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夜は短し歩けよ乙女
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夜は短し歩けよ乙女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全594件 361~380 19/30ページ
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森見ワールドという言葉があるようだが、 まさにその独特の世界観こそが本書の魅力。 現代の京都を舞台にしながら、 読んだ瞬間にノスタルジックでほの甘い 不思議な空間が立ち現れる。 最初の数ページで興味を惹かれたならば、 おそらくその後もノンストップだろう。 文章、構成ともに至福を味わうことができる。 この才能は希有だと思う。 日本的な良さ、ジブリ的な良さが詰まっている。 | ||||
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お友だちから紹介されて手にとって、すっかりファンになってしまいました。 女の子のちょっとした心のひだとか、とってもうまく表現されていて、 こういう世界って私は好きだなあって感じて、楽しく読ませていただきました。 寝る前とかにもちょっと読み返したりして、そういうば小学生の頃は読書が大好きだったなあって そのときの自分がまだ生きてたような気持ちになりました ちゃんとした感想になってませんね・・・でも、これからも、読み返していくだろうなって思います | ||||
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きっと、好き嫌いがはっきりと分かれる作品でしょう。独特な文体で読ませる小説なんだけど、コミックだったら面白かったのかな。コミックの方は未読。どうも、この世界の中にすんなりと入っていけなかったのだ。 幻想的というのか、浮世離れしているというのか。舞台が京都でなければ成り立たない小説だろうが、登場人物たちがあまりに個性的すぎて、感情移入できなかった。それが、私がこの小説を今ひとつ楽しめなかった理由かな、と思う。 一歩間違えればただの不思議ちゃんになってしまうヒロインも、それなりに魅力的なんだけど(こんな女の子、なかなかいない、という意味で)、どうにも不思議ちゃんタイプが苦手な私には、なじめなかった。 私のイマジネーション不足? | ||||
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表紙のイラストを見てください。 タイトルを見てください。 裏表紙の説明文を読んでください。 それから最初の数ページを試し読みしてください。 つまり、何が言いたいのかというと、 この小説は「そういう小説」なんです。 それで、「思ってたのと違う!」「文学性が」と言われてもそれは作者に責任はありません。 また、ペダンチックな文体が気に入らない、インテリぶってるなどといった批判がありますが、 それなりに小説(明治の文豪の作品など)を読んでいる方からすると、 恐らくこの方の文章はタイヘン読みやすいものと思われます。 それは作者が読者との距離を縮めようとした結果によるものでしょう。 この作品には思想性やドロドロの訴求力はありません。 ですが、それが逆に読書に興味を持ち始めた方にとっては、手に取りやすいでしょうし、 内容は割愛しますが、これだけ多くの若者読者に愛される作品です。 つまり、それだけの魅力がこの作品にはあるということです。 ただ、他のレビュアーが指摘するように ヒロインの造形、擬音、オモチロイなどのカタカナ言葉がちょっと気持ち悪かったです。 この方の作品は基本、マニアモノにならないようにズラシを入れてくれるんですが、 この作品では一線を越えてしまったような気がします。 作者は描いてて恥ずかしくないのかと読んでる際に、常々思って物語に集中できませんでした。 まとめになりますが、 この方の作品は読書に興味を持ち始めた方に「読書ってオモシロ!」と思わせる魅力ある物が多いです。 また、この方の作品を読んでいくうちに文豪の作品に抵抗がなくなってきたり、思わぬところで、 この作品にでてくる語彙が役立ったりなど、若い学生(特に女性)さんは読んで損のない作品です。 是非興味のある方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか? | ||||
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初出が2005年ごろだからもう6年前ごろの京大生か。恋愛苦手、自己主張もちょっと苦手、大学の友達もそんなに多くない、でも頭の中ではいろいろ彼女のことを想い、ちょっとだけ行動してみる。彼女は疑うことを知らない無垢だけど 他人の目を気にしないマイペース、お酒はやたら強い。そんな二人のやり取りを京大周辺の情景に溶け込ませ、テンポよく話が進む。どろどろした恋愛やお涙シーンなどなく、それでいてドキドキする。読んでいて気持ちがイイ。 | ||||
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「、、、偏屈王は、俺だ。」 きぃやあああーーー!! よくもそんな埃をかぶった昔々の少女漫画にでてきたとしても身悶えするようなシチュエーションで恥ずかしげも無く、、、よくぞ言った! 四畳半の隅っこで悶々としてるだけかと思いきや、ちゃんと成長してくれちゃって嬉しい驚き。こーのらぶこめ男が!! | ||||
