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(短編集)
女のいない男たち
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女のいない男たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全328件 41~60 3/17ページ
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今更ですが、初村上春樹さんです。 食わず嫌いだったんです。 他の方のレビューでも、賛否両論分かれていますね。しかし話題作ですし、知人に薦められたので、読んでみました。 自分は、長編が苦手で短編集を好んで読む傾向があります。 色々な意味でハードル上げて読み始めました。 ですが、いきなり、前書きが長い・・・ 本編の短編は丁度読みやすい文字数。 内容からいってもダラダラせず、自分にあう短編集でした。 内容に関してはネタバレになってしまうので書きませんが、ウイスキーの「オンザロック」という表現、村上春樹さんに限らず、自分は違和感を覚えます。 自分なら「ロック」と言うので。 きっと年代の違いでしょうね。 すみません、いい作品でした。 | ||||
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関係した女性に去られてしまった男性の深層心理を春樹氏お得意の巧みなストーリー展開と流暢なメタファーで紡いだ短編。 しかし、相変わらず多様する「セックス」や「性交」という語彙。春樹氏の作品とはデビューの頃からの長い付き合いだが、やれやれまたか‥と思わずにはいられない。そんなにセックスやエロスが必要か? 春樹氏も73歳。エロスだけが健在なのが不気味。ノーベル文学賞を取れないのはそこだろう。 『ドライブ・マイ・カー』、話題になったタバコをポイ捨てする人の地域名の記載は架空の地域に書き換えたが、やはりいただけない。『女のいない男たち』の、ある作曲家の音楽をエレベーター音楽と揶揄した表現も不快に思う読者もいるのでは?読者にけしておもねることはない村上春樹。そのネームバリューで読ませてしまう、男性目線の喪失劇。 | ||||
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大好きな人へのプレゼントに買って レビューを付けて送りました | ||||
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人生は、自分でコントロールなんか出来ない。 されるべきでもない。 努力や運命もあるが そんなものじゃ 人生は決まらない。 腹の底にうごめく 独立器官が 決めている。 でも だからこそ 人生には 尊厳が有る。 | ||||
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村上春樹の短編は苦手だったが、これは面白かった。後半に行けば行くほど抽象的で理解しにくいものになっていった。そういう順番にあえてしたのだろう。前半になればなるほど物語がわかりやすく私は好きだった。 ドライブマイカーはこの小説の内容でよく3時間の長編映画にしたなぁ。 | ||||
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[印象に残った言葉] 若いときにはそういう淋しく厳しい時期を経験するのも、ある程度必要なんじゃないかしら?つまり人が成長する過程として ・すべての女性には、嘘をつくための特別な独立器官のようなものが生まれつき具わっている。 [感想] 村上春樹の本は読んだ後の余韻が心地よい。多くを語らないため考えさせられる。 | ||||
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映画ドライブマイカーの原作が読みたくなって探したら「女のいない男たち」の中の短編の一つと知って思い切って本を買った。ドライブマイカーが最初の一作目で他4作ある。どれと順位を付けるのは違うかといって全てが繋がっているでもなく、全く別々でもなく。全てを読んで一つの芸術を味わったような不思議な余韻が残った。「ドライブマイカー」は作品の中で圧倒的に不気味指数は低かった。車内で初めて笑った主人公の笑顔に心が動いた。女性ドライバーとの台詞のやり取りに映画以上に感情移入できた。不気味指数が同等か少し低いと思えたのは3作目「イエスタデイ」。風変わりな男をめぐる不自然な3角関係?「朝には溶けてしまう半分海に沈んだ氷の月」を登場人物たちと静かに眺めた。5作目「木野」の不気味指数は高レベル、どんどん赤黒い謎のストーリーが展開し最後に主人公が自分の本心と向き合うことになりハッとさせられた。クライマックス雨音と共“にんこんこんこん”窓を叩く聴覚から伝わる不気味さにゾワっとなりたくて何度も読み返してしまった。