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夜は短し歩けよ乙女
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夜は短し歩けよ乙女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全594件 541~560 28/30ページ
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おもしろいです!! 独特の文体とおかしなストーリーのくみあわせがもうたまりません。。。 修学旅行以来京都に行ったことはないのですが、また旅行してみたいです。 | ||||
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面白かったです。 色々いろいろ面白かったところはたくさんあるんですけれど、 個人的に『黒髪の乙女』に似ている人を知っていて、その人を当てはめて読んだので、 面白さ倍増でした。(勝手な楽しみ方でごめんなさい) 何度かしか行ったことがない京都の町並みを思い出し、その空を飛ぶ彼を想い、 退屈なときに「ここの照明がコタツだったら」なんて一人で考えてニヤニヤしています。 ホントに一読の価値があります。ぜひどうぞ。 | ||||
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登場人物、そして、文章の表現力、どれをとっても個性的! 読者を無意識のうちにニヤニヤさせてしまう、そんな一冊です。 癖はあってもあざとさはなく、俗っぽいのに優雅。 そんなちぐはぐな要素が絶妙にバランスをとりながら織成す森見World。 もう、お見事としか言いようがありません。 「コミックエースアサルト」(角川書店)でコミック化されました。 絵は琴音らんまる氏が描かれています。 | ||||
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特の古めかしい文体にそれ以上にユニークな登場人物にちょっとした眩暈を覚えます。 (明言はされていませんが)京都大学を舞台とした、ハチャメチャな学園ものラブコメディといった ところでしょうか。 詭弁論部に是非とも入部したいものです。 映画化されると面白いと思います。劇中劇としての『偏屈王』もありますし、見どころ 一杯ですね。 | ||||
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学園もの?ファンタジー?恋愛小説?奇想天外摩訶不思議。 登場人物のユニークさもすばらしい♪何ともめちゃくちゃな 話だと思いながら、最初から最後まで楽しんで読んでしまった。 何とか彼女との接触を試みようとする必死の姿は、いじらしい。 その一途な心!がんばれ〜とエールを送らずにはいられない。 この作品、映像化したら面白いのではないだろうか。想像する だけでワクワクする。軽快で、不思議な魅力がぎゅっと詰まった、 味のある作品だった。「偏屈王」が見たい!韋駄天コタツに 入りたい!(笑) | ||||
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中村祐介さんのカバーに惹かれてジャケ買いしたのですが、 25年の間に読んだ小説の中ではイチバンのヒットです! もうツボに入りまくり!! ラリホー♪と我が道を行くカワイすぎる ”黒髪の乙女” と 妄想が暴走しまくりの永久外堀埋立機関 ”私” と かなーり濃い登場人物たちが織り成すどこかレトロで ほんわりあたたかくずっと胸キュンな小説です。 小説を読んでいて『ぶはっ』と吹き出したのは初めて。 好き嫌い分かれるとは思いますが、私はとっても好き。 出会えてよかったです。 | ||||
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ところどころ含み笑いどころあり、不幸アリ、残念あり、胡散臭さあり、 どたばたありでほのぼのとしてるばかりじゃないのだけれど、それでも 中核はキュートです。ラブです。 ファンタジーってこういうのを言うのかも。と思ったりもしました。 おもしろい本を読んだ後の悪いクセですが、続きがよみたくてしかたありません。 | ||||
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森見登美彦は手放しにおもしろい作家である。 正直この若さでここまで書けてることにまずは驚きである。 特になんといっても第二章の下鴨神社での古本市の細かいディテールには 古本マニアは歓喜の涙を流すだろう。 全身がパロディみたいなこの小説がとりあえず、 直木賞候補まで行ったことに対して、 直木賞の選考当局に拍手を贈りたい。 | ||||
