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(短編集)

百鬼夜行 陰



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【この小説が収録されている参考書籍】
百鬼夜行―陰 (講談社ノベルス)
百鬼夜行 陰 (講談社文庫)

百鬼夜行 陰の評価: 3.69/5点 レビュー 29件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.69pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 1~20 1/2ページ
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No.29:
(4pt)

面白かった

「京極堂サイドストーリーズ」。面白かった。
百鬼夜行―陰 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:百鬼夜行―陰 (講談社ノベルス)より
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No.28:
(1pt)

がっかり。

古典奇談が好きで、
以前読んだ『稲生モノノケ大全』の現代語訳が
非常に面白かったのと、
巷説百物語のアニメもドラマも面白かったので、
愈々本格的に京極夏彦の作品を読もうと、
この類いのシリーズを6冊程纏めて購入した。

が…『怪談』とは程遠く、
ミステリーと言えばミステリー。

ただ頁消化の為の様な、
だらだらとした繰返しの文、
気違い地味た演出、
わざとはっきりしない物語の終焉、
時代にそぐわない古語の使い方…

どれを取っても私には退屈でしかなかった。

あざとくて苛々する。

私はやはり古典奇談のが面白い。

中途半端に現代的過ぎて期待外れだった。
百鬼夜行―陰 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:百鬼夜行―陰 (講談社ノベルス)より
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No.27:
(3pt)

Audibleブック・オリジナルで

昔読んだことがあるがオーディブルで見かけたので聴く。(なので内容については割愛)
朗読が地の文もやや感情的なので、セリフなのか一人称の文なのかちょっと曖昧。
百鬼夜行―陰 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:百鬼夜行―陰 (講談社ノベルス)より
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No.26:
(5pt)

心の準備が必要

時系列で先に刊行されている百鬼夜行シリーズを読んでおいた方が良いのですが、それより何より気持ちが暗くなる内容が多いため、まずは読破後にどうやって気持ちを明るくするのか、準備しておく必要があります。
百鬼夜行―陰 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:百鬼夜行―陰 (講談社ノベルス)より
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No.25:
(4pt)

京極夏彦先生の小説のスピンオフ。

姑獲鳥の夏、絡新婦の理、などの登場人物の始まりが描いてある。これらの小説を読む前、読んだ後でも楽しめる。京極夏彦先生のファンならおもしろい一冊だ。
百鬼夜行―陰 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:百鬼夜行―陰 (講談社ノベルス)より
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No.24:
(5pt)

【鬼】という言葉の定義が素晴らしい

京極夏彦先生の作品が好きで、自分の読書に割ける時間を鑑み、読み切れる範囲で可能な限り手にしている。本作品もそのうちの一冊である。読了した今、手にして良かったという感想に浸っている。

 もともと自分が妖怪好きであることもあり、本書に収められている、妖怪に紐付けされた各短編を思う存分堪能できた。話の元になる妖怪について何も知らなくとも十分に堪能できると思うが、ある程度知識があった方がより一層楽しめるだろうと思う。

 どの短編も楽しめたが、最も印象に残ったのが「鬼一口」である。ストーリーが楽しめることは勿論であるが、ここに書かれる【鬼】という言葉の定義が素晴らしいと思った。「鬼とは何か?」と訊かれた時、人によって答えはさまざまであろう。昔話に出てくる鬼のイメージから返答する人もいれば、「仕事の鬼」などという比喩的表現から考える人もいるだろう。またイメージは浮かんでも言語化できない人も多いのではないかと思う。もしかすると、それは鬼という概念の定義に決定的なものが無いからかもしれない。何れにしても鬼の定義は難しい。「鬼一口」では、それが見事に言語化・概念化されている。本書に収められている作品の時代設定は終戦後の昭和二十年代になっているが、この時代設定が決定的に必要な作品は「鬼一口」だけだろう。他の作品は時代が平成でも令和でも書けないことはないように思える。
 鬼という言葉の定義について興味のある人は、この「鬼一口」だけでも読む価値はあろうと思う。
 ちなみに個人的に最もストーリーが楽しめたのは「閻羅閻羅」であった。

 とても楽しめた。『百鬼夜行 陽』も購入しようと考えている。
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No.23:
(5pt)

面白い

とても面白かったです。
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No.22:
(5pt)

