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夜は短し歩けよ乙女
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夜は短し歩けよ乙女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全594件 461~480 24/30ページ
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これが森見先生の初めて読んだ作品だったので、 初めはその独特な文体に驚きました。 けれど、読み始めていくとどんどん深みにはまっていくような 世界観に引き込まれてしまいました。 こんなに京都の町をおかしく楽しく書いている作品はなかったと思います。 次々と起こる不思議な出来事も自然と受けいれられて、 狐につままれたような気分になりました。 そして、メインの2人の大学生の恋愛模様がすばらしい。 どこか浮世離れした風の乙女はこの世界観にマッチしていて言葉にできない可愛らしさがある。 自由奔放(?)な生き方に憧れます。(本人はそんな気はないんだろうけど・・・) どこかずれている2人のやりとりが面白い。 周りの人達も変わっているけどあたたかくておかしい人達ばかりです。 こんな大学生活を送りたいなぁ、と思わせてくれる本でした。 | ||||
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この小説は男と女の目線で書いてあり、最初は読むのに抵抗がありましたが、後半になるにつれてなれてきて、天狗とかぞうのお尻とかなかなか展開が早く面白いです。 | ||||
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友人に薦められて買いましたが、独特の表現というか、文体が無理でした。 ストーリーにも引き込まれず、途中までしか読めなかったです。 | ||||
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『太陽の塔』に続いて読んだが、これまた、 京都の大学生の片思いの恋の話。 大学出てからもう何年にもなるけど(何十年?)、そのころのことを思い出させる。好きな子の行動パターンを把握して、偶然を装って、待ち伏せたりしたなぁ。 特に古本市の話はいい。大学時代、近くの穴八幡神社でやった古本市には彼女といった。 この小説はなんだかとってもノスタルジックな気分にさせる。若い人というより、ちょっと上の世代にも受けるような気がするなぁ。 | ||||
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京大院卒らしく知的で硬い古めかしい文体、農学部とは思えない語彙力に四字熟語、根暗で女性に幻想を抱いている典型的なヲタ妄想的世界観・・・。どう見てももてなさそうな男をよく知っているリアリティが武器。そして、読みづらいのに一気に読ませてやまない筆力は秀逸。 文章や純文学などに慣れていないために、この文体の前に「読みづらい」「意味分からん」という言葉で音をあげる人がいたら残念でならない。 季節に沿った4部構成でまとめ、京の雅を見事に取り込み、学園物のドタバタ活劇漫画を小説にしたような面白さ。文体の重みが内容のくだらなさ、突飛さを重厚に包み込んでうまく収めている。騙されたと思って70ページ読んでみれば全てが分かるでしょう。 ちなみに、勝手な想像ですが、作者は、1979年生まれで、高橋留美子の漫画の影響をかなり受けているような気がしました。私の中では、樋口さん=めぞん一刻の四谷さん、事務局長=三鷹さん、李白=らんまの八宝菜、と勝手に決めこんで脳内を乱舞しておりました。ということで、高橋留美子の漫画が好きな方は、この小説もきっと気に入るのではないでしょうか?是非一読あれ。 | ||||
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なぜこの本を買ったかって?それはPerfumeのかしゆかがブログで「素晴らしい!」って紹介してたからです。それだけです、すいません…。でも、読んでみたら確かに登場人物が個性的でとても面白く、一気に読んでしまいました。まだ読まれていない方は是非! | ||||
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ボクは男なんですが、楽しく読めました。 たくさん好きなポイントがあってですね。 京都の町、お酒、大学時代、古本、神様? あとヒロインの女の子が酒豪で、緋鯉のぬいぐるみ(等身大?)を背負い、 達磨の首飾りを持つのはいい趣味だと思います。 現代なんだろうけど、なつかしい大学生時代を思い出す作品です。 ※イラスト付の解説(羽海野チカさん)まで、楽しく読めました。 | ||||
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個性豊かで奇妙な登場人物たちによる不思議なものがたりです。 他の方のレビューはすこし大げさかな、という気がしますが 決してつまらない作品ではないです。 ただ、女性向けかな?という感じが否めないです。 ジブリっぽい不思議さと、うる星やつら的なノリがおもしろい。 | ||||
