(短編集)

名探偵はもういない



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初公開日(参考)2002年01月
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名探偵はもういない (講談社文庫)

2009年04月15日 名探偵はもういない (講談社文庫)

犯罪学者・木岬と義弟の敬二少年は、雪崩に道を閉ざされてとあるペンションに足止めされる。ワケありの客が集う雪の山荘では連続怪死事件が発生!はたして「名探偵」は奇妙な事件の謎を解けるのか!?あえて真相への手がかりを提示する“読者への挑戦状”付きで贈る、霧舎巧エッセンスにあふれた名作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

名探偵はもういないの総合評価:6.55/10点レビュー 22件。Cランク


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全3件 1~3 1/1ページ
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(5pt)

名探偵はもういないの感想

雪崩が起こり、泊まったペンションで殺人事件が発生。
事件を解決してくれるはずの『名探偵』は・・・

とある設定が事件のキーを握るが、そこを受け入れられるかが最大の山。
個人的には『ある条件下では忠実なロボットになってしまう』みたいなSF的設定にした方がまだマシってレベルでした。
ミステリとしての質自体はなかなかだっただけにもったいないの一言に尽きる。

エーカー
NWKWLAAY
No.2:
(7pt)

名探偵はもういないの感想

少年の夢は犯罪者になることだった。雪深い山荘で起こる連続怪死事件という正統派本格ミステリで冒頭には自分で登場人物表を埋めるという凝った趣向があり、真相も派手ではないものの細かい伏線が最後に収束していく本格の醍醐味が味わえました。登場人物二人の切ない恋模様も良かったですね!最後に明かされるアレはどういうことを指しているのかは大体見当はつきましたが、あとがきで「カレイドスコープ島」につながっていると書かれていたのでざっと読み返して完全に納得できました(笑)でも、こういう伏線は続けて読まないと忘れちゃうよ(笑)

ジャム
RXFFIEA1
No.1:
(6pt)

名探偵はもういないの感想

この人の『開かずの扉研究会』シリーズ四作を読んでいる。これは、そのスピンオフと云える作品。
孤立した雪の山荘、怪しげな客達、そして起きる謎めいた事件。解決するのはアノ人だった。最後の探偵の謎解きの前に「読者への挑戦状」がある、もうミステリーの王道を貫いた体裁のこの作品。たまには作者に挑戦とデータを整理して暫し一考。結果、池で発見された死体の意味は正解だったが、ひとつ大事なファクターを忘れていて一連の流れにはならず正鵠を射たとは云えないためにこちらの負け。いろいろな手がかりをキチンと見せ、そのうえで物語を作り上げなければならないので、こういった趣向のモノは書き上げるのには骨が折れることだろう。ともすれば技巧にばかり神経が行き物語りがおざなりになるが、これは多様な登場人物がいてその辺のところは回避されていると思う。こういったゲームが好きな人には楽しめる一冊。

ニコラス刑事
25MT9OHA
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.19:
(4pt)

(クリスティ+クイーン+新本格)÷?

(クリスティ+クイーン+新本格)÷?

…であると思いました。恋愛の場面がぎこちないので、そこがスムーズだったら、読者の桁数が違ったかも知れませんね。きちんと構築された謎と謎解きがあり、私は好きです。
名探偵はもういない (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:名探偵はもういない (講談社ノベルス)より
4061824813
No.18:
(3pt)

「名探偵の役割」というテーマが描き切れていないのが残念

些細な事のように思われる出来事が重要な伏線になっていたり、そこから筋道立てて推理が語られていく作りはまさに本格ミステリの醍醐味を感じられるもの。展開も二転三転して先が気になる。

※ 以下、少し真相に触れています ※

ただ、事件が動き出すまでが全体の半分ほど掛かっていてテンポが悪い事と、タイトルにもなっているように、「名探偵の役割」を担う人物が次々に変わっていく事に、どういう意図があったのかがイマイチ分からず仕舞い。また、少年の夢が犯罪者から刑事に変わったというラストもなんかピンと来ない。憧れていた義兄が探偵になるために間違った事をして志しなかばでこの世を去ったのだから、少年としては義兄の意思を継ぎ、「本物の探偵」になる事こそが少年の夢であるべきでは?それなら名探偵を担う人が次々と変わっていき、その役割が最後に少年に託されたというラストで納得も出来るけど、それがなんで刑事に?この辺の心象変化には違和感が。タイトルには合致しているけど、そもそもどうして名探偵を否定する終わり方なのかがよく分からない。意味ありげにラストに出してきた少年の名字も「だから?」という感じ。

贅沢を言えばもう少し謎解きやテーマと有機的に結び付いていたら傑作になっていた可能性があるだけに、もったいない。
名探偵はもういない (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:名探偵はもういない (講談社ノベルス)より
4061824813
No.17:
(2pt)

登場人物が合理的判断に基づいて行動しない推理小説は困るなぁ

「雪の山荘」ものの、ちょっと異色ミステリである。旅行中の主人公たちは雪崩により道が寸断されたため、たまたま近くのペンションに宿を求めるのだが、そこには一癖も二癖もありそうな面々が宿泊しており、そして惨劇が、、、という話。2010年から積読になっていたのをようやく読了。

目次を見ると、終盤に「読者への挑戦状」がある。
これは、雪密室系の手ごわい本格推理小説か、と思って読み始めたのだが、そういうものではなかった。要するに外部から孤立した状況、科学捜査が使えない、という意味の雪の山荘ものであった。その状態の中、非常に特異な人間関係が少しずつ描写されていき、緊張が高まってきたところで事件は起きる。。。

・・・なのですが、まぁどうなんでしょうかこの作品。
この著者、文章がだいぶ情緒的に流れていてまず読みづらい。地の文なのか、登場人物の自問なのか、不明瞭な個所がたくさんあって、これがトリックの伏線かと思いきや、そういうわけでもなかった。
冒頭に、登場人物一覧を掲示できない、などとわざわざ書いてあるのでそこらへんだいぶ期待したが、わざわざいうほどのものでもなかった模様。
最後の最後に明らかになる取り違えは、しかしトリックとはあまり関係がない(某登場人物の情緒的には深い意味があるが)。

それから、ノックスの十戒にはないが、登場人物が合理的判断に基づいて行動しない推理小説は困るなぁ、というのが最終的な印象だ。
いや、現実の事件にはこういう状況はありうるかもしれませんけどね。
名探偵はもういない (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:名探偵はもういない (講談社ノベルス)より
4061824813
No.16:
(3pt)

期待通り

思っていたとおりの内容でした。探偵小説が好きな人にはお薦めします。
名探偵はもういない (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:名探偵はもういない (講談社ノベルス)より
4061824813
No.15:
(4pt)

読者への挑戦状付き本格推理

途中で読者への挑戦状が入っていることから分かるように、全ての手掛かりを読者に提示形式の本格館もの推理小説。
雪の閉ざされた山荘での連続殺人という定番のフォーマットで進行する。
標準以上の出来だと思うが、犯人がこの人というのは・・・・という不完全燃焼感と事件の真相が明らかになるに従って殺人事件そのものがショボくなっていくのが惜しい。
霧舎氏はトリックに凝った作風で知られているが、今回もフェアな謎解き本格推理というフォーマットに凝り過ぎて、やや話がつまらなくなってしまっている感がある。
名探偵はもういない (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:名探偵はもういない (講談社ノベルス)より
4061824813



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