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(短編集)

名探偵はもういない



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名探偵はもういないの評価: 6.00/10点 レビュー 3件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

名探偵はもういないの感想

雪崩が起こり、泊まったペンションで殺人事件が発生。
事件を解決してくれるはずの『名探偵』は・・・

とある設定が事件のキーを握るが、そこを受け入れられるかが最大の山。
個人的には『ある条件下では忠実なロボットになってしまう』みたいなSF的設定にした方がまだマシってレベルでした。
ミステリとしての質自体はなかなかだっただけにもったいないの一言に尽きる。

エーカー
NWKWLAAY
No.2:
(7pt)

名探偵はもういないの感想

少年の夢は犯罪者になることだった。雪深い山荘で起こる連続怪死事件という正統派本格ミステリで冒頭には自分で登場人物表を埋めるという凝った趣向があり、真相も派手ではないものの細かい伏線が最後に収束していく本格の醍醐味が味わえました。登場人物二人の切ない恋模様も良かったですね!最後に明かされるアレはどういうことを指しているのかは大体見当はつきましたが、あとがきで「カレイドスコープ島」につながっていると書かれていたのでざっと読み返して完全に納得できました(笑)でも、こういう伏線は続けて読まないと忘れちゃうよ(笑)

ジャム
RXFFIEA1
No.1:
(6pt)

名探偵はもういないの感想

この人の『開かずの扉研究会』シリーズ四作を読んでいる。これは、そのスピンオフと云える作品。
孤立した雪の山荘、怪しげな客達、そして起きる謎めいた事件。解決するのはアノ人だった。最後の探偵の謎解きの前に「読者への挑戦状」がある、もうミステリーの王道を貫いた体裁のこの作品。たまには作者に挑戦とデータを整理して暫し一考。結果、池で発見された死体の意味は正解だったが、ひとつ大事なファクターを忘れていて一連の流れにはならず正鵠を射たとは云えないためにこちらの負け。いろいろな手がかりをキチンと見せ、そのうえで物語を作り上げなければならないので、こういった趣向のモノは書き上げるのには骨が折れることだろう。ともすれば技巧にばかり神経が行き物語りがおざなりになるが、これは多様な登場人物がいてその辺のところは回避されていると思う。こういったゲームが好きな人には楽しめる一冊。

ニコラス刑事
25MT9OHA

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