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雷鳴の中でも
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【この小説が収録されている参考書籍】
雷鳴の中でもの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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思わせぶりなセリフの多様、登場人物が現れたり消えたり忙しく動き回るのですが、盛り上がりに欠けた筋書き。大ネタは肩透かしで、謎解きもごたついてスカッとしません。もっと探偵小説的に描くべき情景(例えば屋敷でのハサウェイの講義)があったと思うのですが、ナイトクラブのショーとか変な飲み屋のシーンに力が入っている感じでした。 | ||||
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この作品もハヤカワミステリー版で所持していたが、少し痛んだので別に購入した。結果的には余り両者に差はない程度であるが、これも絶版を恐れて購入した。 | ||||
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カーの作品は傑作と駄作と極端に分かれるが、どちらとも言えないような作品もままあり、本書はこれに該当する。17年前、イブの婚約者がテラスから転落死し、そのときそばにいたイブに疑惑の目が向けられるが、結局は事故死として処理される。そして、今度はそのイブが転落死し、そのそばにいたのはオードリーただ一人。果たしてオードリーが犯人なのか? 17年前の事件はイブの犯行なのか? あるいはいずれも第三者による何らかのトリックが行われたのか?不可能興味に尽きない本書の謎は、フェル博士により筋道の立つ解明がなされる。ただし、これを推理で解き明かそうというのは不可能で、答えを知っている作者が、フェル博士にその筋道を逆からたどらせているだけである。それと、たびたび姿を消しブライアンを慌てさせるオードリーの行動は、ただ単に読者を目くらましさせるためだけとしか思えない。とくにブライアンに行方を告げず姿をくらませてまで行われた「魔女の洞窟」でのフェリアーとの密会や空港に荷物を取りに行ったことなど、それらの必然性はまったく感じられず、このように過剰な読者に対する目くらましはアンフェアに近いものを感じる。 | ||||
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カーの作品は傑作と駄作と極端に分かれるが、どちらとも言えないような作品もままあり、本書はこれに該当する。 17年前、イブの婚約者がテラスから転落死し、そのときそばにいたイブに疑惑の目が向けられるが、結局は事故死として処理される。そして、今度はそのイブが転落死し、そのそばにいたのはオードリーただ一人。 果たしてオードリーが犯人なのか? 17年前の事件はイブの犯行なのか? あるいはいずれも第三者による何らかのトリックが行われたのか? 不可能興味に尽きない本書の謎は、フェル博士により筋道の立つ解明がなされる。ただし、これを推理で解き明かそうというのは不可能で、答えを知っている作者が、フェル博士にその筋道を逆からたどらせているだけである。 それと、たびたび姿を消しブライアンを慌てさせるオードリーの行動は、ただ単に読者を目くらましさせるためだけとしか思えない。とくにブライアンに行方を告げず姿をくらませてまで行われた「魔女の洞窟」でのフェリアーとの密会や空港に荷物を取りに行ったことなど、それらの必然性はまったく感じられず、このように過剰な読者に対する目くらましはアンフェアに近いものを感じる。 | ||||
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本書は1960年発表のカーとしては後期に属する、 ギディオン・フェル博士ものです。 1939年、ヒトラーの<鷲の巣荘>を訪れていた 大富豪ヘクター・マシューズがテラスから転落して死亡します。 事故死と判断されますが、 彼の傍らにいた婚約者イヴ・フェリアーは 彼女が殺したのではと噂されることになります。 17年後の1956年、そのイヴ・フェリアーが、 当時<鷲の巣荘>を訪れていた関係者を含めた数人を ジュネーブ郊外の山荘に招きます。 そして雷鳴の中、今度はそのイヴが 山荘のテラスから転落して死亡するのです。 