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(短編集)

女のいない男たち



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【この小説が収録されている参考書籍】
女のいない男たち

女のいない男たちの評価: 3.76/5点 レビュー 328件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.76pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全328件 201~220 11/17ページ
No.128:
(4pt)

面白い短編集でした

なぜこのタイトルか、まえがきを読んでみてください。 なるほど。 そして読み終えて、なるほど。 どの作品も先が気になってつい読んでしまいます。 少し怖い感じのものもありますね。 誰もが満たされない何かを抱えて生きています。 確か、北海道の実在の地名でいろいろあったかと思いますが、そのまま残しておいた方がその町にとっても良かったのではないでしょうか。 読んでみて、その土地のことを悪く思うより、実際にどこか調べたくなったと思います。 (町の名前は忘れてしまいました・・)
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No.127:
(1pt)

つまらない

海辺のカフカ、ねじ巻き鳥が筆者の油の載っていた時季。 力が落ちたと思った。
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No.126:
(4pt)

女のいない男たち

村上春樹の恋愛短篇集です。 「ドライブ・マイ・カー」 生前妻がなぜ浮気をしたのかその理由を探るために浮気相手の男に近づいていく主人公。 その描写はあくまで現実主義的で相手の内面にも死んだ妻にも深く入り込むことはしません。 しかし、その後の短編が進むごとに村上春樹独特の内面世界がメタファーを使用して少しずつ奥深くへと誘われます。 そして最後に描き下ろしの短編「女のいない男たち」にいたっては内面の嵐吹き荒れる想像力の世界となっています。
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No.125:
(4pt)

呪いをとく

とてもよかったです。 整形のお医者さんの話が印象に残り、何度も読み返しています。 最近の村上さんの作品は「呪いをとく」ということがテーマになっていますね。 次の作品も楽しみです。
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No.124:
(5pt)

四国(死国)で 「木野」 は次の世界の扉を開いてしまう

この本を貫くテーマは 「男」 にとって 「女」 が如何に重要な位置を占めているのかということなのでしょう。

この本の6つの短編の中で思わず再読してしまったのが 「木野」 という作品です。ここでは、妻の浮気という動かし難い事実に直面してしまう男、木野の話が書かれております。一読しただけでは、運悪く妻の情事現場に鉢合わせ (浮気相手の上になり、腰を揺する主人公の妻と、何も考えず寝室に入った主人公の、目と目が合ってしまう) てしまった主人公の心に刻まれた本当の精神的ショックが描写されておりません。 もちろん、妻の浮気現場に、心ならずも出くわし、最初はいわゆる脳が真っ白になる状態から、徐々に “この世の終わり” のような強い絶望感を感じない人間なんて居るわけもなく・・・・・精神の破壊を防ぐために、主人公が巧妙に封殺している心の扉を開いて・・・・いつか、現実と、対決せざるを得ない時期が来ます。そして、妻の愛の不変を信じている男ほど、取るべき手段は・・・・自死、ということになります。

木野のバーに来る、不思議な常連客がそれとなく教えてくれた通り、この世界に留まるには自分の居据を変えつつ “文面の無い絵葉書” を伯母に出し続けるしかないのですが・・・・・

結局、木野は、常連客 (この世とあの世のトランスポーター) のアドバイスを破り、伯母への絵葉書に、宛名以外の文章を書いてしまい・・・・・・このレビューのタイトルのように、 “静かに雨の降る夜” 次の世界 (伯母さんとの会話が成立する世界) に旅立ちます。

静かに雨の降る夜に、この世から次の世の扉が開く、というのは作者が他の作品でも使っているレトリックで・・・・私は好きです。 あの世からみると、この世は、些細なことに笑ったり、怒ったり、悲しんだり・・・・・ができる愛すべき世界のようですね。
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No.123:
(5pt)

「手を放して」しまった人々の物語

昔、私の某レビューに「”鎌倉”の一語がなかったら何のレビューかわからない。なぜ本の感想を書かないのか」というコメントが来た。普段私はコメントを読まない。つい、出来心で開き、少し傷ついた。もちろん本来の意義を考えると、その人は正しい。しかしいい大人が、小学生みたいなストレートな読書感想文を読んで、面白い?

