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しゃばけ
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しゃばけの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全191件 121~140 7/10ページ
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しゃばけシリーズを読んでいる方、TVドラマに期待してる方には楽しめる1冊です。 まず、ドラマの撮影風景や出演者の写真。妖の作り方(特殊メイク)の写真。原作者・畠中恵先生、一太郎役を演じる手越君(NEWS)のインタビュー等、ドラマに関する記事で始まり、原作(各話)のあらすじや雑誌掲載のイラスト、登場人物達のインタビュー(笑)等々、しゃばけファンにはたまらないです。 個人的に嬉しいと思ったのが、一太郎が暮らす家の見取図が火災前後の旧(Before)と新(After)で載っている事!今までうまくイメージ出来てなかったのですが、これでさらに世界観が広がりました。 堅苦しい時代小説ではなく、むしろ笑える(時々泣ける)小説ですので、原作から入ってもドラマから入っても「しゃばけ」は楽しめると思います。原作は読んでないけどドラマを観た後にガイドブック(入門書)として読んでもいいのでないでしょうか。 | ||||
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大体は既出のものばかりでしたが、今まで小出しにされていたしゃばけの設定や、インタビュー、そして雑誌にしか掲載されていなかった挿絵がまとめて見れるのがとても良かったです。 しいて言えば、挿絵をもう少し大きめであることと、この本のみのオリジナル企画がもう少し多いと嬉しかったですが、しゃばけファンとしてはとても楽しめました。特に、公式サイトで掲載されていたものが紙媒体になったのは個人的に嬉しかったです。 ドラマへの期待も高まりました。 | ||||
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読売新聞の夕刊に連載されていたものを単行本化したもの。私は連載時から読んでいたが、そのアイデアには感心していた。「娑婆っ気がある」という言葉の語源も本書で知った。 大店の若旦那は生まれつきの病弱。それを助ける取り巻きの"妖"達。勿論、"妖"の姿は若旦那にしか見えない。この頃、安倍晴明を中心とする陰陽師ものが流行っていたと思うが、その中では大抵凶暴な魑魅魍魎が出て来る。作者はそれを逆手に取って、心優しき"妖"達を登場させたのだ。たまの外出で殺人を目撃してしまった若旦那は、"妖"達の力を借りながら"捕り物"を始めるのだが...。心優しき非力な主人公を異界の騎士が守ると言う、西洋風ファンタジーを時代劇の形で実現させた作者の手腕は評価されて良い。病弱な点を除けば、恵まれ過ぎた環境にある若旦那がこぼす愚痴も微苦笑を誘う。若旦那の店の薬種問屋を初めとする江戸の風情も巧みに表現され、風景や草花の描写も木目細やかだ。 江戸の人情物に、"妖"と若旦那のユーモラスな掛け合いを加えて読む者を楽しませてくれる作品。この後もシリーズ化される等、この試みは大成功だったが、最初に読んだ時はこれ程大化けするとは正直思わなかった。現代の人々が夢とロマンを求めている証拠であろう。 | ||||
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江戸の廻船問屋、長崎屋の一人息子・一太郎。17歳にして病弱な彼の周りには手代の佐助・仁吉をはじめとするあやかし達がいっぱい。 たまたま家を抜け出した夜に出会った殺人事件、まきこまれた一太郎はあやかし達と事件を解くことに! 巷で大人気のしゃばけシリーズ、読んでみましたが凄く読みやすくて面白かったです!殺人事件にヒトでないものが絡む――というのは過去にも違う作品で読んだことがありますが、どれも難解で…。でも畠中さんの文章や展開はサクサク読み進められ、謎解きもちゃんとしていて年齢を問わす読めます!キャラも、病弱ですぐ寝込んでしまう主人公、今までに無い感じで良かった♪仁吉や佐助もこれから活躍しそうな予感。続きが気になるシリーズです! | ||||
