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マリオネット園「あかずの扉」研究会首吊塔へ
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マリオネット園「あかずの扉」研究会首吊塔への評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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《あかずの扉》研究会シリーズは全部読みましたが カレイドスコープ>ラグナロク洞>(好き)>>ドッペルゲンガー宮>>>(う~ん)>>>>マリオネット園 (本作) とワースト作品でした。『カレイドスコープ島』のめまぐるしい二転三転が良いゲーム小説だとしたら、本作は悪い要素が煮詰まってといます。犯人の犯行および工作の手間に対してリターンがまるで釣り合っていないという所がいくらなんでも気になりました。 細かい所があまり気にならない節穴のレビュアーでもあまりにそこが気になり…。 | ||||
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霧舎氏のあかずの扉研究会シリーズの4作目で現在のところこれで打ち止めとなっている。ノベルス版のあとがきでは本書の後も続きがあるはずなのだが・・・。 今回も探偵役が二か所に分かれて、廃園となったテーマパークの斜めの塔内での連続不可能殺人を展開する。 1作目のドッペルゲルンガー宮と内容が直接的に繋がっており、1作目を読んでから読むほうがいいだろう。 が、1作目を受け継いでいるだけに、塔の内部構造によるトリックは1作目とほぼ発想的には同一なので途中でからくりに気付く人は多いはずである。 フーダニットに真正面かた取り組んだ意欲作という触れ込みだが、真犯人は雰囲気的に最初に登場した段階でコイツが怪しい!とほぼ全ての読者が思うはずである。その思った人が犯人である・・・。 技巧派として知られ、前3作とも高いレベルでの新本格推理を展開してきたが、ここに来てややクオリテイは一段落ちてしまったのは否めない。 レビューでも酷評に近い星評価となっているが、さすがにこれは不当評価だ。単体作品として見ればどう考えても標準以上の出来は保っている。ただ、シリーズとしては一番出来が悪いだけである。 詰め込み過ぎの本格トリックに複数探偵での二か所同時事件進行という作者が課した高いハードルに作者自身が苦しめられ始めてしまったようだ。 その後のシリーズ展開を予告しながら作者が霧舎学園シリーズを開始し、そちらだけ続いている現状を見るに、あまりにもこのシリーズは力配分を入れ過ぎたということだろう。 本書発行からもう10年以上過ぎた。そろそろシリーズ5作目の登場を期待したいところだが。 | ||||
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本屋に置いていなかったので、取り寄せるてもらう手もあったのですが、時間がかかるのでこちらで入手。 | ||||
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建物の中と外で進行する事件と謎解きについてはいい感じ。 ただ「誰が誰を操っているのか」の「誰が」は不自然な描写もありすぐにわかってしまうことや、 綾辻行人氏の館シリーズ以上にイメージするのが難しい建物を使ったトリックは減点対象でしょうか。 何より問題なのがゲストキャラの人物描写が弱すぎる点です。 影郎沼でもそうでしたが登場人物が多く無い割には死者数が多く、しかも脈絡もなく殺害されているのはどうなんでしょうか? 結果「どうしてこの人物は殺されたのか?」という考察よりも、「こいつ誰?」という疑問が優先するのは問題なのでは・・? 人物描写がよく出来ていればもっと評価は高くなると思った作品でした。 | ||||
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2001年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 「<あかずの扉>研究会」シリーズの第4弾。 またしても、わけのわからない構造をした建物が舞台となっている。その不自然さに耐えられるかどうかが、読者にとってひとつの分かれ目となるだろう。私はどうも駄目であった。 事件のために建物が用意され、筋書きが組まれ、登場人物が動かされているというのが、あまりにも露骨なような気がする。そして、その不自然さに注意して考えてみると、真相にたどりつけてしまうので、なんだかなあと思う次第である。 | ||||
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題名の“マリオネット”が暗示するように、本作のミステリ的テーマは《操り》。 真犯人が、実行犯や素人探偵を自分の思い通りに操り、犯罪を構成していくさまが 描かれているのですが、そこに作中のある人物が書いた作中小説を絡ませていくと いうメタ的趣向が凝らされているのが特色です。 とはいえ、致命的なのは、その《操り》に必然性がないこと。真犯人が 犯罪を実行する上で《あかずの扉》研究会の面々を呼びこむ必要は全く なく、むしろ、みずから“首吊”するような自殺行為といわざるをえません。 手の込んだ暗号解読や緻密に張り巡らされた伏線など、評価されるべき点も多々あるので、 上記のツッコミはとりあえず棚上げにし、“名探偵と真犯人のリアリズムを度外視したゲーム 的対決”と割り切って読めば、それなりに楽しめるとは思います。 なお、本作はシリーズ第一作と密接にリンクしているので、 本作の前に、そちらを読んでおくことをおススメいたします。 | ||||
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謎の提示、伏線の回収、甲論乙駁の論理合戦、最終的な論理的解決、地の文で嘘を書かないこと、などといった推理小説的要請にはなかなか力が入っています。古今(といいつつ、当時の新本格ものが多い)の推理小説ネタをちりばめてあるのも数寄心をくすぐる……のですが、みなさんさんざんな評価ですねえ。こういう種の作品が結構喜ばれた時代/読者層というのがあったのですよ(とおいめ) | ||||