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みなさんの評価があまりにも高いので購入しましたが、 正直くそつまんなかったです。 この意見が少数派ということにびっくりです。 これを面白いという人は今までどんな本を読んできたのか不思議です。 お洒落と思ってるのかな〜 つまらないという以前の問題。読んで後悔しました。 途中苦痛ですが我慢して読み続けました。時間を返してほしい〜!! 一つ星もつけたくないです。0点です。 | ||||
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「太陽の塔」→「四畳半神話体系」の流れの集大成と言うべきか。「きつねのはなし」を抜いたこの2作の主人公のジメっとした感じを抜いて、そこに天然純真爛漫乙女の語りを足した結果、爽快に爽快を重ねた物語が出来ました、いった風情。 主人公の男子学生の妄想する暴走は相変わらずではあるけれど、ここぞの一発で頑張れる姿は応援したくなります。またヒロインのキャラは良いですね、非常に可愛らしい。こういう文章の書き方もできる作家さんなんだなぁと思いました。 興味深いのは、女性でこの本を好きという人が結構多いところですね。男性的に言えば感情移入出来るところだったり、またヒロインの可愛らしさに引かれたりと、本書の魅力的な部分ってのは結構あげられると思うのですが、女性の観点からどこに面白さを感じたのか、ぜひ教えて頂きたいところです。 森見作品の中では一番後味が良い作品だと思います。 | ||||
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表紙のかわいらしさに、手が伸びました。 このかわいらしさは、そのまま黒髪の乙女のイメージへ・・・。 と、思ったら、 もてない学生の詭弁あり、そのパワーで京都の街が吹き荒れて、果ては天狗出現?! でも、黒髪の乙女のかわいらしさはそのままで、ホッとしました。 なにせ、鯉幟を背負って、電気ブランを飲み干して、二足歩行ロボットとなるのですから。 楽しくて、あっという間に読んじゃいました。 かわいらしいものが好きで、京都の街が大好きなら、ぜひともお手にとってみては? もしかしたら、彼女をみつけることができるかもしれませんよ。 余談ですが・・・、ラストの喫茶店は私も大好きです。 | ||||
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世界の豊かさを味わえる一冊。 しいてあらすじを伝えるなら「天然少女と、彼女に恋した青年を中心としたドタバタコメディ」となるが、これは「となりのトトロ」を「田舎に引っ越してオバケに出会う物語」と書くのに等しい。あらすじにすると、取り落としてしまうものが多すぎる。 主人公二人もいいのだが、この小説の本当の面白さは二人をとりまく人々の豊かさにある。十数人にも上る脇役が、それぞれ人格をもつ存在として書き込まれている。てんでばらばらな立場の、ばらばらな願望をもつ人々が、つながり結ばれていく面白さ。起こりえない事件、ご都合主義な展開でありながら、網の目のような人間の結びつきにリアリティと温かさがある。 多くの小説、映画が「目的を持つ主人公と、乗り越えるべき障害」というシンプルな構造で進んでゆくのに比べれば、実に雑多で魅力的だ。 「なにをいいたいのかわからない」という人がいるのも理解できるが、起承転結のストーリー、大上段のテーマばかりが小説の面白さではないだろう。ストーリーとテーマ性ばかりが重視されるようになってから、小説も映画も(ハリウッドを代表として)痩せてつまらなくなったのではないか? そうした作品とは対極の「豊かな」作品として、これは傑作だ。 なお特徴的な文体は、夏目漱石や太宰治などの古典的作品や、慣用句を下敷きにしたパロディを含んでいる。そうした古い文章になじみのある人なら、台詞回しにニヤっとさせられること請け合い。 | ||||
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タイトルにひかれて購入しました。購入前は中身をパラ見しながら変わった文体だなあ、買ってがっかりしたらどうしよう。。。などと思っていましたが、買ってよかった!第一話もいいのですが、個人的には秋の大学祭がオモシロオカシク、一人読みながらクスリと笑ってしまいました。作者の文章力というか、言葉の使い方の面白いこと!ドラえもんのポケットなみにいくらでも言葉があふれでてきて、頭の中はイメージの洪水となります!巻末に羽海野チカさんがイラストを載せていて、どうやら皆さんには好評のようですが、私としては、「ちょっと違うなあ」という違和感がありました。乙女は確かに純粋無垢でマイペースなのですが、だからといって子供っぽいというわけではありません。それなりに女性らしい魅力にあふれた純真な色っぽさみたいなのがあるのです。ですから、私としては表紙のイラストの方がぴったりで、羽海野チカさんの描く小学生体型には首をひねってしまいました。羽海野チカさんの絵が好きじゃないというわけではありません。はちクロのはぐみちゃん可愛いですし。ただ本というものは活字であって読者の想像力を広げるものなので、誰かの解釈したイラストは見たくないものですね。 | ||||
