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夜は短し歩けよ乙女



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【この小説が収録されている参考書籍】
夜は短し歩けよ乙女
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女の評価: 3.90/5点 レビュー 594件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.90pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全594件 201~220 11/30ページ
No.394:
(4pt)

映画も観ました。文庫解説には羽海野チカ氏

面白かったよと聞いていたけれど、まだ読んでいなかったこちらを、アニメ映画化されたというニュースをきっかけにやっと読みました。
私にはとても面白かったです。
まず、これはファンタジー作品だということ。
これを頭に入れておいた方がいい。

森見さんの独特な、古典のような、落語のような?言いまわしに、初めは戸惑い、読みにくかったのですが、読んでいくうちに、その落語のような軽快なリズムに
惹きこまれ、とても面白く楽しくなりました。その言いまわしで語られる、気になる乙女になんとか近づきたい大学生の先輩と、そんなことはつゆ知らず黒髪の乙女の好奇心によって出逢っていく人たち。
どんどん出てくるキャラクター達にも、とっても愛着が湧いてくる。

主人公の妄想世界と現実世界がうまく混ざって、そして舞台が『京都』ということ。これが妖しくて愉快で、ファンタジーなんだけれども、京都ならありえそう‼︎
京都なら起こるかもしれない‼︎と、
妙に納得してしまう。

その妖艶な世界は私は少し、ジブリアニメの
『千と千尋の神隠し』を連想しました。

でもこちらは映像ではなく、京都の街から発展して、オリジナルな世界を紙の上に作り上げてしまった森見さんが、ただただすごいなぁ!と。

星野源さんが先輩役の声ということで、アニメ映画化も話題となりましたが、
こちらの原作を読んでいなく、映画だけ見た人には、全く意味が解らないだろうな…といった流れでした。
時間が短すぎる。
この物語のめぐり巡ってゆく楽しさ、面白さは、あの短い時間では伝えられない‼︎
声優さんたち長セリフお疲れ様。と言いたくなった。
なので、源さんファンから映画だけ見た方には、ぜひこちらの原作を読んでいただきたい。
自分の頭の中に、あの京都の妖しいけど愛しい世界を作り上げてほしい!

羽海野チカさんも頭の中にあの世界がぐるぐるしてたようで、文庫解説にはそのご本人のイメージの楽しい絵が。
それもまたこの作品の余韻に浸れて、楽しい。

最後に。
原作とアニメ映画は、全く違う作品だ…と
思った方が良いかと。。
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No.393:
(5pt)

挿絵がいい

新しくなった装丁の挿絵がいいです。京都に住んだことはないけど、学生時代に京都によく行っていたので、土地勘があるとより楽しめます。電車のくだりや詭弁論部は独特のユルさがあって好きです。京都本はたくさんありますが、ガイド本よりもこういう創作物がいいガイドになるのではないでしょうか。
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No.392:
(5pt)

笑いまくります

電車で読みながら笑ってる自分のことすら自覚できないので外出先での読書には要注意です。
四季を通して李白氏を元凶としたとことん現実ではあり得ないドタバタギャグ連発ですがきちんとオチもあり素敵な本です。
むしろここまで現実離れした方が潔いかもです。たまにはこういうトンでもない、和風不思議の国のアリスみたいな本もいいと思います。
あと漫画を好んで読む人にも読みやすいかもしれません。
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No.391:
(3pt)

なかなか現実離れしてます。
本の中で恋愛をしたかったので
多少不満足な部分もあります。
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No.390:
(1pt)

この本で喜ぶ人とは関わりたくない。

「おしゃれでしょ!センスあるでしょ!面白いでしょ!知的でしょ!」と言わんばかりの演出言葉遣い全てが癪にさわる素晴らしい小説。この本を読んで喜ぶような人間でなくてよかった。この本が好きな人とはあまり関わらないようにしようと心から思える一冊です。
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No.389:
(1pt)

世界観を作り込みすぎて訳がわからない

登場人物に共感できる要素が一つもなく、読み進めるのが苦しかったです。
文体も非常に独特でした。
それが個性なのは理解出来ましたが、私はくどいと感じました。現代的な文章が好きな方には絶対にお勧めしません。
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No.388:
(4pt)

