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レーン最後の事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
レーン最後の事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 1~20 1/2ページ
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無事に届きました、有り難うございます! | ||||
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思いもよらないラストシーン 涙さえ誘うような…四部作の中でも最高の出来だと思います。 | ||||
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シェイクスピアとセドラー レーン最後の事件に相応しい題材。 ウイリアム・シェイクスピアにはハムネット・セドラーという友がいて、シェイクスピアの息子には彼の名前ハムネットがつけられている程の仲だった。一方で、ハムネット・セドラーの妻とシェイクスピアの不倫も当時噂されていて、セドラーの息子の本当の父親はシェイクスピアだったとも言われている。そのような前知識があると「ふむふむ、なるほどね~。実際そうだったかもねえ」などと、物語はもっと楽しめると思う。 翻訳は原作の時代的な香りを損ねずに、現代の日本語としてわかりやすくすんなり入ってくる。宇野さんや鮎川さんは横溝正史を読んでいるような言葉遣い、あれはあれで私は大好きだった。 前作はペーシェンスの一人称語りだったが、また元に戻っている。そして今までになかったカーアクション的な場面も出てきたり、その他文明的変化、女性の社会進出など、Xからの時代の経過を感じる。逆に事件の発端は古い古い時代になった。 もう、とっくに作者がお亡くなりになっているのがわかっていても、これで最後なんだと悲しくなった。レーン、サム、クエイシー・・・愛すべき登場人物だった。寂しいです。 | ||||
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怪しい依頼人の登場に始まり、次々と失踪する関係者、盗まれてまたすぐ返却される稀覯本、暗号、手紙など謎が深まりサム警視は途中でさじを投げる始末です。覆面の怪人や双生児トリックなど横溝正史を思い起こさせます。優秀な女探偵ペイシェンスにも相応しい彼氏が現れ相思相愛に。振り返れば殺人は1件だけしか行われていないのです。その唯一の犯人の動機は人類の共通財産を後世に伝えるためという崇高な動機なのでした。タイトルに相応しいエンディングが訪れます。 | ||||
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前作『Zの悲劇』で登場したサム警部の娘ペーシェンス。その明晰な頭脳は最後に犯人へと到達するのだが、なぜエラリー・クイーンが彼女にペーシェンスという名を与えたのかがそこで読者には理解できるでしょう。 誰のためのペーシェンス(忍耐)か? 全編にシェイクスピアに対する深い造詣と愛情が充ち満ちています。そのプロットの壮大さは全作品一と言えると思います。 間違いなくドルリー・レーン・シリーズの白眉です。 しかしながら他のレビューアの方々がご忠告されている通り、X・Y・Z・最後の事件の順に読み、エラリー・クイーンの壮大な複線に触れるべきなのでしょう。大傑作。 | ||||
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本格推理の黎明期というか、全盛期というかの頃の作品。謎解きというか、フェアなパズルという側面で言えば、ほぼほぼ満点に近いんだろうけど、やはり人物造形の部分で時代を感じさせてしまう。今の感覚とは少し違う。たぶん今若い人が熱中してるラノベなんかも50年、100年経ったら、とてもじゃないが付いていけないなんて読者は思うんだろうな…なんて思った次第。でもでも、ドストエフスキーとか一部の文豪は、今読んでも人物がしっかり立ち上がってくるよな…なんて思ったりもした。自分なりの「美学」に拘る探偵が、その「美学」に拘るあまり悲しい結末を迎える…。考えれば、この設定だけでも今リライトする価値はあるよな…。自分の「美学」に拘る探偵は、その後も沢山創作されてきたけれど、ここまで突き詰めた作品はなかったんじゃないかな…。 だから推理小説なり、それなりに本好きを自任している人は絶対に読まないといけない本だと思う。探偵の苦悩のかたちは今とは表現の仕方が違ってるから、違和感はあるだろうけど、こういう作品があって、今があるわけなんだしね。 | ||||
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ようやくハヤカワ版で入手出来ました。 X.Y.Zまではメルカリや、ヤフオクでも結構見るんですが、この最後の1冊だけはなかなか見当たらなくって困ってました。 ドルリィレーン4部作やっと読めます。 | ||||
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物語は七色の髭をつけた男がサム警視の元へ訪ねて、何百万ドルもの価値があるという封筒を預けるところから始まり、本のすり替え、警備員が行方不明になったりと、不可解な事件が次々に起こっていきます。 今作も、これまでの3作と同様、犯人の奇妙な行動に隠された謎を、緻密な論理で解決していきます。その鮮やかさは今作も他の推理小説とは一線を画しています。バラバラだった一つ一つの出来事が、すっと1本に繋がった瞬間は、流石エラリークイーンだと唸らされました。 そして最後のパートはドキドキしながら、あるいは、恐怖に近いような思いでページをめくりました。ドルリーレーン4部作はどれも一気に結末まで駆け上がり、衝撃の結末にしばらく考えさせられますが、今作は特にそれが強かったです。そして、是非これまでの3作を読んでから今作を読むことをお勧めします。その方が、より今作の結末に衝撃を受けることでしょう。 | ||||
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何だか盛り上がらない展開で読むのに苦労するほど退屈。が、終盤は俄然ヒートアップし、ラストは驚天動地の結末に、序盤から読み直して伏線が張られていたのか確認する事になった。それにしてもこの結末は「X」「Y」「Z」の先行3作品を伏線に使うウルトラC級の大技であり、その構想力だけでミステリ史に残る衝撃。 だが退屈な序盤など欠点も多く、満点評価は出来ない。衝撃的なラストから読み直しても、どうしても納得出来なかったのは犯行動機であるが、俗人には理解出来ない。それに凶器を持って荒らし回り、人まで殺す粗暴さと真犯人像はとても結び付かない。だからこそ衝撃的なのだけど、アンフェアではないのだろうか。 | ||||