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小説には、読んでいるときに面白いものと、読んだ後に面白いものがあるとする、 これは明らかに前者で、後者の要素はほとんどない。 というより、読んで時間が経つほどにアラが目立つようになってしまう。 のだけど、読んでいるときに読めればいいと考えれば、作品として成り立ってい るとは思う。ミステリに重厚な人間像を求めてどうなる、とも思うし、かなり著者 なりの工夫があるのも確かである(ま、問題はそれがうまく行っているかどうかで はあるが)。 新本格の動向を示すものではあるだろうと思う。 | ||||
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著者のデビュー作である『《あかずの扉》研究会』シリーズの第四巻で今作で第一部の終了となる。 三作目までは本格推理小説の定番である「館もの」・「孤島もの」・「嵐の山荘もの」に挑戦していました。 が、今回はちょっと脇道にそれて暗号解読がテーマです。 このシリーズのお約束、“事件は一つ・現場二つ・探偵二人”のスタイルは今回も健在。 二種類の視点が存在するために、読者の読解力がないと分かりにくいところも相変わらず健在。 謎解きの面白さよりも、カケル君とユイちゃんの“ちょっとラブコメ”の方が面白いのはご愛嬌と言うものです。 王道が好きな著者のことですから、今回も特別目新しいトリックや技巧はありません。 でも、それがこの作品が面白くないという理由にはなりません。 学問も文学も全ては偉大な先達の模倣から始まるものです。 先達から得たインスピレーションを自分の流儀で脚色していく能力は中々優秀です。 本格推理マニアの受けは悪いでしょうが、個人的には大満足の五つ星です。 | ||||
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マリオネットランドの内と外。2つの物語が同時進行するスタイルは好きなのですが、場面が唐突に変わる印象を受け、何かスッキリしませんでした。 題材は良いのですが、今までのシリーズの焼き直しに思え、「外」の物語もゲーム的すぎるように感じました。 犯人が分かりやすいのは仕方ないとしても、ほかの作品を引き合いにするのにも疑問を抱きました(最初から犯人が分かっても島田荘司氏「斜め屋敷の犯罪」のような大傑作はあります。引きが弱いというか…)。 登場人物は好きなので(とくに後動)☆は2つです。 | ||||
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マリオネット=操り人形 だけに殺人の実行犯はあからさまに晒していますけど 彼らを操る真の実行犯を当てられるなら当ててみろという気概に溢れた作品。 このシリーズの最大の欠点である人物の書き分けがうまくいっていないこと 探偵並びにワトソンが複数いる意味がないことを脱し切れていない。 また、作者の趣味に合わせた推理小説の知識を読者に持ち合わせていることを 半ば強制する文章で肌に合わないと読み進めようがない で、小説自体は探偵たちの他に実行犯、被害者等々を除外していくとあっという間に犯人が分かってしまって。 | ||||
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過去三作に続く一冊の、『あかずの扉研究会』ものです。そもそも『あかずの扉研究会』のメンバを除くと、なんだか自ずと犯人が見えてしまうのは難点です。六人も味方が居るとちょっと楽しめない…。今までの小説の中で描かれた話を引き伸ばされても。大抵の犬印ものは途中から読んでも平気なはずなんだけど、ここから読んだら悲劇です。そして何かの度に他の小説から引用しては、作者一人で笑っている感が否めません。他の小説で文字数を補っているように思える…。 登場人物の名前をいじって謎解きにすることが、この作者はとても多いです…。今回もそれがあったので、ちょっとうんざりします。本格ミステリというからには、もっと大きなトリック&謎が必要だと思う… | ||||
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最初から、共犯者が存在していることを明らかにしており、主犯を当てられるのなら当ててみろと自信がみなぎっている作品です推理小説を読み慣れていれば、最初の数十ページで主犯が分かってしまうのは愛嬌です | ||||
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ディープな推理小説を題材にした無理矢理な暗号で始まる連続殺人もの人物のかき分けが悪いのは相変わらずの欠点ですがそれ以外はそれなりに楽しめます | ||||
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「あかずの扉」研究会という、ある大学のサークル(?)のメンバー達が主役のストーリーです。 書き手である人物ももちろんその中の一人で、ホームズでいうところの「ワトソン」役ですね。 メンバーは男4人女2人の6人で、それぞれが結構個性的です。 ストーリー的には結構面白かったと思いますが、シリーズものということもあって前作、 前々作の出来事もことあるごとにでてくるのがちょっとわずらわしいです。 「マリオネット園」がこのシリーズ初読だったからそう思うのかもしれませんが・・・。 次はもう読まないかも。 | ||||
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開かずの扉シリーズは、全部読んでますが、個人的に一番好きです。「霧舎巧」という名前が今回のネックになってますが、はっきりいってバラされるまで気付きませんでした(苦笑)2人の名探偵の活躍ぶりは、今回も健在です。読んで損はないと思います。 | ||||
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