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ハリー・クバート事件
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ハリー・クバート事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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主人公からしてやなやつ。1作目がどんな作品かも不明だがベストセラーになったらしい。2作目が書けなくて恩師に泣きつくってところから最低。 | ||||
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「徹夜本」とか「想像を超える結末」やら、本の帯に書いてさえいなければ、星二つにしたかもしれません。期待して上下二冊を同時に購入したものの、安っぽいプロットと先が読める展開にがっくりしました。結末に新鮮味も意外性もありません。 主人公のゴードンは新進気鋭の作家として華々しく文壇に登場したものの、二作目を創造する力に枯渇して悩んでいます。そんなとき、彼が師と仰ぐアメリカ文学界の大御所、ハリー・クバードが、過去に失踪した恋人の殺人容疑をかけられます。恩師の無実を信じたゴードンは奔走し、警察官の協力を得て過去の失踪事件を調査し、その経緯を自分の第二作として出版することになります。そんな「才能あふれる作家」ゴードンの「ベストセラー小説」の中で、ハリーが過去に熱愛した少女ノラが「アメリカを魅了した娘」とか描かれていたり、あまりに陳腐で空々しい形容詞の羅列する文章に白けました。 主人公やその他の登場人物がそれなりに苦悩する姿が描かれていますが、文学の香りも独創性もまったく感じられません。ミステリーというより、火曜サスペンス劇場の脚本を読んでいるみたいでした。 | ||||
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今一つ、登場人物が作り物臭い。 ストーリーも二転三転する割にスリルはない。 メルヘンなのかミステリーなのか。 唯一、秀逸だったのが母親達の描写。 家族を想い暴走する姿が滑稽だが、恐ろしくリアルで笑える。 | ||||
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どこかで読んだ感がする、と思ったら過去に流行ったドラマ、ツインピークスみたい。 お金払ってまで読む必要はないかな | ||||
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私にはそんな手放しでもてはやす程の、すごい作品にも、思えませんでした。 といっても、日本や世界のベストセラーの、およそこういう傾向って、いつものことですが。 最近の私の経験でいえば、これも同じ東京創元社のオーストリア発ミステリー「夏を殺す少女」も、そんなに面白いとは思えなかったし。犯人の少女の動機とかにも、そんなに意外性がなかったし。 それから、この作品に関しては、フランスの高校生が選ぶ、あのゴンクール賞にも、選ばれたとかいうのも、売りの一つのようですが。 しかし、私は今回ばかりは、その受賞に関しても、しっくりこなかった感じです。 確かにこれまでは、何でフランスの高校生って、既にこんなに文学に対する選択眼が成熟しているのか?と思わされる、すごい作品ばかりだったかと思いますが。 でも、最近では彼らの選ぶ作品レベルも、落ちたかなという感じです。 それに、文学作品としてではなく、エンターテイメント作品として見ても、いまいちかなという感じだったし。 実際に、批評も真っ二つに分かれる傾向らしいですが。 私は全然合わなかったようです。既に上巻から、途中で飽きてきてしまったし。 何か主人公が、それこそ神のように崇めていた作家の実態も、すごく卑小に感じてしまったし。 そういう人々の、意外な卑小さとか隠れた醜悪さをさらけ出すというのが、狙いなのかもしれませんが。 しかし、そういう趣旨のものも、これまでにもよく見るテーマだし、またそういうテーマにしても、著者が若いせいか、どこか描き方が浅いように思えてしまうし。 それにクリントンの例のスキャンダルとかを出したり、ちょっとオバマの大統領選挙の時事ネタを引用する所も、逆にミーハーというか、安っぽく感じてしまうというか。 これらの話題、わざわざ出す必要があったのかな?という感じだし。そんなに作品の内容そのものに、関係あるのかな?という感じで。 それにこれと似たようなこととしてて、つい最近も、「ラスト・ウェイ・アウト」という作品の中で、作中の謎の男性に対して使われた表現が、セクシーで女性に人気のブラッド・ピットのようなとかいう、これも若めのアルゼンチン作家の、あまりにも安易かつ陳腐な感じの例えに、しらけさせられたばかりでもあるので。 それにクバートも、私にはとうとう最後まで、ロリコンのようにしか見えませんでした。 至上の愛とかにしたい感じではあるようですが、いまいち成功していないような。やはり、三十の男と十代の少女というと、どこかやばい印象が湧いてきてしまうのも、どうしようもなかったですし。 しかも、生涯真剣に愛した女性がノラだけとか言いきっちゃってるし、ますますやばくないか?みたいな。 また、いまいち、このノラという少女に魅力を感じることができなかったというのも、大きいかと思いますが。いかにも男性が神聖化してしまいそうな感じの少女では、あるなとは思いますが。 またある人物が、あまりにも哀れに思えてならなかったし。思わず、他の結末はなかったのかと思ってしまう。 やはり古本で購入して、正解だったなと思いました。 | ||||