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著者の本は3作目。 『恋文の技術』とも 共通する京都の町や、達磨が登場。 森見さん好きとしては、 それだけでツボにはまってしまいました。 現実と幻(夢)が交錯していく 森見ワールドと表現しても過言ではない オリジナリティがあふれる世界。 解説の羽海野チカさんのマンガもお勧めです。 京都の町を飛び出す日は来るのか、 そのときは緋鯉に乗って飛んでいくのかな?? | ||||
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根底はピュアな恋物語だけど、そんな簡単な言葉では片付けたくない! 不思議な疾走感があって、読んでいるとワクワクしてきて、笑えて、 あっという間に読み終えました。 主人公の「黒髪の乙女」が可愛くて仕方ない☆ 文体が独特で、いったいいつの世界の話? と時々わからなくなるけど、そこはファンタジー。 でも携帯でメールしてたり、風邪ひいて熱さまシート貼ってたり リアルな描写が入ってきて、現実的に捉えてみたり。 現実とファンタジーを行き来する感覚もまた楽しかったな〜。 登場するキャラクターが皆、濃すぎて変な人たちばかりで。 でもみんな、実際にいたら会ってみたくなるような愛すべき人たちばかりなんです。 個人的には第3章の学園祭のエピソードが大好き! あんな学園祭が実際に行われていたら、絶対行ってみたい。 「お腹の底があたたくなる」という表現が時々出てくるけど、 この本はまさにそんな1冊。 可愛くてあったかくて、読むと幸せな気持ちになります。 | ||||
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作者の文体がちょっと古風な感じ。そして独特です。 私は明治〜大正の作家が割と好きなので、最初は読んでいてすごく良かったのですが・・・ 話の展開などにあまりついて行けず、読みすすめるのが辛くなりました(笑) この文体ならもっと世界観とかストーリーも統一して 「バリバリの純粋文学です!」 みたいな作品にした方が面白いと思いました。 なんかたとえていうなら 「顔はメチャクチャ大人っぽくて美人なのに、首から下は幼児体系」 って感じの作品でした。 | ||||
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京都が舞台のファンタジーです。 SFと現実の中間にあるような物語展開。 切れのいい文体で、トントン進んでいく恋の物語。 僕と黒髪の乙女の2人の視点で交互に、日記のように 語られていきます。 一歩を踏み出せない男の子が、あこがれの黒髪の乙女 の視界に偶然を装って入ってはいくが、純粋無垢な 彼女はただ単純に、よく会う男性としてしか見ない。 そんな、すれ違いをどのように埋めていくのか というお話。 男の子の恋にガツガツ向かっていくんだけど 間接的なところに青春の香りがする。 黒髪の乙女の、行動が、 普通はありえないようなものなんだけれど 頭の中の彼女は、とってもかわいい。 小説の中の女の子がこんなにも かわいいと思ったのは初めてです。 | ||||
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本屋大賞2位という帯がついていたのでわくわくして読み始めました。どこまで読みすすめば面白くなるのかと期待したら、最後まで面白くなくて、がっかりしました。ユニークな表現だとは思いますが、私にはこの本の面白さは理解できませんでした。 | ||||
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大学生の感想。 馴染めずに途中で挫折しちゃう人がいるのは納得できる作品ですが、三章と四章を読まずにやめちゃうのはもったいないなって思う。 後、この作品をごみ箱に捨てたとか書いてる人がいるが、基本的に小説は捨ててはいけない。 古本屋に売ってほしい。 自分は一章、二章ははじめての感触に馴染めなかったんですが、最期は本当に楽しく読めて、大切な作品になりました。 賛否両論の素晴らしい作品って感じですが、 文庫本の「ハチクロ」や「3月のライオン」で有名な羽海野チカさんの「解説にかえて」のイラストもたまらなく素晴らしかったです。羽海野チカの作品好きなら、この作品を気に入るかも…。 何て言うか、色んな場面を妄想しながら読みたい小説。 『ハッピーエンドだ!!誰もが赤面することうけあいだ!!』 こんなに楽しい!?珍事件が起こる大学生活はうらやましいかな? 是非一度チャレンジして欲しい純愛ファンタジー作品 | ||||
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この本にのめり込めたら、あなたはとても幸せってこと。 失恋後に手に取ったこの本ですが、実は何度読もうと思っても、物語に入って行けず、全然進みませんでした。 数か月して、痛みも癒え、幸せな日常でいた時に再び読んでみると今度はどんどん物語に入っていけて、かなり楽しく読み終えることができました。 リズミカルで、今風にいえばハイテンションで、ともかくうきうきわくわく楽しい不思議世界。 元気な時に読めばもっと元気になれる。そんな本でした。 | ||||
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ペンギンハイウェイを読んで面白かったので、本作も購入しました。 しかし、文章が私にとっては物凄く読みづらく、ページをめくる手が遅々として進みません。 2つめのお話まで、一ヶ月を費やして読み、読むのを辞めてしまいました。 私は、一度読んだ本は絶対最後まで読み切ると決めて読んでいます。 しかし、このままでは、終わるのに半年以上かかるような気がして、断念しました。 もう早く売りたいです。 本屋大賞2位になったとはとてもじゃないけど信じられません。 まぁあの賞は話題性が物を言う感じがしてあまり好きではないですが。 | ||||
