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Xの悲劇
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【この小説が収録されている参考書籍】
Xの悲劇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全109件 41~60 3/6ページ
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大胆なトリックと作品の完成度の高さで、後世に決定的な影響を与えたのも納得。 優れた叙述トリックとしての要素が強いため、映像化不可能な作品である。 ミステリーとして「Yの悲劇」よりも優れていると思う。 ただ、突っ込みどころがゼロというわけではない、 また、たいへん読みやすい新訳だが、登場人物ごとのセリフの描き分けがイマイチの感はある。 それでも読んで損は無いと思う。 | ||||
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昔々、、熱心に読んだものです。 中学生くらいでしたが、なかなか海外の様子も想像しがたくまた大人の会話もやや難しく感じたものです。 今読むと、、古典的でその時代(特に汽車や連絡船)の乗り物や路面電車、、時代背景を想像しながら読むと面白いです。 記憶の中のイメージと変わっておりほかの10代で読んだ本たちもどういう変化があるだろう?と興味深いです。 | ||||
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クイーンは読まず嫌いでしたが、名作といわれているので本書を手にとりました。 読者へのサービス精神旺盛で、こんなにいろんなネタ使っていいのかなとも思いました。 やや現実離れた探偵の設定も魅力的ですね。 | ||||
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40年近く前によんだもの、Y,や最後の悲劇の影で記憶になくなってしまった本をもう一回読み返した。なるほど、ものすごく凝ったものだ。 小説としての面白さはYが優れているが、それでもクイーン。あくまで「推理小説に徹している」 犯人の動機はありふれたというか(ごめんなさい)ものであっても、謎解きの王道として楽しめる。 「純」推理ものといえよう。 これをサムとドルリーコンビが解き明かす。 | ||||
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Xの悲劇、Yの悲劇、Zの悲劇、そしてレーン最後の4部作である。このシリーズはやはりXから読み始めて行くのが常道である。天の邪鬼な人も是非そうして欲しい。作者の仕掛けた大きなトリックが先に判ってはこの小説を読む意味がないことを知るべきである。 | ||||
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このXYZのシリースは面白いと思いますよ。読むなら3冊とも読む事をお勧めします。 | ||||
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50年たった今も決して色あせてはいない。当時を思い出して読めば十分に迫力がある。 | ||||
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高校生の頃読んで、夢中になった作家さんの作品です。40年たっても、やはり私にとって素晴らしい推理小説の一つだと感じました。真相が語られる場面では ええ!そうだったの! と悔しさ半分、驚嘆半分の気分を味わうことができたので(実は内容を全く覚えていませんでしたので)、本当に面白かったです。 夜、布団のなかで電気もつけず、主人に気兼ねせずじっくり読めて楽しさ倍増でした。 | ||||
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ネタバレ含みますので未読の方は注意して下さい。 トリックに無理がありすぎるでしょう。 高評価をつけている人はちゃんと納得できてるんですか? 理解できてないだけじゃないんですか? 第一の殺人、手袋をしたところであの凶器をそんな悠々と扱えるわけないでしょう。 普段収納している場所も危険極まりません。 「手袋なら持ってても不自然じゃない」って、たまたま処分できたからよかったものの、 もし押収されたら毒が付いてるの丸わかりでしょう。 アホ丸出しです。 第二の殺人、そんな都合のよすぎる殺し方がありますか。 どうやら足の傷は潰れずに残っていたようですが、 同じ要領で顔が潰れずにいた場合はどうするつもりだったんですか? アホ丸出しです。 