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破門
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破門の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全98件 41~60 3/5ページ
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いつもトラブルを持ち込んでくるイケイケヤクザの桑原としょぼくれた建設コンサルタントの二宮。 面白いコンビだったが、さすがマンネリ化しておりキャラの賞味期限は切れたように感じた。 ストーリィ的には勉強になるし、それなりに楽しませてもらったが…。 シリーズ最新作が角川の野生時代に連載中なので、著者がどのように料理しているか興味津々である。 個人的には「悪果」「繚乱」の堀内・伊達コンビを再度見たいものだ。 | ||||
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桑原あ、肺に穴が開いてるのに二度もカチコミいくかあ?イケイケにもほどがあるぞ。 二宮あ、いとこにめろめろになってんじゃないよぉ。それよりおふくろさんにお金を返せよ。 おもしろい。初めて読むのにシリーズの最新作だというので心配だったが、面白い。 | ||||
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評価★5つとはつけすぎかもしれませんが、スピード感あふれるハード・ボイルド「破門」には、楽しませていただきました。 特に失踪した詐欺師を追い詰める、そして逃げられてれてまた捕まえるところは、圧巻でした。 タイトルは「破門」じゃなくてもっと他のものでも良かったのではないかと思います。 さすが、第151回直木賞受賞作、読んで良かったです。 | ||||
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黒川作品は、大好きです。この人の作品は、とにかくテンポがいい。ストーリー展開が山あり谷ありで面白く、ちょっとの間も退屈させない。それは、桑原と二宮という二人の特異な登場人物の造形によるものだろうし、読者が知らない闇社会という特殊な世界のお話だからでもある。黒川作品は、いつ読んでもハラハラ、ドキドキ。エンターテインメントの真骨頂を感じさせます。この人は、地の文章よりも人物会話の部分(桑原と二宮)をはるかに力を込めて、書いています。今回は、「螻蛄」についで本作を読みました。私には螻蛄のほうが、作品のスケールが大きかった。今作のほうが、やくざ同士の「込み合い」がテーマだから、ややシンプルになっています。減点はその部分かな。いずれにしても、このワルガキコンビの次回作をまた楽しみにしています。 | ||||
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ついに桑原もここまで追い込まれたかと、あとあとの展開が読みきるまであっという間の作品でした。 続編に早くも期待したい。 | ||||
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直木賞受賞作であり、そのうちに読もうと思っていたら、割引があったので購入。まだ全部読んではいませんが、黒川タッチの内容です。 | ||||
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関西人にとっては馴染みの地名が沢山出て来て、物語に入り易かったですが、そうでない人はどうだったでしょうか? 距離感とスピード感は、この小説の重要な要素だと思いますので、土地勘が無い人は地図を開いて読んだ方が良いかも知れません。私は理屈抜きに楽しめました。 | ||||
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桑原もヤキがまわったなぁ。二宮は桑原をうまく使いこなせるのか… | ||||
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あまり小説を読む方ではないが、テンポがよくすぐに読んでしまった。 | ||||
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エンタメですね、本物が聞いたら笑われますが それも小説ですね | ||||
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第151回直木賞を受賞した作品ということで読みました。本書の最終頁によれば『本作は「疫病神」「国境」「暗礁」「螻蛄」に続く、「疫病神シリーズ」第5弾。』とのことです。 ヤクザの桑原と建設コンサルタントの(父親がヤクザだった)二宮は、映画製作への出資金を持ち失踪した映画プロデューサーの小清水を追い、潜伏先と思われる香港とマカオに飛ぶが、やがて出資金は組同士をめぐる争いに発展し、二人はその揉め事に翻弄されていく。 本書の特長は、桑原と二宮の二人の会話の遣り取りが、軽妙で、不自然でなく、会話を通して、物語が進行していく点にある。全体の3分の2位は「台詞」だろうか。多くの小説の「会話」は不自然な「会話」でよしとする場合が多いが、本書では「会話」が「台詞」となっていて、シナリオに通じるものがあって読んでいて映像が浮かぶようである。会話にテンポがあって読みやすい。話筋は、多くの作家がよく行う凝った展開というのではなく、現実味のある展開である。そして、さらに独特なのは、会話が関西弁である点で、舞台は関西なので、読者が関西出身ならば、より具体的に場面が浮かんでくるだろう。 ところで書名の『破門』であるが、辞書では、「波門」とは「師が門人との師弟関係を絶って門下から除くこと」とある。ところが、464頁を読むと『わしはな、オヤジにいうたんや。桑原を絶縁にするのは絶対にやめてくれと。せめて波門にして釣り合いをとってくれとな』とある。ヤクザ同士で使われる場合は、少々意味が異なるようだ。破門は、ヤクザが所属する組からの追放であり、各組に破門状で知らされ、他の組がその者に関われば破門した組への敵対行為と見做されるヤクザ社会からの追放である。但し、その後折りをみてそれなりの仲裁人を立て詫びを入れ許されれば、親元に戻ることも可能できる。それに対して「絶縁」は最も処分が重く、ヤクザを引退して堅気にならなければならず、各組に絶縁状で知らされ、その者はヤクザ社会で生きていけなくなる。