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出張のお供に、京都駅の書店で偶然見かけました。そのまま、数時間の車中で読了。 本作の話の舞台が生活圏内に重なっていることもあり、 百万遍周辺に棲息する方々を少なからず存じていることもあり、 「ありえなそうで実はいるんだよね」こんな人たち、 というスタンスで楽しむことができました。 抜群のローカル臭がなんともいえません。 京都に住んでいない人も「京都 in deep」な雰囲気を味わえるのではないでしょうか。 ともあれ、お勧めです。 | ||||
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こんなに楽しくて幸せな小説はそうそうない! 「おもしろい」ではなく「楽しい」。 独特の文体と奇抜な発想が、おもしろ可笑しく描かれています。 モッサイ男子と天然女子が織り成す、楽しい楽しい楽しい本。 | ||||
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本屋大賞2位がずっと気になっていて、新規開拓!と思い読みました。 半分まで読んだところで、読み進めることのあまりの辛さにここのレビューを見て、 どうやら自分がこの作品のノリについてけない少数派だと自覚しました。 文体は嫌いではないし、素敵な表現もありました。 一人称なのに、相手の見えない筈の心理をはっきり言葉で表現してるのはあり?と思いましたが。 そして自分はファンタジーと現実の狭間で遊べない脳みその持ち主なので、 いきなりファンタジー的な展開になった時に、登場人物が誰もこの おかしな展開に疑問を持ってないことに疑問を持って、素直に読み進められませんでした。 いっそ全体丸ごとファンタジーか昔話ならよかったのに。 大学生の青年はよくわからず、黒髪の乙女にも(ちょっと男性の理想を感じます) なんじゃこりゃ?でストーリーもさほどテンポがよくない。 短い距離しか行き来してないですし。大学祭の風景はコミカルでしたが、 それも延々続く上にあのおかしな劇にユーモアを感じないのでひたすら苦痛でした。 最後の最後は、なぜか普通の恋愛物で終わってたなと思いました。 こう、本は共感するにしろしないにしろ、登場人物の心情に引っ張られたいのですが、 言葉の彩りに翻弄されてただ終わる感じでした。 しかし面白い人が多いようなので、相性が悪かったんだと思います。 | ||||
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本屋さんで何気なく手にとって買ってみたら、相当ハマりました。 現実と非現実が上手く織り交ざって、心地よい世界に入れる感じでした。 私は大学時代をまさにこの本の舞台である京都で過ごしましたが、 そういう人には大学生のバカみたいに楽しかったり切なかったり 無力感だったりという気持ちの移ろいとともに背景にある京都の景色が フラッシュバックしてとても懐かしい気持ちにさせられると思います。 筆者も京大出身者のようですが、どの大学でもおんなじようなこと してるんだなぁと共感しました(笑) 京都ならではの季節感も感じられて、京都好きにもオススメです☆ | ||||
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売れる前に手にしていたら! なんの躊躇もなく目を通していたら! 何ともったいないことをしたものか。これを「発掘」できていたらもっと幸せを味わえただろうに。 と、いう感じですね。 黒田硫黄と似た匂いがします。天狗党好きな人ならこれを読んでも後悔はしないはず。逆もまた然りです。 | ||||
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森見登美彦氏による文学ファンタジー。 京都を舞台に、黒髪の乙女と先輩が繰り広げる騒動を描く。 ケータイ小説が書店のハードカバー平置きコーナーを席巻する中、 レトロな雰囲気が一際異彩を放つ本書の表紙に惹きつけられ購入した。 本作は同じ舞台に立つ主人公二人の視点を交互に切り替えながら進行する。 黒髪の乙女に密かな想いを寄せる先輩。 そうとは知らずにその先輩と偶然(?)交流しながらも、我が道をロボットの二足歩行で行く黒髪の乙女。 乙女を想う先輩の本来のキャラクター設定は「内気な文学好き学生」なのだろうが、 時折、そのキャラの枠を大きく踏み越え大胆な行動に出る。 時に乙女の為に体を張って奮闘するが、それも「いいところを見せよう」という動機からではなく、 ただ「黒髪の乙女の喜ぶ顔が見たい」という純粋な想いに基づくように伺える。 また、その先輩の行動だけを見ると一歩間違えればストーカーなのだろうが、全くそれを感じさせないのが不思議だ。 作中では「唾棄すべき青春」と自らを卑下する描写が目立つが、実際彼は純粋でまっすぐで、勇敢な少年である。 本作では黒髪の乙女の無垢でコミカルな行動や発言に目を奪われがちになるが、 この先輩の勇気溢れる活躍に是非注目していただきたい。 願わくば彼にも声援を。 また、他にも二人を取り巻く奇奇怪怪なる人物達や、 繰り返し使われるシュールでコミカルな小道具が、 本作をより一層ファンタジックに彩っている。 文句なしの満点。 | ||||
