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夜は短し歩けよ乙女
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夜は短し歩けよ乙女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全594件 321~340 17/30ページ
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この作者の舞台はいつも京大。今回の作品も、うだつの上がらぬ京大生の「私」と、その私と同じサークルの後輩の女性「私」(つまり、この二人が交互に一人称で出てくる)のプラトニックな恋愛物語が、京都を舞台に繰り広げられる。今回の作品も、うだつの上がらぬ京大生の「私」と、その私と同じサークルの後輩の女性と「李白」なる老人との大酒のみ決戦や、古書をめぐって、めちゃくちゃ辛い鍋を食わせられる大会、そして、訳のわからんものばかりが出てくる大学祭り。読みようによっては、現実離れしたシュールな作品という言い方をする向きもあろうが、私のような、京大出身者は、皆大真面目にありうる物語であり、だからおかしいのだ。まず、ヒロインの女性(どうもかなりかわいいらしい)が、すごく変わっている。大酒飲みで、なぜかお気に入りの緋鯉のぬいぐるみを背中に担ぎ、達磨をくびに下げるファッション、「お友達パンチ」と称して、人も殴る。出てくる登場人物もみんな胡散臭く、かつ変人ばっかり。だけど、みんな例外なく善人でもある。最後に、二人の初デートの場面が、また笑わせて、かつ泣かせてくれる。 | ||||
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好き嫌いというか、世界観を受け入れられるかどうかで評価は分かれそうだけれども。 数年前の自分だったら毛嫌いしていたかもしれないけれど。 今の私は、好きです。 偽電気ブラン、古本市の神、偏屈王、緋鯉、達磨、妄想、などなどのキーワードやアイテムをイメージできるかどうか。 独特な台詞や言い回しをオモチロイと思えるかどうか。 万人向けの小説ほどつまらないものはないし、これはこれでよいかと。 主人公の「先輩」と同じく、外堀を埋めることが大好きな人であれば、きっと共感できるはず。 個人的には、「四畳半神話体系」のほうが好き。 | ||||
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主人公の女性が天然なのにあざとさが無く、 多くの不思議な事態に遭遇していく面白い本です。 一話一話のシナリオの盛り上げ方が素晴らしいですね。 物語としてもうっすらある恋愛要素が全体をきれいにまとめていて良いです。 恋愛ものが苦手な人でも読みやすいかと思います。 途中まで少しミステリー調だったためか、 話の最後のほうでやっとファンタジーだと気づきました(笑) | ||||
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ホントに好き嫌いが分かれる小説ですね。 私は嫌いでした。 ここ数年読んだ小説で一番つまらなかったです。 レビューの評価が高かったので、一応最後まで読みましたが時間の無駄でした。 高評価が多い事に正直驚いています。 今後、読み始める人は半分読んで面白くないと思ったらやめたほうがいいと思います。 | ||||
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アニメが面白かったので購入。原作もアニメに負けず面白い。通勤通学のお供にオススメ。 | ||||
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この本を買うの、もう3回目です。 まず、ハードカバーで買い 持ち歩き用に文庫を買い 今回、またKindleで… 我ながらいいカモです。 でも、文句無しにこの本が好きなのです。 | ||||
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この本は、主人公達の恋の話の初期の部分の形容しがたい、行動と思考をオモチロク表現していると思います。自分にとってはほろ苦い記憶となってしまったそれを、別の形で温かく見直せて今は少し幸せに感じているのです。 | ||||
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京都の地理に詳しければ、もっと入り込めて読めたのにな~と、くやしく思いました。(笑) なんだか旅行に行きたくなりました。学生さんが修学旅行の前に読むとイイと思いました。 | ||||
