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りら荘事件



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りら荘事件の評価: 3.80/5点 レビュー 50件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全50件 21~40 2/3ページ
No.30:
(3pt)

良くも悪くもない作品

全体的に良くも悪くもないです。
ただ、殺人犯の策略に振り回される警察、そして突然現れる天才私立探偵があっさり事件解決・・・といったように展開に荒々しい印象があります。
また伏線等も張られていますが、普通の人は行き着くことができないほどに難関。だから事件解決後も納得感や読了感があまりありません。
リラ荘殺人事件 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:リラ荘殺人事件 (角川文庫)より
4041031613
No.29:
(1pt)

推理小説の「負」の部分を全て持っている単なるパズル小説

数十年ぶりに再続してみての感想です。(初読時にはそんなに悪い印象はなかったのですが・・)
・犯行動機が弱すぎます。
 当初の犯行動機ですが、こんな単純な理由で人を殺しますか(しかも二人も)
 その殺人の隠ぺいのため、最終的に四人(五人だったかな?)も殺害するのですよ!
・殺害そのものに無理があります。ほぼ不可能です。
 あまり詳しく書くとネタバレになるので書けませんが、この犯人にいとも簡単に殺人ができ
 ますか?その手際のよさはプロの殺し屋の仕事です!
・トリックが陳腐すぎます。
 本書のメイントリック?のトランプ・カードのトリックですが、〇〇〇〇を欺くためだけに
 犯人がかなりの危険を冒してまでやる意味(効果)がありますか?
・警察官が無能すぎます。
 早々と刑事が登場し捜査に関わっているのに全く何の役にもたたない、犯人のしたい放題!
 日本の当時の警察官ってこんなにも無能なんですか?
それを言ったら推理小説って成り立たないし、古今東西どんな推理小説の名作だって大なり小
なりそういう一面があるのも解っています。また、1958年の作品なので、当時のミステリー
ってこんなもので良かったのでしょう。
氏の代表作である「黒いトランク」もそうなんですが、良い意味でも悪い意味でもパズル小説
なんです。それ以外の何物でもありません。
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.28:
(5pt)

問題なく

息子に頼まれて購入しました!沢山読書をするので安くても綺麗な本があり大変満足しています!
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.27:
(2pt)

専門知識が無いと、謎が解けない 【未読の人でも読んで大丈夫です】

古い本です。1957年頃に書かれたモノのようです。
このミステリの謎解きには、専門知識が必要です。
一般読者が書かれている伏線や人物の会話だけで真実に辿り着くことはまずありえないでしょう。

例えば、回答編で明かされる真実の一つはこういう感じです。
「○○の発言から、A氏はBだ。BはCの要素がある。だからCの要素を持つA氏がDと言ったのが間違い」
まず、○○の発言からA氏はB、という関係に思い当たること自体難関であり、さらにBにはCという要素があるというのは
もはや専門知識以外の何ものでもなく、これを一般読者に当ててみろというのはムリがある。

この本の欠点は他にもあって、主要な登場人物は大学生たちですが、1950年代という時代もあってか、
大学生たちの会話がまるで中年男女の会話の様(笑)
言葉遣いに違和感がありまくりです・・・・。
今どきの世代にはなじめないでしょう。

確かに、発刊当時は凄いインパクトを持った小説だったのでしょう。
でも、今の水準から振り返ると、読む価値に乏しいと言わざるを得ません。
本書を読むぐらいなら、まだまだ読むべきミステリ小説は山ほどあるので、本書は後回しにして構いません。

大したどんでん返しがあるわけでもなく、人生観が変わる衝撃を与えるでもなく、
犯人を知ったあとでも「まあ、理屈では出来るだろうね・・・。」ぐらいに冷めた目で回答編を読むことになります。
よって、星2ぐらいしかあげられません。
リラ荘殺人事件 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:リラ荘殺人事件 (角川文庫)より
4041031613
No.26:
(1pt)

つまらない作品。

無能過ぎる警察と優秀過ぎる探偵。
多すぎる殺人としょーもなすぎる動機。
古くさいとか関係なく酷い内容でした。
リラ荘殺人事件 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:リラ荘殺人事件 (角川文庫)より
4041031613
No.25:
(1pt)

私にこんなもの勧めるな

なんか私宛に、これを読んだら、と書いてあったので読んでみたが、まあ登場人物のヘンテコな名前から、学生なのにやたらと婚約していたり、しかもトランプのカードが置いてある連続殺人というバカバカしさ。 誰が犯人だろうと構うものかという気分になる現実味のなさ。 あほらしい。  しかし一つ気づいたのが、最初に殺された炭焼きの名前が、真ん中あたりまで出てこない。 登場人物らも名前を訊かない。 やっぱり差別意識があったんだなあ。
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.24:
(5pt)

