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しゃばけ
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しゃばけの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全191件 161~180 9/10ページ
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薬種問屋の若旦那一太郎は、子供の頃から人生のほとんどを寝込んでいるような病弱さ。 両親も使用人たちも、若旦那を大いに甘やかし、大切に大切に扱っています。 使用人たちの中でも、若旦那を守るためなら何でもやりそうな二人の手代仁吉と佐助は、実はそれぞれ犬神と白沢という妖怪。 そして若旦那の周囲には、それ以外にもたくさんの妖怪たちが付き添っています。 事件が起こり、それを解決していく推理ものですが、頼りがいのある二人の妖怪が、なぜか肝心のところで役に立たなかったり。 案外がんばる若旦那と、ちょっと面目なさげな妖怪が、どちらも可愛くてとても面白かったです。 | ||||
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世の中に、しゃばに強い未練を持った何者かの物語です。京極夏彦や宮部みゆきの妖怪小説のライト版のような感じ。これは決して軽んじているんじゃなくて、おどろおどろしさの少ない分、楽しく読めます。でも結構人死にもあるし、複雑な人間模様もあります。 ラストでは、私はなぜ生きているのか、君はなぜ生きているのか、ということに説教臭くなく説明っぽくもない答がしみじみとにじんできます。特技がなかったり、価値がないと思っている人にも、明日の明るさが感じられるのではないでしょうか。 | ||||
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廻船問屋のひとり息子一太郎と彼をとりまく妖を含む甘々家族の物語。 ある日一太郎は内緒で深夜外出するが、殺人の現場に出くわしてしまう。 あやうく襲われかけるが、妖怪の力を借りてなんとか家へとたどり着く。 しかしそこにはこわ〜い手代が待っていた。 じいさまが連れてきた妖2人に守られてという百鬼夜行抄時代劇バージョン。 ここの若だんなは体が弱いからかなり大切にされています。 長崎屋さんは薬種問屋も手がけているのだが、取り仕切っている(はず?の) 一太郎がこれだけひ弱で死にかけていると、長崎屋さんの扱っている 薬の効き目がよろしくなさそうで商売的にどうなんだろうと思わない事もない。 彼の出生の秘密が結構ギリギリのとこだけど、 祖母の事を考えるとファンタジーかなとも思う。 兄、松之助の境遇は一太郎を恨みに思っても不思議はないようなんだけど そちらのほうには行きませんでした。 | ||||
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病弱で何かにつけてはよく寝込む、江戸でも有数の廻船問屋の一人息子、一太郎の周りには、店の手代の二人をはじめなぜか妖(あやかし)のものたちが大勢姿をみせる。たまの外出のときに人殺しを目撃したことから、周囲で不思議な事件が何度かおこる。一太郎は妖たちといっしょに事件を調べはじめるが・・・。 時代小説、ミステリ、捕り物帳、ファンタジー小説などの良いとこ取りをしたような内容、出てくる妖怪たちと一太郎との会話も楽しく、また、人殺しとなぜ一太郎の周りに妖怪が現れるのかという謎に引き込まれ、なかなかにおもしろい。のですが、大きな不満が。せっかく出てくる妖怪が、あんまり活躍しない。やることといったら、寝込んでばかりであまり外出できない一太郎のかわりに情報を集めてくるくらい。これじゃああまりにもったいないような気がするのですが・・・。シリーズ化されているようですので、次作以降に期待します。 | ||||
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時は江戸時代。今より闇夜の多かった頃。 大店の一人息子、一太郎と彼を守る妖たち。 普通の人には見えない妖に囲まれそれを当たり前のように育った一太郎。一太郎は、風に吹かれただけで床に伏せってしまう程の虚弱体質。 ある時から、彼の周りでは不可思議な事件が続きます。しかも、そこには妖の臭いがする。。。 守られるだけの存在だった一太郎は、次第に成長していきます。 日本に昔からいるとされる妖の世界は、まさに和製ファンタジーですね。 | ||||
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なんというか…非常にスローな時間が描かれている作品です。 人間と本来見えるはずも無い、しかししっかり存在しちゃってる妖怪たちが巻き起こす珍道中。 そんな最中に巻き起こる怪事件。 常識はあるが生まれ持っての虚弱体質の“若旦那”と、(人間的な)常識は無いが体力だけは有り余っている“物の怪”たちの物語。 さてさてこの後、どうなることやら…。 | ||||
