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太陽の塔
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太陽の塔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全204件 81~100 5/11ページ
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「四畳半神話大系」から森見ワールドに入った私にとって このショーもないことに熱意を浪費する大学生たちの物語は とても面白く、「なにあほやってんねん!」と突っ込みたくなったことも 一度や二度ではありません。太陽の塔の侮りがたい存在感を感じると崇拝している 主人公にも共感がわきますw しかしゴキブリキューブはいやだなあ…w | ||||
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最初から最後まで妄想尽くし。 実にバカバカしく、くだらないノリで展開されて行きます。 こういう作品は初めて読みました。 それがこの作品の良さであり、悪さでもあるのか。 個人的には、少し厳しかったかなといった感じです。 京都には何度も行った事があるので、 土地的には絵が結構浮かんできて楽しめました。 | ||||
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森見の可憐な言葉選びとテンポがとても魅力的ですらすら読めます。今回も舞台が京都。京都行きの電車の中で読みたいような、素敵な気持ちにさせる作品(^-^) | ||||
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変態とかストーカーというようなキーワードがよく似合います。学生の王道を外してしまった京大生が元彼女の観察記録を付けたり、ドアをガムテープで封印したり、プレゼントにゴキブリを送りつけるなど、とうてい価値の見いだせないことに合理性を見出し真剣に取り組んでいます。そんなことに一所懸命取り組むことが出来てしまうのが一般社会から隔絶された自由な大学生活なのでありましょうか。かつての自身の大学生活における赤面してしまうような出来事を思い出させてくれます。 「四畳半神話大系」・「夜は短し歩けよ乙女」と舞台を同じくしており、本書が最も初期の作品で荒削りですが、むしろ現実味と臨場感に優るように思います。しかし本書は、「夜は短し・・・」でもそうなのですが、終盤で話がインフレーションしてしまいます。昔の日本アニメでも一部そういう傾向であったように思うのですが、その影響でしょうか、興味深いです。また、「憮然」の用法が誤っている様なのだが如何でしょうか。 | ||||
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この作品で賞をとったのにまだ読んだ事がなかったので読んでみました。 他の学生が主役の話よりもより陰々としているような気がしましたが、 読み進めて行くうちに思わず笑ってしまうような言回しが出てきて やっぱり面白いと思いました。 森見登美彦作品のすごい言い草が私は好きです。 一人の人間にここまで執着するなんてどうだろう・・と思いましたが、 一歩間違えば犯罪でも本人の毅然とした信念?があればそれは 正当な行いになるという気さえしてきましたが、自分でも危ない考え方だと思い やはり駄目だろうと冷静に自分を取り戻しました。 ストーカーって自分ではそう思ってないと聞いた事がありますが、これを読んだら その理由が少し解ったような気がします。 太陽の塔って、あの太陽の塔の事だったんですね。 何故だか読むまで気づきませんでしたが、今一度万博公園へ行ってみたい気持ちに なりました。 何とも言えない恐怖感。太陽の塔には確かにあるな、と思いました。 | ||||
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森見登美彦さんの「四畳半神話大系」を読んで、こちらも評判がよかったので購入しました。 「京都へよく行く人は頭の中ですぐ情景が浮かんできます」と書きましたが知らない人でも容易に想像出来るでしょう。 それほど小さな世界の中で繰り広げられる物語なんです。 サラッと読めるので一度読んでみては? | ||||
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妄想と強がりと代償行動にまみれた京大生の青春の物語です。 現代の京都に住む大学生の話なのですが、「ええじゃないか」で「クリスマス」を打倒する などという現実にはあり得そうもない話や、妄想と現実の境目が時々あいまいで、 作品全体が、主人公あるいは作者が見た夢や妄想ではないかと思ったりしてしまいます。 見どころは、恋愛に関しては負け組の男どもの闘争と会話です。 クリスマスプレゼントに偽装して、大量のゴキブリを送りあうような男どおしの闘争を展開する かと思えば、京大生狩りにあって逃げ惑う敵を助けたりします。 失恋をしたことをメールで友人知らせたら、「幸福が有限な資源だとすれば、 君の不幸は余剰を1つ生み出した。余剰はもちろん俺がもらう」 というが返事返ってきたりします。 このような男どもの外部との闘争や自己の情念との格闘に、よく読むと、 人生の真実だなよな、と思わせる内容が沢山含まれています。 言葉で説明ができないほどユニークな小説です。 万博会場に残っている建築物の「太陽の塔」と同じように、他に似たような作品がありません。 「太陽の塔」は見てみないことには、どんな作品かわからないと思います。 ぜひ読んでみてください。 とてもユニーク小説ですので、評価は分かれると思います。 | ||||
