■スポンサードリンク
ハリー・クバート事件
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ハリー・クバート事件の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ほかに書いている方もいるが、長すぎる。 特に上巻をどうにかできなかったのか? 退屈というほどではないにしても、もう少しテンポよく進まないかと何度も思った。 ただし、入れ子型に近い感じの構成は、よく練られている。 また、下巻の3分の2ぐらいは、上巻のもたつきに比べると、テンポもあって面白い。 それだけに、最後の3分の1は、やや残念。着地点に不満があるというよりも、処理方法に不満という感じである。 エンターテインメントという位置づけのようだが、ルーサー・ケイレブやロバート&タマラ・クイン夫妻の人物造型には陰影があって魅力を感じるが、ハリーやマーカス・ゴールドマンにはあまり惹かれない。 それと、こういった作品がゴンクール賞候補になることに、いい意味で驚きを禁じ得ない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 一読、賛否両論が別れる作品だと思った。"どんでん返しに続くどんでん返しのラスト"という帯の宣伝は明らかに誇大広告で、問題の事件の現場の状況を見れば真犯人足り得る人物は初めから明らかだし、作者が最後に用意している真相も予定調和的でミステリ的興趣には欠ける。むしろ、「ツインピークス」如く、アメリカの田舎町の人間模様を、謎を散りばめながら、紆余曲折しながらも徐々に明らかにして過程に面白さを見出そうとしたものであろう。軽いエンターテインメントが好みの方にはお薦めかも知れない。 主人公は二作目が書けない作家。その主人公が、恩師の作家(とその出世作)が関わる事件を調査して行く様子を本作の作者が書くという作家の三重構造が一つの狙いだと思うのだが、大したアイデアとは思えない。私が注目したのは、作中に「作者の天国」という言葉が出て来る点である。成程、結末は勿論の事、退屈な物語展開の中で突然出て来る思い付きの様な謎の提出とその解決、人物造形(特に本作で一番重要な少女ノラ)のイイ加減さと言い、何を書いても作者の自由という訳だ。緻密なミステリを期待すると裏切られるが、時間潰しには適当といった所の作品だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| おもしろいといえばおもしろいのですが絶賛するほどではないような。 あまりベースの小説がうまくない一昔前の新本格が一番近いかもしれません。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!







