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しゃばけ
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しゃばけの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全191件 141~160 8/10ページ
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キャラクターの設定が、嫌みがなく魅力的。 読みやすく一気に読めました。 江戸時代のファンタジーにしてあるのですが、「あやかし」が 見える主人公なんだが決してスーパーマンではなく 市井の物語として楽しめる。 人物造形もしっかりしていて、ひとりひとりが魅力的です。 | ||||
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とても面白かったです! 一応ミステリー仕立てにはなっているけれども、謎解きよりもその事件を通してみえる人間模様やそれぞれのキャラクター、人間と妖との意識のずれなんかが面白くて、発行されている5冊すべて読みました。いまは二順目突入です。 確かに矛盾を感じるところがあったり、妖としての能力を発揮する場面が少なかったりしますが、それらはあまり問題には感じませんでした。 人間と妖とのほのぼのミステリーといった感じでしょうか。それでもなかなか鋭い人間心理描写があったりして、考えさせられることもあります。おすすめですよ。 | ||||
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「王様のブランチ」で取り上げられていたので、読んでみました。 作者は漫画家さんということで、「う〜ん、絵が付いてたらもっと面白いかも」と思いました。つまり、文章で面白さを伝えるにはちょっと未熟な感じがしたのです。 どんな謎解きも、妖かしのトリックを持ってすれば可能なわけで、その単純さに物足りなさを感じます。シリーズ化しているようですが、1冊読んだので、もういいかなと思っています。 | ||||
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非常に面白かった。 病弱な一太郎も彼を支える2人の手代(もちろん妖)、周りにいる 妖たち、一太郎の幼馴染、一太郎の両親、祖父母、 すべてが魅力的です。 話はちょっと間延びしてしまうところもあったけど、 先へ先へと読みたくなる話でした。 大店の一人息子といえば、わがままに育つのが普通で、 物語の登場人物としては 主人公の敵役みたいな感じの登場の仕方が多いと思うけど、 一太郎は、わがまま言おうにも病弱なため、それも出来ず、 だからといって腐心してしまうわけでもなく、 先行きを不安に感じつつ、今を生きている、 その姿がいじらしいのです。 シリーズ物すべて読破したいと思わせるものでした。 | ||||
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2001年に出た単行本の文庫化。 雰囲気や人物は面白いと思う。従来の定型的な妖怪話とは違う、独創性を感じさせる物語であった。成功の原因は、どの登場人物もあまり強くないことにある。主人公は病弱だし、お供の二人も肝心なときに役に立たない。そして何より敵が小物なのである。そのおかげで、巨悪を倒すとか、国を守るとか、決まり切った話に陥らずにすんだのだろう。のんびりとした印象の話に仕上がっている。 しかし、ストーリーは脈絡がなく、矛盾や破綻も目立つ。まあ、このあたりは書き慣れてくれば改善すると思うので、今後に期待。 | ||||
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大店の若だんな・一太郎は、ひどく体が弱い。しょっちゅう寝込んでしまう一人息子に両親はひどく甘い。おつきの手代も甘い。そんな若だんながある日、過保護の手代二人にも内緒でこっそり夜歩きに出かけ、人殺しに合ってしまう。妖(あやかし)に助けられて、なんとか帰途に着く若だんな。なぜか、若だんなの周りには、ごく当たり前のように妖たちがいるのだった。そして、若だんなに人殺しの手が迫り... 病弱な割にはしっかりした若だんなと過保護な二人の手代が、結構いい味出してます。いいとこのぼんぼんなのに、病弱すぎるせいか、いやらしさのない若だんなは、まだまだ世間知らずの子供って感じですが、その割には健気に頑張ってて、かわいいです。最後、どうするのかとも思いましたが、金に物を言わせるとこはしっかりやってて、ちょっと見直しました。登場人物が魅力ありで楽しいです。 | ||||
