■スポンサードリンク


(短編集)

秋の牢獄



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

秋の牢獄の評価: 4.13/5点 レビュー 89件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.13pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全68件 1~20 1/4ページ
No.68:
(5pt)

光太郎ワールドです

どんなに、文明が栄えても、謎の力は、あって欲しい、邪悪とびゅあ、一体するから、面白い
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.67:
(4pt)

怖いというよりもちょっとダークで不思議な味わい

表題作を含め3作品からなる短篇集。それぞれの物語に直接的なつながりはありませんが、すべての作品が「囚われたひと」を扱っています。「囚われた」状態から逃れたあと何が待っているのか…。いずれも続きが気になる終わり方で読者の想像に任されますが、個人的には好みのエンディングです。
怖いというよりもちょっとダークで不思議な味わいで、怪奇幻想小説といったところです。著者のデビュー作「夜市」ほどのインパクトはないものの、結構オススメです。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.66:
(5pt)

絵画のような作品

脳内で絵画として再生されます。どのシーンも描いてみたい。またはどこかで見てきたのか。迷い込んでみたいと思える美しさがあります。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.65:
(4pt)

タイトルを見ただけで興味をそそられる三作品

読み終えると一抹の寂しさを感じるホラー(ダークファンタジー?)三作品。タイトルを見ただけで、興味をそそられる作品集である。

「秋の牢獄」は1日を何度も繰り返すタイムリープもの。他のタイムリープ作品と異なり、同じ時間に閉じ込められた人々が集う。彼らを除去する存在がいることを知った主人公は…、という展開。物哀しいラストが印象的。

「神家没落」は、生き神様と崇められる家に一人閉じ込められた青年の日々を描いた作品。偶然訪れたことから世襲してしまい、代わりのものが現れない限りその家を抜け出せない設定だ。ある日、迷い込んできた男は何と犯罪者。神の家にすくい始めた悪意に主人公は…。各地を家そのものが転々とし、前任者の知己が世話をするなどアイディアが秀逸。

「幻は夜に成長する」は、人に幻影を見せることができる女子の物語。能力者に育てられた彼女は、不遇な時を経て大いなる力に目覚め始める。度重なる不幸の果てに辿り着いた今…。つもりにつもったフラストレーションが、ラストに爆発!、の寸止め感が良い。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.64:
(5pt)

面白い。

ループものが好きなので秋の牢獄を目当てに購入したのですが、二話目の家が移動する話の方が面白く特をした気分でした。そういえば夜市も二話目の話が好きでした。たまに読みたくなる一冊です。神隠しのような不思議な話が好きな人は是非。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.63:
(5pt)

恒川ワールド

ザ・ワールド時を止まれ
ジョジョのそれではないが、今回も恒川の世界に入り込める作品群でした。
秋の牢獄の世界に自分が入ったら何をするだろう。
これからもいろいろと読みたいです。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.62:
(4pt)

初期の頃の短編集です。

私は表題作よりも神家没落の方が好きですね。この作家はずいぶん前に夜市を読んだ時から注目していました。本書は3冊目。初期の頃の短編集ですね。当たり外れがあるものの、この頃から才能の片鱗が垣間見える。これからが楽しみな作家ですね。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.61:
(4pt)

段ボールにむき出しのまま届いた!!

Amazonの書籍包装が簡易化されて緩衝材がなくなったことで新品の書籍が輸送時にダメージ受けて届きました。何冊かAmazonで購入した事がありますが、毎回びっくりする雑な梱包で届きます(泣)調べたら同様のことが多数起きてるようです。今回は表面の擦れが多少ありますが、大きなダメージが無かったので交換はしませんでした。本好きの皆様には心臓に悪い梱包です。注意喚起としてレビュー投稿します!それから、本は面白かったです!!【本の評価が下がる事を避けたかったので星4ですが、梱包に関しては星マイナス1ぐらいです】
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.60:
(4pt)

古本屋の匂い

奇妙なお話、だんだん吸い込まれて行くような、読んでくうちに気付いたらひんやりしてるような感覚。暗い長いトンネルを歩いてるような話立てで読んでて面白かった。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.59:
(5pt)

「リプレイ」の好きな人は是非

この年になるまで知らずにいた事が悔やまれる本....もっと早く出会っておけばよかった。
表題作以外にも、中短編の全てが「神」や「次元」にまつわる物語。
だが語り口は素直で率直で全然哲学過ぎない、丁度いい知性とでもいおうか。
例えるなら、吉本ばなな+宮部みゆき÷2✕男性作家版といったところ。
お薦めです。一気読み必須。
この作家には何かがある!
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.58:
(5pt)

閉鎖空間で生まれるドラマ

「どこかに閉じ込められる」という共通設定のもとで描かれた三遍を収録。
『夜市』同様、儚さと切なさを併せ持った余韻が美しく、三遍どれも甲乙つけがたい。平均70ページでテンポも良いため、通勤や休憩時間などの隙間を利用して読み切ることができるだろう。
 夜市より口語体のモノローグが目立つため、より若年層向きな作品に仕上がっていると思う。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.57:
(5pt)

