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破門
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破門の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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帯も付いていて、別にこれといって品に気になるところも無く。良え感じです。 | ||||
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黒川博行さんの本です。 ヤクザの桑原と、経営コンサルの二宮のコンビの本です。 小清水が持ってきた映画の話にのった、ヤクザの桑原。 しかし、この小清水は詐欺師で、映画の話は嘘。 手形が別の組に回ってしまう。 小清水を追う、桑原と二宮、というような感じです。 実はこの映画詐欺の話は別の組の人間がからんでいるらしいんですね。 とりあえず、小清水が逃げる逃げる。桑原に何回捕まっているんですか?という。 とはいえ、桑原が破門になってしまうのか、というところが見せ場ではあります。 また、暴対法の影響が強く、ヤクザって不景気なんだなぁ、大変だよなぁ、と感じました。 | ||||
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発想が面白い。彼は独特の感性がある。 御家人家業も興味ある。 彼はちょっと変人だ | ||||
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最近物忘れが激しくて、レビューしておかないと また買って読んでしまう可能性が・・・笑 印象はどうも関西弁の本は好きになれません。 そういった意味で「サラバ!」も気になっているのですが どうも 内容はすらすら読ませるのがいいですね。 テンポがいいというか。いたって普通の内容なのですが 不思議 | ||||
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いつもトラブルを持ち込んでくるイケイケヤクザの桑原としょぼくれた建設コンサルタントの二宮。 面白いコンビだったが、さすがマンネリ化しておりキャラの賞味期限は切れたように感じた。 ストーリィ的には勉強になるし、それなりに楽しませてもらったが…。 シリーズ最新作が角川の野生時代に連載中なので、著者がどのように料理しているか興味津々である。 個人的には「悪果」「繚乱」の堀内・伊達コンビを再度見たいものだ。 | ||||
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直木賞受賞作であり、そのうちに読もうと思っていたら、割引があったので購入。まだ全部読んではいませんが、黒川タッチの内容です。 | ||||
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第151回直木賞を受賞した作品ということで読みました。本書の最終頁によれば『本作は「疫病神」「国境」「暗礁」「螻蛄」に続く、「疫病神シリーズ」第5弾。』とのことです。 ヤクザの桑原と建設コンサルタントの(父親がヤクザだった)二宮は、映画製作への出資金を持ち失踪した映画プロデューサーの小清水を追い、潜伏先と思われる香港とマカオに飛ぶが、やがて出資金は組同士をめぐる争いに発展し、二人はその揉め事に翻弄されていく。 本書の特長は、桑原と二宮の二人の会話の遣り取りが、軽妙で、不自然でなく、会話を通して、物語が進行していく点にある。全体の3分の2位は「台詞」だろうか。多くの小説の「会話」は不自然な「会話」でよしとする場合が多いが、本書では「会話」が「台詞」となっていて、シナリオに通じるものがあって読んでいて映像が浮かぶようである。会話にテンポがあって読みやすい。話筋は、多くの作家がよく行う凝った展開というのではなく、現実味のある展開である。そして、さらに独特なのは、会話が関西弁である点で、舞台は関西なので、読者が関西出身ならば、より具体的に場面が浮かんでくるだろう。 ところで書名の『破門』であるが、辞書では、「波門」とは「師が門人との師弟関係を絶って門下から除くこと」とある。ところが、464頁を読むと『わしはな、オヤジにいうたんや。桑原を絶縁にするのは絶対にやめてくれと。せめて波門にして釣り合いをとってくれとな』とある。ヤクザ同士で使われる場合は、少々意味が異なるようだ。破門は、ヤクザが所属する組からの追放であり、各組に破門状で知らされ、他の組がその者に関われば破門した組への敵対行為と見做されるヤクザ社会からの追放である。但し、その後折りをみてそれなりの仲裁人を立て詫びを入れ許されれば、親元に戻ることも可能できる。それに対して「絶縁」は最も処分が重く、ヤクザを引退して堅気にならなければならず、各組に絶縁状で知らされ、その者はヤクザ社会で生きていけなくなる。