名探偵はもういない
- クローズド・サークル (178)
- 山荘 (115)
- 読者への挑戦 (74)
- 雪の山荘 (45)
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【この小説が収録されている参考書籍】 |
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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雪崩が起こり、泊まったペンションで殺人事件が発生。 | ||||
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少年の夢は犯罪者になることだった。雪深い山荘で起こる連続怪死事件という正統派本格ミステリで冒頭には自分で登場人物表を埋めるという凝った趣向があり、真相も派手ではないものの細かい伏線が最後に収束していく本格の醍醐味が味わえました。登場人物二人の切ない恋模様も良かったですね!最後に明かされるアレはどういうことを指しているのかは大体見当はつきましたが、あとがきで「カレイドスコープ島」につながっていると書かれていたのでざっと読み返して完全に納得できました(笑)でも、こういう伏線は続けて読まないと忘れちゃうよ(笑) | ||||
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この人の『開かずの扉研究会』シリーズ四作を読んでいる。これは、そのスピンオフと云える作品。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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(クリスティ+クイーン+新本格)÷? …であると思いました。恋愛の場面がぎこちないので、そこがスムーズだったら、読者の桁数が違ったかも知れませんね。きちんと構築された謎と謎解きがあり、私は好きです。 | ||||
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些細な事のように思われる出来事が重要な伏線になっていたり、そこから筋道立てて推理が語られていく作りはまさに本格ミステリの醍醐味を感じられるもの。展開も二転三転して先が気になる。 ※ 以下、少し真相に触れています ※ ただ、事件が動き出すまでが全体の半分ほど掛かっていてテンポが悪い事と、タイトルにもなっているように、「名探偵の役割」を担う人物が次々に変わっていく事に、どういう意図があったのかがイマイチ分からず仕舞い。また、少年の夢が犯罪者から刑事に変わったというラストもなんかピンと来ない。憧れていた義兄が探偵になるために間違った事をして志しなかばでこの世を去ったのだから、少年としては義兄の意思を継ぎ、「本物の探偵」になる事こそが少年の夢であるべきでは?それなら名探偵を担う人が次々と変わっていき、その役割が最後に少年に託されたというラストで納得も出来るけど、それがなんで刑事に?この辺の心象変化には違和感が。タイトルには合致しているけど、そもそもどうして名探偵を否定する終わり方なのかがよく分からない。意味ありげにラストに出してきた少年の名字も「だから?」という感じ。 贅沢を言えばもう少し謎解きやテーマと有機的に結び付いていたら傑作になっていた可能性があるだけに、もったいない。 | ||||
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「雪の山荘」ものの、ちょっと異色ミステリである。旅行中の主人公たちは雪崩により道が寸断されたため、たまたま近くのペンションに宿を求めるのだが、そこには一癖も二癖もありそうな面々が宿泊しており、そして惨劇が、、、という話。2010年から積読になっていたのをようやく読了。 目次を見ると、終盤に「読者への挑戦状」がある。 これは、雪密室系の手ごわい本格推理小説か、と思って読み始めたのだが、そういうものではなかった。要するに外部から孤立した状況、科学捜査が使えない、という意味の雪の山荘ものであった。その状態の中、非常に特異な人間関係が少しずつ描写されていき、緊張が高まってきたところで事件は起きる。。。 ・・・なのですが、まぁどうなんでしょうかこの作品。 この著者、文章がだいぶ情緒的に流れていてまず読みづらい。地の文なのか、登場人物の自問なのか、不明瞭な個所がたくさんあって、これがトリックの伏線かと思いきや、そういうわけでもなかった。 冒頭に、登場人物一覧を掲示できない、などとわざわざ書いてあるのでそこらへんだいぶ期待したが、わざわざいうほどのものでもなかった模様。 最後の最後に明らかになる取り違えは、しかしトリックとはあまり関係がない(某登場人物の情緒的には深い意味があるが)。 それから、ノックスの十戒にはないが、登場人物が合理的判断に基づいて行動しない推理小説は困るなぁ、というのが最終的な印象だ。 いや、現実の事件にはこういう状況はありうるかもしれませんけどね。 | ||||
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思っていたとおりの内容でした。探偵小説が好きな人にはお薦めします。 | ||||
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途中で読者への挑戦状が入っていることから分かるように、全ての手掛かりを読者に提示形式の本格館もの推理小説。 雪の閉ざされた山荘での連続殺人という定番のフォーマットで進行する。 標準以上の出来だと思うが、犯人がこの人というのは・・・・という不完全燃焼感と事件の真相が明らかになるに従って殺人事件そのものがショボくなっていくのが惜しい。 霧舎氏はトリックに凝った作風で知られているが、今回もフェアな謎解き本格推理というフォーマットに凝り過ぎて、やや話がつまらなくなってしまっている感がある。 | ||||
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