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りら荘事件



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りら荘事件の評価: 3.80/5点 レビュー 50件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 1~20 1/2ページ
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No.31:
(4pt)

大量殺人発生の中、皆が淡々としてる。。。

仲間が一人でも死ねば、それも殺人であれば、普通は相当動揺するはずでしょうが、何人死んでも皆、淡々とそれぞれの推理をぶつけ合います。また、連続殺人が起きてるのに、警察本部とかも現場に張り付かず、担当二人だけ残して帰ったりまた来たりと、リスク管理面からはありえない対応。。。と言うようなツッコミどころ満載ですが、なんだか読んでて楽しいんですよね。リアリティー云々より、頭の体操のような感覚で、結構楽しめる作品でした。
リラ荘殺人事件 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:リラ荘殺人事件 (角川文庫)より
4041031613
No.30:
(4pt)

今でも出版されているだけのことはある。

レビューを見ると色々とご意見はありますが、今でも読まれているだけのことはあると思います。
 そういう私自身もあまりにに淡々と殺人が重ねられていくところはもう少しけれん味が欲しいとか、他の方のご意見にもあったように、かなり後半に探偵役が登場していともあっさりと事件を解決してしまうところが、あっけなさすぎるとかは感じました。また謎解きに関する部分については、登場人物の色覚に関する部分は無理があるなあとかなどのつっこみたくなる部分はいくつかありました。
 しかし言葉・表現が古い、警察が無能(推理小説の基本では?)等々で、つまらないとしてしまうのは少しばかり作者が気の毒になります。黄金期の推理小説好きには、この作品の持つ雰囲気がグッとくるのではないかと思います。
リラ荘殺人事件 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:リラ荘殺人事件 (角川文庫)より
4041031613
No.29:
(5pt)

本格ミステリを読み始めるキッカケの本

容姿に対する表現がなかなかトゲかがあり言い過ぎって気はしてましたが、そんなこと忘れるぐらい読後のスッキリ具合。少し忘れたぐらいにまた読みたい。
リラ荘殺人事件 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:リラ荘殺人事件 (角川文庫)より
4041031613
No.28:
(5pt)

ありがとうございます

迅速に到着しました、ありがとうございます。
本の内容については、もちろん面白かったです。
リラ荘殺人事件 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:リラ荘殺人事件 (角川文庫)より
4041031613
No.27:
(5pt)

「限定された空間での連続殺人」という本格推理小説の一形式において記念碑的な作品

「りら荘」で続発する殺人事件を、颯爽と登場した名探偵:星影龍三が快刀乱麻を断つごとく解決する。

本作は、鮎川氏が創造したもうひとりの名探偵:鬼貫警部シリーズのような厳密な論理性という意味ではやや劣るものの、トリックやミスリードやプロットに、より趣向を凝らしている。

現代の視点からみれば、たしかに警察陣の警備体制はいささか間が抜けていると言わざるを得ないが、これだけの多数の事件が発生して容疑者が減りながら、なおも真相を読者に見抜かせない作者の手腕は非凡としか言いようがない。

また、「限定された空間での連続殺人」というテーマにおいて、本作がいかに後世に影響を与えたか、また本作以降いかに進化を遂げたかがわかるという意味で記念碑的な作品です。
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.26:
(4pt)

長文パズル問題と割り切って読むべし

鮎川哲也作品の中でも評価が高いようだったので、頑張って読んでみた感想。

たぶん読み手を選ぶのではないだろうか。
パズルとしてはかなり優れているのだろう。しかし小説として見た場合、はたして?
読んでいていちばんワクワクしたのは、刑事が事件の舞台である秩父から都内へ聞き込みに行く数ページ。このあたりは描写は鮎川哲也の本領発揮だろう。(逆に言うと、その箇所以外は・・・)

歴史的作品であることに間違いはないところなので、もし読み始めたのなら、たとえ登場人物に感情移入できなくとも、長文パズル問題と割り切って最後まで読み切ることをおすすめする。
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.25:
(5pt)