京極夏彦氏の作品のファンです。

京極夏彦氏の作品のファンです。陰といううことは、つぎもありますね。
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No.21:
(4pt)

京極堂シリーズのスピンオフとしてお楽しみを

京極堂シリーズ直近の「邪魅の雫」が上梓されてはや10年以上。次作「鵺の碑」を待ちわびている間の復習がてら手に取りました。実はこの本、判型が違うものを前に読んでいました。歳月を置いて気がついたこと。京極堂シリーズの登場人物(それも超脇役のひとまで)のプロフィールを忘れてしまうと作品に入り込みにくくなってしまうのです。京極堂シリーズを一度おさらいしてからこちらを読むのをお勧めします。今回この短編集をもう一度読み直して気づいたこと。京極夏彦氏の感情描写の緻密さです。膨大な情報量で圧倒される京極堂シリーズからこちらの短編集に移ると、登場人物の心に刹那刹那、浮かんでは消える感情を、短い文で的確に描写している点。それでいて書き出しから1ページで主人公のプロフィールが読者の頭に入るように仕組んである構造にびっくりします。京極夏彦氏の抜きん出た文章構成力を勉強したいひとにはこの短編集が最適かもしれません。
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No.20:
(5pt)

定本とか完本とかややこしい・・・

以前に講談社から出版され
再度文藝春秋から「定本 百鬼夜行 陰」として出版されましたが
「百鬼夜行 陽」が講談社に無い事からその出版に伴い
再々度「完本 百鬼夜行 陰」として出版されました。

講談社「百鬼夜行 陰」
文藝春秋「定本 百鬼夜行 陰」
講談社「完本 百鬼夜行 陰」
となるわけですが

講談社「百鬼夜行 陰」と
講談社「完本 百鬼夜行 陰」
の違いは収録作品の並び方と
若干の改稿との事です。

文藝春秋「定本 百鬼夜行 陰」
講談社「完本 百鬼夜行 陰」
では収録作品の並びは同じで
若干の改稿があるようです。

講談社ノベルズで全部集めてるんだ
と言うこだわりのある人以外は
最初の「百鬼夜行 陰」だけで
良いと思いますが
講談社「完本 百鬼夜行 陽」も
購入される方は
背表紙等に「完本」の文字が入っているので
本棚に並べた時の見栄えを考えて
「完本 百鬼夜行 陰」「完本 百鬼夜行 陽」と
合わせて購入されるのが良いかも知れません。
百鬼夜行―陰 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:百鬼夜行―陰 (講談社ノベルス)より
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No.19:
(1pt)

以前の文庫と同じ

新作と思って買ってしまいました(陰、陽とも)。以前、講談社文庫から出ていたものと同じです(涙)。文庫からノベルズになるってありですか?(不注意な自分が悪いんですが・・・)
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No.18:
(1pt)

オーディブル版の評価です

本小説については文句なく名作であり、評価が下がることはありません。オーディブル版のナレーターの平川正三という声優が問題。つねに語尾の『た』 が 『たぁ』になるのです。 『~だった』 は 『~だったぁ』 となるのです。それが文脈の流れで演出的に行われるのではなく、どんな時でも常に 『たぁ』 なのです。気になって物語に入り込めない。平川正三という男は普段から語尾をはっきり発音しないだらしのない男なのでしょう。名作をだらだら読まれると殺意さえ覚えます。こんな腹の立つ音読が販売されている事にさえ腹が立ちます。再録しなおしてほしい。このような素人にこの名作を任せた講談社は何を考えていたのでしょうか。京極夏彦ファンはこのオーディブル版を聞かない事をお勧めします。
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No.17:
(5pt)

京極堂シリーズを読みながら読むべき本

京極堂シリーズの中に残された謎が、少し分かる本。

なので、シリーズの本を読みながら、休憩ついでに読むといいかもしれません。
私は紙媒体で『邪魅の雫』を途中まで読んでから、この『百鬼ー』を読んだのですが、それまでに読んだ京極堂シリーズの内容がうろ覚えになってしまっており、100%堪能出来た、というには程遠い読後感となってしまいました。
それでも楽しめるところはあったので、もう一度京極堂シリーズを読みながら、この本も読んで、味わい尽くしたいと思いました。
シリーズを二度三度楽しみたい方は、ぜひ。
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No.16:
(3pt)

