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夜は短し歩けよ乙女
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夜は短し歩けよ乙女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全594件 421~440 22/30ページ
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「四畳半神話大系」で森見氏の著作がかなり気になってしまったので、読みあさってみました。 なんというご都合主義!(笑) いや、これはいい意味で、ですよ。 「かいせつにかえて」という解説(?)を羽海野チカ氏がイラストで描いていて面食らった。 この小説を原作にして、羽海野チカ氏が絵を描いてマンガにしたら面白いかも。 もし出たら、買いですね。 | ||||
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この人の初めて読んだ作品がこれでした。 評判がすごく良いというので購入しました。 確かに癖のある文体でず。 そして各キャラが生き生きとしていました。 が、癖のある文体のために少しだけ理解できない部分や 女の子や古本市の少年にイラッときたりしました。 それでも世界観が好きだったのでそこそこ楽しめました。 これは少し試し読みしてから購入を検討された方が宜しいかと | ||||
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「諸君、異論はあるか!?あればことごとく却下だ!!」 「恥を知れ!!しかるのち死ね!!」 等など、森見登見彦作品の小気味良いフレーズが味わえる一冊。 主人公の「私」が「黒髪の乙女」がかつて持っていた絵本を取り戻すべく火鍋勝負に挑んだり、ゲリラ舞台のラストシーンで屋上から転落したりと、「必死に外堀を埋めている」様はおかしくもありますが、その一途さに胸を打たれます。 最初に森見作品を読むなら、これが良いと思います。文庫本になって気軽に変えるようになったのも○。 解説の羽海野チカイラストも良いです。漫画化されているみたいですが(羽海野チカではない)、そっちも読んでみたいです。 | ||||
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この小説の特徴は個性の強い登場人物と突飛な日常という点です。同じような小説が数多くある中で、私がこの小説を楽しめたのは主人公「先輩」とヒロイン「彼女」の語り口にあると思います。物語はこの2人の文語調チックな語り口で進むのですが、折々に思わずニヤけるフレーズがあり、どんどんと読み進めたくなります。 また、各章にてキーワードがあり、とんでもエピソードの中に上手く盛り込まれ、ただのキャラクター小説にとどまらない話の上手さがあります。 ほんわかした温かさ、にやりとするおもしろさ、「彼女」の行過ぎた純粋さが醸す魅力、恋に対する「先輩」の懊悩への情けない共感など色々な読後感を楽しめた小説です。 登場人物が賑やかな小説が苦手な人にもお勧めしたいです。興味があれば一読してみて下さい。 | ||||
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評価は高い様ですが、うまくこの本の世界に入れませんでした。 人によって極端に評価が分かれるのかもしれません。 残念ながら最後まで読む事が出来ませんでした。 他の方のレビューにもありますが、合わないと読みすすめるのも辛いです。 | ||||
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後輩の女性に密かに想いを寄せる大学生のお話。 好きだけど、ストレートには伝えられなくて、 なんとか気づいてもらおうと悶々としながらも どこか純粋なところがあって、ちょっとばかばかしいんだけど 懐かしい匂いがする一冊です。 読後は、少し暖かい気持ちにさせてくれます。 | ||||
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太宰にせよ芥川にせよ、古典文学はあくまで古典として読まれるから価値を持つのであって、現代作家が同じような作品を書いても成立しない。 しかし古典文学に対する憧れは止みがたいし、セックスと政治しか語らない現代文学には魅力を感じない。 そんな現代文学青年の悩みを森見登美彦は見事に飛び越えた……というかスリ抜けて見せた。 森見登美彦の作品はシリアスではないが、かつての文学のパロディでもない。 例えば「ゴスロリファッション」というジャンルの在り方が近いんじゃないかと思う。 現代の日本であんな服装をしなくてはならない理由は機能的にも歴史的にも全くない。 つまりゴスロリファッションは何の必然性も持たず、そういう意味でシリアスではない。 じゃあゴスロリファッション愛好家たちは、中世ヨーロッパの貴族(?)辺りの流行のパロディとして着ているのかというと、多分そういう意識でもないだろう。 シリアスでもパロディでもない、森見登美彦の立ち位置に魅力を感じる。 | ||||