第三の殺人、犯人は殺害の後しばらく拳銃を持ったまま、 みんなのいる現場を何食わぬ顔でうろついていたことになります。 硝煙の臭いが残っているはずでしょう?なぜレーン含め誰も気づかなかったんですか? それと『二発目を撃つと銃声で気付かれる恐れがある』って、 犯人は気付かれる恐れのある場所で一発目を撃ってたんですか? アホ丸出しです。 第一の殺人の時点で犯人の目星がついていて、 警察に素直に言っておけば見張りをつけさせて次の殺人を予防することもできたのに、 くだらない理由で「今は黙っておきましょう」とみすみす次の殺人を見過ごす主人公。 アホ丸出しです。 演出は見事だと思います。 犯人を指摘するシーンは「おおっ」となりました。 構成も悪くありません。 しかしロジックがアホすぎて読んでて脱力します。中学生の妄想小説レベルです。 ミステリは普段読まないんですが、この程度で名作扱いされるとは、 ミステリジャンルも底が知れますね。 | ||||
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推理小説をそれなりに愛好したのは高校生の頃です。期待して『Yの悲劇』を読みましたがさほど感銘はなく、がっかりした覚えはあります(ただしラストシーンは心に残りました)。あまりに有名な作品なのでトリックや犯人を知った上で読んでいたせいもやはりあったのだろうと思います。クイーンの作品はその後(たぶん)『エジプト十字架の謎』を(これはトリック等まったく知らないで)読んで、これもやはり肌に合わない思いをしました。ずいぶん分厚い文庫本を苦労して読んでこれでは・・・と思い、その後クイーンには手を出さぬことに。ただ映画『配達されない三通の手紙』が面白く、それがクイーンの中期の作品を原作にしていると聞き、いつかは読んでみよう・・・とは思っていました。 それからずいぶん月日が流れましたが、新訳流行りの昨今、これまた犯人は知っているけどやはり『Xの悲劇』は読んでおかなくちゃね・・・と手を出しました。結果としてまあまあ面白く読めました。推理小説なのでのちにあまり意味のないことの分かるであろう描写も伏線かもしれないと思って義務的に読まねばならないのがとても面倒くさいのですが、まあ仕方ない。幸い名探偵役のキャラが立っているのでそれに魅かれて退屈は免れたような気がします。論理ゲームとしてはまあ推理小説だからこんなものでしょうか。所詮作者の作った土俵の上でいかさまポーカーに付き合わされているような気分です。ジャンルへの不信感というか釈然としない思いが残ったのが収穫とも言えました。 | ||||
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悔しいほどにフェアです。全く気づかない自分のアホさかげんに腹が立ちます。 そらまあ動機までは無理ですけど、ヒントとなる矛盾点はハッキリ書いてあるので、ぜひ皆様もチャレンジしてください。 | ||||
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本四部作はどれをとっても本格ミステリのお手本のような作品だが、そのトップを飾る本書はのクイーンの気合いの入れ方は、ただごとではない。 まさに傑作であり、しかも「Y〜」よりも町中が舞台の、広い範囲から容疑者を絞り込んで行く、というのちの「九尾の猫」にも似た設定がすばらしい。 はたして、犯人が特定できるのか?という興味もさることながら、その鉄板ロジックは見事!の一言であり、そして犯人が指摘されたときの「えっえっ???」という意外性は、本格ミステリのまさに醍醐味である。 ミステリを読みなれた、あるいみすれたマニアにとっては、それほど意外な犯人でも奇抜なロジックでもないだろう。 だからこそ、ミステリの入門にはピッタリのカッチリとした、本格ミステリというのはこういうスタイルのものだという刷り込みには、最も適した作品だといえるだろう。 そして、あのダイイング・メッセージだ。 簡単でいて意外な、のちのクイーンの妙にこねくり回したようなものとは違って、とても分かり易いし良い。 まさにシンプル・イズ・ベストである。 歴史的名作であり、必読の作品である。 | ||||