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文体が独特、とたくさんの方がおっしゃっている通り、 風変わりな文章です…!! 私はすごく楽しんで読めました。 (でも、好き嫌いは分かれそうだというのも大いに頷けます) 少しでも参考になるかもしれないので、冒頭を引用します。 「これは私のお話ではなく、彼女のお話である。 (一部省略) これは彼女が酒精に浸った夜の旅路を威風堂々歩き抜いた記録であり、また、 ついに主役の座を手にできずに路傍の石ころに甘んじた私の苦渋の記録でもある。 読者諸賢におかれては、彼女の可愛さと私の間抜けぶりを二つながら熟読玩味し、 杏仁豆腐の味にも似た人生の妙味を、心ゆくまで味わわれるがよろしかろう。 願わくは彼女に声援を。」 先輩がものすごく健気です。応援したくなりました。 先輩だけでなく、出てくる登場人物がみんな個性的でおもしろいです。 「彼女」は天然な感じでかわいいです。 個人的に樋口さんと学園祭事務局長、紀子さんが特に気に入りました。 話の展開も私にはまったく予想がつかず、最後まで飽きることなく読めました。 巻末には、「ハチミツとクローバー」でおなじみの羽海野チカさんのイラスト兼解説が 2ページ収録されています。イメージにぴったりでした。 私は、最初の「おともだちパンチ」のエピソードからすぐにお話に惹きこまれました。 自分でも試しに拳を作ってみて納得、確かに招き猫のような愛らしさがあるかも…!!(笑) 「おともだちパンチ」が気になる方は、ぜひ最初の数ページだけでも読んでみてください。 | ||||
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ヒロインの可愛さが新しいタイプだと思いました。 電車の描写とか、古本市、だるまが降ってくるところなど、視覚的に楽しかったです。 | ||||
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他の方が書いているように確かに文体は独特ですが、一度慣れてしまうとさらっと読めてしまいます。ドタバタした話が収束していくさまはなかなか痛快。後味もすっきり、さわやかな良作です。 ただ、ヒロインの黒髪の乙女の描写がどうにも男の理想というか、所謂「萌え」系で、そこだけ少し胃もたれを感じました。 漫画、舞台とさまざまな展開を見せてますがアニメにはなってないんですね。一番合いそうなのに。本作を読んでいて、今敏監督の「パプリカ」みたいなイメージがちらちら浮かびました。 | ||||
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ぬらぬらとした奇妙な文体は、ドグラマグラを彷彿とさせるながらも、京都という街の魑魅魍魎が跳梁跋扈していそうなアヤシゲな雰囲気を表現することに一役買っていると思う。文体に感性があわなければそれまでだし、あえば独特の世界観を楽しめるのではないだろうか。そういった意味では、あらすじと可愛いイラストの表紙から恋愛小説だと推測して、ジャケ買いすることはお勧めできない。じっくりと腰をすえて、最初の数ページといわず1章くらい読んでから購入した方がいいのではないだろうか、幸運にも最近の本屋には座り読みできる空間があったりすることだし。それほどまでにギャップが激しい。 たまに「読者諸君」などと、こちらへ語りかけてくる部分以外は割りと面白かった思う。 | ||||
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単行本も読んだけど誰かにあげちゃったので文庫版も買ってみた。 独特の言い回しで、京都の街並が思い起こされるほのぼのストーリーです。 普通の感覚で言えばとっても変わり者の「黒髪の乙女」が京都の街で大暴れするストーリーなんだけど、とてもほのぼのした心洗われるストーリーです。でも独特の言い回しに好き嫌いがあるかもねー。 ■読んで欲しい人 ・京都に住んでいるか住んでいた人 ・京大の出身または学生の人 ・ほのぼのしたい人 | ||||
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一途な想いを寄せた意中の相手は黒髪の乙女。彼女の注意を惹くためにあの手この手で「外堀を埋めて」も、さらりと躱されすれ違う日々。 そんな『先輩』の苦悩と、それを知らない『乙女』の日々礼賛を交互に描いた意欲作です。 明治時代の書生さんのような堅苦しい口調の『先輩』。本当にこんな思考をする大学生がいるのかと苦笑いをしつつ読みながらも、あのように奥ゆかしい乙女がいれば一途な想いを向けてしまうのも無理はないと納得してしまいました。 安易に社会に流れずに我が道を生きる二人。登場人物の紹介を最小限にとどめ、現実とファンタジーの境界を曖昧にすることによって得られる独特の作品世界。人の世と感情の不思議が巧妙な文体や構成で描かれており、読後はさわやかな気分になれること請け合いです。 | ||||
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経験したことがない不思議な甘さの作品でした。お土産にもらった見慣れない海外のお菓子をみたいなものでしょうか。おっかなびっくり口にしたものの、しばらくしたら美味しくいただけた。食べない人は一生味わえないであろう楽しみを、自分は経験してしまったのだぞという少し隠微なヨロコビともいえる。本当は自分だけの秘密にしたいのだけど、そこは生来の教えたがりなので知人やネットでプッシュしちゃう今日この頃。ちょいとそこ行くお兄さん・お姉さん、★5つでオススメだよ! | ||||
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