村上春樹氏の作品は平易な言葉で書かれ、筋を追うだけなら誰にでもできて、しかもそれだけで楽しい。しかし彼は現代音楽と同じ意味での「現代」作家だ。単なる「おしゃれで知的なエンタメ小説」の売文家ではない。彼の真骨頂は、物語の奥にこそある。

たとえばあの「やみくろ」は、例のカルト宗教団体の成立前に書かれ、現代の通称ネトウヨをも先取りした。二つの月がある世界、それは、正に現代の先触れだった。静かな世界、そして、「手をつなぐ」。本書のテーマはここに関わる。それが私の(今の)理解である。

少なからぬ若者が恋愛に興味を持たないらしい。友達付き合いも互いに傷つかない距離をとり、その場だけを楽しく乗り切る。しかしここに自我の交流、自分と異なる他者への共感はない。相手を思い遣る想像力は芽生えない。相手を血の通った同じ人間と思わなければ、人は眉一つ動かさず人を殺せる。そうした事件はたくさん起こっている。

静かな世界を作者はかつて一種の地獄として描いた。私はその静謐さにむしろ憧れたが、作者はそう考えない。不器用でも、ともあれ「手をつなぐ」こと。つながること。ときには正しく傷つき・怒ること。本書に登場するのは「手をつなぐ」相手を失った人々である。その深刻な孤独を、さまざまな形で作者は描く。

絶望の果て、最後の希望は、大切な誰かの手を放さないことだ。村上氏はそんなメッセージを、昔から発し続けていると思う。意味ない?でもたとえば最期の瞬間に、愛する誰かが手を握り「ここに居るよ」と言ってくれたら、私はきっと嬉しい。
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No.122:
(5pt)

とても良かった

とりあず大変気に入りました・・・・・・・・・・・・・・・・。
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No.121:
(5pt)

はるきすと

はるきすと に レビューを書けといわれますか
世界中のはるきすとが 同じことを思うわけではないとおもいますが
いまの 世に 村上春樹の 小説がなかったら ちがう世界が どこかに
ひろがっていたかもしれませんね
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No.120:
(5pt)

昔の短編に似ている

読んでいて、昔の短編を思い出しました。「女のいない男たち」というタイトルからは想像がつかないけど、心楽しいお話もあります。私は「イエスタデイ」が一番楽しく読めました。どの短編も、比喩が光っていて、さすがは村上春樹といったところです。
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No.119:
(5pt)

受け皿を探す男性の集合的無意識

もしかすると村上さんご自身の言葉か、評論家の誰かの言葉の受け売りかもしれませんが
この作品ほど「男性の集合的無意識」をとらえたものはないと思います。
「木野」はすごいね…今の世の中に「草食系男子」なるものが未曾有の現象として
認識できるのだとすれば、「木野」はその帰結を示す警鐘かもしれない。
僕自身、「木野」みたいな性格ですから…
自分の感情を素直に受け止めないと「病」になります…

自分の感情を素直に受け止められないのは、日本人男性の特徴かもしれないけれど
でも、「自分の感情を素直に受け止められない」ということ自体を受け止めてくれる
受け皿が、今の社会にはなくなっちゃったのかもしれません…
(「明治の男」がもう今いないのは、そういうことですよね…)

皿は皿であるから「そういうもので受け止めよう」と皆で思い込んでいれば
それでお互いに皿の機能を果たしたのだろうけれど…
今大皿で皆で御飯食べるより、一人鍋とかだもんね…

「イエスタデイ」も自分の感情を無視している点では似ているけど、
こちらはなんだか、読後に不安で物悲しくなります。
まだ「木野」の方がましで、「イエスタデイ」の木樽は辛い。
「自分の感情」が初めから認識できない(彼の責任というより人類の進化の過程?
でそういう個体が出現した)か、あるいはどこかの段階で自分で切除してしまって、
ふわふわと漂う、糸の切れた凧。なんとなく自罰的な感じを私個人が感じるのは、
木樽の行動が、生存競争に敗れた男性たちの、ルサンチマンの結晶のように
思えるからです。ゆえにこの一篇も、大変癒されました。
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No.118:
(5pt)

つまりは、

ある程度のご年齢になったら、恋が懐かしくなる、
この世のどこかに、いるはずのいない女の幻想を見る
していない恋が懐かしくなる
また、自分の人生に関わった女性との人生の謎に興味深くなったり
自分が歩んでいない、もう何本かの人生を書き留めなければ
そこに女がいないのは、実際いないからで
でも確かに「そういう女がいた」人生なのだ、その人にとっては。

真夏の午後を通り過ぎて、幻想で真実の真夏の午後をなぞる
女は、最初から居ない

村上さん、歳とったのかな…なんちゃって
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No.117:
(4pt)

いいはいいが・・

神の子供たち~に見られたような強いエナジー。
ミステリー性。、
得体も知れないものにふれるような感じがなくなってきている。
「海辺のカフカ」が彼の最後の代表作になったのか。

