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ウッドストック行最終バス
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ウッドストック行最終バスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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悲惨な強姦殺人テーマの真面目な本格推理だが、 推理の着地の大ドンデン返しに感動する以外に、 途中の推理で大爆笑出来る本格推理って、 デクスター作品しかないよね? 知的な論理思考で笑えるというのが、重要なポイント。 しかめっ面して難しい事を考えて気取っているのではなくて、 知的遊戯として楽しむのがデクスター作品。 推理のみで、数万人の中から、犯人をでっちあげてしまう名シーンは この作品にあります。 捜査ではなくて、推理するのが好きな主人公モース警部の個性がもっとも顕著なので、 デクスターのベストにする人がいるのも頷ける。 モースは現場で指紋採集などしない。 自分の好敵手となるべく知的な犯人が、指紋を残すなどというミスをしてはいけないのだ! 物的証拠を集めれば推理する必要がないのに、 モースは推理に耽ってしまうのだ。 仮説を立てては、物証で覆されるというパターンが多いが、 その論理の多さがデクスターの魅力。 ラストの大どんでん返しは私はあまり、大だとは思わなかったが、 デクスターの魅力は、途中の仮説の量である。 論理の迷宮に酔うのがデクスターの楽しみ方。 はっきり言えば、真犯人はどうでもいい。 というか、クリスティ作品の真犯人を忘れる奴はいないと思うが、 デクスター作品では、それはありえますw | ||||
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シリーズものの1作目。 バスを待つ2人の娘がヒッチハイクをして、うち1人が死体で発見されたが、犯人のみならず、もう1人の娘まで行方不明に。 なんとも奇妙なモース警部が主人公で、同僚のルイスを右往左往させながら、事件の謎に迫る。このモース、やる気があるのかないのか全然わからない。だらだらと捜査し、頭の中で仮説を組み立て、それを実際に証明しようとしては失敗し、また別の仮説を立てる・・・とやって少しずつ真相に近づいていく。 このため、読んでいるこちらも煙にまかれて頭がぼうっとしてくるような雰囲気があるのだが、真相が知りたくてどうしても読み続けてしまうのだ。 慌てて読むとなおさら何が何だかわからなくなりかねないので、ある程度時間のある時に、じっくりと読むことをオススメします。 | ||||
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コリン・デクスターの処女長編作にして代表作か。モース警部の推理を中心にストーリーは進む。犯人探しはもとより、モース警部とルイス部長刑事のコンビが織り成す捜査展開の妙が楽しい。ストーリーもよく練られていてそこそこ読み応えがある。ハデなドンデン返しはないが、静かなリズムでじっくり読ませる推理小説。 | ||||
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華々しくスタートしても段々レベルが低下していって、最後は新人だったらとても出版してもらえないようなものを書いている作家がけっこういます。このシリーズはその正反対で、これからはじまって充実した作品が続き、第13作「悔恨の日」で惜しまれつつ完結します。シリーズ物はこうあって欲しいものです。 ほかのレビューアの方がすでに要領よく紹介しているので繰り返しになりますが、読者はモース警部のああでもないこうでもないという推理に振り回され、それが登場人物の個性とともに独特の魅力になっています。何通りもの解釈を可能にするストーリを作り上げる作者の腕は驚異です。 | ||||
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クロスワード・パズル作りの名手、コリン・デクスターの衝撃のデビュー作。カギを解いたつもりでマス目を埋めてもどこかで辻褄が合わなくなり、何手か戻ってまたやり直し、という経験は誰にでもあるはず。デクスターの作品の最大の特徴は、まるでクロスワード・パズルのような仮説の構築・崩壊・再修正の過程を主人公とともに体験する点にある。結末の大どんでん返しには唖然。人使いは荒いが天才肌の主人公、モース警部の独特のキャラクターもユニーク。デクスター作品の魅力が余すところなく詰め込まれた一作。 | ||||
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高校生の時、読んで以来、わたしのミステリベストテン1位の作品。あれから数えきれないミステリを読んできたけれど、今もその評価はかわりません。二年前に出たシリーズ十二冊目の「死はわが隣人」で解明されたある謎のため、もう一度この本を読み直した時には、悲しくて、せつなくて、ラストでおんおん泣きました。時を越えての、とんでもない「はなれわざ」に脱帽。ずっとミステリを読み続けてきて、本当によかった。最高の「 THE FINISHING STROKE 」。 | ||||
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