愛しすぎた男
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主人公の青年が既婚女性に恋し・・・というお話。 女性でも男性でも特定の人を愛し過ぎて、つきまとう行為をストーカーという様になって久しいですが、この小説はそういう男性の行動を描いて先駆的、という評価を得ているといわれているそうです。 個人的な感想ですが、中で主人公の行為が社会的に逸脱している面は確かにあるとは思いますが、今のストーカー行為と比較すると、それ程ひどいとはいえない感じもしました(殺人が起こりますが)。 なので、ストーカーを主人公にしたサスペンスの先駆、というには些か無理がある気がしたのも真実です。ですが、人によってはそういう小説の先駆という評価もあるだろうとは思いました。 といっても書いているのがハイスミスなので、十分面白いし、今読んでも読みごたえのあるサスペンスになっております。 また個人的な事でなんですが、以前に親の元愛人からストーカー攻撃を食らった事がありまして、主に電話ででしたが、それは凄まじい執念で、個人情報ダダ洩れの時代だったので、電話番号を変えても直ぐに特定してがんがん電話がかかってきてまいりました。今精神疾患を抱えているのもその性かも。 時代を先取りしたという評価を得ているサスペンス。機会があったら是非。 | ||||
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本書の解説で吉野仁さんが、「<ストーカー>という・・・きわめて今日的な問題が描かれている・・・」と述べている。また、裏表紙でも、「いま話題の『ストーカー』(追跡者)の世界を内側から描いた・・・」と記されている。 評者は、パトリシア・ハイスミス作品の、今日性や画期性を称賛するにやぶさかでないが、本書の主人公デイヴィッドは、今日の日本で話題になるようなストーカーでは決してない。 デイヴィッドとアナベル(<ストーカー>的行為の相手)はかって恋人同士だった。別の男と結婚してしまった彼女は幸せではないと、デイヴィッドは固く信じ込んでいる。しかし、デイヴィッドはアナベルにつきまとってはいない。彼が愛を伝える手段は手紙と電話で、その執拗さはあるにしても、正攻法で臨んでいるのだ。 夫ジェラルドが妻あての手紙を盗み読み、デイヴィッドの自宅まで抗議に押しかけてきた。二人が揉み合いになり、ジェラルドが死亡した。 これで障害はなくなったかと思いきや、新しい恋敵ブラントが現れた。デイヴィッドの一途な愛へのアナベルのあいまいな態度。そして、アナベルとブラントの結婚を告げられたデイヴィッドは、仮想現実の中で、アナベルとの二人きりの世界に閉じこもるようになり・・・ 結論。本書は純愛物語だ。 | ||||
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作品のテーマは割りとありふれているというか、サスペンス ではよくある感じで、期待を裏切る大どんでん返しも特にあ りませんが、登場人物の心理描写が素晴らしくて、気がつく と読み終わっていたというぐらい、話の世界に引き込まれま す。ラストの主人公が完全におかしくなってしまった後の描 写がすごくて、ドキドキしました。 | ||||
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