やっぱり作家には全盛期があるのだと痛感。
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No.116:
(5pt)

久々の短篇集

結局図書館で借りて読んだ。『ドライブ・マイ・カー』と『シェラザード』については雑誌で既に読んでいたので、残りの短編を浚っていった感じだ。

中々満足であった。特徴的な短編がちらほらと覗えたのが個人的には良かったと思う。例えば、『シェラザード』はかなりアブノーマルな女性が出てくる、一言でいえば純粋かつおぞましい人間の欲望についての話であったし、『独立器官』については女性に対する新しい知見を与えてくれる、上手く纏まった短編だったとも思う。それから付け加えて言えば、『イエスタデイ』についてはライトな読み口で、気楽に読める柔らかい印象の短編だったし、『木野』はベーシックな文体で描かれた、まるで初期短編における過渡期を表すかのような奇妙な遡行的体験をもたらしてくれた。

書き下ろし短編『女のいない男たち』は、ある種の自伝的物語として語られている短編である。村上春樹はある意味ではそれほど一般的な人間ではない。自意識がかなり強いタイプだし、どちらかと言えばシャイで人付き合いは苦手とのことだし、まあそれであって内的世界をふくらませていくことに非常に大きな関心を持っている、というのが彼に対する類型的な見方であるのだけれど、それら全てを差し置いても彼は小説を書くという行為にあまりにも慣れ親しみ過ぎてしまった作家である。そのような行為が人生全体に対して一体どんな影響を及ぼすのかは、少し計り知れないところがある。最後の書き下ろし短編は、村上春樹は村上春樹なりに、何らかの特殊なリスクを抱えながら人生を送っているのかな、とかそんな感想を抱かせる一篇であった。
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No.115:
(4pt)

二重言語ダブルバインド2014年1月号

・・・ぼくはよく知らないのだが、『あまちゃん』(2013年度(平成25年度)上半期)で、東京から福島にきた女の子が福島弁をしゃべり、福島から東京にきた女の子が東京弁をしゃべるらしい。
それで、この短編集のなかの「イエスタデイ」( 『文藝春秋』2014年1月号 Yesterday (The New Yorker. June 9 & 16, 2014))は、
東京生まれの友人がカンペキな関西弁をしゃべり、関西生まれの「ぼく」がカンペキな東京弁をしゃべる という設定だったような気がする。
村上春樹さんは「あまちゃん」を見たのだろうか?      ← それは・・・・知りませんわあ・・・・・・・

それで思い出すのは、1963年ロンドンを制圧したビートルズが、テレビで、出身地のリヴァプールの労働者階級の言語でしゃべり、
ジョンレノンのミミ叔母さんが、「ジョン、あなたは労働者階級じゃないし、普通に話せるじゃないの。なぜ方言でしゃべるの?」
というとジョン「あの方がさ、受けるんだよ」。

あと思い出すのは、大阪出身で日本政府の官僚になった僕の同級生が、数年後には「スマップそっくり」のしゃべり方になっていたこと。

あと、漫才ブームのときに、ビートたけしさんが、「大阪のやつらの(言葉の)迫力に対抗するには東京の下町言葉を使うしかなかった」と考えたこと。

あと、なんだろう。

けっきょく、ことばってオモロイなあ・・・・  ← それも・・・・知りませんわあ・・・・・

なお、星をひとつ減らしたのは、「なんだか大昔の自然主義小説そっくりになっちまっただぎゃ・・・・・」と思ったからである。
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No.114:
(3pt)

私にとっての「つまらなさ」

村上春樹は私とって「つまらない作家」ではないかと思っていたが「食わず嫌いはいかん」と思って読んでみたが、残念ながら予想通り;
1000人に一人天才がいるなら、この作家は999人の中の一人だ。鋭い感受性も強烈な個性もない。
しかし、読者も大抵は999人に属する人々なので共感する人々は多いだろう(感動する人は少ないかもしれない)
この小説の主人公達は似たような者達で作家の影を感じる。
それは「凡人の感性」をもった自分に対する諦めのような虚しさのような惰性感。
この本を読んでいて「この作家は「40歳以上の女性」が書けないのではないか」とふと思った。
村上春樹自身はそれに気づいている気がする。
分かった気になって書いている作家より好感がもてる。
もちろん、彼が「上手い書き手」で一流の作家である事は間違いない。しかし、芸術家ではないのだ。
ライターでも脚本家でもこの作家は人気者になった気がする。
「小説家になるしか道はなかった」という人物ではないのだ。
そこが私にとっての「つまらなさ」なのかもしれない。
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No.113:
(4pt)