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本四部作はどれをとっても本格ミステリのお手本のような作品だが、そのトップを飾る本書はのクイーンの気合いの入れ方は、ただごとではない。 まさに傑作であり、しかも「Y〜」よりも町中が舞台の、広い範囲から容疑者を絞り込んで行く、というのちの「九尾の猫」にも似た設定がすばらしい。 はたして、犯人が特定できるのか?という興味もさることながら、その鉄板ロジックは見事!の一言であり、そして犯人が指摘されたときの「えっえっ???」という意外性は、本格ミステリのまさに醍醐味である。 ミステリを読みなれた、あるいみすれたマニアにとっては、それほど意外な犯人でも奇抜なロジックでもないだろう。 だからこそ、ミステリの入門にはピッタリのカッチリとした、本格ミステリというのはこういうスタイルのものだという刷り込みには、最も適した作品だといえるだろう。 そして、あのダイイング・メッセージだ。 簡単でいて意外な、のちのクイーンの妙にこねくり回したようなものとは違って、とても分かり易いし良い。 まさにシンプル・イズ・ベストである。 歴史的名作であり、必読の作品である。 | ||||
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非常に有名な作品なので期待して読みましたが、読んでみて大して感動もしないし、どこが高く評価されてるのかわかりませんでした。 探偵役のレーン氏が早々と犯人の目星がついていたにもかかわらず、もっともらしい理由をつけて犯人が誰かを明かさず、その間に新たな殺人が起きるなど、正直「うーん…」となってしまう箇所がいくつかありました。 | ||||
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非常に有名な作品なので期待して読みましたが、読んでみて大して感動もしないし、どこが高く評価されてるのかわかりませんでした。 探偵役のレーン氏が早々と犯人の目星がついていたにもかかわらず、もっともらしい理由をつけて犯人が誰かを明かさず、その間に新たな殺人が起きるなど、正直「うーん…」となってしまう箇所がいくつかありました。 | ||||
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犯人の用意周到なトリックと物語全般に流れるロジックはもちろんだが 何といっても主人公=名探偵役のドルリーレーン氏の素朴な人間味が堪らなく魅力的だ。 ヴァンス、神津恭介など多くの名探偵は個人的にはかっこよすぎて現実離れしすぎだと思う。 さて物語だが3つの殺人事件全てに読者に解決のヒントが与えられてるのがいかにもクイーンらしいところ。 特に第一の凶器であるコルク球に刺さってる針と第三の回数券の状態と場所から犯人像を推察するアプローチは圧巻の一言。 これぞクイーンワールドを堪能できる名作。 | ||||
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犯人の用意周到なトリックと物語全般に流れるロジックはもちろんだが何といっても主人公=名探偵役のドルリーレーン氏の素朴な人間味が堪らなく魅力的だ。ヴァンス、神津恭介など多くの名探偵は個人的にはかっこよすぎて現実離れしすぎだと思う。さて物語だが3つの殺人事件全てに読者に解決のヒントが与えられてるのがいかにもクイーンらしいところ。特に第一の凶器であるコルク球に刺さってる針と第三の回数券の状態と場所から犯人像を推察するアプローチは圧巻の一言。これぞクイーンワールドを堪能できる名作。 | ||||
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この作品を初めて読んだのは、高校の図書館であった。 読み進めて終盤まで進んだとき、手書きのト書きがベージに片隅にあった。 「犯人は×××」・・・・・笑った。困った人もいた。 それでも、この作品は面白かった。クイーンの国名シリーズ、四大悲劇の魅力は、推理の面白さにある。『エジプト十字架の秘密」を例に出すと、今風にいえばサイコキラーの犯行?、さもなければ妄想に取り付かれたとしか思えない連続首切り事件。卓越した推理力をもったエラリーですら、「この事件に大団円はないのではないか?」といい出す始末。が、最後に至って犯人は決定的なミスをやらかし、エラリーはそこから見事な推理を展開して真相を明らかにする。『エジプト十字架の秘密」とえいば、犯人が仕掛けるトリックより、エラリーが展開する推理の足がかりになった「手がかり」が話題になる。ようするに、クイーンの魅力は犯人仕掛けるトリックもさることながら、探偵エラリーがどんな意外性に満ちた推理を展開するかが、作者のみそなんで、推理展開がわからないで犯人だけわかってもあまり意味がない。ト書きの嫌がらせをした人は、はっきり言って物が分かっていない、たしかに犯人が分からないほうが、いいに決まっているが、ことクイーンの諸作は、それだけでは嫌がらせになっていないのだ。 この作品の手がかりの巧妙さと探偵レーンの推理の意外性はすごい。傑作、佳作ぞろいの国名シリーズ、四大悲劇のなかでも、ずば抜けている。名作と名高い「Yの悲劇」よりロジックの面白さという点では、「Xの悲劇」のほうがすばらしい。テーマ的にもクイーンらしい趣向が盛りだくさん。