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「彼女」を振り向かせたくてたまらない、所謂「草食系」男子大学生と 恋愛レベルにさえまだ達していないぽーっとした「彼女」との、 京都の四季を舞台にした恋愛?ファンタジーです。 ず〜っと上空をふわふわしていて、最後の最後にやっと ちょっと不時着できたような、不思議で心温まるストーリー。 イマドキこんな純粋かついい意味で子供っぽい大学生はいないよ、 と思いつつ、手放さずに先へ先へページを急いでしまうのは、 どこかでこんな純粋さを懐かしく、羨ましく思うからかも知れません。 この不思議さ、現実感のなさはしかし好き嫌いが分かれそうだと思われます。 文体も独特です。それこそ、どこにでも、しばしば現れる「不思議ちゃん」と 呼ばれるカテゴリーに入る人を、自分はまあ受け入れられるタイプなのか、 ただイライラしてしまうか…によって分かれるのではないでしょうか(笑) 私個人的には好きで、 四季や京都の情景とともに若者の心が丁寧に表されているなと思いました。 「彼女」は少し変な子ですが、ときには、ちょっとトロくて遅れていても彼女のような、 物事を丁寧に、やさしく見つめる目をもちたいものだ、と思います。 | ||||
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もはや、このAmazonでレビューすることもなさそうなのですが、ここに、僕個人の希望、というか願望をいくつか挙げさせてください。 まず一つですが、ぜひ、羽海野チカ先生にコミック化してほしかった。いや、この気持ちは、いまだに現在進行形です。文庫版のおまけページを見たとき、これほどこの作品に適した表現のできる漫画家がいるのかと、勝手に一人で熱くなっていました。 そして、もう一つ。僕は、本書をハードカバーの時に買った人間なのですが、その購入方法が、いわゆるジャケ買いです。普段、僕は前評判や他の方のレビューに細かく目を通し、万全を期したつもりで小説や漫画を購入します。しかしこの時ばかりは、「夜は短し歩けよ乙女」という好みな表現のタイトルと表紙絵に、若干オーバーな表現ではありますが、心奪われ、すぐに手にとりました。結果的にこの買い物は、僕のジャケ買いの歴史の中で最高の成果を挙げてくれたのですが。 こんな経緯から、僕の中でこの本の表紙は、あのハードカバーの表紙しかあり得なくなってしまいました。もう一つの僕の願望というのはつまり、文庫版の表紙の別タイプを作ってほしい、ということです。文庫版で揃えたいのですが、この文庫版の表紙では納得できない自分がいるのです。 上記した二つのことを言っておきたかったばかりに、レビューですらない、どこまでも浅薄で自分勝手な願望を書き連ねてしまいました。もしこのレビューを読んでくれた方がいましたら、ありがとうございます。そして、この本を買うにあたり全く参考にならないような文章を読ませてしまったこと、さらに、すでにコミック化された作品や文庫版の表紙を好いている方、本当に申し訳ありません。 それでも、読者の方々に一人でも、この考えに共感してくれる人がいてくれたら嬉しいです。そんな人がいれば、語り合いたいくらいです(笑)。 | ||||
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ちょっと不思議な小道具、大道具をちりばめ、奇想天外なストーリーが展開されますが、本当にあったとしても少しも不思議ではないようなリアリティがあります。ハチャメチャなのに情緒があります。ラストは、人によっては馬鹿にするひともいるかもしれませんが、私にはとても腑に落ちるものです。酒を飲みながら音楽を聴くような感じで読めます。読んだ後、しばらく次の本を読まずにこの気分を引きずりたいと思います。 | ||||
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あくまでファンタジーですよね、この作品って。ですので、人生訓とか心の襞に分け入るようなテーマとか、そういったものを期待して読むのは、ちょっと筋違いな気がします。 どこまでも、この独特な−−敢えて言えば浪漫調懐古主義的な?−−世界観に浸るのが良いのでは、という、まぁ少々オタク向けな小説です。森見さん自身もかなりのオタクですよね。京大農学部の院卒ですもん。 アニメ映画にするなら是非宮崎駿監督にと思うこの作品、巻末の解説代わりの羽海野チカさんの見開きイラストもさることながら、読み進むにつれ自分の今までの人生中の濃色イメージ(喩えるならば、漆器の様な濃臙脂色)を持ったエピソード全てがグルグルと渦を巻いて頭の中に押し寄せ、、読み終えた時には(3日程で読了)何だか目眩・頭痛を感じました。たぶんこの作者の物はもう読まないのではと思います。 作者がとても博識・碩学・知性に恵まれた情感豊かな生い立ちをお持ちの事だけは、文中に掲げられた古今東西の本の羅列等からも(絵本『ラ・タ・タ・タム』は特に探して読んでみたい‥)、とてもよく分かりました。ただ、殆んどの語句なり言い回しなりがパロディで、どこかで読んだ様な字面の組合せに終始しているので(特にチェッカーズの歌詞の引用はいただけない気が‥)、何となく作品自体のオリジナリティ或いは正味ボリュームが物足りなく感じられてしまうのは私だけでしょうか。(なので、もらった本で良かったと思いました) 上げ底文学‥‥と揶揄してしまえば、文学そのものが食べてお腹がくちくなる物ではない、と言われてしまうかもしれませんが。。 ※乙女さんとは“ラム酒を愛している”“脅威レベルの酒豪”と共通項がありますので、一度指しで飲み明かしたいとは思います。 | ||||