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大体、もう上巻での感想でも、書き尽くした感じですが、人間の隠れた醜さ、卑小さなどがテーマというのは、既にもう数多の作品で取り上げ尽くされている印象が拭えない。 また、そういう恒常的なテーマだからこそ、そういうテーマを、こういう若い作家が取り上げようとすると、より作者の力量不足が目立ってしまうのではないか?と感じた点。そしてやはりロリコンとしか思えないようなものを、至上の愛にまでしようとしているが、結果として、失敗している印象が、拭えない。 作中でクバート以外に、同様の傾向を持っていた、ある人物には、いろいろと同情できる点を、多少感じないでもなかったのですが。そして作中で強調されている程には、このノラという少女の、魅力が伝わってこないというのも、大きいと思う。更に何よりも、私が今回強く感じたのは、やはりベストセラー(特に先進国)にいい本なしという、私の中での以前からの印象に、ますます確信が深まってしまった感じでした。 とにかくわかりやすさ、読みやすさ重視、すぐに数年経てば色褪せる流行品、刺激などのセンセーショナルさを、主としたものばかりという感じです。 こういった賞というのも、あくまで一つの指標に過ぎません。 日本人は特に賞とか売り上げ数などのものに、弱い傾向がありますが。しかし、あくまで賞も、一つの指標に過ぎません。何かついにゴンクール賞も、こういうものを、選ぶようになっちゃったのかという印象も、強かったですし。私は今後も賞とか売り上げ数などに惑わされず、あくまで自分の感覚を、これからも信じようと思いました。 | ||||
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文春のベストミステリーで取り上げられたので読んでみた。 結果は大いに失望。 事件が起きたところはどんな展開になるのかとわくわくした。 ところが、話がいっこうに進まない。 3つの時代を行ったり来たり、視点がころころ変わり混乱してくる。 一つのエピソードをいろいろな視点から見るのは面白い手法だが、それが一回だけでなく、永遠と繰り返されるとうんざりしてくる。 ニューハンプシャーを舞台にしたと言うことで、何か宗教的な背景があることを予感させたが、全く関係が無かった。 出てくる人物の描き方に問題がある。 ハリー・クバートは超有名な作家で最初の頃は堂々と描かれているのに、事件が起きたとたんに、情けないほどにつまらないただのおじさんになってしまう。 ノラは何が魅力的なのかが分からない。15歳とは思えないほど大人っぽい仕草をする。ハリーはノラのどこに惹かれたのだろうか。 わずかの期間でも一生の恋愛というはあり得るが、それが全く感じられない。 そもそも『悪の起源』の中身がしょぼすぎる。「愛しいノラ」「愛してる」「愛してる」以外の言葉がない。たぶん作者はこの中身は考えずに小説を書いたのだろう。だからそんない名作だ、名作だと言われても、まるで共感できない。 主人公を病気にしたり、ルール違反が多すぎる。 読んでいて不快だった。純愛ものならば純愛でまとめればよかったのに、これじゃオカルト小説じゃないか。 いろいろな要素を入れすぎたのだろう。 登場人物の重み付けがいい加減で、最初は脇役だったのが、いつの間にやら主役級になっているのもルール違反。 ルーサーは最後は悲劇の主人公になってしまうが、もっと上手い書き方をして欲しかった。 この小説で唯一面白かったのはニューヨークの出版人バーナスキの言葉だ。いかに出版人が売れることだけを考えいるかが分かって面白かった。日本の最近の出版界の状況を想起させて笑ってしまった。 | ||||
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新本と変わらないくらいの美本と丁寧な郵送で感激したのですが肝心の本の内容が僕には面白くなかった。下巻を購入する気もおこらず結局上巻だけでやめました。この作者のものは今後読みません。 | ||||
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私は東京創元社を愛しています。 幾多の名作が胸をふるわせてくれました。 でも、ごくたまに、大きな「裏切り」があるので要注意です。 これは「忘れられた花園」に続くガッカリ本。 「忘れられた花園」はまだオチまではガマンできましたが、この本ときた日にゃぁ~途中でうんざりしました。 ヤングアダルトかハ―レクインを読んでいるかのような(それはそれで尊重しますが)青くてあさくてしょーもない展開に、 こりゃ、だめだ。 と、もっとなにか文章に品位のある、すぐれた「高い」作品をむしょうに読みたくなりました。 他の方のレビューにもあるように、出版社もたいへんなのはわかりますが。 今後は東京創元社だからといってすぐにとびつかず、もう少し吟味して作品を選ぼうと思いました。 | ||||
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一番の不満は、ノラとハリーの恋。 ある日突然姿を消した少女を愛し続けて33年、どれほどの恋だったのだろうかと思えば、 会った瞬間に恋に落ち・・・であり、そして「愛している」「愛していた」の羅列では陳腐でしかなかった。 期待し過ぎ、これはミステリーなんだから単純に謎解きで行こうと言い聞かせて読み終えました。 出版が高尚な仕事だったのは昔で、今では資本主義の「狂騒」の中に置かれているんだ。 今や本は売るために宣伝しなければならず・・・ と、小説の中で語る出版社社長の言葉通りに宣伝に乗せられてしまいました。 | ||||
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長いわりには、盛り上がりが後半部分のみ。帯の絶賛コメントは嘘だろー、という感じ。 | ||||
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「冗長」とされた方の意見に賛成、無駄な時間を過ごしました。評論家の意見はあてにならないっという見本。 | ||||
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冗長 意味-「文章、話などで無駄が多く長い事」 一見ミステリ好きを惹き寄せる設定。時間とお金に余裕があり、ミステリをあまり読まれない方に限定。 | ||||
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