電車、船といったニューヨークの交通機関が事件の舞台になっていてストーリもダイナミックで読ませる。なにより、当時のニューヨークの息吹が感じられて読み物と素直に面白い。読んで「ああ、おもしろかった」という点でも「Yの悲劇」より上だろう。 ただ、犯人のトリックに無理が感じられる点、レーンのキャラはすばらいいが、ルパンのような変装ができる点はいかがなものか??そうしてた点が引っかかって全体的にみると「Yの悲劇」の方に軍配があがってしまう。とはいえ、これはあくまで好み。どちらも、ミステリ史にのこる傑作であることに変わりはない。読んで損はない。 クイーンは演出効果が優れた作家であるが、この作品も例外でない。ストーリ展開がはでで飽きさせない。中盤の法廷シーンを持ってくるあたりも上手い。プロット作りが半端でなく巧みなのである。さらに終幕にいたり、ついにレーンが犯人を指摘するシーンは名シーンだ。これに匹敵するのはカーの「三つの棺」でフェル博士が犯人を指摘するシーン位しか思いつかない。本当に演出が巧い。さらに物語の締めくくる最後の一行の巧みさ。これをなんといったらいいのか?クイーンはこうした小説作りの上手さでもすばらしい。まさに天才である。 | ||||
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この作品を初めて読んだのは、高校の図書館であった。 読み進めて終盤まで進んだとき、手書きのト書きがベージに片隅にあった。 「犯人は×××」・・・・・笑った。困った人もいた。 それでも、この作品は面白かった。クイーンの国名シリーズ、四大悲劇の魅力は、推理の面白さにある。『エジプト十字架の秘密」を例に出すと、今風にいえばサイコキラーの犯行?、さもなければ妄想に取り付かれたとしか思えない連続首切り事件。卓越した推理力をもったエラリーですら、「この事件に大団円はないのではないか?」といい出す始末。が、最後に至って犯人は決定的なミスをやらかし、エラリーはそこから見事な推理を展開して真相を明らかにする。『エジプト十字架の秘密」とえいば、犯人が仕掛けるトリックより、エラリーが展開する推理の足がかりになった「手がかり」が話題になる。ようするに、クイーンの魅力は犯人仕掛けるトリックもさることながら、探偵エラリーがどんな意外性に満ちた推理を展開するかが、作者のみそなんで、推理展開がわからないで犯人だけわかってもあまり意味がない。ト書きの嫌がらせをした人は、はっきり言って物が分かっていない、たしかに犯人が分からないほうが、いいに決まっているが、ことクイーンの諸作は、それだけでは嫌がらせになっていないのだ。 この作品の手がかりの巧妙さと探偵レーンの推理の意外性はすごい。傑作、佳作ぞろいの国名シリーズ、四大悲劇のなかでも、ずば抜けている。名作と名高い「Yの悲劇」よりロジックの面白さという点では、「Xの悲劇」のほうがすばらしい。テーマ的にもクイーンらしい趣向が盛りだくさん。電車、船といったニューヨークの交通機関が事件の舞台になっていてストーリもダイナミックで読ませる。なにより、当時のニューヨークの息吹が感じられて読み物と素直に面白い。読んで「ああ、おもしろかった」という点でも「Yの悲劇」より上だろう。 ただ、犯人のトリックに無理が感じられる点、レーンのキャラはすばらいいが、ルパンのような変装ができる点はいかがなものか??そうしてた点が引っかかって全体的にみると「Yの悲劇」の方に軍配があがってしまう。とはいえ、これはあくまで好み。どちらも、ミステリ史にのこる傑作であることに変わりはない。読んで損はない。 クイーンは演出効果が優れた作家であるが、この作品も例外でない。ストーリ展開がはでで飽きさせない。中盤の法廷シーンを持ってくるあたりも上手い。プロット作りが半端でなく巧みなのである。さらに終幕にいたり、ついにレーンが犯人を指摘するシーンは名シーンだ。これに匹敵するのはカーの「三つの棺」でフェル博士が犯人を指摘するシーン位しか思いつかない。本当に演出が巧い。さらに物語の締めくくる最後の一行の巧みさ。これをなんといったらいいのか?クイーンはこうした小説作りの上手さでもすばらしい。まさに天才である。 | ||||
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逆に「やられた!」という騙されたときの快感がありませんでした。 「え、ふーん。そうなの・・・」で終わりです。 第一の殺人が一番の謎でキモです。 なので、コレだけに注目して鮮やかに解決する短編にしていたら間違いなく名作となっていたでしょう。 ドルリー・レーンは設定からして長編には合いませんね。 安楽椅子探偵として、短編で活躍させた方が良かったと思います。 ちょっと残念です。 | ||||
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