369頁は「桑原が(森山組長に絶縁処分を通告され)二蝶(組)のバッジを外せば、(敵対した)滝沢組はまちがいなく桑原を標的(マト)にかける。どこに逃げようと、どこに隠れようと、桑原は殺られる」とある。絶縁でなく破門であれば、ヤクザの命はすぐ危なくなるというわけではないようだ。 ほかにも、隠語と思われる言葉が本書には使われていた。「カチコミ」は、敵対組織への襲撃、殴り込みを意味する語。「シノギ」は、ヤクザ・暴力団の収入や収入を得るための手段で、主なシノギとして用心棒、麻薬の密売、ノミ行為、高利貸しといったものから、オレオレ詐欺の元締めなどである。「チャカ」は拳銃のこと。「手打ち」は和解が成立すること。「デリヘル」は、デリバリーヘルスの略称で、出張ヘルスとも呼ばれる。店舗がなく、客のいる自宅やホテルなどに女性が派遣され性的サービスが行われる。「ヤッパ」は匕首、刀などの刃物類のことである。 本書を読むと、人を殴ったり、殴られたりと、それが気持ちのよい読者もいるだろうが、そうでない読者には快でない。主人公の「二宮」は「カタギ」と称しているが、決して善良な市民とは程遠く「半グレ」である。ダークな者のダークなお話である。まあ、話中に人が死なないのは作者の善と思いたい。 349頁「―はい、もしもし。―宅配便です。佐藤さんのお宅ですか。―ちがいますけど。―この電話番号で着払いのお荷物がとどいているんですけど、お名前は。―熊谷です。―ご住所は奈良ですよね。―上牧町です。―一丁目の一の二?―うちは三丁目です―失礼しました。電話番号がちがうみたいです。電話を切った。」電話を掛けて、相手の個人情報を得るこういった場面など、現実味があって、犯罪を助長するようでもある。記述するのが憚れる部分もあるからそれ以上は記さない。しかし、会話の運びで、作者の才を感じてしまう場面がたびたびあった。快い話でないからと単純に切り捨てられない魅力がそこにある。 | ||||
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「破門」(疫病神シリーズ)、として1月9日からBSスカパー!でドラマがスタートします。 いきなり「破門」からドラマ化?と、最初ちょっと驚きましたが、直木賞受賞ということでこのドラマタイトルになったのでしょう。小畠の名前があったところをみると、内容は1作目の「疫病神」かと。 キャストの人選など好みが分かれそうですが、いずれにしてもドラマ用に編集される部分の方が多いでしょうから、小説とは別物として楽しめたらと思っています。 小説としての「破門」については、高評価な皆さんと同意見です。一作目の「疫病神」から読んでもいいし、これ1作でも読める話になっています。 意地悪な見方かもしれませんが、桑原の職業の善し悪しは別として、世知辛い時勢の中でイケイケな男が少し精彩を欠いていたとこが魅力でした。 | ||||
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こてこてのローカルな大阪界隈が舞台のハードボイルド・エンターテイメントです。 大阪だけではなく、ちょっと味を変えて、マカオ、香港、愛媛、京都、奈良といった各地を転々としていきます。 いずれも臨場感たっぷりな雰囲気の中で、繰り広げられる展開には、連続した痛快さがあります。 ぐたぐたと不要なことは言わず、シンプルできつい言い回しと切り返しはテンポよく歯切れがいいです。 このシリーズものを初めてよみましたが、すっかりハマってしまいました。 わるわるのうらどおりを描いており、地に足がついたコンビが土足でつっこんでいきます。 危機一髪の状況をかき分けながら、どんどん前進していくイケイケのスリルが見どころです。 | ||||
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人気が高いようですが、私には、話の展開がすべて読めてしまいました。年400冊読破している私にとっては、よくある展開でした。 また、ヤクザものなので、日本語が美しくありません。また、ひたすら会話文で構成されており、読みやすいですが、なんの心の葛藤も心理的戦いも、情景描写もありません。そういうあっさりした、ジャンルの作品なんだと割りきればいいのかもしれませんが、貴重な時間を割いてまで読むべき本とは、思えませんでした。 ファンの方ごめんなさい。 | ||||
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絶対に関わりたくない部類の人間 桑原 さえない建設コンサルタント 二宮 際立つキャラクター・面白いストーリー! 生き死にの場面でも、特有の関西弁でコント調にしてしまう 黒川作品はほかの作品も読みたくなる中毒性がある 後妻業と比べてやや・・・・・というわけで☆4つ | ||||
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久々一気読みしました。シリーズ第一作目の疫病神から読まなくても十分楽しめる作品。 | ||||
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カジノの場面が長過ぎる。その他は面白い。映画、音楽等、私の人生とシンクロしてます。 | ||||
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天才だと思う。もっと注目されるべき作家。大した内容でもない物語を、やたらこねくりまわして発表する作家もいるが、黒川さんは分かりやすく面白い。 毎回、目の付け所が凄すぎてタメ息が出る。 | ||||
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現実のヤクザ社会はもっとドロドロしているのであろうが、単純に楽しめた。 面白いという言葉が当てはまる本で有った。 | ||||
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会話がメインにもかかわらず圧倒的なリアリティ世界を構築していることに驚く。 実際にその現場を見ているかのように錯覚する。 とくに物語り中盤までは☆5つの大満足。手に汗を握りながらページを繰るのを止められない。 ただ、後半の極道達の対立などのやり取りが少々間延びしていてもったいなかった。 | ||||
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