いわゆる新本格ファンですが

指摘がある通り、ネーミングや学生の描写に古さがありますが、
書かれた年代を思えばある程度は仕方ないと思います。
まだ鮎川作品は本作と「黒いトランク」の二作を読んだだけですが、人物描写は「黒いトランク」の方がずっと好感が持てます。
自分の好みは「黒い~」ですが、この「りら荘事件も」充分に楽しめる傑作。

私は新本格ファンで、鮎川作品に挑戦した身です。が、はっきり言って新本格より楽しめましたm--m
論理そのものの面白さを体験でき、変な言い方ですが
新本格の作家が「目指すところ」が腑に落ちました。(新本格も楽しいです)

とにかく論理の完成度が高い。本格推理小説って楽しい!とミーハー・ライト新本格ファンな自分に改めて教えてくれた
鮎川先生に敬意を表して、もちろん星は五つです。
レビューを参考に他の作品も拝読します。
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.23:
(3pt)

期待外れの名著

日本ミステリー名著と評価されていたので、購入し読了。 過去の同系作品の中でも、今読んでも素晴らしい物も多いが、本作品は、いささか期待外れ。 現在のミステリーは、進化していると改めて実感。
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.22:
(5pt)

鮎川さんの作品を初めて読んだが感心するばかりだった

この本は1956年頃に出た作品で文庫本になる際に文章を推敲したのかわかりませんがとても読みやすかったです
登場人物が人格的に曲者揃いですが推理するのに必要なパーツは与えられ、本格推理物を好む人におすすめです
私は要所要所の仮説は合っていたものの肝心なところに目を向けなかったので推理が飛躍してしまいました
他の作品もこの水準であるか確かめるために鮎川さんの他の作品を読もうと思います
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.21:
(5pt)

本格ミステリの快楽を具現する名作

何度読んでも痺れる、まさに本格ミステリを読む快楽を具現した傑作。
事件に次ぐ事件、畳み掛ける展開の中に探偵小説のガジェットを全て詰め込んだ面白さは執筆から60年近くを経ても不変。(雑誌「探偵実話」に1956年から1957年連載。なお本書の複雑な書誌的変遷は巻末の芦辺拓氏の解説に詳しい)
地道なアリバイ崩し物の巨匠としてのパブリックイメージが濃厚な著者が実は終生理想としたエラリー・クイーンの黄金期の名作に、巧みな伏線と華麗な謎解きの妙は匹敵し、論理遊戯としてのミステリの到達点とすら思える。
人工的な状況設定やリラ荘に集う奇矯な学生たちのキャラクターが後年の新本格派の作品を思わせるのは興味深いが、その点は読者の好みにより賛否が分かれるかもしれない。
しかし、これほどの難事件を終盤颯爽と登場し、あっという間に解決する星影龍三こそ名探偵の中の名探偵ではないか(笑)
リラ荘殺人事件 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:リラ荘殺人事件 (角川文庫)より
4041031613
No.20:
(5pt)

新本格直系の影響を与えた古典であり教科書であり傑作

鮎川氏の推理ものと言えば鬼貫警部もののアリバイ崩し物の方が有名であるが、氏が本格ものを書く時に採用した星影探偵ものの長編作品であり、コテコテのゲーム的推理もの路線の代表作である。
何せ1950年代に作品なので、今から読むと採用されているトリックなどは今の感覚からするとさほど斬新ではない。が、これは本作をお手本に後の新本格系作家がトリックやプロットを使い倒したためであり、そこらへんが古典を今から読む場合のハンデとなるのだが、やはりその後の新本格への直系の影響を与えた代表作だけあり、今読んでも若干の古さを感じさせるものの、充分面白さを保っている。古典がここまで通用するのはやはり凄いことである。やはりよく出来ていると言わざるとえない。
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.19:
(3pt)

構成はよく考えられているが

種明かしを読むと、なるほど、と思う反面、不満点もある。
最後の殺人は、小説のストーリー的にも不要じゃないかと思うし、登場してすぐ殺されてしまうこの被害者が、登場人物として必要だったか、大いに疑問がある。
そのトリックも、「そんなに遠くから、アレを発射しても、うまく当たるかどうか?」 被害者も、当然、そういうシチュエーションを警戒しているわけだし。
状況設定は、今となっては古めかしいが、小説が書かれた年代を考えると、致し方ないところか。
男性二人の会話の意味を、読者に誤解させるという手法は、アガサクリスティの小説を彷彿させる(これ、ほめてますよ!)
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.18:
(5pt)

傑作です

黒いシリーズと共に、この作品はすばらしいできでした、一番の傑作のように感じました。
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4061851373
No.17:
(5pt)

最後の最後まで結末が分かりませんでした

ミステリ百選に選ばれている作品というだけあって、最後まで結末が読めませんでした。
探偵星影龍二がもう少し早い段階で登場した方が面白いなと印象を受けましたが。
作者の見事なる行間のトリック。
プロットもトリックもシンプルだけど、飽きない表現力とスピード感。
再読する価値ありです。
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.16:
(4pt)