老い先 短し 遊べよ おやじ

普段、ほとんど小説を読まない、所謂“おっさん”と呼ばれる部類に属しているものです。
ある日、妻がくすくすと楽しそうに読んでいたので、尋ねてみると「あなたの地元(京都)を舞台にしたお話で、映画にもなるのよ」とのこと。
 なんとなく読み始めてみたのですが、“先輩”と“黒髪の乙女”、二人を取り巻く不思議な人々と世界観が、とても魅力的なお話でした。
 地元には久しく帰っていなかったのですが、読んでいると脳裏に浮かぶ景色、距離感、空気感までもが、まさに京都の町並みそのもので、懐かしくなってしまいました。
 いきおい、映画も見て来ました。年齢の所為にしたくはないのですが、上映時間の関係もあるのでしょう、テンポが速く、小説と設定が多少異なる部分もあってか、脳内処理が追いつかない内に終幕となってしまいました。妻は「平行世界なのよ」と解説にもならない解説を述べながら、とても楽しそうに鑑賞しておりました。
 すっかり森見氏の世界観に興味をもってしまった私は、氏の作品を最初から読むべく、古本市に出向いたのでした。
 そこで出会ったのが、デビュー作「太陽の塔」と佐山尚一の「熱帯」の2冊です。
 「熱帯」は森見氏の作品ではないのですが、油とり紙のようなものに包まれた不思議な装丁とともに丁寧に袋詰めされており、“黒髪の乙女”似の売り子さんが満面の笑みで「森見さんに興味があるなら無料で差し上げます。ただし、森見さんの作品を全て読み終わるまで、決して開封(詮索も)しないことを約束して下さいね」と、不思議な条件とともに頂きました。
 これも何かのご縁と思い、まずは子供の頃から思い出深い岡本太郎作「太陽の塔」が、その後に続く作品たちが、森見氏によってどんなオモチロイことを起こしてくれるのか、今からワクワクしてしまいます。
なむなむ。
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No.387:
(4pt)

幸せな大学生活

森見登美彦さんの作品は面白い。最初に読んだのはこの文庫本だった。
京都を舞台にした作風で、”夜は短し歩けよ乙女”は作者が卒業した京都大学の学園祭を中心に渦巻く恋愛模様を描いている。洒落た台詞や流れるようなドタバタ劇。そしてユニークなキャラクター達が魅力的に動いていく。ただし、ストーリー自体は割合普通なのでセンスが合わなければ読みにくいだろう。
京都という町をオシャレでコミカルに書いている本作を読めば、魅力溢れる古都へ行きたくなる。そして、こんな大学生活おくれたらなとワクワクさせてくれるだろう。
京都の大学へ行きたい高校生にオススメだ。
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No.386:
(5pt)

いつの間にか・・・

読み始めてからすぐに引き込まれてしまい
あっという間に読み終えてしまいました。
黒髪の女性の登場に独りでドキドキしてしまい、
そのドキドキ感がずっと続く感じです。
これは友人にもススメたい一冊です。
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No.385:
(1pt)

読むのがキツイ

映画化にもされるということで読みましたが、読み進めるのが本当にキツかったです。

森見登美彦さんの夜行を読んで、正直微妙だとは思ったものの「でもこの人の他の作品も読んでみたいな」と思ったのがキッカケだったのですが、読んでみたら古風で独特な文体が目立ってつまらなかったです。

本は月に4〜5冊読むもののだいたいは1日で読みきってしまうのですが、これは4日かかりました…なんでこれが評価高いのか疑問ですが、ラノベが好きな方ならいいんじゃないですかね。私だったら友人にオススメしようとは思いませんが。
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No.384:
(1pt)

つまらない

これ、面白いですか?

私は、あまり引き込まれませんでした・・・。
話題になっている本なので買ってみたのですが、がっかりです。
主人公の男性大学生にも、女性にも共感できるものがありませんでした。
特に女性は、リアリティーのないキャラクターだと思います。
他の方が書いているレビューどおり、無駄におしゃれ感出しだ文体も読みにくいし、鯉が降ってきたり
宙に浮かんだりするファンタジー要素など、何故?が多いですが、伏線でもなく、収拾されないままなので
世界観を作りたいだけに感じてしまいます。
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No.383:
(1pt)

ただつまらない

今まで読んだ本で1番つまらなかった。最初から最後までつまらない。読み手を選ぶ本です。
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No.382:
(5pt)

初森見作品!

とても面白かったです。小説を読んでいるのにアニメを見ているかのように映像が頭の中に浮かんできてわくわくしました。「先輩」と「黒髪の乙女」のお二方が愛おしくてたまりません!
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No.381:
(3pt)

ほくほくするファンタジー

お話自体は荒唐無稽だし下らなさもここに極まるのだけれど、
読者を味方に引き込む語り調子で予定調和すらも話の種にしてしまう。
まして物語の読み方を主人公が冒頭で説明してくれるものだから、
その通りに読んでいたら何だか楽しめてしまった。

でも最後はどことなくせつない気持ちになったなあ。
とにかく物語中歩きつづけた黒髪の女の子がついに歩みを止めてしまいそうで。
いやいいんだけど。
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No.380:
(5pt)

全世界の非リア大学生におくる一冊

当方、あまり小説などは読まないのですが、近日公開する映画のパンフレットを見てこの作品に興味を持ち、Kindle版を購入。
とても面白く、一気に読んでしまいました!
映画も絶対見に行きます!
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No.379:
(1pt)

なんかキモかった

登場人物がアニメのキャラクターかラノベヒロインって
感じで、全体的にキモかった。こんな女も人間もいないと思う。
最初の方で意味不明に下ネタが多くて嫌悪感。もったいぶった言い回しも
若くない読者には微妙だった。
表紙は素敵なのにな。中途で挫折しました、、
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No.378:
(5pt)