本格ミステリの金字塔という側面と、嫌な人物が多い苦痛

本格ミステリの金字塔、という評価を長く聞いていたので
楽しみにして読みました。

以下、ネタバレなしにこれから読む人にも有益になるよう
書いてみます。

本書は7人の大学生がリラ荘に泊まりに来るところから
はじまって、次々と人が死にます。

トリックや最後の謎解きとかもすごく面白いです。
さすが金字塔と言われるだけの作品です。

ただ、小説を読む楽しさの一つである人物同士のやり取り
があまり楽しくないです。

本書は、三人称視点で主人公というような軸となる人物もいません。

それによって誰が犯人か、次に誰が殺されるのか、といった緊迫感が
あってよいのですが・・・

出てくる登場人物が、嫌な人物が多く
登場人物に対して、”こいつ嫌いだなぁ”っていう
感情で読み進めることが多かったです。

逆に言うと、”この人物、好感持てるな”といった人が
まったくなかったのでそこはかなり辛かったです。

やはり小説の楽しみの一つとして、
登場人物に好感が持てる、登場人物の言葉や考え方が素敵である
というのは大きな部分なのだなぁ、と改めて思いました。

他のレビュアもおっしゃってますが、
【警察が無能すぎる】というのも感じました。

こうした小説では、有能な警察が出てきてしまっては困るのはわかるのですが。。

とはいえ、古き良き本格ミステリであるので
興味を持たれた人はオススメします。
リラ荘殺人事件 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:リラ荘殺人事件 (角川文庫)より
4041031613
No.24:
(5pt)

フーダニットの教科書となるべき古典です。

昭和31年に書かれた鮎川哲也の名著です。古典なので現在との違いは否めないところですが、多くの伏線ありの、名探偵の謎解き前のシンキングタイムありの、クローズドサークルにおけるフーダニットの教科書とも言えるべき小説です。私は昭和の人間だからなのか、読んでいてワクワクし、謎解き前は本を閉じて犯人が誰か推理してみましたが、残念ながら当てることができず悔しい思いをしたものです。昔ながらの”探偵小説”がお好みの方にはまず読むべき小説だと思います。
リラ荘殺人事件 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:リラ荘殺人事件 (角川文庫)より
4041031613
No.23:
(4pt)

時代を感じる

ホームズ物くらい時代が違うと気にせず読めるが、戦後まもなくの雰囲気は違和感が大きい。特に警察の杜撰さかな。秩父がまだ避暑地だったころのノスタルジアとして読める若い世代もいるのかもしれないが、自分にはギャップが大きかった。
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No.22:
(5pt)

本格もの

小説の内容が素晴らしい!
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4061851373
No.21:
(4pt)

1958年の大学生たち

一読して「有栖川有栖が書いた青春ミステリに似ている」と思った。確か有栖川は本書をベストミステリの1作として挙げていたと記憶しているので、有栖川作品の方が『りら荘事件』の大きな影響下にあるわけだが。

大学生たちが夏季休暇のために集まった別荘で、1人また1人と殺され、そのつどトランプのカードが死体の傍らに…。と書けばいかにも漫画みたいだが、まあ当たらずとも遠からず、漫画みたいなのである。これを受け入れられるか否かで、その人のミステリ観みたいなものが測れるんじゃないかと思う。

僕は技巧的で漫画チックなミステリも面白いと思うし、本書も内容的にはよくできた作品だと感じたけれど、どうしても登場人物の大学生たちのことは受け入れられなかった。「こんな大学生おれへんやろ~」と大木こだま調で突っ込まずにはいられなかった。いくら1958年の作品とはいえ、往生しまっせ~。

というわけで、結論。それなりの面白さを認めることにやぶさかではないけれど、個人的に好きなミステリには決して挙げない、というタイプの小説だ。
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No.20:
(5pt)

問題なく

息子に頼まれて購入しました!沢山読書をするので安くても綺麗な本があり大変満足しています!
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4061851373
No.19:
(5pt)

いわゆる新本格ファンですが

指摘がある通り、ネーミングや学生の描写に古さがありますが、
書かれた年代を思えばある程度は仕方ないと思います。
まだ鮎川作品は本作と「黒いトランク」の二作を読んだだけですが、人物描写は「黒いトランク」の方がずっと好感が持てます。
自分の好みは「黒い~」ですが、この「りら荘事件も」充分に楽しめる傑作。

私は新本格ファンで、鮎川作品に挑戦した身です。が、はっきり言って新本格より楽しめましたm--m
論理そのものの面白さを体験でき、変な言い方ですが
新本格の作家が「目指すところ」が腑に落ちました。(新本格も楽しいです)

とにかく論理の完成度が高い。本格推理小説って楽しい!とミーハー・ライト新本格ファンな自分に改めて教えてくれた
鮎川先生に敬意を表して、もちろん星は五つです。
レビューを参考に他の作品も拝読します。
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.18:
(5pt)

鮎川さんの作品を初めて読んだが感心するばかりだった

この本は1956年頃に出た作品で文庫本になる際に文章を推敲したのかわかりませんがとても読みやすかったです
登場人物が人格的に曲者揃いですが推理するのに必要なパーツは与えられ、本格推理物を好む人におすすめです
私は要所要所の仮説は合っていたものの肝心なところに目を向けなかったので推理が飛躍してしまいました
他の作品もこの水準であるか確かめるために鮎川さんの他の作品を読もうと思います
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.17:
(5pt)

