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破門
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破門の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全98件 21~40 2/5ページ
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こういう小説も直木賞受賞するんですね。ヤクザの主役とヤクザの父を持つカタギの準主役の二人を中心とした事件簿。詐欺事件をきっかけにその犯人を二人で追うヤクザ側の視点から事件の真相を解明する血生臭さのない痛快ストーリー。大阪を舞台に繰り広げられるが、追跡はマカオや地方にも及び、グローバルな世界観もあり。主人公を応援して読み進めることができました。 | ||||
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黒川氏の作品は初めてでしたが、これはいったいどこが山場なのか?場面は次々と変わるが特にその必然性も感じられず、主人公のキャラにも魅力がなく・・・。いろいろと中途半端な感じがしました。 | ||||
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こんなに心の動かない小説は久しぶりに読みました。好みの問題でしょうけど。ドアに耳をつけ中を伺う。「誰かおる」、みたいな似たようなシーンがあまりに多くてゲシュタルト崩壊起こすかと思いました。極道ものを読みなれているか、映画などで馴染みのある人からしたら面白いのかもしれません。正直、小清水がどこ行こうが、桑原がどうなろうが、二宮がどんな思想を持とうが、どうでもいい、としか思えませんでした。 | ||||
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裏稼業で生きる人達は、自分の利害の為にしか動かないと実感するも、合間合間で覗く人情味に人間らしさを感じ、桑原のようなヤクザに惚れこんでしまう | ||||
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哀れだけどコミカルな人物たち。スピード感ある展開。一気に読める面白い作品でした。黒川さんの他の作品も読みたくなりました。 | ||||
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面白過ぎて一気に読んでしまいました。是非、読んでみてください。 | ||||
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とても面白いストーリーであっとゆう間に読み終わりました。吸い込まれる内容でした | ||||
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疫病神の桑原、二宮コンビのフアンとしては寂しい限りだ。ヤクザの桑原の人間味のあるキャラクターは黒川博行先生自身のキャラクターとダブるのですが。兎に角疫病神シリーズは面白いです。桑原の舎弟のセツオに対して二宮がセツオと呼び捨てにすればば桑原がセツオ君だろうとたしなめる場面があるが作者の人間性と重なるようだ。直木賞受賞の記者会見で人にやさしくすることが信条ですと言われていました。ハードボイルドの中にも少しでも反映されているのではと思います。文句なしに疫病神シリーズは面白いです。これからも黒川フアンとして次回作を期待します。 | ||||
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映画化をきっかけに読みました。 いわゆるハードボイルド小説は初めてでしたが、あっという間に読み進めることができました。 ドラマの印象から暗いイメージを持っていましたが、全然違いました。 エンターテインメント性が高く、登場人物が魅力的で、皆どこか抜けていながらも憎めないところにツッコみを入れながら読みました。 リアリティと「なんでやねん」な展開のバランスが楽しいです。 カジノシーンは少し中弛みしましたが、全編通して漫才のようなセリフの応酬が見事! | ||||
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発想が面白い。彼は独特の感性がある。 御家人家業も興味ある。 彼はちょっと変人だ | ||||
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帰宅してすぐ寝たら、まだ真夜中と言ってよい早朝に目覚めてしまった。この頃ちょっと忙しかったので、気分転換に、大好きな作家黒川博行の「破門」を読み始めたら、面白くてやめられない。 なぜ、黒川博行の作品が面白いか分かった。 まず、話の展開の予想がつかないこと。普通の推理小説なら、3分の1も読めば、誰が犯人とか、話の決着の想像がついて退屈だが、黒川の小説は一歩先が全く予想不可能。 次に、会話が軽妙で回転が早く面白い。表現や言葉がありきたりでなく、切れ味が良い上に、とても斬新なのだ。 三つ目は、極道とかヤクザとかの世界を全く知らないので、登場人物のキャラクターが未知で、それなりに興味深い。登場人物ひとりひとりのキャラクターが際立っていて、描き方がうまい。 四つ目は、物語の舞台が主に大阪、京都、奈良で、私のよく知っている地域が出て来ること。(神戸は余り知らないのだけど、神戸や阪神間はほとんど出てこない。) 最後に、知らない世界だから面白いのかもしれない。例えば、私が長年働いた外資系金融機関とかが舞台の小説だと嘘くさくて、読めたもんじゃないものが多い(例:ハゲタカ等)けど、ヤクザ(極道)とか警察だと、全く知らない世界なので、楽しめるというわけだ。 | ||||
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面白かった!一気に読んでしまった。長く書かないとレビューとして表示されないのが不便すぎる | ||||
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セツオは徳永じゃなかったっけ?二宮はシリーズで一番ダメ人間。 | ||||