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めっぽう体の弱い一太郎は、薬種問屋長崎屋の若だんな。 彼が普通の若だんなと違うのは、妖が見えるということ。 長崎屋の手代、佐助と仁吉も、実は妖。そんな若だんなと妖たちが、とんでもない事件に巻き込まれた。 夜に他出した若だんなが、大工殺しを目撃してしまったのだ。 妖たちの手を借りて、下手人探しに乗り出したのはいいが・・・。全ての妖が若だんなにを理解している、というのではなく、 若だんなが妖が見える、という以外に特別な能力があるわけではなく、むしろ体が弱くてすぐ寝込む。 そういった設定が面白い。 普通なら、主役の若だんなが意気揚揚と下手人探しに乗り出して、となるんだろうけれど、そういうわけでもなく。 妖たちも、ただ盲目的に若だんなに仕えているわけではなくて。今の世の中にでも当てはまる、人間たちの悩み、思い、心。普遍的な問題も漂っている。ひとひねりもふたひねりもある作品で、けれどテンポが良くて、笑えるシーンもあり、考えさせられるシーンもあり。でも、江戸時代っていいなと思えるような、そんな物語。 妖の世界もまだまだ深そうだし、続きが読みたいと思わせる作品だった。 | ||||
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主人公、一太郎と彼の周りいる妖怪との関係の描写がなんとも面白い作品だと思います。妖怪にもそれぞれ個性的な魅力があり、こんな妖怪なら自分の周りにいてもいいかな、と思ってしまいます。舞台である江戸の雰囲気も伝わってくるようです。一太郎の親の過保護ぶりをこれでもかという具合に描いていますが、それもまたこっけいです。老若男女を問わず読みやすい作品だと思います。 | ||||
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実は前々からネットでタイトルだけは知っていたのですが、たまたま本屋で映画化するとかしないとかで取り上げていたので、これかーと手にとって、まずあらすじチェック・・・で、即行レジに。 いっきに読みきってしまいました。 時代物ですが読みやすいので、そのあたりで敬遠している人も試してみてはいかがでしょうか。 一太郎とまわりの妖怪がすっかりツボにはまりました。 現在、シリーズは4冊目ですがずっと続けて読みたい本の一つです。 | ||||
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お馴染みのお化けが出てくる、昔懐かしい、小さい頃に読んでもらったお話が、もっと身近に、大人でも楽しめるように書かれています。幼い頃と同じような気持ちで読めました。読んだあとにはすっきりしたような、でももっと長く続いてほしかった・・・。というような気持ちに。。続編も早く読みたいです。 | ||||
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舞台は江戸の薬問屋である。 主役の若旦那は役者なら千両を稼ぐと言われるくらいの水も滴るイイ男、御歳17才である。 ところが、この若旦那ちょっと歩き回っただけで息も切れ切れ…という、とーっても病弱なオトコの子なのだった。病弱な人って身体の自由が利かない分、感性が研ぎ澄まされるといいますよね。 この若旦那もサイキックな能力を持ってまして、 彼の周りには大小取り混ぜた色々な妖(あやかし)がウヨウヨうごめいていて、 若旦那はしっかりその妖達の手綱を握っているのでした。ある殺人事件が発生したことから物語が始まるのですが、 肝心の主人公が病弱で思うように動き回れないというのが逆に面白い。 主人公が病弱なことと彼の廻りに妖がウヨウヨしていることにはちゃんと理由があって、 それは後に彼の出生の秘密とともに明かされるんですが、その辺も面白い。続編もあるみたいなので楽しみです。 | ||||
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学校の図書館司書をしています。この本はまず自前で購入して読んであまりに面白かったので、学校にも入れましたら、案の定というか読書家の子たちに大受けしました。最初ターゲットとして狙った連中(笑)の間を一巡りした後、その子たちの周辺が口コミで借りだしていくようになりました。理由を尋ねてみたら、「誰々さんが大絶賛してたから」。今ではシリーズ三冊全部が順番待ち状態です。四冊目はまだか!という問い合わせもしょっちゅうですが、こればっかりは私に聞かないでよ!嬉しい悲鳴でした。 | ||||
