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夜は短し歩けよ乙女
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夜は短し歩けよ乙女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全594件 381~400 20/30ページ
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夢の中をふらふらしているかのような世界で非常に気に入りました。 なんとも素敵なエンディングでなお一層気に入りました | ||||
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…実感できる物語だと思います。(京大に行ってた友人もまんざらデタラメでもない、て言ってました。) そして大学生っていいよな〜、そういう体験て、その歳でしかできないものだよな〜って思わせてくれます。 「こんなことありえへんやろ」 ってことを現実を交えて進んで行く物語はまさにファンタジー☆ なかなかピュアで愉快です。 自分の好きなものにまっすぐ突き進み、ふと小さな恋に気づく女の子・・・素敵です(^O^) | ||||
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竜と魔法の世界とか突飛な設定でもなく ごくごく普通の日常の延長線上にあるちょっとおかしなでも 面白みのある謎世界のお話ですね。黒髪の乙女も何やら一風変わった 感じがして明石さんとは一味違う面白さに溢れています。 主人公は四畳半の私より積極的で昔の自分をふと思い出します。 なかなか面白い一冊でした。 | ||||
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奇想天外な物や人が多く出てきますがこれらを頭の中で、こんな色でこんな場所でこんな動きなんだろうなって想像することが楽しいです。 あまりに奇想天外すぎて、ただ読んでるだけだと「意味不明」になりそうです。 映画のワンシーンのように、主人公が今いる状況がどんな事になっているのかを映像として捉えたいです。 ストーリーに感情移入するというよりは2人の物語を第三者視点で眺めるという、まさに物語風味な作品だと思います。 | ||||
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最近真面目な本ばかり読んでいたので、なごまされるというかこころがとぎほぐされていくような感じでした。確かに多くのひとが指摘しているように彼の文章は多く読みすぎると飽きてくるかもしれません。しかしまだ一冊目ということもあってユーモラスな表現に感嘆しました。ストーリー、設定も悪くはないですがやはりこの本を面白くしているのは主人公の内面の語りの饒舌さ、また黒髪の乙女のナイーブな台詞だと思います。 現役大学生が読んでおもしろい本です。おすすめ! | ||||
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なんだか可笑しくて、そしてきゅんとなってしまう作品でした!大学生のときに色々とバカらしいことに巻き込まれる主人公を、つい応援したくなりました^^そして「黒髪の乙女」のキャラが最高!!最後のシーンは胸キュンでした!ぜひ大学生のうちに読んで欲しい作品です。きっともっと京都が好きになる! | ||||
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他のレビューにもあるとおり、好き嫌いが分かれる作品だと思います。私は万城目学にハマったのがきっかけでこの作品のことを知り、「森見ワールド」にも期待して今回読んでみました。結果は…文体は好きでしたが、奇想天外のストーリーについていけなくなり、途中から飛ばし読みしてしまいました。万城目ワールドも奇想天外ながら「私が知らないだけで、もしかすると存在するかも」と思わせてくれたのですが、こちらはひたすら空想世界が続いて、私の想像力の限界をあっという間に超えてしまい「いつ現実に戻ってくれるの?」と途方にくれてしまいました。ジブリあたりで(ハウルと千尋と耳をすませばの感じで)映像化してくれると、私も入り込めるかも。合う人はすごくハマると思いますので、まずは本屋さんで少し読んでみることをオススメします。 | ||||
