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皇帝のかぎ煙草入れ
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【この小説が収録されている参考書籍】
皇帝のかぎ煙草入れの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全69件 41~60 3/4ページ
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| 向かいの家で、婚約者の父親が何者かに殺されたのを窓越しに目撃 した女性。ちょうどその時、彼女の傍らには、復縁を迫る前夫が居た。 状況証拠から、彼女に容疑がかけられるのだが、彼女のアリバイ を証明できる前夫は、ある事情で証言が不可能な状態となり……。 ヒロインを、醜聞と殺人のジレンマに陥らせ、サスペンスを 盛り上げていくクリスティばりのストーリーテリングが秀逸。 これによって読者を無理なくヒロインに感情移入させ、 スムーズに物語世界へと誘うことに成功しています。 また、周到な人物配置と、絶妙な「偶然」の絡ませ方も素晴らしい。 アンティークの収集家である婚約者の父、情熱的だが粗暴な前夫と一見善良で 誠実な婚約者、そして、ヒロインに対して含むところがある小間使とその妹――。 そうした、ヒロインを中心とした人間関係の力学が描く軌跡に、「偶然」というアクセントが 加えられることで、犯人も予測し得なかった、不可思議な絵柄が現出することになります。 そして、何といっても、本作最大の魅力は、問答無用 の破壊力を秘めた、たった一つの手がかりにあります。 完全犯罪と思われた本作の犯行を、一瞬にして瓦解させるこの手がかりは、 そのシンプルさ、シャープさから、クイーンの某作のアレに匹敵する出来なの ではないでしょうか。 | ||||
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| 向かいの家で、婚約者の父親が何者かに殺されたのを窓越しに目撃 した女性。ちょうどその時、彼女の傍らには、復縁を迫る前夫が居た。 状況証拠から、彼女に容疑がかけられるのだが、彼女のアリバイ を証明できる前夫は、ある事情で証言が不可能な状態となり……。 ヒロインを、醜聞と殺人のジレンマに陥らせ、サスペンスを 盛り上げていくクリスティばりのストーリーテリングが秀逸。 これによって読者を無理なくヒロインに感情移入させ、 スムーズに物語世界へと誘うことに成功しています。 また、周到な人物配置と、絶妙な「偶然」の絡ませ方も素晴らしい。 アンティークの収集家である婚約者の父、情熱的だが粗暴な前夫と一見善良で 誠実な婚約者、そして、ヒロインに対して含むところがある小間使とその妹――。 そうした、ヒロインを中心とした人間関係の力学が描く軌跡に、「偶然」というアクセントが 加えられることで、犯人も予測し得なかった、不可思議な絵柄が現出することになります。 そして、何といっても、本作最大の魅力は、問答無用 の破壊力を秘めた、たった一つの手がかりにあります。 完全犯罪と思われた本作の犯行を、一瞬にして瓦解させるこの手がかりは、 そのシンプルさ、シャープさから、クイーンの某作のアレに匹敵する出来なの ではないでしょうか。 | ||||
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| 作者のウリである密室が登場せず、ごくありきたりな殺人……と思わせておいて、読者を一撃でKOしてしまうもの凄さ。カーの高笑いが聞こえてきそう。自分がカーマニア入りするきっかけとなった作品。 個人的にカーの作品の中で一番好きな作品であり、もう100回は読んでいる。相変わらずの丁寧な伏線。総ての推理小説家に見習ってもらいたい。 犯人はかなり易しい部類に入るだろう。玄人受けのする作品であり、これを推す人はマニアであることも多い。トリックに引っ掛かったらびっくりすること請け合いなので、余計な知識無しに読んで貰いたい作品。 まだこれを読んだこと無いなんて、羨ましいと同時にかわいそう。 | ||||
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| 作者のウリである密室が登場せず、ごくありきたりな殺人……と思わせておいて、読者を一撃でKOしてしまうもの凄さ。カーの高笑いが聞こえてきそう。自分がカーマニア入りするきっかけとなった作品。 個人的にカーの作品の中で一番好きな作品であり、もう100回は読んでいる。相変わらずの丁寧な伏線。総ての推理小説家に見習ってもらいたい。 犯人はかなり易しい部類に入るだろう。玄人受けのする作品であり、これを推す人はマニアであることも多い。トリックに引っ掛かったらびっくりすること請け合いなので、余計な知識無しに読んで貰いたい作品。 まだこれを読んだこと無いなんて、羨ましいと同時にかわいそう。 | ||||
