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マリオネット園「あかずの扉」研究会首吊塔へ
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マリオネット園「あかずの扉」研究会首吊塔への評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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霧舎氏のあかずの扉研究会シリーズの4作目で現在のところこれで打ち止めとなっている。ノベルス版のあとがきでは本書の後も続きがあるはずなのだが・・・。 今回も探偵役が二か所に分かれて、廃園となったテーマパークの斜めの塔内での連続不可能殺人を展開する。 1作目のドッペルゲルンガー宮と内容が直接的に繋がっており、1作目を読んでから読むほうがいいだろう。 が、1作目を受け継いでいるだけに、塔の内部構造によるトリックは1作目とほぼ発想的には同一なので途中でからくりに気付く人は多いはずである。 フーダニットに真正面かた取り組んだ意欲作という触れ込みだが、真犯人は雰囲気的に最初に登場した段階でコイツが怪しい!とほぼ全ての読者が思うはずである。その思った人が犯人である・・・。 技巧派として知られ、前3作とも高いレベルでの新本格推理を展開してきたが、ここに来てややクオリテイは一段落ちてしまったのは否めない。 レビューでも酷評に近い星評価となっているが、さすがにこれは不当評価だ。単体作品として見ればどう考えても標準以上の出来は保っている。ただ、シリーズとしては一番出来が悪いだけである。 詰め込み過ぎの本格トリックに複数探偵での二か所同時事件進行という作者が課した高いハードルに作者自身が苦しめられ始めてしまったようだ。 その後のシリーズ展開を予告しながら作者が霧舎学園シリーズを開始し、そちらだけ続いている現状を見るに、あまりにもこのシリーズは力配分を入れ過ぎたということだろう。 本書発行からもう10年以上過ぎた。そろそろシリーズ5作目の登場を期待したいところだが。 | ||||
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謎の提示、伏線の回収、甲論乙駁の論理合戦、最終的な論理的解決、地の文で嘘を書かないこと、などといった推理小説的要請にはなかなか力が入っています。古今(といいつつ、当時の新本格ものが多い)の推理小説ネタをちりばめてあるのも数寄心をくすぐる……のですが、みなさんさんざんな評価ですねえ。こういう種の作品が結構喜ばれた時代/読者層というのがあったのですよ(とおいめ) | ||||
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著者のデビュー作である『《あかずの扉》研究会』シリーズの第四巻で今作で第一部の終了となる。 三作目までは本格推理小説の定番である「館もの」・「孤島もの」・「嵐の山荘もの」に挑戦していました。 が、今回はちょっと脇道にそれて暗号解読がテーマです。 このシリーズのお約束、“事件は一つ・現場二つ・探偵二人”のスタイルは今回も健在。 二種類の視点が存在するために、読者の読解力がないと分かりにくいところも相変わらず健在。 謎解きの面白さよりも、カケル君とユイちゃんの“ちょっとラブコメ”の方が面白いのはご愛嬌と言うものです。 王道が好きな著者のことですから、今回も特別目新しいトリックや技巧はありません。 でも、それがこの作品が面白くないという理由にはなりません。 学問も文学も全ては偉大な先達の模倣から始まるものです。 先達から得たインスピレーションを自分の流儀で脚色していく能力は中々優秀です。 本格推理マニアの受けは悪いでしょうが、個人的には大満足の五つ星です。 | ||||
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「あかずの扉」研究会という、ある大学のサークル(?)のメンバー達が主役のストーリーです。 書き手である人物ももちろんその中の一人で、ホームズでいうところの「ワトソン」役ですね。 メンバーは男4人女2人の6人で、それぞれが結構個性的です。 ストーリー的には結構面白かったと思いますが、シリーズものということもあって前作、 前々作の出来事もことあるごとにでてくるのがちょっとわずらわしいです。 「マリオネット園」がこのシリーズ初読だったからそう思うのかもしれませんが・・・。 次はもう読まないかも。 | ||||
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開かずの扉シリーズは、全部読んでますが、個人的に一番好きです。「霧舎巧」という名前が今回のネックになってますが、はっきりいってバラされるまで気付きませんでした(苦笑)2人の名探偵の活躍ぶりは、今回も健在です。読んで損はないと思います。 | ||||
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