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作品の幻想的な雰囲気とそれを見事に表現している文章がとても気に入りました。 物語が二人の人物の視点で交互に語られるので、作品の世界が立体的に見えてきます。 「どうしてこうなったのか?」など細かいことは気にせず、登場人物の魅力や作品の雰囲気を楽しむ作品だと思います。 特にヒロイン「黒髪の乙女」の天然・純粋・無垢なキャラがたまらなかったです。かわいいというよりもかわいらしいという感じでした。 | ||||
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最初から躓いてしまいました。 京都が好きなので、狐の話も読みましたが、今回のは恋愛小説なのかハチャメチャな コメディなのか、京都にすむ魔物を描いたのかさっぱり分かりません。 何とか面白い展開になっていくのかと思いつつ、無理をして読み進んでいましたが、 どうも私の感性では理解しがたく、途中で読むのが苦痛になりあきらめました。 同じ作家の本をもう1冊買ってしまったのですが、本をにらみながら読むのに躊躇しているとこです。 この本の本質が全く理解できない...時間の無駄をしてしまったような後味の悪さを覚えます。 | ||||
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真面目な文章と豊富な語彙でふざけた事を描写してます。 男子大学生が、好きな女子大学生にどうやって近付くか、思いを打ち明けるか、ひたすら思い悩み、そのうえで行動する話。 私はとても文章を楽しみましたが、好き嫌いは確かに分かれそうです。 今時いない純情で優しい青年達を存在させる為だけあって、物語世界もかなりふざけているし、 正直、文章がとても素敵な割には、その文章で描写する物語はこんなものかよと思いはするし。 (読んでる途中で飽きもしたし…) ただ、この作者の他の本も買おうと思ったのは事実。 いしいしんじとか吉田篤弘とか万城目とか 「現代社会の闇と光とか啓蒙したりしない優しい傾向の物語」ばかりこの所読んでましたが、 かなり森見さんのこの作風好きかも…。 | ||||
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読書好きな高校生です。 森見さんが好きっていう訳じゃなく、新聞の広告でデカデカと取り上げてあったため購入しました。 表紙の絵も可愛くて、「よっしゃー!読むぞー!」と楽しくページを開きました。 ・・・開いて固まりました。 か、漢字が読めない・・・!あれ?この字ってこうやって読むんだ・・・あれ?こんな読み方習ったっけ? はい、挫折。 広辞苑を片手に、「この語彙はこういう意味なんだ・・・」と最初のうちは調べながら読みましたが・・・広辞苑の言葉もよく分からず。 意味を調べるはずが、段々と漢字の勉強にorz 読書じゃなくなりました。 また、語り方も独特。 表紙の女の子はふわふわしていて、可愛らしいんです。可愛らしいのですが、口調がネックになりました。 「〜なのであります」っていう語尾でケ○ロ軍曹を思い浮かべた私。・・・緑のかえるちゃんこんにちは〜! もちろん、楽しいところもありました。 最後の主人公とヒロインの場面は微笑ましいし、「頑張れ!」と応援しながら読めました。 が、やっぱり真ん中の部分は未だにはてなマークが浮かぶ言葉が沢山・・・。 私の読解力不足&漢字が読めないっていうのもあるかと思いますが、ちょっと難しかった・・・。 | ||||
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友人から面白いと聞いたので図書館で借りて読みました。 この作者の作品を読んだのは本作が初めてです。 女子大学生とその娘に恋する男子大学生、その他大勢の人々から成る話なのですが、 登場人物の言動は理解できないし、出来事すべてが非日常的。 ファンタジーの様なワクワク感や夢のあるものではなく、 何が起きてるのか、どういった意味があるのか全く分からない。 ひたすらハチャメチャで、所々破廉恥な内容もあり、 しかし山場も何もないまま、いきなり主役二人の仲が変化して 終わり、でした。 滅茶苦茶な内容に苦痛を感じながらもなんとか読み切りましたが、 どこがどう面白いのか全く理解できなかったです。 僕に残ったのは、理解できない内容に対する不快感だけで、 プラスになるものは何もありませんでした。 でも友人は”この作品を読む通勤時間”が楽しみになる程面白かったらしく、 この作者の他の作品も面白いと話していますので、 合う人には面白いみたいです。 | ||||