5作目「独立器官」初老の男性医師の恋煩いからの拒食症という設定自体アブノーマルで十分不気味だが「身体器官だけはあきらめきれず独立して動いている」この巧みな表現か進行形で死に向かう、自分で命を絶つことすら出来なくなった抜け殻のような人間の映像が瞼のウラに映って怖かった。最終話「女のいない男たち」は難解だった。頭をフル稼働させないとついて行けない。主人公がビニールに入れて持ち歩く、14歳の頃同級生の彼女からもらった半分の消しゴムの存在が唯一確かで分からなくなってしまうとそこに立ち帰るしかなかった。彼女が好きなエレベーター音楽♪白い恋人たち、気になって聴いてみた。「あっあれね!」誰でも知ってる曲。これを聴きながらする?「ううん????」。比喩“水夫たちに連れ去られた彼女”水夫は大人の男のこと?水夫と言う表現は個人的に妙に納得できた。理由は自分の母が「弟(私の叔父)が船乗りで各港に女がいて義理妹(私の叔母)が可哀そう」とか子どものころ本当なのか嘘なのか分らない話をよく聴かされていたからだ。4作目「シェエラザード」は不気味さにたっぷり振りかけられたユーモアを楽しめた。不法侵入からの下着泥棒。犯人は中学生女子。ヤバいものを彼の引き出しに置いて来るのだが、自分なら何を残して何を持ち帰るかワクワクしながら想像してしまった。全体として女性にも男性にも向けられた軽くも重くもとれる満足度はマックス以上だった。 | ||||
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ある種の試みのような短編集だと思った。 コンセプトは表題の通り『女のいない男たち』ということになっている。 言葉で表すことの難しい『愛や恋』につきまとう、感情や感覚や喪失感や虚無感や絶望感の本質をこの短編集というフォーマットで表現しようと試みているのだと思った。 それらを表現するために、具体例を持ち出し、臨場感の高い文章で言葉を紡いでいる。 木野と独立器官がとくに気に入った、この2つの作品ではカタルシスを得ることができた。 | ||||
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映画が話題でようやく読む気になりました。 映画を見る前に原作を読もうと先送りにしていたら映画の上映期間は終わってしまい、流行からはかなり遅れて原作を読むことになりました。 村上春樹には官能的描写が多くあることを初めて知りました。 わたし自身「恋愛」を語る上で「SEX」を語らない作品に今ひとつ現実味を感じることができていない部分が多くありました。性的描写をしない作品に重厚さがないとは思わないですが、自分の経験と底から準ずる価値観に性的描写をしない恋物語にはどこか夢想的なものを感じ違和感を抱いておりました。 一見それは自身の性欲が起因しているかも分からないですが、それならば同人誌や官能小説に重厚さを感じ、自身の経験と価値観に沿った、または共感を得ることのできるものかというとそういうわけでもない。 村上春樹の物語、語り口には官能的な面と同時に文学的でどこかまだ人生経験の少ない自分にも親しみやすい距離感、親近感を得ることができた。 しかし、自分の理解が足りないことは分かった上でも、村上春樹の思想や哲学にはどこか空を切ったような感覚もあった。掴みどころの分からないもの、それは比喩的な表現であることは分かるが自分には理解することの出来いものがあった。 ブログ等で作品の解説を読んでも、納得のいくものが得られない。それは自分の中で咀嚼できていないのかもしれない。これまで多くの作品を読んできた方々には分からないかもしれない、大きな空白が自分の中にできてしまった。 この空虚さ、喪失感はもしかすると自分のものだけなのかもしれない。 村上春樹の魅力が分かった気がする、しかし分かった気になっている気もする。こんな幼稚な自分にはもっと村上春樹が必要であると思った。 | ||||
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意味がわかりませんでした。 | ||||
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arigatou | ||||
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特にありません。 | ||||
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収録された短編「ドライブ・マイ・カー」を原作とした映画が2022年アカデミー賞国際長編映画賞を受賞。流行ってるみたいなので、読んでみた。 村上春樹らしく、全般に平易な文体でスタイリッシュ。比喩が面白い。で、物語は唐突に終わり、読者(私)は途方に暮れる… きちんと読んで考えないと、見えてこない物語の真実。らしい、短編集。 | ||||
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村上春樹の小説は、あまり読まないのですが、ドライブマイカーを映画で見たので、原作を読んでみました。映画とは大分雰囲気が違いました。他の作品も、読みやすかったです。 | ||||