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文章や破天荒な展開の面白さの根底にあり、私がこの本で評価するもの、それは、1.アンチ東京(京都の夜が豪華絢爛たる世界)、2.やや〜かなりバンカラ、3.高齢者を魅力的に描いている、からです。 | ||||
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単純に面白いです。 小説なのに軽快なテンポと独特で不思議な世界観によって まるでコミックを読んでいるかのような感覚に陥ります。 著者の作品はほぼ全て読んでいますが、やはり主人公が語る 著者特有の古風で独特な言い回しが絶妙で、いい味を出しています。 終わり方もすっきりしていますね。 巻末の羽海野先生のイラスト解説もこの世界観をより味わい深い ものに引き立たせてくれてGoodです。 | ||||
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今さらながら、『夜は短し歩けよ乙女』を読みました。 作者は森見登美彦。 良い良いとの評判は聞いていましたが、いやーよかった。 恋愛小説であり、青春小説であり、成長小説でもあるこの本は、 その基調がユニークかつセンスのよいフレーズであふれていて、 読んでいて悔しくなるくらい僕のツボを押しまくります。 最高に良かったのが次のフレーズ。思わず吹き出しましたよ。 「なに、パンツ総番長としてのたしなみですよ」 いやー、この作者のセンス。最高です。 いろんな人に読んでほしいなあ。 | ||||
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独特な文体がダメなんでしょうが遊びみたいな感じで独特と言うより昔の文学小説のパロディって言った方がよくて森見氏の本を読んで、きべんろん部が出てくるとこまで読んで面白さが分からなかったら、それ以降読んでも面白さが分かららなくて、私を見つめるぐらいならば、炊飯器を眺めてるほうが心楽しい充実した時を過ごせましょうとか美しいファンタジーな言葉的なふりしたなにかがちりばめられていて半分どうでもいいのですがまあ許せます | ||||
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昔の女学生のような文体で語る京都の女子大生と、その女子大生を追いかける「先輩」の、その二人が交互に語る形式で綴られます。 夜の繁華街を舞台にした「夜は短し歩けよ乙女」。古本市を舞台にした「深海魚たち」。学園祭の顛末を語る「御都合主義者かく語りき」。風邪に襲われた京都を描いた「魔風邪恋風邪」。この四つ。私は中でも「深海魚たち」と「御都合主義者かく語りき」が素晴らしい出来だと思います。 奇妙なユーモアときらびやかで古典的な幻像で語られた本作は小説としてのセンス充実してます。文章のセンスもさることながら、幻想世界を具体的に描く絵画的センスもいい(結局は文章だけど)。 われわれが生きている世界を、このように楽しくて華々しい世界として提示してくれるのは凄いと思います。暗いところの殆どない世界が京都に広がっています。 | ||||
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この本は傑作です。私はこの本とともにいる間、なんとも心地よくちょっと不思議な世界を彷徨いました。そして、ひたすら彼女に声援を送り、彼女を好きになっていきました。否、彼女の登場と同時に彼女に魅了されたと言っても良いでしょう。これがこれが森見ワールドというものでしょうか。 ちなみに彼女は天然です。いや天真爛漫といった方が適切でしょう。いやそれでも足りない。純真無垢、無邪気、可憐という称号も付け加えさせていただきましょう。妄想と現実とをごちゃごちゃにする無謀も、奇遇というご都合主義も、中身がなく結末がみえみえという誹謗中傷の類も、彼女の罪のない無邪気の前には全く説得力を持たない。なぜなら、理屈で無垢を断ずることはできないから。 生まれ変わったら京大へ行く。ひたすら勉強の暗い中学・高校時代を過ごそうとも、二浪、三浪しようとも、生まれ変わったら必ず京大に行きたい。私にそう思わせた小説はこれで二つ目だ。一つは三月に読んだ万城目学氏の『鴨川ホルモー』。もう一つは本著である。 「詭弁踊り」 見たい! 「偽電気ブラン」 飲みたい!! 「愛に満ちたおともだちパンチ」 見舞って欲しい!!! なむなむ! | ||||
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黒髪の乙女は可愛い。 その他の登場人物も魅力的。 それは分かるけど。 ただ、それだけ。 ただのキャラ文学です。 | ||||
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表紙に惹かれて文庫を買いました。 先輩の健気さはキモさと紙一重だなとちょっと考えさせられました。 少女マンガのようにカワイイ小説で、楽しく読めました。 良い買い物をしたと思います。 | ||||
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2007年度本屋大賞の2位だったので、期待して読み始めました。 しかし、独特の文体に馴染めず、奇想天外さにも馴染めず、 ここを我慢して読めば面白くなるはずと思いつつ、1/3位読んだところで挫折しました。 やはり、好き嫌いの分かれる作家さんだと思いました。 | ||||
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