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大袈裟でなく、これまで読んだ中で最高の物語です。前半は読みながら一人で恥ずかしい位に大笑いして、後半はニヤニヤ、そして、ニッコリしている自分がいました。ページが残り少なくなるにつれ、少し寂しい気持ちになって…永遠と物語が続いてくれればなぁ。そんな思いになりました。夢のある物語。中村佑介の表紙イラストも素敵です。 | ||||
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タイトル通りである。オシャレっぽい文体、すれ違いの恋愛要素、SF「げ」な超常現象。 この作品の概略を簡単に記すならば、「四季折々の大学周辺を舞台に男女が集団で入り乱れながら恋愛問題を主軸に東奔西走→なんだかんだで最後は大団円。」と言った所か。 自分で好きな様に過ごせる時間が増え、バイトにサークル、ゼミや合コンなど、「今自分は誰よりも楽しんでいるんだぞ!」と必死に背伸びしながらアピールをしている大学生がいかにも手にとって満足しそうな作品である。 本屋大賞第2位という事で大いに期待して読んでみたが、読了後床に叩き付けた本はこれが初めてかもしれない。 「読み終わった後に何の感慨も起こらない。」「ご都合主義がすぎる。」という批評も聞くが、この作品を「つまらない。」と感じる読者は、特にこの作品独自の「オシャレっぽい文体」に弾かれる人が多くを占めるようだ。 ただ私は、この奇を衒うような文体にはさほど嫌悪感は感じなかった。青春謳歌ノベルもたまに読む。 モノの完成度は別として、自分なりの文体を作成する事は決して悪いことではないし、むしろ挑戦的とも言えるであろう。独自の手法や方法論を用いて傑作を作り上げた作家も少なくない。 しかし私が読んでいて決定的に怒りの域に達したのが、前述したSF「げ」な超常現象である。 この作品の中では様々な現実離れした超常現象が起こるのだが(鯉が竜巻に飛ばされたり、天狗が空を飛んだり、古本市の神様が現れたり等)、それらの現象に対する論理的な説明が何一つとして描写されていないのである。 故になぜこの現象が起こって、なぜこの結果になって、なぜそこからこの展開になって、なぜそれが解決方法になったのか、というのがもうさっぱり解らない。 SFと言ってしまえばそれまでだが、SFならSFなりに拙くとも現実の論理で説明の描写を多少なりとも入れるのが筋というものだろう。 説明描写を切り取ったSF要素ではただの妄想であり、端的に言ってしまえば作者の「嘘」としか言いようがない。 作品内の諸要素が「嘘」であるなら、根幹の恋愛要素も「嘘」って事ですよね? それが青春だとは言わせませんよ。 | ||||
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基本的に得意な文体ではないのだけれど、でもやはり惹かれるのは この文体。ストーリーは、どうせあることないことの奇想天外なので、 この小説の場合あまり重きはない。 京都を舞台にした小説は数多くあるが、本書は、京都で大学生活を 送り、あの京都の、あの空気を知るものにとっては、観光都市とも 古都とも違う、若者にとっては少し垢抜けない少し理屈っぽいあの街で、 ややエネルギーを持て余していた日々が一瞬にして蘇り、懐かしい 地名を追うごとに当時の思い出が次々と頭をかけめぐる、 そんなたまらない魅力のある本だった。 | ||||
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好きになれませんでした。なんとか最後まで読みましたが、 思わず本を放り投げてしまいました。 自分にはただの萌えキャラ総出演の、二次元大好き作品にしか 思えませんでした。そういう作品なんだといわれてしまえばそれまでですが、 評判などからもう少し中身があるかと期待してしまいました……。 特にヒロインが男がつくりあげた理想という感じですごく気持ち悪かった。 女性でこのヒロインに嫌悪感を持つ人は多いんじゃないかな……。 | ||||
