絞られてきて、物語も終盤にきたな」と 思ったところでハっとしました。まだ、まるまる下巻が残っている。物語からすれば、まだ半分も過ぎてない・・・。 「一体、下巻に何が待ち受けてるんだ?」 背筋がゾっとする感じがしましたね。 いや~、面白いですよ。 ただし、この物語は読者が「激烈な恋愛」を過去に体験してないと、 面白さが分からないかもしれません。 読みながら、自分の過去の恋愛を思い出して胸がチクっとするものを覚える・・・。 そういう人生経験と照らし合わせるからこそ、のめり込むことが出来ます。 本書に低評価を付けている人は確実に恋愛体験に乏しい人たちだと思いますね。 もし、本書を購入しようかどうか考えてるあなたが20歳未満であるならば、 まだこの本を読むのは早いかも知れません。 たとえ、購入を考えているあなたが30歳過ぎの大人でも、 「激烈な恋愛」体験が無いと「ただ長くて冗長なだけのミステリ」って思うかも知れませんね。 | ||||
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トリックどうこうより、読み物として面白いです。訳者の力量も大きいと思います。上巻読んでから判断しようと思ってましたが、下巻届くのが待てないぐらいのいっき読みでした。 | ||||
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徹夜まではしなかったが面白くて、楽しく一気に読み終えた。半分ミステリ–、半分小説といった感じで、人物描写も面白い。 最近、えげつないほどの残虐さや緊迫した場面の連続、警察内部もギスギスしているといった刺激過剰気味のミステリーを何冊か読んで疲れを感じていたので、こういうちょっとのどかな描写もあるミステリがかえって面白く感じる。一昔前の田舎町ならではの事件だというのが、読み終えての感想。作者はフェアなタイプなのか、伏線が念入りで?こうなるのかなという予測が結構当たってしまうのがちょっと残念。 | ||||
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皆さんのレビューはなかなかの酷評だが、私は面白かった。スリルや意外性など、ミステリーとしてはちょっと物足りないかなと感じるところもある。また、よく考えてみると突っ込みどころが結構あった。だが、小説を読む面白さがあり、楽しく読めた。本筋ではないが、ニヤリとしたりほろりとする場面がある。下巻に入るとスピード感が出て面白くなってくる。帯部分に一種のネタバレのようなことを書くのはやめてほしい。 | ||||
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ネタバレになるのであまり言えないが、 あの場面をいかに生々しく思い浮かべられるか、で騙され度合いが変わってきそう。 私は驚いた。 | ||||
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「徹夜本」とか「想像を超える結末」やら、本の帯に書いてさえいなければ、星二つにしたかもしれません。期待して上下二冊を同時に購入したものの、安っぽいプロットと先が読める展開にがっくりしました。結末に新鮮味も意外性もありません。 主人公のゴードンは新進気鋭の作家として華々しく文壇に登場したものの、二作目を創造する力に枯渇して悩んでいます。そんなとき、彼が師と仰ぐアメリカ文学界の大御所、ハリー・クバードが、過去に失踪した恋人の殺人容疑をかけられます。恩師の無実を信じたゴードンは奔走し、警察官の協力を得て過去の失踪事件を調査し、その経緯を自分の第二作として出版することになります。そんな「才能あふれる作家」ゴードンの「ベストセラー小説」の中で、ハリーが過去に熱愛した少女ノラが「アメリカを魅了した娘」とか描かれていたり、あまりに陳腐で空々しい形容詞の羅列する文章に白けました。 主人公やその他の登場人物がそれなりに苦悩する姿が描かれていますが、文学の香りも独創性もまったく感じられません。ミステリーというより、火曜サスペンス劇場の脚本を読んでいるみたいでした。 | ||||
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今一つ、登場人物が作り物臭い。 ストーリーも二転三転する割にスリルはない。 メルヘンなのかミステリーなのか。 唯一、秀逸だったのが母親達の描写。 家族を想い暴走する姿が滑稽だが、恐ろしくリアルで笑える。 | ||||
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どこかで読んだ感がする、と思ったら過去に流行ったドラマ、ツインピークスみたい。 お金払ってまで読む必要はないかな | ||||
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買って読んで損はないと思います 素晴らしいストーリーテラーだと思います 以下ネタバレあり 構成上こうせざるを得なかったのはわかりますが、 この小説の核を成しているノラの人物設定が、一番嫌いです 恋人を思いやる深い深い愛情を持った、15歳の精神疾患者・・・・うーん ノラの母親については多くの読者が早い段階から”疑問”を感じるでしょうし、 作家の罠だと気づくでしょう スターンとケイレブの関係についても早い段階で気づくでしょう ノラを殺した犯人についても、もしや?第一発見者? と多くの方が思ったはずですが、それでも最後の結末まで一気に読ませます そして、クバートの名著とされる”悪の起源”が恋愛小説であることを知ったときから 題名との違和感を疑問に思っていた自分のような読者を納得させる最後 傑作とはいえないかもしれませんが、お金をだして読むべき本だと思います | ||||
