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(短編集)
秋の牢獄
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秋の牢獄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全89件 1~20 1/5ページ
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どんなに、文明が栄えても、謎の力は、あって欲しい、邪悪とびゅあ、一体するから、面白い | ||||
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表題作を含め3作品からなる短篇集。それぞれの物語に直接的なつながりはありませんが、すべての作品が「囚われたひと」を扱っています。「囚われた」状態から逃れたあと何が待っているのか…。いずれも続きが気になる終わり方で読者の想像に任されますが、個人的には好みのエンディングです。 怖いというよりもちょっとダークで不思議な味わいで、怪奇幻想小説といったところです。著者のデビュー作「夜市」ほどのインパクトはないものの、結構オススメです。 | ||||
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ありきたりの話ばかり。 特にホラーとは言えない薄い内容。 読書経験のすくない小中学生向きか。 ある程度本を読む経験のある年寄りなら、すぐ飽きると思う。 | ||||
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脳内で絵画として再生されます。どのシーンも描いてみたい。またはどこかで見てきたのか。迷い込んでみたいと思える美しさがあります。 | ||||
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『秋の牢獄』は、物語を読み慣れた人が読むと、「ああ、こういう話ね」となるでしょう。 特に設定に真新しさは感じなかったです。 個人的には、『神家没落』が一番面白かったです。 不思議な家と行方不明事件をつなげた発想には感心しました。 あと、このオチは読めなかったですね。 『幻は夜に成長する』 個人的に一番興味の湧かなかったお話です。 この作者さん、ストーリーを作るのは上手いけど、この話が面白いかと言われると、別に面白いとは思わないのですよ。 3作ともホラー小説としては、優等生な作品で、やろうとしている事は分かるのですが、それ故に無難な出来になっていて、突き抜けたものがないです。 ページ数が少なく、読もうと思えば1日で読める上、怖さも足りない。 商業で売れるレベルの作品にはなっているとは思いますが、わざわざ買って読むほど面白いかというと、微妙かなと思います。作者のファンか、今現在ホラー小説にハマっている人以外は特に買うほどの作品でもないだろうと思います。 | ||||
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秋の牢獄は設定がおもしろく、北原伯爵の登場から緩やかなスリルがありおもしろかった。 けれど、主人公たちは特に状況を打破するために行動するわけでもなく、ただ無気力に既定路線を意外性もなにもなく歩き、何もなさずに終わる 簡単に言うと、何のために読んだのかわからなくなった 作者は無常に悦に浸ってる感が強い。一方読者の自分はカフェで意識高い系の話を聞かされたような虚無感と時間の無駄感。 図書館で借りて良かった。買ったら金の無駄だった | ||||
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読み終えると一抹の寂しさを感じるホラー(ダークファンタジー?)三作品。タイトルを見ただけで、興味をそそられる作品集である。 「秋の牢獄」は1日を何度も繰り返すタイムリープもの。他のタイムリープ作品と異なり、同じ時間に閉じ込められた人々が集う。彼らを除去する存在がいることを知った主人公は…、という展開。物哀しいラストが印象的。 「神家没落」は、生き神様と崇められる家に一人閉じ込められた青年の日々を描いた作品。偶然訪れたことから世襲してしまい、代わりのものが現れない限りその家を抜け出せない設定だ。ある日、迷い込んできた男は何と犯罪者。神の家にすくい始めた悪意に主人公は…。各地を家そのものが転々とし、前任者の知己が世話をするなどアイディアが秀逸。 「幻は夜に成長する」は、人に幻影を見せることができる女子の物語。能力者に育てられた彼女は、不遇な時を経て大いなる力に目覚め始める。度重なる不幸の果てに辿り着いた今…。つもりにつもったフラストレーションが、ラストに爆発!、の寸止め感が良い。 | ||||
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ループものが好きなので秋の牢獄を目当てに購入したのですが、二話目の家が移動する話の方が面白く特をした気分でした。そういえば夜市も二話目の話が好きでした。たまに読みたくなる一冊です。神隠しのような不思議な話が好きな人は是非。 | ||||
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ザ・ワールド時を止まれ ジョジョのそれではないが、今回も恒川の世界に入り込める作品群でした。 秋の牢獄の世界に自分が入ったら何をするだろう。 これからもいろいろと読みたいです。 | ||||
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私は表題作よりも神家没落の方が好きですね。この作家はずいぶん前に夜市を読んだ時から注目していました。本書は3冊目。初期の頃の短編集ですね。当たり外れがあるものの、この頃から才能の片鱗が垣間見える。これからが楽しみな作家ですね。 | ||||