巨匠の長編お遊び本格

現在の新本格派の作家諸氏に多大な影響を与えたと言われている名作です。次々起こる殺人事件が、それぞれ違った殺し方と違ったトリックが使われていて、正にトリックのオンパレード状態です。

 よく言われている様に、登場人物の名前や状況設定がイマイチ不自然であるとかプロットの矛盾が指摘されているが、この作品は鮎川氏のお遊び本格なのではないでしょうか?星影龍三物は初登場作品「赤い密室」以降、いわゆる不可能犯罪を対象として書かれているのですが、「道化師の檻」「薔薇荘殺人事件」「悪魔はここに」等を見ても同じ様な傾向が分かると思います。鮎川氏にとって星影作品は、肩の力を抜いた言わばお遊び作品なのです。

 しかし、手抜きではありません。「道化師の檻」や「薔薇荘殺人事件」「白い密室」などは短編ながら秀逸なプロットとトリックが使われていますし、本格推理短編の見本の様な作品です。そしてこの「りら荘事件」はその傾向をそのまま長編で表現したものでしょう。

 そもそも本格推理と言うのは、作者と読者の知恵比べゲームなのです。作者は謎と手がかりを提示し、読者は頭を働かせ推理する訳ですが、その謎が大きければ大きいほど読者は期待を高ぶらせるのです。そして作者の種明かしをみて、やられたっ! となるのが楽しいのです。

 そういう観点からこの作品を見ると、数々の殺人の謎と手がかりが最後にキチンと解明され殆んど破綻もきたしていないのは、この作品が非常に考え抜かれて書かれている証明でしょう。

 1958年の発表ですので古臭い印象は拭えませんが、本格の巨匠、鮎川氏の傑作です。鬼貫物とは一味違った遊び心のある星影物の、数少ない長編の代表作と言えるでしょう。

りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.15:
(3pt)

好みの分かれる作品

星2か3か迷いました。拭っても拭っても、設定に展開に人名に、陳腐さを感じてしまいました。短編のキレや、「黒いトランク」に見られる職人技はどこへやらで、鮎川氏はペダン向きではないのかなぁ・・・と感じました。

りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.14:
(5pt)

全く古臭さを感じさせない大傑作

登場人物がいけすかないキャラ設定なのは個人的に感情移入できないが、トリックの豊富さと質の高さで素直に楽しめる本格の名作。読んで損はしません。
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.13:
(5pt)

最高傑作

黒いトランクと並ぶ名作です。新本格への影響は計り知れないものがあります。自分の中で、国内ベストワンの作品です。
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.12:
(4pt)

りら荘での愉しき殺人遊戯をココアでも飲みながら満喫しよう

言うまでもなく国内ミステリ至上に残る一大傑作でしょう。ともかく続発する連続殺人事件の
数々で惜しげもなく使われる極上のトリックの数々には興奮します。その中でも、やはりあの
ココアの件....あのブチ破れた論理的帰結は....
他のレビュアーの方が書いてらっしゃるが、確かに後付けでこうゆう名作を読む場合、どうし
ても綾辻以降に飛び出してきた一点集中モノの衝撃に慣れてしまっていると文字通り不感症に
なってしまって素直に愉しめない人が出て来てしまったりするが、要は発想の伸び縮みの問題
であって、《過程》に主眼を置くとこれほど愉しめる読物はないと言っても過言じゃないです
よ。
それは、知恵熱がでるような完成されたパズルと云う意味もあるけど、舞台で踊る登場人物達
の倒錯しそうな愛憎劇をこれ以上ない豊富な文章力で描けてる部分が大きいんですよねえ。
つまる所、そこがそこら辺に粗製濫造されてる頭デッカチな木偶の坊ミステリとは違う鮎川氏
の魅力なんだよなあ。表面的に回旋を成立させる為だけに書かれているような味気ない文体の
作家が実に多いこと....むしろ何であんた《小説》って媒体を仕事に選んだんだろう??ってな
ね。。。。
話が逸れましたね、、さて何はさておき(!?)鮎川氏の妙極る技巧にドップリ浸かってみてく
ださい!
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373
No.11:
(5pt)

鮎川哲也の最高傑作?!

鮎川哲也の最高傑作ではないか?と思う。
(短編では、「達也がわらう」だろう。)
絶妙な伏線、スピーディーな展開。陰惨でも濃密な世界が構築され、
ビジュアル的には実に美しい。
目に見えるようだ。
火曜サスペンス劇場などでやらないかしらん??
なお、著者がしばしば手を入れたので、出版社が違うと、同じ文庫本に見えても、版が異なる(文章がところどころ違う)ことに注意。
りら荘事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:りら荘事件 (講談社文庫)より
4061851373

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