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時代劇を見るのは好きだけど、時代小説を読むのは苦手★でもこれはただの時代小説じゃナイ!廻船問屋の病弱な若だんなを支えているのは妖達!妖怪は鬼太郎で知識があるので読みやすかったです。こっそり抜け出した帰り道、若だんなは人殺しを目撃!その後も不可解な事件が続き、若だんなは事件を解決しようと乗り出します。でも若だんなは病弱ですぐに寝込んでしまう。そこで妖達が情報収集を。・・・このノリはグルメ探偵ウルフ(外出嫌いの探偵に代わり、助手が情報収集し、探偵が事件を解決する)を思い出します。この話はミステリーやサスペンスではなく、時代劇というよりファンタジーという感じです。所々にある挿絵も可愛い!映画化されるそうですので、そちらも楽しみです。 | ||||
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大店の回漕店の若旦那。唯一の跡取りで父母に溺愛されている。身体はひ弱だが、賢く胆力があって、祖母や母の血筋を受けて男前、そして妖(あやかし)の血が一寸混ざる。 かしずく手代も一寸目には分からぬが妖の世界の者。その他にも、優しい若旦那に好意的なお化け風妖が多数登場。 よくお姫様が小人、妖精、爺やに守られての冒険譚がありますが、このお姫様をひ弱な若旦那に取り替えたような感じの物語です。アミニズムの要素も取り込んであります。 畠中恵さんの作品いいですよ。 | ||||
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読み出したら止まらない。徹夜してしまいました。 若だんなの一太郎は、おぼっちゃまで両親はもとより、 まわりの妖怪たちからも甘やかされ、溺愛されていますが、 その状況に甘えず、精神的に自立しようとがんばっているところがけなげな子です。 また、作中の妖怪との会話が洒脱で楽しいです。 妖怪という設定で、普通の人間とは違った感覚や価値基準なんだけど、 まじめに一太郎と話しをします。その会話の天然ボケ具合が絶妙で、 作品が暗く・怖くならずに、ほのぼのとして、ほんわかとした暖かい雰囲気をかもし出しています。 ですが、作品の底に流れる人の業の悲しさが、身につまされます。 それを、一太郎のもっている素直さや自分のおかれた現状で、 できることを精一杯、できる限りがんばる姿に、 忘れかけていた気持ちを気づかせてくれる作品です。 | ||||
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表紙が内容にぴったり。余所でも時代モノで読者層を広げたいときにぴったりの絵描きさんです。 若旦那は病気がちでも自立心が強いところが却って庇護欲ををかき立てるし鳴り家たちはウロウロしているだけでかわいい。 話は意外と暗黒でモノもヒトも年食えばどう転ぶか判らないもの、その辺り辛口なのが人気のなのでしょう。だだ甘では売れません。ただこれ、ライトノベルとも言えます。イラストレーターがつけば集英社コバルト・角川ビーンズあたりでお見かけしそう。 このシリーズのハードカバーは老舗の和菓子屋さんのような手触りと色合いが魅力的です。 | ||||
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ちょっと気分転換したいとき、乗り物の中とか、外国で読んでもキッチュかも。何章かにわかれているし、内容も込み入っていないんで、細切れにも読めるし、でも情景描写とかは秀逸で、満足感も高いです! | ||||
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作者が漫画家だけあって、細かくはないんだけど情景がぱっと浮かぶような文章で綴られていて、すごく彩り鮮やかな物語っていう印象です。イラストの貢献度も高いです。 主人公の若旦那の柔らかさと妖怪たちの剛さのバランスが絶妙で、またそのギャップから生じる若旦那の戸惑いや妖怪の強引さも読みどころの一つで面白いです。 基本は若旦那と妖怪たちの推理小説なんだけど、プラスαで彼らの関係も絡んでいき、それがとても切れの良い江戸弁で進んでいくのであっという間に読めちゃいます。 ふと手にして、ひょいと買っちまっても後悔はしません。 | ||||