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京都が大好きな私は、木屋町、先斗町、糺の森……等々、何度か訪ねた場所を思い出しながら読み進めるのは楽しかったです。 また、単に勇気がないだけかもしれませんが、いまどき珍しい純朴な先輩と、他人を疑うということを知らない黒髪の乙女。それぞれのつぶやきには、何度か笑みがこぼれました。 でも、一番面白かったのは、学園祭事務局長が、彼女になかなかアプローチしない主人公にあきれ、「外堀埋めすぎだろ?いつまで埋める気だ。林檎の木を植えて、小屋でも建てて住むつもりか?」と、言い放った場面です。 他にもスケベオヤジの東堂さんや、やたら古書に詳しい少年との会話は、結構愉快だったのですが、後半は失速気味でした。 「本屋大賞2位」ということで手に取ったのですが、確かに、本好きにはたまらないだろうなと思うような古書のタイトルがたくさん出てくるのですが……私的には今一つかな? 「我々は無意識のうちに本との出会いを選んでいるのでしょうし、あるいは我々が偶然だと思っていても、それはたんに錯綜する因果の糸が見えないのかもしれません。そう頭で分かっていても、本を巡る偶然に出くわした時、私は何か運命のようなものを感じてしまうのです。そして私はそれを信じたい人間なのです」という一文は、すごく共感できました。 | ||||
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先輩の切なく苦しい恋心と彼女の無邪気っぷり。そして、まるでドラマ「君の名は」のようなすれ違い・・・ 個性的で非凡な登場人物の中で、ただ一人、平凡な男子学生の先輩が果敢に挑む姿は感動ものです 読みながら「若いって、いいなぁ・・」と、往時を思い出しつぶやいてしまう私 しかし、先輩と彼女の名前って何だった? | ||||
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高校生のころ、授業中に自作の「連載小説」をノートに書きつけ、クラスで回し読みしていたのを思い出しました。『夜は…』を読んでいる時の楽しさは、あの時の楽しさに似ています。きっと作者は『夜は…』を楽しんで書いていたんだと推測します(作者の文章が高校生並みだと言っているのではありません、念のため)。そんな趣のある「オモチロイ」フレーズの連続と息もつかせぬ展開で、最初から最後まで一気に読ませます。妄想と現実の入り乱れた大活劇の末、最後にほろっとさせるのは、さすがです。 | ||||
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正直最初の方は面白かったんですが、後半つまらなくなってきている気がします。 あと書きながら言うのもなんですがレビューを鵜呑みにしないほうがいいかと思います。 それで後悔した友人が愚痴を言ってきてるので。 | ||||
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私は好きなジャンルがミステリー、歴史物、ドキュメンタリー、 ですが、話しの組み立て、構成が巧みな話が好き。 もしくは、ストーリーはシンプルでも実録の凄み、リアリティー が読んでいて惹き込まれる。 とかいうタイプは止めた方がよろしいかと思います。 軽やかでこ気味よい文体を楽しむ小説で内容は無いよー、 でも軽くサクサク読めていいでしょー、ってな感じ。 村上春樹好きは好みかもしれませんね。 文章は上手い!内容は無い! 私は合いませんでした。 古本か図書館でどうぞ。。。 | ||||
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個人的に楽しめました。 文章が面白くて、読み終えるまで時間はかかりませんでした!四畳半神話大系のアニメを見た後だったので、多少リンクしている登場人物やサークルなどがあり、尚更楽しめました。 | ||||
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久々におもしろい本に出会いました。 まず文章が洒落ています。装丁の絵と文章がここまで合っている本もそうそうないでしょう。 文章ひとつひとつがとても洒落ていて、関心するばかりです。 そして登場人物も、可愛らしく生き生きしていて、まるで本当にあった話のようです。 特に黒髪の乙女の可愛らしいこと。この子を想像するだけでも楽しいです。 そしてその乙女に恋する大学生も、妄想に奔走する姿がとても楽しいです。 そのふたりはあの後どうなったのか・・・・想像するだけでも幸せな気持ちになります。 恋愛小説とも言いがたい・・・・でもとてもおもしろかったです | ||||
