雷鳴の中でも
評判
雷鳴の中でもの評価:
2.90/5点 レビュー 10件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1〜3 1/1ページ
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雷鳴の中でもの評価:
2.90/5点 レビュー 10件。 D ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
ギディオン・フェル博士ものです。
1939年、ヒトラーの<鷲の巣荘>を訪れていた
大富豪ヘクター・マシューズがテラスから転落して死亡します。
事故死と判断されますが、
彼の傍らにいた婚約者イヴ・フェリアーは
彼女が殺したのではと噂されることになります。
17年後の1956年、そのイヴ・フェリアーが、
当時<鷲の巣荘>を訪れていた関係者を含めた数人を
ジュネーブ郊外の山荘に招きます。
そして雷鳴の中、今度はそのイヴが
山荘のテラスから転落して死亡するのです。
傍らにはブライアン・イネスと
オードリー・ページの二人がいましたが、
彼女の体には少しも触れていないという、不可能犯罪の状況で…。
この作品、同じ様な不可能犯罪が17年の時を隔てて起こるという、
謎の設定はなかなか良いのですが、
この二つの事件のほかには、これと言った謎の提示もなく、
フェル博士の推理もあまり冴えがありません。
ジェラルド・ハサウェイ卿という
フェル博士に対抗する探偵役も登場するのですが、
こちらの推理もそれほど目を見張るようなものもありませんでした。
そして、肝心の不可能犯罪のトリックなのですが、
正直なところ、それほど感心するといったほどのものでもなく、
このトリックの解明だけで物語を引っ張るのは
少々無理があったのではないかという気がしました。
発表の時期からして、
カーの作品のピークを過ぎていたのではないでしょうか。
また、本書の巻末には「訳者あとがき」や「解説」もなく、
どうもやる気が感じられない出版物としか思えませんでした。