ファン向け

京極堂シリーズのスピンオフ作品で、本編とは違いミステリ要素はなく
本編に登場した人物たちが怪異等に巻き込まれるホラーなのだが、
それなりに盛り上がる作品もあれば、淡々と始まり妖怪チラ見せで終わる作品もありと
作品の出来にやや差があるものが多い。
本編の知識ありで読むならばそれなりに面白いが、それなしだとそこまで魅力的ではなく
まあファン向けの内容だろう
できれば京極堂シリーズを読んでから読むべき一冊
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No.15:
(5pt)

京極堂シリーズの番外編です

ここまでの姑獲鳥、魍魎、狂骨、鉄鼠、絡新婦、塗仏の登場人物数人の主観から事件が深みに嵌るまでを書いたものです。
あぁ、こういうことだったのか、と繋がるものもあれば、特に読んでも物語とリンクしないものもあります。

京極堂シリーズの登場人物を忘れる、混合することもしばしばの私としては、上記の6作品を読んだらそのままの勢いで読んでしまった方がいいと思います。
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No.14:
(4pt)

本編未読でも読めます。

この本は百鬼夜行シリーズのサイドストーリー本です。
前知識なしでも読むことはできます。
一人の人間の崩壊劇、と言う形で
読むことは十分に可能ですからね。

だけれども読んでいたほうが
見たことのある人物ににんまりできる、
と言う点で面白いということは
伝えておきましょう。

どのお話も最後にぞっとさせられます。
ちょっと人によっては夜にこの本を読むのは
お勧めできないかも…

面白かったのは
現実にある症状を扱っている「火間虫入道」や
究極の変態趣向を扱っている「煙々羅」でしょうか。
特に後者は本当に狂気に満ち満ちていまして
最後の発狂が一段と際立って見えるぐらいです。

本編とはあまり比べないほうがよさそうです。
あくまでもホラー、と言う形で読むのがベターでしょう。
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No.13:
(2pt)

つまらない

読み進むにつれて苦痛が増す。
この本ほど面白く無い京極作品は珍しい。
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No.12:
(4pt)

京極夏彦のイメージ通りのスピンオフ小説

京極堂の百鬼夜行シリーズのサイドストーリー集でありながら、登場人物たちがいかに妖怪に出会い、恐怖し、事件に関係していったかを一人称視点で描いている。ともすれば、妖怪たちはメインストーリーの中では添え物的であったが、登場人物たちにとっては、それは実在したに等しい恐怖の存在であった。妖怪とはおのが心に住み着くもの、決して作り物と馬鹿にできないのだということだろう。京極夏彦に持っていたイメージそのままの作品集で楽しめる。
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No.11:
(4pt)

あくまでサイドストーリー。

本編をさらに奥深くなるように肉付けしている短編集。本編を邪魔することなく、それでいて、もう一度本編を読み返したくなる、そんな本です。
また、本編の主要登場人物の登場や憑き物落しを期待しすぎるとがっかりします。
百鬼夜行シリーズの世界にどっぷりと漬かりたい人にお勧めです。(「塗仏」までの本編を全て読んだ後で。)
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4062748525
No.10:
(4pt)

合理的な妖怪作家

京極氏の作品は各作品の登場人物が各作品で複雑に絡み合い、一種閉鎖的な世界を構築し拡散しているように思う。
この作品では、妖怪シリ−ズのメイン、サブキャラのサイドスト−リ−が描かれており、作品の深みを増している。
あえて言うと、あくまでサイドスト−リ−なので、この中の短編だけで評価云々と言うのは難しく、各元の作品の中に融合した上で、奥行きを感じるのが本当に楽しみ方なのかもしれない。
京極氏の作品の表現は非常に合理的であり、時には辛らつにまたは冷酷に我々が普段善意に感じていることすら分析のメスが入り、美点と思っている点まで心の闇に評価されてしまうことがある。
時に、自分と関口を同化させていまい、暗い気持ちになることもしばしばである。
その、合理的表現方法に中に非合理の代表である妖怪が登場するミスマッチングこそ京極印なのだろう
この作品は妖怪シリ−ズを読破した後に触れられるのが美しいと思う
百鬼夜行 陰 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:百鬼夜行 陰 (講談社文庫)より
4062748525

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