本格ミステリの快楽を具現する名作

何度読んでも痺れる、まさに本格ミステリを読む快楽を具現した傑作。
事件に次ぐ事件、畳み掛ける展開の中に探偵小説のガジェットを全て詰め込んだ面白さは執筆から60年近くを経ても不変。(雑誌「探偵実話」に1956年から1957年連載。なお本書の複雑な書誌的変遷は巻末の芦辺拓氏の解説に詳しい)
地道なアリバイ崩し物の巨匠としてのパブリックイメージが濃厚な著者が実は終生理想としたエラリー・クイーンの黄金期の名作に、巧みな伏線と華麗な謎解きの妙は匹敵し、論理遊戯としてのミステリの到達点とすら思える。
人工的な状況設定やリラ荘に集う奇矯な学生たちのキャラクターが後年の新本格派の作品を思わせるのは興味深いが、その点は読者の好みにより賛否が分かれるかもしれない。
しかし、これほどの難事件を終盤颯爽と登場し、あっという間に解決する星影龍三こそ名探偵の中の名探偵ではないか(笑)
リラ荘殺人事件 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:リラ荘殺人事件 (角川文庫)より
4041031613
No.16:
(5pt)

新本格直系の影響を与えた古典であり教科書であり傑作

鮎川氏の推理ものと言えば鬼貫警部もののアリバイ崩し物の方が有名であるが、氏が本格ものを書く時に採用した星影探偵ものの長編作品であり、コテコテのゲーム的推理もの路線の代表作である。
何せ1950年代に作品なので、今から読むと採用されているトリックなどは今の感覚からするとさほど斬新ではない。が、これは本作をお手本に後の新本格系作家がトリックやプロットを使い倒したためであり、そこらへんが古典を今から読む場合のハンデとなるのだが、やはりその後の新本格への直系の影響を与えた代表作だけあり、今読んでも若干の古さを感じさせるものの、充分面白さを保っている。古典がここまで通用するのはやはり凄いことである。やはりよく出来ていると言わざるとえない。
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
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No.15:
(5pt)

傑作です

黒いシリーズと共に、この作品はすばらしいできでした、一番の傑作のように感じました。
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.14:
(5pt)

最後の最後まで結末が分かりませんでした

ミステリ百選に選ばれている作品というだけあって、最後まで結末が読めませんでした。
探偵星影龍二がもう少し早い段階で登場した方が面白いなと印象を受けましたが。
作者の見事なる行間のトリック。
プロットもトリックもシンプルだけど、飽きない表現力とスピード感。
再読する価値ありです。
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.13:
(4pt)

巨匠の長編お遊び本格

現在の新本格派の作家諸氏に多大な影響を与えたと言われている名作です。次々起こる殺人事件が、それぞれ違った殺し方と違ったトリックが使われていて、正にトリックのオンパレード状態です。

 よく言われている様に、登場人物の名前や状況設定がイマイチ不自然であるとかプロットの矛盾が指摘されているが、この作品は鮎川氏のお遊び本格なのではないでしょうか?星影龍三物は初登場作品「赤い密室」以降、いわゆる不可能犯罪を対象として書かれているのですが、「道化師の檻」「薔薇荘殺人事件」「悪魔はここに」等を見ても同じ様な傾向が分かると思います。鮎川氏にとって星影作品は、肩の力を抜いた言わばお遊び作品なのです。

 しかし、手抜きではありません。「道化師の檻」や「薔薇荘殺人事件」「白い密室」などは短編ながら秀逸なプロットとトリックが使われていますし、本格推理短編の見本の様な作品です。そしてこの「りら荘事件」はその傾向をそのまま長編で表現したものでしょう。

 そもそも本格推理と言うのは、作者と読者の知恵比べゲームなのです。作者は謎と手がかりを提示し、読者は頭を働かせ推理する訳ですが、その謎が大きければ大きいほど読者は期待を高ぶらせるのです。そして作者の種明かしをみて、やられたっ! となるのが楽しいのです。

 そういう観点からこの作品を見ると、数々の殺人の謎と手がかりが最後にキチンと解明され殆んど破綻もきたしていないのは、この作品が非常に考え抜かれて書かれている証明でしょう。

 1958年の発表ですので古臭い印象は拭えませんが、本格の巨匠、鮎川氏の傑作です。鬼貫物とは一味違った遊び心のある星影物の、数少ない長編の代表作と言えるでしょう。

りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.12:
(5pt)

全く古臭さを感じさせない大傑作

登場人物がいけすかないキャラ設定なのは個人的に感情移入できないが、トリックの豊富さと質の高さで素直に楽しめる本格の名作。読んで損はしません。
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373

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