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章単位ではとても面白く頁数がすくないと感じました。その少なさの影響か、ストーリー毎、若干の物足りなさを感じました。 | ||||
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Amazonの書籍包装が簡易化されて緩衝材がなくなったことで新品の書籍が輸送時にダメージ受けて届きました。何冊かAmazonで購入した事がありますが、毎回びっくりする雑な梱包で届きます(泣)調べたら同様のことが多数起きてるようです。今回は表面の擦れが多少ありますが、大きなダメージが無かったので交換はしませんでした。本好きの皆様には心臓に悪い梱包です。注意喚起としてレビュー投稿します!それから、本は面白かったです!!【本の評価が下がる事を避けたかったので星4ですが、梱包に関しては星マイナス1ぐらいです】 | ||||
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奇妙なお話、だんだん吸い込まれて行くような、読んでくうちに気付いたらひんやりしてるような感覚。暗い長いトンネルを歩いてるような話立てで読んでて面白かった。 | ||||
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この年になるまで知らずにいた事が悔やまれる本....もっと早く出会っておけばよかった。 表題作以外にも、中短編の全てが「神」や「次元」にまつわる物語。 だが語り口は素直で率直で全然哲学過ぎない、丁度いい知性とでもいおうか。 例えるなら、吉本ばなな+宮部みゆき÷2✕男性作家版といったところ。 お薦めです。一気読み必須。 この作家には何かがある! | ||||
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ごめんなさい、1つ目の話だけ読んでドロップアウトしました。 映画で同じ題材の見ていたので、最初は、どういう結末なのかなと興味を持っていたのですが、ジャンルがホラーなのかミステリーなのかよくわからず、私には合わず読み進めることができませんでした。 | ||||
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短編で、ホラーですが、まあ、別にという感じです。 買って後悔することはないでしょうが、絶対読むべきほどではないかな。 | ||||
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「どこかに閉じ込められる」という共通設定のもとで描かれた三遍を収録。 『夜市』同様、儚さと切なさを併せ持った余韻が美しく、三遍どれも甲乙つけがたい。平均70ページでテンポも良いため、通勤や休憩時間などの隙間を利用して読み切ることができるだろう。 夜市より口語体のモノローグが目立つため、より若年層向きな作品に仕上がっていると思う。 | ||||
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表題作「秋の牢獄」は時間に封じ込められる物語です。同じ時間を繰り返すのは押井守監督のアニメ「ビューティフル・ドリーマー」を想起させますが、そこまでのスケール感はなく、あくまでも身近な話として描かれます。「神家没落」は家に、「幻は夜に成長する」は組織に、それぞれ封じ込められます。いずれの物語も、封じ込められはするものの、最後は脱出の道が描かれ、それは救いなのかもしれません。 「秋の牢獄」、「神家没落」はこの作者特有の懐かしさ、爽やかさを感じる作風で、この2作だけでも、もとがとれると思います。ただ、「神家没落」では、何人死んだのだろう、凄惨な描写もあり、この作者の作風の二面性をやはり感じさせます。 | ||||
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題作よりも「神家没落」の方が自分にはぴったりだった。 読者の間で評判になる秋の牢獄ツアーに間に合わなかった読書。 自分自身が「浮いている感覚」に苛まれ易い現代人にはリプレイヤーは感情移入しやすい存在だ。 時に日常に埋没しつつも非日常に憧れる私たちの足元を鮮やかに掬ってしまう筆致。 滅びの予兆は少しずつ始まり、進むときは一気に進むのだなあと嘆息。 自分も主人公のように憧れを抱きつつ何もできぬ卑小な存在。神の家には相応しくない。 汚れに等しい狂気を孕むものが神域を崩壊させる、これはこれで全うな物語だなあ。 たまに神域を訪れる人たちの多様さがユーモラスでもあり、哀しくもあり。 秋の佇まいにはふさわしい神の家だった。 | ||||
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中編三本を収録している。 表題作は同じ一日を繰り返す女性の話だ。同じアイデアの先例があるが、本作は主人公が現象に悩むだけでなく、 登場人物が多くて新しい趣向が盛り込まれている。ラストがやや欲求不満である。 『神家没落』突然出現する一軒家の伝承は有名だが、本作は童話めいたルールを付け加えて、 ある種のサスペンスに仕上げている。本作が一番好きだ。 『幻は夜に成長する』幻覚を作り出せる少女の怪奇譚だ。 これからどうなる?というところで終わってしまうが、余韻を残すという狙いなのか。 文章が読みやすく、あっという間に読み終わった。いい読書タイムだった。 | ||||
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