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ノイタミナで放送された「四畳半神話体系」で初めて筆者の作品に触れて、本屋で森見登美彦の名前を目にした時、迷わず購入してしまった。 購入したその日のうちに、実は兄が以前に高校の課題図書として読んでいたという奇妙な偶然に直面したが、兄も私と同じく、「男子校生こそ読むべき」という感想を持っていた。自分は久しぶりに他人に読むことを薦めたいと思った。 | ||||
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国際線の長距離フライトで退屈しないよう、成田空港でこの本を買ったのが失敗のもとでした。狭い飛行機の中で文庫本を抱え、顔をヒクヒクさせながら笑いをこらえている中年男(私)の存在は、さぞや周囲からは異様なものに映ったことでしょう。 異性ともごく自然に触れ合える人が当たり前で、そうでない人はおたくとかキモいといった有難くないレッテルを張られかねないこのご時世ですが、主人公に加えてその周囲の人間は、そろいもそろってその極北にいるような人たちばかりです。しかし、私も若いころはそうでしたが、硬派にもなれず軟派でもない、どっちつかずで宙ぶらりん、それでいて自意識だけは異様に高いという人は、今でも案外多いのではないでしょうか。だから、登場人物の妄想暴走ぶりに笑い転げつつも、私を含めた多くの人が、かつての"へもい"自分を思い出しつつ、読後はどこか苦くて甘い気分になったように思います。 p.s.登場人物のモノローグ(特に主人公と飾磨くん)を読んでいて、かつてのうる星やつらのメガネを思い出しました。あの作品が好きな人、あるいは押井守作品が好きな人なら、この作品は最高に面白いでしょう。 | ||||
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はじめは、ただの元カノをストーカーする小説家と思いましたが。 やっぱり、この人の作品は独特のものがありますね。 男の妄想、ゴキブリキューブ、ええじゃないかなど、おもしろいです。 好きな人には読んで欲しいです。 | ||||
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「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」の原点となる作品。森美氏の処女作でファンタジー大賞の受賞作だが、ファンタジーではなくいわゆるもんもんとした大学生活の鬱屈した思いを吐露した私小説的な作品である.後に続く2作のベースは本作でもう出来上がっていて、エンターテイメントとして洗練させたものが、四畳半であり、乙女である.本作はひたすら若さ故の鬱屈した思いが述べられ、ストーリーがなく作品としては今ひとつだが、その独特な文体、および奔放なイマジネーションにあふれており、このようなゴツゴツとした原石のような作品から森見登美彦という作家を発掘した編集者には拍手を送りたい. | ||||
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要するに、彼女に振られた男の独白小説です。著者の私小説ではないかと思わせるリアリティがありますが、その真偽は読者にとっては重要ではありません。銀閣寺や鴨川、百万遍、叡山鉄道、四条河原町、東大路通りなど、京都、しかも京大周辺の地理に明るい方には身近に感じられることでしょう。文庫本 240ページとそれほど厚いものではないのですが、小説のわりに文字数が多い。独白が延々と続くため改行が少ないのです。しかも、その文章が堅苦しく冗長なようで、豊富なボキャブラリーを駆使した妄想で彩られているのです。しかしながら、いかに巧みに表現したところで、その内容(主人公の行動)はあまりにくだらなく、アホなのです。笑うしかありません。「京大生ってどうなのよ?」と我が家の長男が心配になるのでした。(苦笑) タイトルの「太陽の塔」は大阪万博のそれです。万博開催当時、お祭り広場の大屋根で隠されていた部分が現在ではすべてあらわになり、広い公園に堂々と屹立していて迫力があります。主人公が水尾さんを万博公園に連れていったとき、彼女は太陽の塔にいたく感動し、これは「宇宙遺産」だと言ったのです。たしかにあれは神か宇宙人のモニュメントにちがいありません。 同じ著者が「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話大系」という小説も書いています。じつは「四畳半神話大系」のアニメを数話見たのですが「太陽の塔」の流れを汲んでいます、「ゴキブリキューブ」とか。その2冊も読んでみようかな、怖いもの見たさで。(笑) | ||||
