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(短編集)
女のいない男たち
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女のいない男たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全328件 121~140 7/17ページ
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ものすごく厳しい現実に直面しているときにこのひとの書き物を読むと、かっこつけの浅い表現であることをやはり感じる。厳しい現実に直面してないときには、理解不能なファンタジーなんだけど。 椎名誠の方がよっぽど正直でわかりやすい。 いずれ断捨離の対象にならざるを得ない。 このひとがノーベル賞を取ることはないと思う。率直に、心から感動する物語、書けてないから。 | ||||
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映画「ドライブ・マイ・カー」が話題になっているので、久しぶりに村上春樹の小説を読んだ。まさに村上節が凝縮した作品群だと思った。短編としてはなかなかいい作品がそろっている。他のレビューを見て驚いたが、酷評している人は村上春樹の作品をちゃんと読んだことないのではないか? 村上作品にとって当たり前の事柄を深く考えもしないであげつらって評しているのはどうかと思う。もちろん小説だから読み手の好き嫌いは逃れようがない。ただ多くの村上作品を読んできた者としては、なかなか引き込まれるものがあったとお伝えしたい。 | ||||
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主人公たちが、やたら、男女関係や性的なことに囚われている。これはタイトルの通りそういう短編集だから仕方がないのかもしれない。 ただ、ところどころ異空間に飛んだような、令和ではもちろんなくて、平成でもない、昭和の価値観を感じるところがある。 以下、ほんのちょっと内容に踏み込むと。 ある職種についている男性を、当然ゲイだ、と決めつけているように感じられる描写。偏見がすごい。昭和ってそんな時代だったのかもしれないけど、驚きと不快感。外資系の企業だったらクビかもしれない。 自分で車を持っていない様子の若い男性の主人公が、友人の家の車のメーカー、車種、それが一つ古いモデルであることをすらすらと描写する場面。その家の懐事情に元々すごく興味があるとか、調べたとか、大の車好きとかの設定でもないように読んだ。若い世代の、物に対する執着、当然車の車種やモデルを知っているよね、という前提があるように感じ、時代を感じる。 古き時代(あえて古き良きとは言わない)の設定なんです、と言われればそれまでだけれど。 | ||||
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小説とは読者に(ここで登場人物はなぜこういう行動を取ったのか)を考えさせるものである。 ところがこの作品群では作家が登場人物の内面を全部「説明」してしまっている。 だから読者が別の読者に「あの場面はこういう意味だったのではないか」と 熱く論争する余地はゼロである。答えが全部書いてあるのだから。 小説を書くときに一番気をつけなければならない大失敗を著者はやらかしている。 言い方を変えれば「全部神の目で描かれている」作品なのだ。 もちろん一人称小説ではこのようなことは発生しがちだが、 多くの作品ではちゃんと主人公の考え違いを読者が察知できるような 書き方がされている。 これは小説としては完全に失敗で、「解説文」でしかない。 これを小説だと思いこむ人がいたら実にお気の毒だとしか言いようがない。 | ||||
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村上春樹ファンですが、この短編集は読んでいませんでした。 ドライブ・マイ・カーが映画化され友人が映画を見て感動した話を聞いて、まず本を読んでから見ようと思い購入しました。 映画のロケ地は、私が住んでいる広島ということも読みたいと思った動機です。 読んでみて、やっぱり村上春樹の文章や表現は、“好きだなぁ!”と再確認しました。 最近日常の忙しさを理由に本を読む時間が無くなっていたので、又この本から色々読もうと思います。 | ||||
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村上春樹氏の著書は1Q84以来でした。 本書は短編集でわりと読みやすいです。 ちょっと意味のわからない表現も多いですが、 その辺の安い小説を読むよりはちゃんとお金を払う価値のあるちゃんとした文学だなという印象でした。 村上氏の著書は正直あまり好みではないのですが、久しぶりにちゃんとした本を読んだ気分になれました。 | ||||
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新品を注文したのですが、帯もなく、カバーに使用感のあるものが届きました。 中身はきれいなのですが、カバー等表に違和感があったので報告します。 | ||||
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仮に想像してみてはどうでしょう。 大切な方がいらっしゃる人に特にとは思います。 どこにその方が存在し、その場所にどんな自分が存在しているか。或いは、いたか。 村上春樹氏の小説で男女を描く場合、一貫している事があります。それを読者が問われている、と考えれば殆どが否定ですよね。でも、、どうでしょう。 果たして、その場所の、その時の、そしてあの時のあの瞬間の自分は、皆さんは、 本当にあなたでしょうか。。 突き詰めて行けば、男女間の大切な事に言葉や行為は存在しているでしょうか。 わたしは、未だに村上春樹の男女観の描き方を超えた小説、文章、文字には出会えていません。 仮に、否定する点があるとすれば、村上春樹氏の小説の映像化は、不可能では無いかとは思っています。 | ||||