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| 本書作品紹介によれば、 アガサ・クリスティに 「このトリックには、さすがのわたしも脱帽する」 と言わしめた作品。 ネッド・アトウッドとの離婚が成立したイヴ・ニールは、 真向かいの家に住む、トビイ・ロウズと婚約しました。 そんな彼女の家に、深夜、ネッドが訪ねてきます。 トビイとの婚約破棄を迫るネッドと 話し合いを続ける彼女ですが、 彼女の寝室からは、 婚約者トビイの父親モーリス・ロウズ卿の書斎が見え、 やがて彼女は、ロウズ卿が殺されているのを 発見してしまいます。 事件発覚後、彼女は、状況証拠から、 容疑者にされてしまいますが、 前夫が家を訪れていたことから、 事実を話すこともできず、 窮地に追いつめられてしまい・・・。 全体的にプロットは簡単で わかりやすい作品に仕上がっています。 この作品で起きる殺人は、上記の1件のみ。 トリックもその殺人に関するものなのですが、 これが、クリスティを脱帽させたという エピソード付きのもの。 ただ、残念なことに、 どんな種類のトリックなのかを説明すると、 ネタバレになってしまう恐れがあるため、 これ以上、触れることはできませんが。 ひとつだけ注釈を。 題名の「皇帝のかぎ煙草入れ」という単語には、 事件解決の重要な鍵が隠されています。 ただ、これもまた、これ以上説明すると、 ネタバレになってしまうので、 ここまでしか、お話できないのですが・・・。 | ||||
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| カーの作品群の中でも異彩を放つ一冊だが、それにしても良くも悪くもこの単純な筋立て且つ サラッとした文体で、これだけ充足感(文字通り言葉通り心理的に...)を得られる推理小説 が他にあるだろうか? 決して奇抜な殺人劇が起こる訳でもなく、謎のX氏が跳梁跋扈する訳でもなく、息詰まる心理 戦がある訳でもなく、心ときめかせる名探偵が現れる訳でもなく、衝撃のどんでん返しがある 訳でもなく(これは人によるだろうけど...)、一体全体冴えないのに、作中の被害者がそう であったように、亦犯人自身がそうであるように読者もカーの〈暗示〉の罠にまんまと嵌まる 不思議さ。。 あくまでも《不可能犯罪》とゆう演出にこだわって、先頭に立って旗を振り続けたが故に辿り ついた本作は、体現の仕方こそ違うものの紛れもなく王者カーの魅力がつまった傑作だ。 | ||||
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| ディクスン・カーの最高傑作といえば、本書か「火刑法廷」かを選ぶ人が多いと思うが、本書は紛れもなくカーの最高傑作と言えよう。 カーにしてはシンプルで読みやすく、ページ数も読み通すのに丁度いいぐらいで、それでいて驚愕度はNo.1ときている。 私はクリスティーの「アクロイド殺し」のレビューで、「アクロイド」とクイーンの「Yの悲劇」、「レーン最後の事件」、それとルブランの「813」を、驚愕のラストを迎える作品として挙げたが、本書はこれら驚愕のラストを迎える作品群に匹敵する大傑作だ。 惜しむらくは密室殺人でもオカルティズムに満ちた作品でもなく、カーの味わいがまったく感じられないことだが、だからこそ誰にでも受入れられる作品とも言える。 絶対に読んで損のない一冊。 | ||||
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| 本書にはおなじみのフェル博士も(カーター・ディクスン名義の作品に登場する)HM卿も登場しないし、カーお得意の密室などの不可能トリックもオカルト的な雰囲気もない。にも関わらず、本書はカーの最高傑作である。それはちょうど、ポアロもマープルも登場しない『そして誰もいなくなった』がクリスティーの最高傑作であるのと同じようにである。(作品のタイプはまったく異なるが) カーの作品は、謎を読み解くキーワードや伏線を目立たなくしようと余計な記述を目くらましに使っているものが多く読みにくいのが難点だが、本書は割と記述がシンプルで読みやすい。また謎もそれだけシンプルな訳で、それだけに最後の謎解きで「アッ!」と驚かされる、まさしく驚愕度No.1の作品。クリスティーが脱帽したと言うのも大いにうなずける。 ただ、本書だけを読んで「カーの作品を読んだ」とは言ってもらいたくない。カーの特色は最初に述べたとおり不可能トリックや怪奇趣味にあり、それが好きかどうかでファンの分かれ目にもなる。 カーを評価するには『三つの棺』や『曲った蝶番』、カーター・ディクスン名義の作品では『プレーグ・コートの殺人』などを、そして最終的には『火刑法廷』を読んでからにして欲しい。 | ||||