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時代物の小説。 だけど堅苦しい感じではなく、とても柔らかくてふわっとした印象を 受ける小説だった。 主人公は大店の若だんな。 体が弱く、死にかけることもしばしば・・ だけど一方で芯は強く、しっかりとした考え方を持っている。 個性的な妖怪たちに囲まれて、大事に守られながら暮らしていたけど、 ひょんな秘密が原因で、殺人事件の現場に若だんなが出くわしてから 色々な事件が起こる。 謎解きもファンタジーっぽい感じ。 でも、ファンタジーといっても、妖精とかじゃなくて 妖怪たちなのが面白い。 | ||||
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とても読みやすく面白かったです。 怪たちの姿が生き生きと描かれていて、魅力的でした。 個人的には宮部みゆきさんの書かれたものを連想しました。 | ||||
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話題の作家,畠中恵さんの作品です。 長編作品ではありますが,比較的すんなり読めます。 この作品が多くの方に支持された理由の一つは,江戸時代を背景としながら,従来の作品によくある江戸情緒を濃厚には感じさせないところにあると思います。つまり,江戸時代に関する一定の知識がなくても十分楽しめる設定になっているのです。実際,江戸期のいつごろのことなのかを明示する事象は一切出てきません。 第二に,付喪神・鳴家・犬神・白沢といった,本来なら相当妖怪に通じている御仁にしかわからないマニアックなあやかしたちを,あたかも若だんな「一太郎」のペットや従者のように扱うことによって,マニアック性をうまく緩和していることが大きいと思います。 以上要するに,小難しい知識がなくても,ファンタジーあるいは推理小説(「捕物帖」というべきか)として万人が楽しめる作品なのです。 これは,決してマイナス要素ではないのですが,妖怪好きの自分のような者にとっては,少々物足りなさを感じたことも正直なところです。でも作者は,そのようなマニアック性は,最初から目指していないのでしょう。したがって,この作品を楽しむに際しては,その部分には重点をおくべきではないのかもしれません。 僕は個人的に,漫画家の西岸良平氏の「鎌倉ものがたり」シリーズと共通するものを感じました。 現代作品とは一風趣を異にする作品として,お薦めです。 | ||||
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大店のおぼっちゃま、というと、たいていはわがままでバカで、全く男としてのいいところがないようなキャラクターが多いような気がしますが、この物語の主人公・一太郎は、親に溺愛されからだは弱いけれど、芯の強い、なかなかの好青年。好感が持てて、彼の雰囲気が作品全体を柔らかく温かいものにしていると思います。 他の人たちには見えない妖怪がなぜか一太郎には見える。しかも、店の手代二人は妖怪で、幼い頃から彼を守ってきた。あるときは親以上に彼を大事にし、心配し、甘やかし・・・物語の最後でなぜ妖怪たちがこれほどまでに一太郎を大事にするのか、その理由が明らかになりますが、自分の運命を受け入れて、その中で一生懸命生きていこうとする一太郎がけなげというか、なんというか。からだは弱いけどがんばれよ!と応援したくなりますね。 両親の溺愛ぶり、妖怪たちのズレぶり(人とはやはり、ちょっと感覚がずれているらしい)、幼なじみ・栄吉の奮闘ぶり(和菓子屋の跡取りがお菓子作りがへたとは)など、登場人物がそれぞれに魅力的です。 妖怪ものだから、ちょっとおどろおどろしい雰囲気の作品かなあと思いましたが、そんなことは全くなく、逆にさわやかな感じさえしました。早く次の作品が読みたいです。 | ||||
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主人公と妖怪(とは言っても恐ろしい怪物なんかじゃなくかわいいペットみたいなもの)たちの遭遇する色んな事件は、重いものではなくどこかふんわりしたのどかな空気が流れている。 舞台は江戸だが、知っておかなければならない歴史上の知識はほとんど無くて、素直に感情移入できる。 読んでいてやさしい気持ちになれると思う。 | ||||
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若だんなの虚弱で情けない感じなのにしっかりした姿や、 手代2人の頼りがいある姿なのになんだか過保護ぶりなのが おかしくて笑えます。 妖たちがどんどんぱたぱたでてきて その掛け合いのユーモラスな所や 手軽に読み易いところがなかなかおすすめです。 | ||||