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夜の先斗町界隈、古本市、学園祭と、『僕』のもう少しで好きな彼女に邂逅 出来そうで出来ないと言うシチュエーションと、『彼女』の天真爛漫な キャラクターと行動が、程度の差はあれ、個性が強く珍奇な脇役たちの パーソナリティが絡み合うことでバタフライ・エフェクトの如く巻き起こす 騒動を非常に巧みに描いている。おそらく作者はしっかりプロットを練り、 表に出る事の無い裏設定をちゃんと作っているのだろう。そのおかげで一歩 間違えれば矛盾に満ちてしまう可能性を一切排除してあるところはさすがである。 | ||||
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何て可愛いのっ!イラストのあまりの可愛らしさに、体に電気が走りました。 さらに、ページをめくると、キュートでありえない幻想世界が紙一杯に漂って、あっという間に私は怪しい京の世界に足を踏み入れていました。 物語は、現実にはありえない、ぶっとんだ日常が、ヒロインと彼女に恋している先輩の二人の視点から交互に語られることによって進みます。 少し読む目を止めて考えてみるとありえない事が、何気なく淡々と当たり前のように書かれていて、読み終わってから、そういえばこの場面ありえない・・・。と気付く事もありました。 ヒロインがとにかく可愛くて、微笑みが零れること間違いなし。 先ほどから私が連呼している‘ありえない’は普通、あまり良い意味では使いませんが、本作においてのみ、誉め言葉になります。 というわけで、思いっきり叫ばせていただきます。 『夜は短し歩けよ乙女』なんて、ありえないっ!! いや、もう本当に、可愛くてありえない素敵な本です。読んでいる間中、微笑が止まらない『夜は短し〜』読んでみませんか? | ||||
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思いっきりうさんくさい擬古文調で暴走する、 キュートな妄想系ノンストップ・ラブコメディ。 アブなくない妄想系というのも珍しく、 読者は一気に読み終わるカタルシスを味わうだろう。 あり得ない天然系美少女も アブノーマルな脇役たちも 一歩間違えば危険なマニア小説となってしまうところ 微妙なバランスでずらしてくるところは絶妙。 さまざまな小説・映画からの影響は 賛否両論分かれるところであろうが これだけブレない世界観を見せつけられると それだけで高く評価してもいい。 | ||||
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お友達のすすめで読んでみたのですが、とても楽しめました! だーっと読むより、ゆっくり本の世界の空気にひたりたくなるようなお話で 途中読むのがもったいないかななんて思うくらい素敵な世界観の御本でした♪ イメージ的に竹久夢二が好きな人はきっとお好きな世界なのではないかと思いました♪ 日だまりみたいな日常と、ほんわりファンタジーが絡んで 語り口が変わっても、心地よさは変わらない感じで♪ とても素敵な乙女道でした^^♪乙女必読♪ | ||||
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かわいらしい表紙イラストに惹かれて買ったのですが、 古臭さを装った文体に最初は馴染めませんでした。主人公のへタレぶりもイライラするし。 ところが読み進むうちに、そのエキセントリックワールドに嵌ってしまったのです。 登場人物はみな一筋縄でいかない変な人ばかりで飽きさせない。 そして主人公が思いを寄せる不思議ちゃんが、だんだん愛おしく思えてくる…。 ラストのキュートなエンディングは胸がきゅんとなります。 はちゃめちゃなようでよく計算された小説です。 作者の力量は大変なものだと思いました。 | ||||
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いや、罠ってほどではないですが、勘が良ければ結末が想像できるという意味で「良い小説はすべてミステリ」という誰かが言った名言が見事にあてはまります。 藤田治の純愛(バカ)ファンタシーと古川日出男のマジックリアリズムを融合させて、そこに美文調文体を振りかけるという荒技が成功していて、読んでいる間は浮き世の憂さを忘れさせてくれます。癒しを狙ってない(エモじゃない)のに幸せになる良書。 | ||||
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