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| 本書にはおなじみのフェル博士も(カーター・ディクスン名義の作品に登場する)HM卿も登場しないし、カーお得意の密室などの不可能トリックもオカルト的な雰囲気もない。にも関わらず、本書はカーの最高傑作である。それはちょうど、ポアロもマープルも登場しない『そして誰もいなくなった』がクリスティーの最高傑作であるのと同じようにである。(作品のタイプはまったく異なるが) カーの作品は、謎を読み解くキーワードや伏線を目立たなくしようと余計な記述を目くらましに使っているものが多く読みにくいのが難点だが、本書は割と記述がシンプルで読みやすい。また謎もそれだけシンプルな訳で、それだけに最後の謎解きで「アッ!」と驚かされる、まさしく驚愕度No.1の作品。クリスティーが脱帽したと言うのも大いにうなずける。 ただ、本書だけを読んで「カーの作品を読んだ」とは言ってもらいたくない。カーの特色は最初に述べたとおり不可能トリックや怪奇趣味にあり、それが好きかどうかでファンの分かれ目にもなる。 カーを評価するには『三つの棺』や『曲った蝶番』、カーター・ディクスン名義の作品では『プレーグ・コートの殺人』などを、そして最終的には『火刑法廷』を読んでからにして欲しい。 | ||||
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| テンポのよいリズミカルな会話文から始まり、物語にスッと入り込むことが出来た。そして完璧に騙されてしまった。何が良いってトリックに気付きそうで気付かないということ。犯人の意図した通りにことが運び、運ばなかったという必然と偶然が重なったからこそ完成されたトリックでもあるのだが・・・。ただこのスレスレ感が激しいから、騙された。物語を客観的に見られる読者という立場にありながら、この物語に登場するある人物と同じ誤解をしてしまっていた。この人物が騙されていたことに気付かされる瞬間に、多くの読者も気付かされることだろう。ある一つの事柄の矛盾から犯人を追い詰めていくという謎解きは、古畑VSさんまのお話のようでもあります。 | ||||
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| テンポのよいリズミカルな会話文から始まり、物語にスッと入り込むことが出来た。そして完璧に騙されてしまった。何が良いってトリックに気付きそうで気付かないということ。犯人の意図した通りにことが運び、運ばなかったという必然と偶然が重なったからこそ完成されたトリックでもあるのだが・・・。ただこのスレスレ感が激しいから、騙された。物語を客観的に見られる読者という立場にありながら、この物語に登場するある人物と同じ誤解をしてしまっていた。この人物が騙されていたことに気付かされる瞬間に、多くの読者も気付かされることだろう。ある一つの事柄の矛盾から犯人を追い詰めていくという謎解きは、古畑VSさんまのお話のようでもあります。 | ||||
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| クリスティつながりで初めてカーの作品を手に取りました。玄人好みの作家が大衆向けの作品を著した、という部分がファンからことに評価されているようですね。いつまでたってもミステリー入門書あたりをウロウロしている身としては、皆さんの濃いレビューにちょっと圧倒されました。 自分勝手な人がたくさん登場して、物語をかき回します。トラブルを生み出すその自分勝手な部分が、人間くさく、作品を魅力的なものにしています。でも肝心の主人公だけは、男性のファンタジーが生み出したような無味無臭の人物。そのためか、トリックや構成はわくわくするものの、主人公にひきずられ、無味無臭なぼんやりした読後感ばかりが残りました。時代、なのでしょうか。 | ||||
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| 作者がわからないまま本書を読んだら間違いなく「ああ、これはクリスティの作品だな。さすがだな〜」と思ったことでしょう(笑) カーの作品は一部の傑作を除いて、トリックもストーリーも大味なものが多いんです(良くも悪くも)その点、本作は心理描写の細やかさといい、微妙な盲点をついた心理トリックといい、とても「カーらしくない」作品だと思います。ミステリ的な部分から離れても、不遇な女性主人公と取り巻きの男たち、そして物語の幕の引き方もカーらしくなく、クリスティの初期作に類似している感があります。「クリスティが絶賛した」というのも頷けますね。 メイントリックはとても素晴らしい。ミステリやTVドラマ等で類似のトリックが幾度も使われているのがその証明と言えるでしょう。プロットはそれほど複雑では無いので気軽に読めますし、ミステリファンなら必読の一冊です。 | ||||