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愛書狂たちのシェイクスピアの死にまつわる因縁が現代に殺人事件を起こす・・・ ストーリーの所々に専門的な学識がちりばめられていて勉強になった。 殺人事件は終盤に一件しかおこらず、失踪と古書の窃盗といった事件のつみかさねが物語を展開させてゆく。 もちろん、快活な若い男女の恋模様も進展してゆくが・・・ 文体は古典や聖書からの引用があって、古い訳文ではもっと読みにくかったような印象。 今回の翻訳者はまわりくどさがなく、安心して読み進めた。 レーン四部作のうち「Yの悲劇」同様、余韻がある衝撃のラストだ。 | ||||
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エラリー・クイーンの推理小説は、最高ですね。その中でも、Xの悲劇、Yの悲劇、Zの悲劇、ドルリイ・レーン最後事件の4部作至上最高の作品ですね。 | ||||
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結末が衝撃的です! さすが名作といわれるだけありました! 初めて読む方は「Xの悲劇」から順に読むことをお勧めします。そうすることでなぜこういう結末になったかがより理解できると思います。 | ||||
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GOODGOODGOODGOODGOODGOODGOODGOOD | ||||
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エラリー・クィンの中でも、このレーン・シリーズはすべて読みました。有名なX・Y・Z。すべて面白かったと思います。 | ||||
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本格的推理小説の代表作です。エラリー・クイーンの作品は他に有名な「Xの悲劇」、「Yの悲劇」、「Zの悲劇」がありますが、「ドルリイ・レーンの最後の事件」はその中でも最高です。1930年代に書かれたこの作品は今でも十分に楽しめます。是非ご一読をお勧めします。 | ||||
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「Xの悲劇」から順に読んできた人は、 この作品のクライマックスで相当の衝撃を受けるでしょう。 この作品自体だけでなく、「悲劇」四部作自体がこのクライマックスのお膳立てと言っても過言ではないかも。 なので「X」→「Y」→「Z」と読んでから読むべき一作。 「X」「Y」はそれ自体名作と評価が高いのもありますが、 「Z」からの新キャラクター、サム警部の娘ペーシェンスも今作で重要な役割がありますし。 惜しむらくは、謎が解明され始める終盤までの冗長・退屈な展開。 不可能犯罪・密室殺人が起こるわけでもなく、なんだか不思議な事件を地味に追う感じなので、 正直読み進めるのが大変でしたw | ||||
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越前新訳の「ドルリー・レーンもの」四部作の最終編である。オリジナルが1933年リリースということであるが、何ら色褪せない名作中の名作を21世紀の今、新しい翻訳で再読できることにむしろ興奮する。 越前氏が「あとがき」で書いているように、このシリーズは「Xの悲劇」「Yの悲劇」「Zの悲劇」ときてこの「最後の事件」まで、順番に読むことにこそ意味があるのだ。初めてこのシリーズを読む読者はその事をくれぐれもお忘れなく。 名作は既に過去に読んでいる作品でありながら、当然犯人を知っているにもかかわらず、あらためて再読しても、面白さが失せることなく、ストーリー展開を堪能できるものだ。本書はまさにそのような一冊。 | ||||
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まさかこのような展開になるとは。まったく予想していなかった展開に驚きました。 しかし最後の最後まで真相がわかりませんでした。 悲劇シリーズで大活躍した元舞台俳優のドルリー・レーンが鮮やかに事件を解決し、優秀の美を飾ります。 この四部作はどれもよかったですが、その全てを読んでこそ本当の悦びが実感できることでしょう。 ぜひ『Xの悲劇』から順番に読んで頂きたいです。 最初にこの本を読んでも面白いですが、やはり『Xの悲劇』から順番に読んだ方がよりいっそう楽しめます。 | ||||
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シャーロック・ホームズものを除けば、最も読んだ回数の多い「ミステリ」。 「仕掛け」は一度読めばわかっているのだが、再読に耐えるとはどういうことだ? Xの悲劇、Yの悲劇、Zの悲劇から続く、「レーン」ものを、巨匠エラリィ・クイーン(のコンビ)が敢えて別名義で執筆したのは、この一作のためであったと充分に納得できる。 生まれ育った背景や、年齢を超越して楽しめる作品だし、読後の余韻が長く続く。 陳腐ではあっても「不朽」と表現すべき作品だと思う。 ミステリ好きなら読んでおくべきであろうし、読む順は(X-Y-Z-本作)間違えてはいけないだろう。 邦題も「最後の悲劇」でなく原題(Drury Lane's Last Case)=「ドルリー・レーン最後の事件」がやはり適切であると思う。 | ||||
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唖然、そして、衝撃。 これは四部作に実にふさわしい 終わり方でした。 ただ、結末は賛否両論かな。 テイストとしては「Zの悲劇」に さらに地味さがプラスされた感じです。 とにかく、地味といったらありゃしない。 だけれども、そこのところはご辛抱を。 それに見合うほどの結末が待っていますから。 もはやこの終わり方は 「完全体」でしょう。 他に言いようがありません。 多くは語りません。 読んで真相を知るのが 一番なのです。 この作品は。 | ||||
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