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斉藤孝「なぜ日本人は学ばなくなったのか」に紹介されていたので読んでみた。 「主人公の『私』は、かつて自分を振った女性を『研究』することに明け暮れるのです」とのこと。こんな話を森見氏が書いていたのだとすれば・・・、これはもう、読むしかない! ■あ、あほだ・・・(笑) この小説に登場する主人公ら登場人物は、いずれも硬派で学術的な言葉を鎧にまとっているのだが、知性的というよりは痴性的である。 己に打ち勝ち、仲間とともに精神的に高めあおうとする、古き良き時代の学生像がオーバーラップする。しかし、彼らはどこかベクトルがずれている。 賢いようでいて、阿呆のようでもある。 しかし、愛すべき存在である。 とても面白い小説だった。 (笑えるという意味でも面白い!) | ||||
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文中でてくる言葉がとってもシュールです。 よくここまでこねくり回していえるもんやなと思いました。 クスクス笑える青春妄想ラブストーリーです。 タイトル『太陽の塔』は主人公の元カノが好きだった宇宙遺産。 | ||||
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非モテ男子大学生による妄想炸裂ストーリーです。豊富な語彙力から生じる言い回しの数々…。その中に生まれる独特な友情、そして拭えぬ彼女への思い。 ここまで来ると笑えます。結末には人間らしい(?)一面を垣間見る事ができます。 男性は勿論の事、女性にも(理解し難いかもしれませんが)読んで頂きたい一冊です。 | ||||
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結局のところ こういうタイプの作品はあまり好きではない ということだと思います。 太陽の塔 とどのようにかかわってくるのか 期待しすぎたかな。 | ||||
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誰にでもある。 でも何て言ったらいいのか分からない。 そんな日常の機微を長期計画で見事に書き出すこの人は本当に凄い。 読んでみてください。 読まないで済まして、ええわけがない。 | ||||
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男たちの 男たちによる 男たちのための物語。 男を童貞としてもよい。 妄想は爆発だ。 | ||||
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京都の冬に暴力的な猛威をふるうクリスマスという厚顔無恥な馬鹿騒ぎを憂い、昨今の恋愛礼讃主義に敢然と異を唱え、かような理不尽極まりないクリスマスファシズムに対し「日本人はもう一度節度を取り戻さねばならぬ」と固く心に誓う四人組。私と飾磨大輝(しかまだいき)、高藪智尚(たかやぶともなお)、井戸浩平の哀しくも苦悶に満ちた学生生活。 彼らは溢れんばかりの知性(痴性?)を持って生まれ、その知性を無駄にすることおびただしい。軽佻浮薄な風潮に流されることなく、荒ぶるジョニーをかろうじて理性で統制する彼らは紛う方なき日本男児。果たして彼らに魂の救いはあるのか。願わくは彼らに神の祝福多からんことを。 本書は森見氏が京大の院生であったころに執筆したものにして、氏のデビュー作。独特の文体、知的な言い回しによって、京都に生息する知的おバカの生態が厭味なく描かれ、ついにファンタジーにまで昇華させた実力に舌を巻いた。はっきり言って大好きです、森見氏のこの回りくどい文章。 | ||||
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はるか昔のことではありますが、「私」と似たように 男だけのフォークダンスを踊り狂っていた自分の学生時代を 思い出しながら楽しく読み進めました。 (京都の学生ではありませんでしたが) しかし、読みながら、この本を読む女性っているのだろうか? と思っていたら、本上まなみが解説を書いていた。 なるほど・・・女子にもそういう青春があったのか!という発見をしました。 登場人物の中で、気になったのは「私」が恐れる邪眼。 彼女の「あんまりそんなことばっかりしてるのもどうかと思うよ」 という一言には笑った。 地に足のついていない「私」は自分が間違っていることは重々承知なのだが 足をつけるべき「地」である世の中も「根本的に間違っている」ことを 見抜いているようだ。 「私」が、これから、いつどのような形で地面に着地していくのかが興味深い。 浅羽通明氏がデビュー作『太陽の塔』が『夜は短し 歩けよ乙女』の続編として 読めることを指摘しています。なるほど!! (その内容は浅羽通明氏が、発行している「流行神241号」で) | ||||
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