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| カーといえば怪奇趣味+実際には無理っぽい不可能犯罪というイメージがありますが、本書にはあまりその傾向はないと思います。 そのせいか、個人的にはカーの中で1番好きな作品です。 トリックはシンプルなものですが、周囲の人間の思惑や心理状態などが、読みやすいのに良く描いてあります。 これからカーの作品を読まれる方には、本書からがおすすめです。 | ||||
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| カーといえば怪奇趣味+実際には無理っぽい不可能犯罪というイメージがありますが、本書にはあまりその傾向はないと思います。 そのせいか、個人的にはカーの中で1番好きな作品です。 トリックはシンプルなものですが、周囲の人間の思惑や心理状態などが、読みやすいのに良く描いてあります。 これからカーの作品を読まれる方には、本書からがおすすめです。 | ||||
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| カーの特徴は、(1)密室を中心とした不可能犯罪、(2)オカルティズム、(3)ファースの3つである。ところが本作を読んで行くとどれも見当たらない。お馴染みのH.M卿もF博士も出てこない。ストーリーも下手な昼メロのようだ。これがカーの代表作 ? と思いながら最後まで読んでいくと、そこには驚天動地の衝撃が待っているのだ。 こんな発想ができるのはカーしかいないだろう。何が驚きかを説明するとトリックをばらすことになるので避けるが、とにかく読んでみて下さいとしか言えない。あのクリスティをして「さすがの私もこのトリックには脱帽した」と言わしめた、カーが持てる技巧を最大限に発揮した超傑作。 | ||||
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| カーの特徴は、(1)密室を中心とした不可能犯罪、(2)オカルティズム、(3)ファースの三つである。ところが本作を読んで行くとどれも見当たらない。お馴染みのH.M卿もフェル博士も出てこない。ストーリーも下手な昼メロのようだ。これがカーの代表作 ? と思いながら最後まで読んでいくと、そこには驚天動地の衝撃が待っているのだ。 こんな発想が出来るのはカーしかいないだろう。何が驚きかを説明するとトリックをばらすことになるので避けるが、とにかく読んでみて下さいとしか言えない。あのクリスティをして「さすがの私もこのトリックには脱帽した」と言わしめた、カーが持てる技巧を最大限に発揮した超傑作。 そして、真の驚きはトリックそのものでは無く、カーがある種のミステリの形式を打ち破った点にある。自身が得意とするミステリの形式を自ら打ち破ったのだから、「カーは凄い」としか言い様が無い。ミステリ・ファン必読の書。 | ||||
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| Carroll & Graf Publishers; 2nd edition。カーの他の作品は読んだことが無いがこれは分かりやすい文章で適当に面白い小説だと思う。ただ、純粋に探偵(推理)小説の醍醐味を味わいたい読者にとっては肩透かしを食わされる出来事があって興味半減し、またミステリーを楽しみたい読者にとってはお粗末な謎と構成でかなり拍子抜けすることだろう。登場人物と状況証拠が限られているので殺人犯を当てるのは至極簡単、そこでその仕掛けを推理する事に関心が向けられるわけだが巧妙な策略がある反面何とも不当な要素もあり、その上伏線の張り方も上手いとは言えない。もしこの作品が短編で例のかぎ煙草入れに関する仕掛けに磨きがかかっていたら更に面白く随分印象深いものになっていたかもしれない。最後の数ページは話がしつこくて私は無くても構わないと思った。 | ||||
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| と、カーと仲の悪かったクリスティも言ったとか・・・微妙な心理のあやをトリックにしてのけている佳作です | ||||
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| と、カーと仲の悪かったクリスティも言ったとか・・・ 微妙な心理のあやをトリックにしてのけている佳作です | ||||
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