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タイトル通り、 「ハリー・ポッター」 「ゲド戦記」 などのような本は苦手でライトノベルばかり読んでいたのですが・・・ しゃばけを読んで普通の本もいいかも・・・と思いました。 妖怪を見えるだけで何か特技などがあるわけでもなく、逆に身体が弱すぎて毎日死にかける主人公。 実は凄く強かったー・・などという設定はよくあるものですが死にかけるなんてなかなか無いですよね(笑) 母と笑いながら楽しく読ませていただきました。 家族でも楽しく読めます^^ | ||||
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シリーズ合計で130万部ほども売り上げるベストセラーなのだそうですね。その第一作目であり、公募新人賞受賞作(日本ファンタジーノベル大賞優秀賞)。評判だけは聞いていましたが、ようやく読みました。 江戸の大きな廻船問屋の若だんな・一太郎は、大層身体が弱く両親に溺愛されています。加えて「一太郎がとにかく第一で、二からが無い」という二人の手代−屈強な佐助、色男の仁吉−によって大事に大事に守られているのですが、この二人、実は妖怪。彼らをはじめ一太郎の周りは妖怪だらけ・・・という設定で事件を解決していく推理物ファンタジー時代小説(?)。 一太郎、妖怪たちも好ましく、するすると楽しく読めます。逆に言うと物足りない印象もあるのですが・・・ せっかく一太郎と佐助と仁吉の取り合わせがおもしろいのだからもうちょっとキャラクターを強調してもいいのでは、物語のめりはりや陰影をもっとくっきりさせた方がいいのでは、語り口にもう少し工夫があっても・・・など・・・ でもきっと、このほのぼの・さらりとした雰囲気が持ち味なのでしょうね。イラストもかわいらしくて、人気があるのが頷けます。 一太郎にはなぜ妖怪が見え、妖怪に守られているのか。事件の謎は彼自身の謎にも通じ、一太郎の成長物語という要素も加わって、さわやかな読後感をもたらします。 | ||||
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大店のおぼっちゃまで、虚弱体質、周囲からあまやかされまくりの 主人公、一太郎が あまあまの手代、佐助と仁吉(実は妖怪)に助けられつつ、操りつつ、 殺人事件にあたっていく、という 時代ものミステリー、プラス妖怪ものです。 ほのぼのーと読めますが、 主人公や幼馴染の栄吉の心情は、時に切ないです。 主人公たちがきちんきちんと生活している様が、 読んでいてさわやかです。 だから若だんなが甘やかされている姿が、うれしいかんじ。 ミステリー側面も、登場人物たちの生活風景も しみじみいいかんじです。 | ||||
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妖怪・殺人事件と、メインテーマはとても暗いもののはずなのに、良い意味で軽くてページがどんどん進んでいく。 あんまり軽い感じのノリの小説は好きではないのに、これはすごく面白かった。 ただ、後半までどんどん謎が深まるばかりで、眼に見えてページ数が減っていってるのになかなか解決せず、「こんなんでちゃんと最後まで事件は解決できるんかな?」と思っていたところ、案の定最後の方に行くと力が抜けた感じ。 もっとお供の妖怪をうまいこと使ったら面白くなってたはず。 にしても、「あーあ、終わってしまった」と続きを読みたくなってしまったのも事実なので、妖怪がお好きな人はどうぞ。可愛らしいキャラの妖怪が出てきます。 | ||||
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若だんなの虚弱っぷりと、 手代2人の過保護っぷりが笑えちゃいます。 一太郎は甘やかされて育ったからといって、 わがままでも、(そんなに)世間知らずなわけでもなく、 きちんと世の道理を理解する、芯が強くて優しい人です。 手代の2人も誰より一太郎の事を思い、 優しいのですが、どこか抜けており、 そこにより一層の親しみを感じます。 皆の掛け合いの快活さに、 時折こぼれるユーモラスな言い回し。 時代物なのに、固くなく、読みやすく、 入り込みやすい作品だと思います。 そして妖たちのおもしろいこと、かわいいこと!! | ||||