脇役も超個性的な恋愛どたばたファンタジー小説

四畳半神話体系を読んだ後に、読ませてもらいました。面白い!!登場人物が個性的におのおの好き勝手に動いてて、一回では整理できないこともありますが、2回目からは、もう夢中で読み耽りました。樋口師匠最高です!!四畳半で小津だけが目撃した樋口師匠の秘密も明らかになり、「四畳半神話体系」と読み合わせるのもオススメです。
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No.377:
(5pt)

京都で巻き起こる摩訶不思議な恋愛ファンタジー

確かに序盤は辛かった。
良く分からないまま登場人物が次々と出て、みんな好き放題動く。
何年か前に読んだときは、最初の数十ページで断念しました。

しかし改めて読んでみると面白い。
章が進むに連れおもしろくなる。
特に学園祭以降は、もう止まらない。

劇場版が楽しみでしょうがありません。
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No.376:
(4pt)

夜行お試し版を読んで

夜行お試し版を読んで、作者の作風が気になり、今回この「夜は短し歩けよ乙女」にたどり着きました。

よくよくネットで見ると映画化が決定していて読む側にも力が入ります。

文体も面白く、映画でのセリフ回しに注目したいところです。

只今上の娘も読んでいる最中ですが、面白い!ってことになれば久しぶりに親子で映画、なんてことになりますね。

おっ、これは娘と水入らずで、帰りに美味しい物でも食べに行くチャンス。

え?かみさんも星野源の声優っぷりを聞きたくて、一緒に行くと言い出した・・・。

かみさんの場合は映画より飯に惹かれての参戦だよねぇ。
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No.375:
(5pt)

唯一無二の森見ワールド

すごく好きでした。
この本だけでなく森見さんの作品に通ずる「良いところ」を私なりに述べます。
【①現実とファンタジーを結びつける技巧が素晴らしい。】
登場人物の生きざまや次々と起こる珍事件はしっかり浮世離れしているのに、それらの舞台は全て京都の実在する場所であり、大学であり、またあくまで核にあるのは意中の人に恋い焦がれる思いを1ミリも伝えることのできない根性無しの男の気持ちである。
「明日は我が身」と言わんばかりに私たちの平行線上の世界で起きている。
そしてこれがこの小説の好き嫌いを分けている点でもあると思います。
森見さんの場合、ファンタジーの色合いが「主人公に未来透視能力がある」とかそんなレベルではなく完全に凡人には思いつかない奇想天外摩訶不思議な濃度を持っており、それを容赦なく私たちの現実世界にぶっこんでくるので、読者はびっくりしてしまい、
現実なら現実、ファンタジーならファンタジー、ハッキリしてくれ!共感できない!と思われるのではないでしょうか。
そのどっちでもない、新しいジャンルだと思って読みましょう。
こんなに2つを両立させて書ける人はそう居ないのでは。森見さんでしか出来ない読書体験がある、と思っています。
【②作者自身の文学への愛を感じる。】
序章数ページ読めば誰もが分かってしまう、この恐るべき文学愛。
特にこの「夜は短し歩けよ乙女」は古本市を舞台にした第2章でそれをありありと感じさせられますね。
「人は引き出しのないところからアイデアを生み出すことはできない」と言います。
人並みならぬ語彙力も、「おどもだちパンチ」「偽電気ブラン」など意味不明と言われる発想の数々も、すべては彼の読書歴のどこかに原点があると思います。
かくして作者に敬意を持ちながら読めるので、数年経ってまた読みたいと思える特別な一冊になります。
【③猛烈に京都に行きたくなる。】
私は中学の修学旅行の1度しか京都に行ったことがありません。当時の記憶もほとんどありません。
そんな私にもはや旅行を通り越して京都に住みたいと思わせるほどの類まれなる観光大使力。
特にこの本は4章が四季の移ろいに沿って進むので、春夏秋冬どこをとっても魅力的な京の町がひとたび心を掴んだら離しません。
京都が分からない人は、出てくる場所をGoogle画像検索しながら読むのもいいと思います。
「先斗町」「下鴨納涼古本まつり」は今年絶対に足を踏み入れるべしと心に決めております。
【④底抜けに暖かい気持ちになる。】
小説に何を求めるかは人それぞれですが、日常生活では得られないようなささやかな幸せを感じたい人にはもってこいの一冊。
ルビが振ってないと読めないような単語を使うと思ったら随所で「ふくふくと笑う」とか「もりもり食べる」とか読者を癒すことを忘れないところ。
終盤で変にシリアスねじ込むとかは決してなく、読者が求める展開をちゃんと分かっていて、納得のいく結末におさめてくれるところ。なのに魅力的なところ。
巻末で羽海野チカさんがイラストを添えてコメントしていたのはピッタリな組み合わせだなあと思いました。
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)より
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