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レビューを読んだけど、あんまり評判はよくないようだ。やっぱり、若いもんにはわからんやろ。エロいなんて、青いなぁ。 イエスタデイも白い恋人たちも聞こえんやろ。 サリンジャーもカポーテイも出てきたのに。 できるなら村上春樹さんに電話したいくらい。 | ||||
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ノルウェイの森を読んでどんびきしましたが、短編はノーベルの候補になることが、納得。 | ||||
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著名な方だと名前だけは知っているものの読んだことがなかったので、映画興味で読みましたが、全編(書き下ろしの短いやつすらも)途中で寝落ちしました。 下手な仕事の勉強本よりずっと読みやすいはずがなぜこんなに眠くなるのか、…まぁ、つまらないからですよね。どの話も中途半端で終わっておらず、序文は無駄に冗長で、二度と読み返す気が起きない。 面白かったら他を読んでみようと思っていただけに残念です。 | ||||
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6つの作品集。映画は見ていないけれども、多分、印象は映画と原作とはかなり違っているんじゃないだろうか。映画は監督のoriginalの部分が大きいのではないかな。でも、原作も面白かった。村上さんが8年前に書いた短編集で、ストーリーも起伏に富んでいるし、いつものように、なかなか面白い若い男女が出てくる。村上さんは自分を長編作家だと自分を書いているが、この人は、短編集の方が断然面白い。長編は理屈が多すぎるし、自分でも禁止事項と書いているけれども、どうしても歴史判断や思想性がかなり色濃く入っていて、付き合いにくい。その点、短編は軽妙で、判断や思想性がなく、気楽に付き合える。村上さんと言うと、いつも「ノーベル賞」候補のエライ作家と言われるけれど、そういう目ばかりで見るとこの人の本質を見誤ってしまう。基本的には、お洒落な、とても現代的なお洒落なエンタメ作家だと思う。それにしても、文章は圧倒的にうまい。古今の日本文学の中で、指折りの人だ。そして、文章になによりリズムがある。だから、読者は一気にはまってしまう。売れるっていうことは、それだけ読者への浸透性を持っている作家だと言う事だ。この作品集、みんな面白かったが、最後の短い「女のいない男たち」は、つまらないと思ったよ。 | ||||
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この本は必要に迫られて読んだのだった。 「ドライブ・マイ・カー」の原作本である。 この短編種の中の3編が混合されて、映画になった・・・ と知り読んだ。 それは映画の題名になった、 「ドライブ・マイ・カー」 「シェエラザード」 「木野」の、3編だった。 映画を観た多くの方はご存じだろうが、 映画は・・・こう言ったらノーベル賞も狙える位置にいる大作家・村上春樹に失礼にあたるが、 3つの短編のテイスト、或いはあらすじの一部か全部、そして雰囲気を使用してはいる。 しかし半分は村上春樹だとしても、残りの半分以上を濱口竜介監督が、 大人の鑑賞に耐える「ミステリー的衝撃」、「ドラマ性」、「ラストの着地点」を、 付け加えた(又は創造して再構築をした)ものだ。 濱口竜介にとって村上作品はスタート地点と、マラソンなら20キロ地点までは同じだが、 折り返した物語は、羽をつけて羽ばたき急坂を登り急カーブをアクセルを踏まずに 走り切って、思いもよらぬ新しい景観を見せて着地する。 映画の半分は村上春樹。 映画の評価の8割の功績は濱口竜介にある・・・と言うのが私見です。 小説に触れるのが遅くなりましたが、 この小説のテーマはやはり「愛する人を失った喪失」 「喪失」はあるけれど「再生」は、明らかではない。 この短編集でもっともガッカリさせられたのは、最終話の、 「女のいない男たち」でした。 若い頃に2年間付き合った「素敵な女の子」がいた。 彼女はあまりに魅力的なので、船乗りにでもさらわれてしまって、 僕の前から姿を消す。 その彼女が亡くなった・・・と、彼女の夫から夜中の1時に電話が来た。 自殺だったと言う。 主人公の僕の心は波立ち、遂に僕は「女のいない男たち」の一人になった。 それは言いようもなく悲しいこと。 僕は喪失を抱えて、彼女が天国で幸福に心安らかに暮らすことを祈る。 まぁ、そう言った内容の小説だった。 何という生活感のない、 何という陳腐な、 何という大人になりきれない、 心底がっくり来た。 他の5編はとても良かった。大人だった。 それだけに、単行本用の書き下ろしである巻末の、 「女のいない男たち」の不出来が残念である。 村上春樹の若い頃の蒙古斑を今もしっかりと付けていた。 | ||||
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内容が良くない。 | ||||
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