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身体が弱く何度も死にかけている一太郎。そんな一太郎を守る妖たち。そして一太郎の家族や友人の栄吉、日限の親分、下っぴきの正吾。一人一人の個性がきっちり描かれている。だから読んでいて一人一人が作品の中で鮮やかに浮かび上がる。連続殺人事件の下手人も心の底から憎めない。どこか哀れさを感じさせる。ハラハラドキドキの展開。そして、ラストに語られる一太郎の隠された秘密・・・。まさに江戸の町のファンタジー♪ さてこれから先、一太郎と妖たちの関係はどうなっていくのやら?楽しみでもあり、心配でもあり(笑)。 | ||||
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本屋の棚に並んだタイトル見ていて、「しゃばけ」ってなに??との疑問で、 本を取り出し裏表紙を見ると、「なぜか妖怪だらけ」の文が。 好きだ!こういうの。ということで、その夜のうちに一気に読みました。 いろんな設定が宮部みゆきさんの江戸ものに似ているが、この本ならではの主従関係のおもしろさがたまらない。 枕もとにおいて、何度も拾い読みしたい本です。 もう少し、王朝風な妖怪物が読みたい方には、田辺聖子氏の「王朝懶夢譚」か平岩弓枝氏の「平安妖異伝」がおすすめ。 | ||||
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若年層向きなのかなぁ、あまり重くなくさらりと読める。 (辞典が無いと意味がわからない部分もあるが) 設定も面白く、一太郎やその周りの人間の描写も申し分無いのだが、 話の展開に『大盛り上がり』という部分が無い。 前半は面白かったのだが、後半の展開が急すぎて、 無理矢理詰め込んだ感が強い。 かといって、話大詰め!というわくわく感も無く。 全体的にぼーっとした作り。 仁吉や佐吉がもっと活躍してたら評価は違ってたかもしれない。 それぐらい設定を活かしきれてない。「すごく面白い!」 と意気込んで読むと肩すかしを食らうので、 軽い気持ちで読んだ方がいいと思う。 | ||||
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あやかしと病弱な大店の若旦那が 連続殺人事件を解決すると言う 捕り物帖のようでもあり江戸の人情ものでもあり 妖怪ものでもあるふしぎで明るい物語。 登場人物のせりふや動きがとても面白い。 江戸の風物、商売の動き、町屋のつくり 人の考え方など当時の江戸の風物を見ているようだ。 江戸時代の日本人は周りの自然現象にも あやかしを感じていたのだろうか。 そう考えると現代の機械と道具に囲まれた 生活がつまらなく思える。 | ||||
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おもしろいですよ。たしかに。 題名もインパクトあったし。 でもどこか、宮部みゆき時代劇の後追いのような気がするのは 自分だけでしょうか。 もっと時代の背景が目に見えると、よりおもしろいものになる のではと思います。 | ||||
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私はNHKのFM放送「青春アドベンチャー」で、この「しゃばけ」という作品に出会いました。 ラジオと少し内容が異なりましたが、一太郎を取り巻く家鳴や屏風覗など怪とのやりとりが面白く、また手代たちも個性的で、最後まで一気に読んでしまいました。この「しゃばけ」では、一太郎と手代たちの謎が少し解けます!! テンポの良い作品だと思うので、怪がお好きな方は一度お試しあれ!! | ||||
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“しゃばけ”という意味のわからない言葉に何故か惹かれてしまった一冊。甘々に育てられた体の弱い“若だんな”。心優しい彼の周りにはいつも妖たち。彼のある日の行動からどっぷり事件にはまってしまい、ついには解決しようとする。まあ、若だんなはあまり丈夫な方ではないので、もっぱら情報は妖たちが持ってくるのですが・・・真剣な場面にも関わらず、彼と妖たちの感覚のずれがみられる会話に笑ってしまいます。所々に見られる妖の挿絵も妙に可愛らしい。あっという間に読めてしまうので、是非一度手に取って見ていただきた本です。 | ||||
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『しゃばけ』はほんとに読みやすい本です。「さらさら」っと読めてしまう感じですね。時代物の割には漢字が少ないし、会話文が多いせいかテンポもいい感じです。あっさりとした書きぶりとは対照的に、なかなか熱く読める物語でもあります。ラストあたりはもう“一気”って感じで引き込まれます。キャラクターもそれぞれが個性的で(個人的には「三春屋の栄吉」がなんとも味があって好きです)感情移入もしやすいかも。肩肘はらずに読める手を伸ばしやすい本だと思います。 久しぶりに見つけた妖怪時代物。宮部みゆき・京極夏彦・『陰陽師』とともにオススメの一冊ですね。 | ||||
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