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りら荘事件
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りら荘事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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警察が無能すぎる。昔の小説だと言う分を差し引いてもあまりにも手落ちが多すぎる。なにも調べていない、なにも裏付けとってない。読者からすればあまりにフェアではない。 | ||||
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クリスティが好きで、クィーンが苦手な読者には不向きな作品かもしれない。 探偵の星影龍三は終盤になってようやく登場するため、もし感情移入できる登場人 物がいなければ、途中で飽きてくるかもしれない。実際に私がそうであった。 それぞれの事件に完成度の高いトリックを設えているのはぜいたくだな、と思いつつ、 登場人物に一切共感できなかったため、とても長く感じた。 純粋にトリックとロジックを楽しみたいというクィーン好きには向いている作品。 登場人物の心理状態を深堀していくクリスティの作品が好きという方には不向き ではないかと思う。 | ||||
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作中で死亡する人数は七人、メインとなる芸術大学の学生達も七人。死亡者には学生達以外の人物も含まれるため「そして誰もいなくなった」にはならないが、読み進めるにつれて確実に容疑者が減っているにもかかわらず、最後に犯人を知って吃驚仰天することができるという秀作である。 最後に颯爽と現れた探偵役があっさり謎解きをしてしまうことには賛否両論あるかもしれないが、謎解きが冗長でないことは個人的に好ましく思った。 本書の時代感には、特に若い人だと抵抗感を覚えるかもしれないが、ある年齢層にはハマるものがある。著者が故人ということもあり、最後に編集部より注記があるように差別用語や人権的に問題な語句も多用されるが、これはこれでこの時代らしさが感じられよう。 | ||||
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登場人物の警察官が無能すぎる。 事件現場で『何か気づいたことがあったらどんな些細なことでも知らせてください』と言う立場の人が。有力な情報を持つ人物に声をかけられていたにも関わらず忙しくて相手にしなかったとか、ちょっとひどすぎませんかね。あと、犯人を決めつけすぎてて、笑った。 ラストに向けては、なるほどと思うこともありましたが、それ以上に『実はこうだった』『実はああだった』というのが多すぎて『えぇえ~そうなの~⤵⤵』となりました。 先が気になって、最初から最後まで一気に読みました。なんだかんだ言いながらも楽しめました。が、一度読んだらもういいかなーという感じです。 そう、最後に出てきたスーパー探偵。スーパー過ぎる。それは、別にいいけれど(笑)。 | ||||
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全体的に良くも悪くもないです。 ただ、殺人犯の策略に振り回される警察、そして突然現れる天才私立探偵があっさり事件解決・・・といったように展開に荒々しい印象があります。 また伏線等も張られていますが、普通の人は行き着くことができないほどに難関。だから事件解決後も納得感や読了感があまりありません。 | ||||
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日本ミステリー名著と評価されていたので、購入し読了。 過去の同系作品の中でも、今読んでも素晴らしい物も多いが、本作品は、いささか期待外れ。 現在のミステリーは、進化していると改めて実感。 | ||||
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種明かしを読むと、なるほど、と思う反面、不満点もある。 最後の殺人は、小説のストーリー的にも不要じゃないかと思うし、登場してすぐ殺されてしまうこの被害者が、登場人物として必要だったか、大いに疑問がある。 そのトリックも、「そんなに遠くから、アレを発射しても、うまく当たるかどうか?」 被害者も、当然、そういうシチュエーションを警戒しているわけだし。 状況設定は、今となっては古めかしいが、小説が書かれた年代を考えると、致し方ないところか。 男性二人の会話の意味を、読者に誤解させるという手法は、アガサクリスティの小説を彷彿させる(これ、ほめてますよ!) | ||||
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星2か3か迷いました。拭っても拭っても、設定に展開に人名に、陳腐さを感じてしまいました。短編のキレや、「黒いトランク」に見られる職人技はどこへやらで、鮎川氏はペダン向きではないのかなぁ・・・と感じました。 | ||||
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定評の有る作品で、再販の機会や気向いた時など含めて4回ほど読み返していますが、正直あまり面白くないです。ただ、誤解されるとまずいが、かなりの完成度を持つ作品であります。パスラーとして、これほどの構成美を持った作品はそうそうある物ではない。現在本格ミステリの書き手が名作として本作を持ち上げるのもよくわかるんです。ただ,小説としての味わいが感じられない。登場人物が全員いやな奴ばかりで感情移入できる人物が全く出てこない・・・パスルとしてはいいのだが・・・小説と呼べるのか?と云う疑問があります。 星影物でしたら、短編の『赤い密室』や長編の『朱の絶筆』の方が出来は良いと思います。まあ、ミステリの歴史的名作という世評が高い作品ですからミステリファンを自称するなら読んでおくべきでしょう。 | ||||
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鮎川氏は鉄道を中心としたアリバイ・トリックの大家で、後進の育成にも熱心な日本ミステリ界の重鎮。そんな作者がパズラーに挑戦したのが本作。連続殺人事件を扱っている。だが、読んだ感想は"餅は餅屋"だった。 まず、犯人が犯行現場に残すトランプのカードである。置かれたカードの数字の順番に事件が起きたと考える無防備な読者がいるだろうか ? 私は逆にカードの数字で犯行順が分かり、同時に犯人も分かってしまった。次いで画家を目指す主要登場人物の身体的特徴である。あれ程しつこく書いてあればミエミエなのに、誰も気付かないで物語が進行するのは不自然である。そして極めつけは犯人の肉体的耐性である。私が犯人と見当を付けた人物ともう一人の人物が同じ毒入り飲料を飲むのだが、犯人だけ無事なのである。これには頭を捻った。しかし、真相を聞いて唖然とした。この解決は無いでしょう。 冒頭にも書いたが"餅は餅屋"。鮎川先生には時刻表が似合います。 | ||||
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