封じ込められる人間たち

表題作「秋の牢獄」は時間に封じ込められる物語です。同じ時間を繰り返すのは押井守監督のアニメ「ビューティフル・ドリーマー」を想起させますが、そこまでのスケール感はなく、あくまでも身近な話として描かれます。「神家没落」は家に、「幻は夜に成長する」は組織に、それぞれ封じ込められます。いずれの物語も、封じ込められはするものの、最後は脱出の道が描かれ、それは救いなのかもしれません。
「秋の牢獄」、「神家没落」はこの作者特有の懐かしさ、爽やかさを感じる作風で、この2作だけでも、もとがとれると思います。ただ、「神家没落」では、何人死んだのだろう、凄惨な描写もあり、この作者の作風の二面性をやはり感じさせます。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.56:
(4pt)

表題作は題名が秀逸 作品は「神家没落」が良作

題作よりも「神家没落」の方が自分にはぴったりだった。
読者の間で評判になる秋の牢獄ツアーに間に合わなかった読書。
自分自身が「浮いている感覚」に苛まれ易い現代人にはリプレイヤーは感情移入しやすい存在だ。
時に日常に埋没しつつも非日常に憧れる私たちの足元を鮮やかに掬ってしまう筆致。
滅びの予兆は少しずつ始まり、進むときは一気に進むのだなあと嘆息。
自分も主人公のように憧れを抱きつつ何もできぬ卑小な存在。神の家には相応しくない。
汚れに等しい狂気を孕むものが神域を崩壊させる、これはこれで全うな物語だなあ。
たまに神域を訪れる人たちの多様さがユーモラスでもあり、哀しくもあり。
秋の佇まいにはふさわしい神の家だった。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.55:
(4pt)

「神家没落」が秀逸

中編三本を収録している。
表題作は同じ一日を繰り返す女性の話だ。同じアイデアの先例があるが、本作は主人公が現象に悩むだけでなく、
登場人物が多くて新しい趣向が盛り込まれている。ラストがやや欲求不満である。

『神家没落』突然出現する一軒家の伝承は有名だが、本作は童話めいたルールを付け加えて、
ある種のサスペンスに仕上げている。本作が一番好きだ。
『幻は夜に成長する』幻覚を作り出せる少女の怪奇譚だ。
これからどうなる?というところで終わってしまうが、余韻を残すという狙いなのか。

文章が読みやすく、あっという間に読み終わった。いい読書タイムだった。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.54:
(4pt)

恒川ワールドは美しく懐かしくて、ちょっと切ない

壊れたレコードの針がプツッと飛び跳ね、元の所に何度も戻るように「秋の牢獄」の主人公は幾度となく夜を
過ごしても、元の11月7日(水)の朝に帰ってしまう。この奇妙な世界はSFのように物理や数学の理論から構
築される世界ではありません。なぜ?どうして?と悩むより、難しい理屈などは取っ払ってそのまま受け入れ
た方が良いかも。その方がファンタジー小説の楽しみ方なのだと思うし、この未知なる世界が醸し出す恐怖感
を十分に堪能できるはずです。そしてラストはなんとも言えない諦観と消えゆくものへの哀惜の念が読む者の
胸を打ちます。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.53:
(4pt)

言葉の一つ一つが文学的でありながら軽快な作品。

初めましての作家さん。タイトルに惹かれ手にした作品。元々ミステリーやホラーを好んで読んでいますが、ホラーミステリーのジャンルってことで読んでみたく。
ホラーというより物悲しさのある作品。文学的でもあり、といっても決して堅苦しくない言い回しは軽快。特にタイトルにもある秋の牢獄は読み応え十分でありました。北風伯爵、素敵な響き。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.52:
(5pt)

安定した面白さ

恒川作品はどれを読んでも安定して話の内容が面白いので、一作品読むと自然と違う作品に手が伸びます。

シンプルな文章ながら十分に想像力を掻き立てる描写が綴られており、最後までストレスなく読み切れます。文章の書かれ方や表現が私にぴったりはまっているのだと思います。

ホラーに分類されているので不気味なホラー要素もありますが、個人的には恒川作品は不思議な話の多い幻想文学のジャンルで楽しんでいます。
ですので、ホラー小説が取っつきにくい方や、小難しい話はちょっと、という方でも安心して読めると思います。

また違う作品を読むのが楽しみです。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.51:
(4pt)

少し不思議でちょっと怖い話

短編はもう少し先が読みたいなぁと思えれば勝ったも同然である。表題の秋の牢獄は、同じ一日を繰り返してしまう話。
よくあるリプレイものをあえて扱うあたりがにくい。家守として、そこに閉じ込められてしまう若者の話も面白かった。
一番よかったのは最後の、特殊能力をもってしまった女の子の話。宗教団体のにおいも漂わせながら、よくまとまっていた。
この話は長編でも面白かったかも。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.50:
(5pt)

想像力すごい。

何年も前に一度読んで、処分して、また思い出し、読みたくなったので、中古を買いました。
中古よりも、新品の方が気持ちよいけれど、図書館のを借りて読んでると思ってみれば、何百円か、節約になります。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.49:
(5pt)

これはいい

少し不思議な世界を何の違和感もなく読者の頭に展開させる文章力が凄い。そして何ともいえない淡い哀愁が読後に残る。久しぶりに作家買いしても良いと思える作品。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!