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コリーニ事件
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コリーニ事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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内容は興味深いのですが散文的な文体でもう少し現代に合わせた表現ができるのではないかと思いました。 | ||||
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思っていた読み物ではなかった | ||||
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これは物語としての体をなしていないですね。 ・主人公が<気づき>の元のなったワルサーの意味が解んない ・なぜ<あの町>に向かって文書を読めばきっかけがつかめるのか ・証言者として出てくる女の学者がそもそも主人公と通じてた、にも 関わらず敵方の証言者としても出てる。伏線もなけりゃ回収もない 等など色々と釈然としないのですが、いちばんは主人公ライネンくん が何考えてんだかわかんないとこ。 これは「謎めいた」「過去を背負っているが故に」なんかの表出では なくて、単にキャラ設定ができてないんだと思う。 本物の弁護士が書いた、体験だけに引っ張られた読み物というべきで しょう。 星ひとつでも付けなきゃいけないみたいだけど、ほんとは0点です。 | ||||
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『緊迫のミステリー』で、『圧巻の法廷劇』との書評で読んで手にしたが、ミステリーとしてはあまりおもしろくなかった。法廷推理小説としても、社会派推理小説としても。推理するおもしろみには欠ける。 しかし考えさせられる、読むかいのある小説であった。 たとえば話中の法定で、戦争中の『合法的な殺人』について語られる。 「特別な場合には許されるとしました」 (中略) 「…たとえば、決して女性と子どもを殺害してはなりません。殺害方法は残虐であってはなりません。・・・」 鼻で笑ってしまった。ドイツの人って変なのと思った。 しかしならば現代日本の法律も変だ。 そして戦争終結後おこなわれる戦争責任についての裁判も変だ。 法律とかルールとかは人間が集団で暮らすための折衷案でしかないということ、多くの人にとって我慢できるものでさえあれば善悪とか普遍性とかいうことは重要でないこと、を、思った。 そして法律に赦されることと、自分に赦されることの乖離を思った。 わたしならこの小説は歴史小説の棚に置く。 ミステリー小説としてはお粗末だった。 | ||||
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読んでいて余りのぬるさ、甘えに吐き気がした。読後感は最低である。1968年に主犯と従犯を切り分けた法律が出来て、それがタネになっているわけだが、犯罪の動機は法律では罰することが出来ない処罰感情を私的に発したと言うに尽きる。参審制という舞台を準備しているのだから、そこでドラマをつくれば良い。中途半端な弁護士の葛藤で済ませているのは本末転倒である。読むだけ時間の無駄だ。 | ||||
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「あとがき」に、小学校の同級生に、ナチによる迫害の加害者と被害者の孫がいた、と書かれています。加害者は、ナチ党全国青少年最高指導者バルドゥール・フォン・シーラッハで、作者の祖父。最初にあとがきを読んでおけば、より楽しめるのではないでしょうか。でも、私には、記述が淡々としすぎていて、事件の報告書を読んでいるような気分になり、感興を得る事はできませんでした。 尚、作中に明らかな誤記があります。P.37で、マッティンガー弁護士が隻手であると書かれているのに対して、P.158の後ろから4行めに、「机に両手をついて」とあります。出版社に問い合わせたところ、原文がこの通りとのことなので、他のレビューアーが書いているような、緻密な文章ではないのではないでしょうか。 | ||||
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