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私にはそんな手放しでもてはやす程の、すごい作品にも、思えませんでした。 といっても、日本や世界のベストセラーの、およそこういう傾向って、いつものことですが。 最近の私の経験でいえば、これも同じ東京創元社のオーストリア発ミステリー「夏を殺す少女」も、そんなに面白いとは思えなかったし。犯人の少女の動機とかにも、そんなに意外性がなかったし。 それから、この作品に関しては、フランスの高校生が選ぶ、あのゴンクール賞にも、選ばれたとかいうのも、売りの一つのようですが。 しかし、私は今回ばかりは、その受賞に関しても、しっくりこなかった感じです。 確かにこれまでは、何でフランスの高校生って、既にこんなに文学に対する選択眼が成熟しているのか?と思わされる、すごい作品ばかりだったかと思いますが。 でも、最近では彼らの選ぶ作品レベルも、落ちたかなという感じです。 それに、文学作品としてではなく、エンターテイメント作品として見ても、いまいちかなという感じだったし。 実際に、批評も真っ二つに分かれる傾向らしいですが。 私は全然合わなかったようです。既に上巻から、途中で飽きてきてしまったし。 何か主人公が、それこそ神のように崇めていた作家の実態も、すごく卑小に感じてしまったし。 そういう人々の、意外な卑小さとか隠れた醜悪さをさらけ出すというのが、狙いなのかもしれませんが。 しかし、そういう趣旨のものも、これまでにもよく見るテーマだし、またそういうテーマにしても、著者が若いせいか、どこか描き方が浅いように思えてしまうし。 それにクリントンの例のスキャンダルとかを出したり、ちょっとオバマの大統領選挙の時事ネタを引用する所も、逆にミーハーというか、安っぽく感じてしまうというか。 これらの話題、わざわざ出す必要があったのかな?という感じだし。そんなに作品の内容そのものに、関係あるのかな?という感じで。 それにこれと似たようなこととしてて、つい最近も、「ラスト・ウェイ・アウト」という作品の中で、作中の謎の男性に対して使われた表現が、セクシーで女性に人気のブラッド・ピットのようなとかいう、これも若めのアルゼンチン作家の、あまりにも安易かつ陳腐な感じの例えに、しらけさせられたばかりでもあるので。 それにクバートも、私にはとうとう最後まで、ロリコンのようにしか見えませんでした。 至上の愛とかにしたい感じではあるようですが、いまいち成功していないような。やはり、三十の男と十代の少女というと、どこかやばい印象が湧いてきてしまうのも、どうしようもなかったですし。 しかも、生涯真剣に愛した女性がノラだけとか言いきっちゃってるし、ますますやばくないか?みたいな。 また、いまいち、このノラという少女に魅力を感じることができなかったというのも、大きいかと思いますが。いかにも男性が神聖化してしまいそうな感じの少女では、あるなとは思いますが。 またある人物が、あまりにも哀れに思えてならなかったし。思わず、他の結末はなかったのかと思ってしまう。 やはり古本で購入して、正解だったなと思いました。 | ||||
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大体、もう上巻での感想でも、書き尽くした感じですが、人間の隠れた醜さ、卑小さなどがテーマというのは、既にもう数多の作品で取り上げ尽くされている印象が拭えない。 また、そういう恒常的なテーマだからこそ、そういうテーマを、こういう若い作家が取り上げようとすると、より作者の力量不足が目立ってしまうのではないか?と感じた点。そしてやはりロリコンとしか思えないようなものを、至上の愛にまでしようとしているが、結果として、失敗している印象が、拭えない。 作中でクバート以外に、同様の傾向を持っていた、ある人物には、いろいろと同情できる点を、多少感じないでもなかったのですが。そして作中で強調されている程には、このノラという少女の、魅力が伝わってこないというのも、大きいと思う。更に何よりも、私が今回強く感じたのは、やはりベストセラー(特に先進国)にいい本なしという、私の中での以前からの印象に、ますます確信が深まってしまった感じでした。 とにかくわかりやすさ、読みやすさ重視、すぐに数年経てば色褪せる流行品、刺激などのセンセーショナルさを、主としたものばかりという感じです。 こういった賞というのも、あくまで一つの指標に過ぎません。 日本人は特に賞とか売り上げ数などのものに、弱い傾向がありますが。しかし、あくまで賞も、一つの指標に過ぎません。何かついにゴンクール賞も、こういうものを、選ぶようになっちゃったのかという印象も、強かったですし。私は今後も賞とか売り上げ数などに惑わされず、あくまで自分の感覚を、これからも信じようと思いました。 | ||||
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