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私と彼女、二つの視点で進んでいくストーリー。 森見さんの本を読んでいると、無性に京都に行きたくなってしまうのですが、この本では特にその気持ちが強くかき立てられました。 独特の文体ですが、一度慣れてしまえば本のページをめくる手が止まらなくなるほどに惹きつけられます。 | ||||
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私が青春真っ盛りのことだ。授業を聞かずに自習していた不遜な生徒たちに対し、 高校教師が「俺が見透かしていないと思っているのか」と叱咤し、さらに一言加えた。 「俺に見透かせないものは、壁の向こうと乙女心だけだ!」 諸賢、阿呆と思うなかれ。私はかの教師の言葉を想起する度に、目から汁が出てくる。 なぜなら、かの宣言には、全世界の男子の悲哀と切望が高らかに象徴されているからだ。 「意中の乙女は何考えているのか。嗚呼あの子の心が読めたなら!いっそ死にたい!」 本作品には、そのような痛ましくも涙ぐましい男子の悲哀と切望と妄想が詰まっている。 しかし、それだけではない。現代とは、没個性の時代。文体も没個性化した時代。 そのような時代の最中、平々凡々たる没個性文章で満たされた小説を読んでしまうと、 文章から体臭のように滲み出る著者の個性を、嗅ぐように味わいたいという、 そんな変態天邪鬼な私は失望してしまうのだ。 「この人なんで小説書いてんのかね。映画の脚本書いた方がいいんジャマイカ?」 ところがどっこい。凡百作品とは一線画す本作は「書くこと」「語ること」に実に自覚的だ。 ときに古風で、いじらしい文体は「生まれた時代間違えちゃいました」と言いたげだ。 否、間違ってなどいない。今だからこそ、このような小説が待望されるのだ。 京都を舞台に、南米文学に代表される「マジックリアリズム」の手法を巧みに操り、 得体の知れない薀蓄と心地よいリズムを備えた饒舌な語りで読者を幻惑し、魅了する。 その全てが、まこと可笑しく愛おしい。まさに天っ晴れである。 しかも、こんな小説を20代で書いてしまう著者って…。恐ろしい子! | ||||
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第一章で、笑ってしまった。 つまり、理解できれば、楽しめる本なのです。 普段使われない言葉や、なんだか一見リアリティのない世界。 そこをクリアできた人は、楽しめる本です。 少し出だしを軽く読んで拒否反応が出なければ、おすすめできます。 | ||||
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これほど京都で生まれ育ち、京大を卒業した夫をうらやましいと思ったことはない。 森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』を読んだからだ。 驚くのは、20年前の話としても十分通用する普遍性だ。 妙なカタカナ言葉や流行言葉が出てこないことや、携帯電話やパソコンが出てこないことなどが全く違和感がない。 ああ、いいな、京大生、先斗町、糺の森、鴨川、高野川が舞台になる朴訥でバンカラな青春、東大では絶対成立しない。1300年の歴史と400年の歴史の違いをまざまざと思い知らされる。 (そういえば東大が舞台になった小説ってあまりないな、『三四郎』とか『されど我らが日々』くらいか?) ただし、人間が空を飛ぶとか、ファンタジーの要素を出してしまうのは惜しい。現実に起こりうることだけでもこの面白さは出せただろうに。 それと、作者が理系のせいか、せっかくの京都の由緒ある神社仏閣自体があまり出てこないのがもったいない。 登場人物に空を飛ばせるなら、南禅寺の山門に降り立つとか、銀閣寺の月台(あれって硬くてちょっとやそっとの雨風では崩れないらしい)の上とか金閣寺の究竟頂に着地するとかにすれば良かったのに。 | ||||
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「頭に浮かぶのは、実写ではなくアニメの映像」そこが面白いのかも。イラスト(表紙・解説)を含め 総合的に好きです。 まず、この本を買うまでの経緯を。 本屋で見つけた時「これがあの本か!」と思いました。というのも、以前にテレビで紹介されていて、 読んでみたいと思っていたからです。 また、なぜこの本を発見するに至ったかといえば、表紙に目を奪われたからです。(文庫版) この表紙と、裏のあらすじ、評判の高さ(平積み売りでした)に期待して購入。 読む。??? 私はこれまでに森見さんの作品を読んだことがありませんでした。その頃は宮部みゆき、伊坂幸太郎、 重松清といった言わば正統派な小説を読んでいたので、読むときの頭もそういう文章に合わせていました。 だからなのか、読み終わった後「なんだろうこれは?」と、本好きな自分が内容を理解できないことに ショックを受け、期待違いだったかなとショックを受け、なんでこの本売れてるんだろうと不思議でした。 でも2回目を読み始めると「あぁ、ここは笑うとこなんか」「これは比喩だったんか」と、頭が森見世界を 捉え出して、読後は”なるほどね”と思いました。 「これは綺麗な物語ではなく、変な物語である」と事前にインプットしてから読まれると丁度いいです。 1回読んで「は?」と思われた方も2回読んでみてください。新しい楽しみに出合えるかもしれません。 | ||||
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先にレビューを読んで評価が分かれていたので、 私はどっちだろうと思いながら読み始めましたが?? 頭に入らず前になかなか進みませんでした。。。 100ページぐらいで挫折し、駅のごみ箱へ捨ててしまいました。。。 私には合わなかったようです。 本当に好き嫌いがはっきり分かれそうですね。。。 | ||||
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