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久しぶりの村上春樹5次元的世界に浸れました。よく比較する黄昏流星群も遥かに超越し怪しく織りなす数十年の時間軸上で読者は翻弄され、風の歌を聞けまでワ−プされるのだ。失くしてしまったジグソーパズルの数コマを永遠に探し彷徨うだけで、いつか忘れるのである、夏の日の恋を醒めたベッドでレコード針の摩擦音を聞いたあの日のように。 | ||||
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村上春樹は「死」「セックス」をもてあそんでいる。少なくともそう読めてしまう。 「死」が「喪失」の、「セックス」が「生」あるいは「コミュニケーション」のメタファーだとは分かるが、薄っぺらい。 村上春樹の文章を読んでいると、無意識下の感情を揺り動かされてくるが、不快な衝動でしかない。無意識下の衝動を言語化した時点で、無意識下の衝動は死んでしまう。剥製だ。死んだ女の剥製を見せて「これが女だ」と言われているような気がする。そんな「死んだ概念」を鼻先に掲げるより、女の体温の残った下着や、ヌメリのある生理用品を手のひらにのせられた方が、よっぽど「生きた女」を感じることができる。 「寓話」「ファンタジー」であっても可能だと思う。 | ||||
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ドライブ マイ カーを読んだ。吉行淳之介の短編を思い出した。小説家は年に一度、別居中の娘と会い、食事をする。そんな小説だった。 村上の小説に出てくるのは俳優とその妻、運転手の女、整備工たち。そして黄色のMTのSAAB。 小説の組み立て方は巧みであるけれども現在、世界を描いていない。老人が書いたような昭和の小説。薄っぺらいJALの機内誌にでもあったような小説。 日本の小説は変わらないのだなぁ、そう呆れた。 文学は役目を終えた。 | ||||
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「ドライブ マイ カー」の映画がとても面白かったので、原作は、どこまで書かれているのだろうという興味から、原作の村上春樹の短編集を読みました。村上春樹、久しぶりです。「ドライブ マイ カー」は、映画の方が、いろいろあって、面白かったです。原作は、あっという間に終わります。短編集の中では、何といっても、「木野」と言う作品が、後を引きます。こんなふうに終わってしまって、主人公はどうなるんだとすごく心配になるんですが、とにかく、不思議なことが起こる物語で、忘れられません。ゆっくり読みました。短編集なので、時間をかけて、読み進めても楽しめます。 | ||||
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初村上春樹です。 個人的に独立器官が面白かったです。 主人公達の心の動きが分かるような分からないような絶妙な書き方で良い余韻がある小説でした。 | ||||
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『ドライブ・マイ・カー』を観て購入しました。他者とは何か、深く考える機会になりました。 | ||||
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久しぶりに村上春樹を読んだが、何も心に残らなかった。 | ||||
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本作品を読むのは二度目だが、いろいろなタイプの話が読めて、それぞれが面白い。 「イエスタデイ」はデンバーで寿司職人という設定が多くの紆余曲折と自由な生き様を感じさせ、強く惹かれる。遠くの友を想うラストは「刑務所の中のリタ・ヘイワース」のよう。爽快な読後感。 「木野」は自分の感情と向き合わず、それを押し殺した結果、空虚さと幻想に取り憑かれる男の話。「傷付いている。とても深く」というフレーズが印象的で、心の闇を覗いた気分。 日常の繰り返しに少し飽きたなと思って、ちょっとした非日常を味わいたい時に読むとちょうど良い作品です。 | ||||
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特に印象に残るのが「木野」という作品で、気になることがあり、何度も読み返しました。 ハルキの作品では、巫女の役割をするのはいつも少女だったと思いますが、ここでは大人の男性です。何がきっかけで、悪い事象が起きるのかについて、考えさせられる。自分も考えてしまった。 | ||||
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村上春樹は近年、長編小説より、短編小説の方がより評価できると私は個人的に感じている。 この小説では『女』を失った、あるいは失う危険を孕んでいる、さまざまな男たちが登場し、その心情が丁寧に描かれている。 しかし、この短篇集の注目すべき点は実のところ、主人公である男たちそのものにあるのではなく、むしろ男の形を丹念な筆致で明らかにしていくことによって、凸版版画のように、『女』という謎と神秘に満ちた存在を必然的に浮き上がらせ、輪郭をあたえることに成功している点にあるのではないだろうか。 彫刻の名匠が一本の木の中に如来像の姿を見いだすように、村上春樹の端正な文章で削られていく男たちの物語は、その切屑の中に、謎は謎のまま、神秘は神秘のまま、手付かずで『女』のエッセンスを屹立させて残していく。そこに短編作家としての村上春樹の技量を感じることができる秀作である。 | ||||
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より深く理解できますね。村上作品は長編が多くためらいがちになりますが、短編集はいいですね。 | ||||
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とにかくがっかり。 | ||||
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