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裕福な大店の、虚弱な突っ転ばしの若だんな。それを守る助さん格さん役の犬神、白沢という妖(あやかし)たち。若旦那の廻りに群れる、さまざまな付喪神たち。鈴彦姫、屏風のぞき、野寺坊、カワウソ、鳴家、名前を見ただけで面白そうでしょ。これが「柴田ゆう」さんの挿画でとても可愛いいんです。 子供のとき虚弱で過保護にされた人、あるいは過保護にされたかった人、いらっしゃい、必読です。妖たちの大好物は若旦那からもらう甘いお菓子。あなたもそばに美味しいお菓子を準備して、畠中さんが連れて来るアヤカシと友達になろう! | ||||
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本屋でこのシリーズの最新刊?を見てなかなかいいぞと思ったら、 前に三巻もでている!なら、最初から読んだほうが分かりやすいかな・・・ と手にしたのがこの本です。 たくさんの妖怪が出てきますが、怪奇物でもなくなぜか可笑しくて ほほが緩むような感じがしました。 何でも持っている大店の若旦那が唯一持ってないのは健康な体という なんだか羨ましいような、可哀想なような主人公が解いていく 殺人事件も、妖がかかわっているからか、不思議な感じで進んでいきます。 あんまり真剣にならずにゆるゆると本を読みたい時にオススメです。 | ||||
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いまや定型化したしゃばけシリーズの記念すべき最初の一冊です。 今ではほとんどしゃべらずに「ぎゃわぎゃわ」言うだけになっているかのような鳴家も、このころは能弁ですし、一太郎の言葉遣いも今とはちょっと違いますね。 けれどもこの一冊によって多くの読者の心に「妖怪ってなかなか!」という思いを植え付け、その後多くの中毒者を作っていることは確実です。 未読の人は気軽に手にとって見てはいかがでしょう? それなりに楽しい、と思ってもらえるか、あるいは 「惚れた!」と思うかは、お好みですね。 | ||||
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読み始めは、某有名作家の陰陽師シリーズや、某漫画家の物の怪シリーズをミックスしたような設定に、やや批判めいた感想を持ちながら読んでいました。 残酷な事件とは裏腹に、なんとも軟弱な薬種屋の若旦那、すねる妖、邪気がなさすぎて暴走する妖など、キャラクターが浮き彫りになっていくにつれ、かけあいがほんわりとしておもしろく読み終わりました。 軽い読み物が欲しいときには最適です。 | ||||
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病弱でおっとりした性格の若だんな然り、それぞれが何処か 抜けた所のある妖怪達然り、作品全体から滲み出てくる「ほんわか」 した感じ。なんかいいですね。 全体の挿画を担当している柴田ゆう女史のイラストも、この 心地よい雰囲気に一役買ってます。 基本的に、殺人もありのミステリーなんだけど、登場人物達の 「ほんわか」につられて、つい気を抜いて読んじゃいます。 しかも、ミステリー部分や心象表現も丁重に練りこまれていて、 思わず考え込んでしまう台詞もあったり。 ミステリー小説を読みたいけど気が張るのは嫌だ!って人に オススメです。 | ||||
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書店で何気なく手に取り、興味がわき、買いました。 いちばんはじめの部分はよく分からず、理解出来なかったが、読み進めていくとドンドンハマりました。 偶然に手にした本だけに、かなりの掘り出し物でした。 マジオススメ | ||||
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日本ファンタジーノベル大賞優秀賞作品だけあって、やっぱり面白いです。 江戸を舞台に、大妖を祖母に持つ病弱な若だんなと2人の手代(実は妖)、屏風のぞきや家鳴といったひょうきんな妖怪たちの活躍で、様々なミステリーを解決して行きます。 時代背景が結構リアルで、江戸時代を散策してみたい人にはもってこいの作品となっています。 本来はおどろおどろしい妖怪もコメディタッチで描かれてますので、気軽に楽しめる大江戸ミステリーファンタジーです。 | ||||
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江戸の薬種問屋の病弱な若旦那が主人公。それを取り巻くあやかしたちが、脇を固めるという独創的な設定が面白いです。本の章ごとに書かれているあやかしの姿が可愛くて良いです。 | ||||
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