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黒川博行にはまってしまった最初の本です。 文句なしに面白い、直木賞もうなずけました。 お勧めします、是非黒川作品にはまってください。 | ||||
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読了後、しばらく関西弁(極道弁?)が頭を離れなかった。 文体は軽快で、ストーリーのテンポも良いのに、どこかズシンとくる読了感。 最後は一気読みでした。 年末の時間を持て余している時に、ふと手にとってみたくなるような小説。 | ||||
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建築コンサルタント(サバキ屋)の二宮と、ヤクザの桑原とのコンビ・シリーズは本書で5作目になる。今回、香港・マカオや愛媛に少しばかり行くが、やはり殆ど大阪を舞台にしているので、大阪アウトロー・ストーリーと云ってよく、桑原の性根の座ったヤクザと、嫌々ながらコバンザメのようについて行かざるを得ない二宮が、小悪党たちを相手に色と欲と金のドロドロした世界をこれでもか、これでもかと我々に見せてくれる。 「原資はなんぼです」「やかましい。ひとの懐を覗く暇があったら、自分の頭の蠅を追え」「なかなか、ええこといいますね」「わるいことはよういわん」とか、「諸井が滝沢とめたら、桑原さんは安泰ですか」「安泰なわけないやろ。民事(、、)は済んでも刑事(、、)が残る」「なんです、それ」「民事は金、刑事は喧嘩や。わしは滝沢のチンピラを何匹も雑巾にした」「桑原さんも刺されたやないですか」「おまえのスポンジ頭が羨ましいのう。いっぺん刺されてみいや」などの科白が飛び交う世界はユーモアと怖さが入り交じり、迫力がある。 本書のタイトル、「破門」は桑原のことである。そうなると、殺されて埋められるか、海に沈められるか、死体の見つからない方法で始末されるだろう。「破門」や「絶縁」せんかったら、抗争(でいり)になる。進退窮まった先に何が待ち構えているのか、シリーズを見極める上でも、屈指の問題作と云える。因みに本書は6回目の候補で直木賞を受賞(14年)している。 | ||||
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ネタバレありです。 他の疫病神シリーズも全て読んでいます。ですがその中で一番つまらなかったです。 文章のまるごとコピー、使い回しが多かったので驚きました。 他の方がおっしゃっている通り、どうしても直木賞をあげたいなら「疫病神」又は「国境」が良いのではないでしょうか。 ストーリーは嶋田が騙されて、桑原と二宮が「絵」を書いた犯人を探すという。お決まりのパターンですが内容も薄く、桑原の存在感もあまりなく。オチもだから何なのと興味沸かず。 テンポは早いのですが、雰囲気が投げやりというか、始終マイナス思考の二宮とコピペ文章がうっとおしいです。 余談ですがDVDの「破門」は産廃編でした。北村さんも濱田さんも好演ではありましたが、如何せん関西弁がモゴモゴと小さく聞こえにくく、あれは関西の人しか聞き取れないのでは(苦笑)アクションシーンも見せ場も地味でした。 | ||||
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私は「後妻業」に続いて本作を読んだ。「後妻業」の先見の明には驚かされたが、本作はそれとは一風変わった極道エンターテインメントである。私の個人的印象では、「仁義なき戦い」、「ナニワ金融道」、「アウトレイジ」、「唐獅子株式会社」、「麻雀放浪記」等を組み合わせた様な一見ハチャメチャだが、全体構成がシッカリとしている骨太の作品に映った。特に、ユーモア味を強調している点が如何にも大阪らしい。「上方漫才」の香りが強く漂っているのである。 主人公は、破天荒な極道だが、実は頭が切れ、トボケタ愛嬌もあってどこか憎めない桑原と、その桑原と腐れ縁の自称建設コンサルタントの気弱な二枚舌の二宮の2人である。この2人が映画製作に纏わる詐欺事件に絡んで、同門の組同士の抗争を含めた縦横無尽の活躍をするのだが、命を賭けた闘いの筈なのに、2人の会話からは「上方漫才」の香りが漂って来るのである。ストーリー展開と共に、この2人の会話には惹き付けられた。例えば、桑原が二宮を呼ぶ時、状況に合わせ、「おんどれ」と「二宮くん」を使い分けている辺りは爆笑してしまった。また、作者の事前取材量は有名だが、本作でも、映画プロデュースの詳細な過程、カジノにおける幾つかのゲーム、特にバカラ、の詳細な説明、その筋の業界語の多用等、事前取材の片鱗を窺う事が出来た。 極道エンターテインメントなのに、ある種の爽快感を覚えるのも本作の特徴の1つだろう。私は知らなかったが、本作はシリーズ中の一作の由。シリーズの他の作品も読んで見たいと思わせる秀逸な出来だと思った。 | ||||
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最近物忘れが激しくて、レビューしておかないと また買って読んでしまう可能性が・・・笑 印象はどうも関西弁の本は好きになれません。 そういった意味で「サラバ!」も気になっているのですが どうも 内容はすらすら読ませるのがいいですね。 テンポがいいというか。いたって普通の内容なのですが 不思議 | ||||
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疫病神シリーズは過去の4作はどれも最高に面白かったが、この作品はそれらに比べれば今一歩かも。要因は2つ。一つは、今までの作品は北朝鮮を始めとして自分にはうかがい知れない世界を垣間見せてくれるという新鮮な驚きがあったこと。もう一つは、このシリーズの売りである桑原と二宮の活躍も、暴対法の影響なのか少しスケールが小さかったこと。 とは言え、いつも通りのスピード感のある展開に引き込まれて、一気読みをするぐらい面白かったのは事実。次作がどのような展開になるのか期待しています。 | ||||
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