猫、ヤツメウナギ、水夫

恋愛でない男女の関係が描かれている。
オバさんにはオススメしない。主人公がオジさんだし、不純な関係も多いので、男だったら悪くないと思う。

・ドライブ・マイ・カー
妻に不倫をされていた男性が、運転手をすることになった若い女に過去を語る話。
慣れてことで生まれた2人の間の空気を感じることができる。
言葉でなく、仕草・行動で登場人物を強く感じる。

・イエスタデイ
なんといっても、歌詞が削れているのが惜しい。
ご本人は序文で本文に影響しないとの趣旨のことを書いているが、「言い訳するな!!」
村上春樹の描く、賢く敏感で魅力的な女性が描かれる。素晴らしい男女の会話。
夢の話も最高です。

・独立器官
もっともabsorbされた作品。
女性の"嘘"についても最も示唆的
「すべての女性には、嘘をつくための特別な独立器官のようなものが生まれつき具わっている、というのが渡会の個人的意見だった。どんな嘘をどこでどのようにつくか、それは人によって少しずつ違う。しかしすべての女性はどこかの時点で必ず嘘をつくし、それも大事なことで嘘をつく。大事でないことでももちろん嘘はつくけれど、それはそれとして、いちばん大事なところで嘘をつくことをためらわない。そしてそのときほとんどの女性は顔色ひとつ、声音ひとつ変えない。なぜならそれは彼女ではなく、彼女に具わった独立器官が勝手におこなっていることだからだ。だからこそ嘘をつくことによって、彼女たちの美しい良心が痛んだり、彼女たちの安らかな眠りが損なわれたりするようなことは-特殊な例外を別にすれば-まず起こらない。」

・シェエラザード
ほぼほぼレイコさん。語られる奇妙な昔話。なぜか心に迫ります。

・木野
象徴的な作品。「海辺のカフカ」と似てる気がします。

・女のいない男たち
こねくりまわし過ぎ。比喩・抽象的な言葉多過ぎ。
こういう風な小説は村上春樹にしか書けないと思う。
"水夫・反水夫"といったような、二項対立的な世界の捉え方、好きです。
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No.112:
(5pt)

手に取ると読み終えないではいられない

村上春樹を読むときの自分なりのキーワードはいつも決めている。
 「喪失」か「喪失感」だ。今回も、これをキーワードに読んだ。
 しかし、「ドライブ・マイ・カー」、「イエスタデイ」、「独立器官」、「シェエラザード」、「木野」、「女のいない男たち」とも、実によくできた作品だと言うことは否定できない事実であろう(敢えていえば、「独立器官」がやや好きになれないかもしれない)。
 どの小説も心惹かれるできだ。短編小説になると、なぜか論理性が輝くような印象を持った。

 雨で車の話から始まるからか、五木寛之の「雨の日には車をみがいて」を連想した。
「ドライブマイカー」は妙に緻密な論理に感心した。論理的でない感情を理詰めで書いているが、変に技巧的になっていない。
 ここの登場人物(女性ドライバー)は、「ドラゴン・タトゥーの女」のリスベット・サランデルを少し想起させる、

前書きを読んで、世の中、なんと不粋なものかと思った。この部分だけが本作品の小さな引っ掻き疵であろう。
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No.111:
(4pt)

ちょっとふしぎな恋の物語

村上春樹さんの小説(とくに長編)は
どうも私の体質に合わないのですが

この短編小説集は大丈夫でした。
まえがきによれば
「イエスタディー」の関西弁バージョンの歌詞の改訳は
著作権代理人からの申し出で単行本収録に際して
短縮したそうなんですが・・・残念
元の改訳を全部知りたいですね。

読み終わった後、まえがきを読むのもお勧めです。
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No.110:
(2pt)

微妙・・・

期待感が大きかったのか、ストーリーがどこか陰鬱にうつり、あまり楽しめませんでした。
大人のかなり年配の方なら合うのかもしれません。
読み終えてしばらく経つと記憶に残っていない・・・そんな感じです。
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No.109:
(3pt)

男の性をさらっと語る短編集です。

あまりにも期待し過ぎたのか、読み終えた時には特に何も感じられなかった。ただ時間が経つにつれて、ひとつの疑問が生まれてくる。男はほんとうにこれほどロマンチストなのであろうか?自分という存在を相対的にしか定義できない男たちは、女という鏡の向こうに見え隠れする妄想と嫉妬を背景に、自らの姿を見てしまう。それが男の性なのかもしれない。深いテーマについて語っているけれども、短編でとても読みやすく、さらっと読める一冊です。
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