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彼女が欲しい……これは男子学生ならば誰もが抱く至高の願望の筆頭であろうことは、 今更明確な論拠をもって説明が必要であろうはずがありません。 可愛い彼女が欲しい、優しい彼女が欲しい、笑顔が素敵な彼女が欲しい、 十人十色な「彼女」がいると思いますが、この『夜は短し歩けよ乙女』に登場する「彼女」こそ、 男子学生、いや、世の男性が望んでいる【彼女像】の、一つの形ではないでしょうか! 可愛い! 可愛すぎる! なんて可愛いんだ! 私は熱弁を奮ってこの可愛さを広めたい! だってこんな女性、現実にはいないんだもん!! そりゃそうだ! 現実にこんな子がいたらただの変人です! むしろ真似してやられたらそりゃちゃぶ台返したくなるほどイラつくでしょうけれども! お話の中だからこそ、一歩引いた視線で見れるから直感として可愛い、と感じるのでしょうね。 言葉で説明するのは難しい魅力に満ち溢れた「彼女」と、 その彼女になんとかして振り向いてもらおうとあの手この手で試行錯誤する「私」、 物語はこの二人を中心に4つのエピソードが続く形で描かれていきます。 これはまさに青春小説、しかし「ライ麦畑でつかまえて」のような、 よーく考えないと意味が理解できないような小難しさは一切ありません。 軽妙な、そして森見氏の独特な表現で、分かりやすく爽やかに物語は展開していきます。 これを読んだ学生さんの人生が一変するような、そんな重量級の内容ではないと思いますが、 しかし、この本が伝えたいことはただ一言、「夜は短し、歩けよ若者」なのではないかと。 「彼女」の魅力を伝えたいと前半力説しましたが、読中はずっと「私」の男子学生に感情移入しっ放しで、 最後がどうなるんだとずっと気になってあっという間に読破してしまいました。 恋に恋する……とは言ったものですが、やはり恋とはした人の人生に多大な影響を及ぼすであろうことは、 人生の諸先輩方なら一様に納得して頂けるものであると思います。 それに向かって少し背中を押してくれる、分かりやすい教養小説のようでもあると感じました。 あまりにもファンタジックで、それでいて王道すぎる展開ですが、 現実に劇中の3割でも共通するものがある恋愛ができたなら、本当に幸せだと思います。 そんな恋、したいなぁ……うん……。 | ||||
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私はこの本を同作者の「四畳半神話体系」購入の際に一緒に購入しました。 ついでに買っただけなので最初はあまり期待していなかったのですが、いざ読み始めてみると、独特の言い回しや個性豊かなキャラクター達にすっかりハマってしまいました! 1ページ1ページをめくるのがこんなに楽しみになる小説は初めてでした! この本に出会えて本当に良かったです(^^) | ||||
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「大学生世代の若者に大人気」ということで、ちゃんと買って読んでみたのですが、文章が変に擬古的で、私には合いませんでした。「XXしたまえ」とか、「文学っぽい」のはわかりますが、あくまでも「〜ぽい」といった印象で、テーマや文体や感性に「21世紀を生きている中、文芸(お話、小説)を書いている」と感じさせる個性が無かったような気がしました。いい意味で先入観があったのに(「現代の読者が惹き付けられる、いい作品なんだ」)、あまり評価できず、残念です。 京都出身など、著者と共通点があればもっと楽しめるのかなあとも思います。私はそうではないので、いまいちでした。 | ||||
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語り口や文体が独特で、古い言い回しが多いが、別に気にはならなかった。 たぶん苦手な人はいると思う。でもそれ以上に楽しく読める人も多いと思う。 私としては、森見ベスト1です。 | ||||
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森見さんの作品はどれを読んでも面白い。 いつでも読んでいると、京都の大学生になりきってしまう。 「東京大学物語」の小説版といっては失礼極まりないが 分かりやすいかな? 女性視点の場面の多いこの小説も、 かなり男性よりでそこがまた面白い。 | ||||
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