369頁は「桑原が(森山組長に絶縁処分を通告され)二蝶(組)のバッジを外せば、(敵対した)滝沢組はまちがいなく桑原を標的(マト)にかける。どこに逃げようと、どこに隠れようと、桑原は殺られる」とある。絶縁でなく破門であれば、ヤクザの命はすぐ危なくなるというわけではないようだ。 ほかにも、隠語と思われる言葉が本書には使われていた。「カチコミ」は、敵対組織への襲撃、殴り込みを意味する語。「シノギ」は、ヤクザ・暴力団の収入や収入を得るための手段で、主なシノギとして用心棒、麻薬の密売、ノミ行為、高利貸しといったものから、オレオレ詐欺の元締めなどである。「チャカ」は拳銃のこと。「手打ち」は和解が成立すること。「デリヘル」は、デリバリーヘルスの略称で、出張ヘルスとも呼ばれる。店舗がなく、客のいる自宅やホテルなどに女性が派遣され性的サービスが行われる。「ヤッパ」は匕首、刀などの刃物類のことである。 本書を読むと、人を殴ったり、殴られたりと、それが気持ちのよい読者もいるだろうが、そうでない読者には快でない。主人公の「二宮」は「カタギ」と称しているが、決して善良な市民とは程遠く「半グレ」である。ダークな者のダークなお話である。まあ、話中に人が死なないのは作者の善と思いたい。 349頁「―はい、もしもし。―宅配便です。佐藤さんのお宅ですか。―ちがいますけど。―この電話番号で着払いのお荷物がとどいているんですけど、お名前は。―熊谷です。―ご住所は奈良ですよね。―上牧町です。―一丁目の一の二?―うちは三丁目です―失礼しました。電話番号がちがうみたいです。電話を切った。」電話を掛けて、相手の個人情報を得るこういった場面など、現実味があって、犯罪を助長するようでもある。記述するのが憚れる部分もあるからそれ以上は記さない。しかし、会話の運びで、作者の才を感じてしまう場面がたびたびあった。快い話でないからと単純に切り捨てられない魅力がそこにある。 | ||||
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カジノの場面が長過ぎる。その他は面白い。映画、音楽等、私の人生とシンクロしてます。 | ||||
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いまや「芥川賞」「直木賞」よりも「本屋大賞」のほうが遥かに本が売れる時代。「苦節何十年、人生の重みを描ききって」受賞、よりも「読みやすくておもしろくて前向きでありがちな物語の」青春小説ばかりがもてはやされる時代。 けれども小説の面白さは、書き手も読み手も酸いも苦いも噛み分ける年代から急速に上昇するのも事実。本作はストーリー的には極めて陳腐な内容(詐欺師の追い込みをいかに相手を出し抜くか)ではあるが、ひとりとして「善人」がいないなかで「憎めない」悪漢たちが「懲りずに」繰り広げる圧倒的な暴力と関西弁のぶっ飛んだ会話がすべて。 映画の出資話でたった3億円、というのはもうチンケな詐欺に違いなくほとんどの人はひっかからないだろう!というツッコミはとにかく、シリーズのようだがたまたまここから読み始めたがなんの違和感もなく楽しめた。 | ||||
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直木賞受賞者なので期待していましたが 私の好みではありませんでした | ||||
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想定通りの商品です。配達もすばやく行われました。モチベーションのあるうちに読めたのがよかった | ||||
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さすが、直木賞 登場人物が少ないので、初めて読んだけど楽しめました。 | ||||
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任侠ものとかカジノなどに興味のある人はおもしろいかもしれないが、意外なストーリー展開があるわけでもなく、登場人物に感情移入するような心理描写もなく、私的には期待はずれ。 | ||||
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こんな賞なんかいらん、これが黒川さんの在るべき姿でしょう、個人的にも庶民性を失わない人物像なので大好きですがこんな賞は辞退すべきで、この件でこの人の評価は落ちた。本当のファンは皆こう思っているだろう。残念です! | ||||
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直木賞候補の中でダントツの下馬評と聞いてました。たけしのアウトレイジそのものでした。 | ||||
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