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リプリーをまねた少年
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リプリーをまねた少年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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実はリプリーものの最初の本「太陽がいっぱい」を読んでいなく、これが初めてのリプリーもの。マット・デイモンの映画「リプリー」を見て、リプリーなる人物の性格がよくつかめず、そして映画では何人も人を殺すもののみごとに逃げ切ってしまい、妙にすっきりしなかったのと、あれからリプリーはどうなったのだろう、という好奇心から読みました。だからってなぜ外伝から入っちゃうかな、自分でも自分が少し謎です。 さて、そのリプリー君ですが、なんと美しい妻と結婚し(映画ではゲイのように表現されていた気がするのですが・・・ますますリプリー像がつかめなくなりました)フランスで幸せに暮らしています。そこに家出してフランスに来ていたアメリカの富豪の息子と出会い、リプリーは彼に関わることになるのですが・・ リプリーはお金持ちの息子フランクのことが大変気になるらしく、こまごまと世話をやき面倒をみます。(その態度はゲイっぽい)フランクの身に危機が迫った時も、リプリー君大活躍。彼の力になろうと精一杯助けるのですが、すべてが収まるべきところへ収まるかにみえた時、びっくりするようなことが・・ 今までここまでやってきて、え?このラスト? でもこれがリプリーものの雰囲気なのかも。相手が重荷になってくると人との関係性をあっさり切りたくなってそれですっきり、というリプリーの気持ちはおそろしいことに個人的には理解できる。そういう意味で自分にとって妙に居心地よく感覚的になじみを感じる雰囲気だったのは確か。 始まりからいろんなことがあって、終りがぐるっとめぐって始まりにもどってきたよう。ああ、すべて世のことはなし。といった感じ。 | ||||
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