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文語調ぽい書き方ですが内容はドタバタした学園恋愛小説です。屁理屈ぽいユーモアがいかにも羽目を外した真面目な大学生という感じです。 第一章は品の無い「ローマの休日」というか「祇園の一夜」といった印象をうけました。かなり突拍子の無い筋書きで、慣れない語調も相まって、この章でめげてしまう人も多いのではないでしょうか。 第二、第三章はもう少し現実的な雰囲気で読みやすく好感が持てます。第二、三章は私自身の学生時代と重なる印象があり面白く読めました。 第四章は著者自身を物語っているようで、前章までの勢いと語調を弱めて大団円に向けてソフトランディングと言ったところでしょうか。 最後まで読んで、風変りで面白いという印象を持ちました。些細な事ですが小説中の「超つまんねえ」という言葉と携帯電話の登場が小説の世界観に似つかわしくないと思いました。 本作品は、「太陽の塔」「四畳半神話大系」に続く3作目で、3作ともすべて舞台が同じですから勝手に「京大三部作」と思っています。同じ舞台や登場人物で辟易してくるかもしれませんが、それぞれ特徴があります。本作品は文体に奇を衒って表現している世界観が、「四畳半・・・」はパラレルワールドを扱ったSF調になっている点が、「太陽の塔」はストーカーという主人公が斬新である点が特徴でそれぞれの面白味があります。今後も期待したい作家です。 | ||||
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「太陽の塔」でファンタジーノベル大賞を受賞した”妄想文学”の旗手森見登美彦氏の小説です。 本屋大賞2位も受賞し、既に数々の書評が出ていますが、やはり面白いですね。 内容は乙女に恋する学生の”ほぼ”ストーカー行為をめぐるラブコメなのですが登場人物の個性と、 氏の(好き嫌いは出ますが)軽妙・珍妙な文章のテンポ、そして京都の町の情景がお祭りで夜店を歩いているような、 適度な高揚感をかきたてます。 祭りの後は結局ハッピーエンドなのですが、何故か陳腐にならず不思議な暖かさに包まれるのは森見氏の才能の成せる技としか 言い様がありません。また乙女の人生訓「美しく調和の取れた人生」という言葉がとても印象的で共感を覚えました。 まるでおとぎ話のようなスマッシュヒットでした。 | ||||
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森見さんの作品は文体に惹かれて何冊か読みましたが、その中では一番楽しめました。ハマりきれないのはファンタジーと現実が地続きの世界観によるところが大きいかも。トンネルを抜けたらそこは火炎地獄でしたとか、普通に読んでたら「は?」と戸惑ってしまう。突然空中浮遊する男や果て無き異空間などが登場してもさらりと流して物語に没入できる人なら楽しめますが、何せ文体も含め独特なので波長が合わないと敷居が高い。 しかし視点の交代は面白かった。 語り手はストーキング癖のある腐れ大学生「先輩」と彼が恋する黒髪の乙女「私」。 夜の街や古本市や構内でニアミスしつつすれ違う姿はおかしいやら切ないやら。別行動中に出会う人物や摩訶不思議な現象がリンクしてたり、さらっと流された伏線が後に生きてきたりと仕掛けが細かい。先輩の時代錯誤な語り口と「私」の天然ボケボケな語り口はユーモラスな好対照を成していて、「異論はあるか、あればことごとく却下だ」など、いずれもくすっと笑ってしまう小粋な言い回しが癖になる。 特に楽しかったのはカオスの様相を呈す学園祭の話。 韋駄天コタツならびにゲリラ演劇と事務局の攻防戦に笑い、危機一髪の先輩に手に汗握り、ラストの抱擁で膝を打ちました。 | ||||
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冴えない大学生活を送っている「私(先輩)」と天然思考の持ち主「黒髪の乙女」が体験してきた不思議な4つの物語。 第1章:夜は短し歩けよ乙女 →夜の京都の歓楽街で起きた不思議な飲み会と不思議な人との出会い 第2章:深海魚たち →真夏の古本市で起きた古本の神様と李白老人の地獄鍋の物語 第3章:御都合主義者かく語りき →大学の学園祭でゲリラ的に上演された「偏屈王」に巻き込まれた二人の物語 第4章:魔風邪恋風邪 →京都で猛威をふるった風邪を退治する為に黒髪の乙女が出陣する どれも非現実的、個性的なキャラの登場で二人が見た夢の話を聞いているような感じです。登場する、自称天狗の樋口氏、大酒飲みで美人の羽貫さん、謎の老人の李白など個性的なキャラクターも不思議ワールドに一役買っています。 軽く何か小説を読みたいなという時にはお勧めです。 | ||||
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