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皆様仰ってる通り、時代物でミステリーでファンタジー。 一言、読みやすいです。 文章はもちろん、ストーリーもわかりやすく、登場人物(?)たちの設定もはっきりと描き分けてるのが好印象。 彼らの姿かたちや、ワンシーン、ワンシーンを頭に描きやすいことなどを思うと、「漫画家出身」だという作者さんの背景になんとなく納得。 私の場合、物語を読むとき、作品世界に没頭できるまでは同じところを何度も読み返したり、読書ペースが一向に上がらないというのが常なのですが、この作品はすごく楽に読み進められました。 その一方で、「不思議さ」「滑稽さ」「人情味」を軸に軽快なテンポで話が展開していく中、深いことや大事なことをわりあいサラッと登場人物に言わせたりするので、なかなか侮れなかったりもします。 ということで、肩の力を抜いて読める小説をお探しの方に、☆4つでおすすめ。 | ||||
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江戸を舞台に、ひ弱な廻船問屋の若だんなが、周囲の魅力あふれる妖怪たちとともに、不器用ながらも殺人事件を解決する。妖怪もので、時代劇で、ミステリー。 ファンタジーといえば、金髪の可憐な少女と妖精とバラと魔法使いと、みたいなイメージしかなかった私は、「こんな日本情緒たっぷりの時代物もファンタジーと呼ぶのか!」とまずそこにびっくり。ホラー大賞に岩井志麻子が出てきたときくらいの意外性があった。 屏風や鈴や家についている(というかそれらが変化した)妖怪たちは、愉快でかわいらしく、若だんなにつかえる二人は助さん角さんのようで頼もしく、若だんなの虚弱ぶりは情けなくも微笑ましく、絵空事の物語であるのに、映像で見ているような奇妙な鮮明さがある。 大事に使われ長く生きた「物」には神さまが宿るように、妖怪に変化することもあるのだという世界は、どんなものも使い捨てになっている現在の社会のさみしさも、突いているように思った。 | ||||
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多少世間知らずだが、やさしく思慮深くお金持ち(大店のお坊ちゃま)なのに謙虚・・・と人間的にすばらしい一太郎。 でも彼の一番の魅力は、“尋常ではないほど強烈な虚弱体質”(笑)にあると思われる。 いざ!というときに、ひ弱すぎてカッコよくきまらないから面白い。 どんなときも身を挺して守ってくれる手代2人(妖怪)があまりにも優秀すぎて、 食べ物から寝る時間、外出先まで四六時中見張られ、仕切られ、管理され続けながら しぶとく事件を解決する姿が最高に可笑しい! シリーズの軸となる第1作目の「しゃばけ」。 この1作のみ長編小説(2作目以降は短編)ですが、これが一番おもしろい! 推理小説としてもしっかり成り立っている充実した内容で、ぐいぐい引き込まれていきます。 情けないけど格好良く思える一太郎と、勧善懲悪(かんぜんちょうあく)的なストーリーへの安心感が なんとも心地よくやめられない! 登場人物全員の、どっか“欠けている”(完璧ではない)感じがたまらない魅力です。 ぜひぜひ読んでください! | ||||
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自分勝手な先入観で、この小説のことを”妖怪の手を借りて人間の事件を解決する推理小説”と勘違いしていたのですが、実は妖怪対決見たいな作品でした。 感想で行くと、落語の人情話を思わせる軽快でユ−モラスなお話に仕上がっています。 登場する妖怪たちも、魅力的で物語を盛りたてます。 第2作では若旦那がどのように成長しているかが楽しみです | ||||
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舞台は江戸、廻船問屋と薬種問屋〔薬屋さん〕を営む大店の一人息子は体が弱く、周囲に心配されている。父と母、使用人や幼馴染、そしてなんと妖怪達!あやかしと呼ばれるどこかユーモラスな妖怪達に囲まれて暮らす主人公がひょんなことから殺人事件に居合わせますが・・・。 江戸時代、妖怪、推理小説とかなりたくさんの要素があるのですが、自然に作品に入り込めるようになっています。本筋に関係のないところで江戸時代の知識などが織り込まれていて、ほう、と納得させられることもあり、登場人物たちの江戸言葉にも落語のような味わいがあります。 作品としてのクオリティはきわめて高く、推理小説としてもちょっと新しいタイプかもしれません。 いずれにしても文庫化されたので一度お手にとって、気に入れば続編も読みすすめていく、というのがオススメです。 挿絵が素晴らしい!!! | ||||
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