傍らにはブライアン・イネスと オードリー・ページの二人がいましたが、 彼女の体には少しも触れていないという、不可能犯罪の状況で…。 この作品、同じ様な不可能犯罪が17年の時を隔てて起こるという、 謎の設定はなかなか良いのですが、 この二つの事件のほかには、これと言った謎の提示もなく、 フェル博士の推理もあまり冴えがありません。 ジェラルド・ハサウェイ卿という フェル博士に対抗する探偵役も登場するのですが、 こちらの推理もそれほど目を見張るようなものもありませんでした。 そして、肝心の不可能犯罪のトリックなのですが、 正直なところ、それほど感心するといったほどのものでもなく、 このトリックの解明だけで物語を引っ張るのは 少々無理があったのではないかという気がしました。 発表の時期からして、 カーの作品のピークを過ぎていたのではないでしょうか。 また、本書の巻末には「訳者あとがき」や「解説」もなく、 どうもやる気が感じられない出版物としか思えませんでした。 | ||||
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本書は1960年発表のカーとしては後期に属する、 ギディオン・フェル博士ものです。 1939年、ヒトラーの<鷲の巣荘>を訪れていた 大富豪ヘクター・マシューズがテラスから転落して死亡します。 事故死と判断されますが、 彼の傍らにいた婚約者イヴ・フェリアーは 彼女が殺したのではと噂されることになります。 17年後の1956年、そのイヴ・フェリアーが、 当時<鷲の巣荘>を訪れていた関係者を含めた数人を ジュネーブ郊外の山荘に招きます。 そして雷鳴の中、今度はそのイヴが 山荘のテラスから転落して死亡するのです。 傍らにはブライアン・イネスと オードリー・ページの二人がいましたが、 彼女の体には少しも触れていないという、不可能犯罪の状況で…。 この作品、同じ様な不可能犯罪が17年の時を隔てて起こるという、 謎の設定はなかなか良いのですが、 この二つの事件のほかには、これと言った謎の提示もなく、 フェル博士の推理もあまり冴えがありません。 ジェラルド・ハサウェイ卿という フェル博士に対抗する探偵役も登場するのですが、 こちらの推理もそれほど目を見張るようなものもありませんでした。 そして、肝心の不可能犯罪のトリックなのですが、 正直なところ、それほど感心するといったほどのものでもなく、 このトリックの解明だけで物語を引っ張るのは 少々無理があったのではないかという気がしました。 発表の時期からして、 カーの作品のピークを過ぎていたのではないでしょうか。 また、本書の巻末には「訳者あとがき」や「解説」もなく、 どうもやる気が感じられない出版物としか思えませんでした。 | ||||
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まず、推理小説にしては犯人が反則ですね。 意外性以前の問題にそれはいただけませんでした。 理由は単純、その人物は存在感がないから。 ただ、トリックはなかなか巧妙ですね。 普通に読んでいる読者だったらまず思いつかないと 思える斬新な手口でした。 トリックはよいものの、 後半の事件の展開がややバランスが悪く 煮え切らない感じになっているので 評価は★3つです。 | ||||
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カーお得意の映画的なシーンの連続するサスペンスアクションの色彩濃いミステリ。だからトリックはほとんどどうでも良い扱いで、これもカーお得意の「ミステリのパターンをひっくり返してアッと言わせる」という茶目っ気たっぷりのイタズラで全編が成り立っているような代物です。翻訳が悪いと意味の取りにくい文章も健在ですが、配役を当ててドラマや映画として想像するという邪道な読み方をしてみると、これがなかなか生き生きとしてくるから面白い。私は映画「ゴジラ×メカゴジラ」のキャストを当てはめるという無茶をやって楽しく読了しました。 | ||||
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カーが好きな2探偵の対決をテーマにした本このころになると筆力が衰えているため個々人のしゃべりがくどくなって辟易とするのが難点トリックもちょっとご都合主義過ぎです | ||||
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カーが好きな 2探偵の対決をテーマにした本 このころになると筆力が衰えているため 個々人のしゃべりがくどくなって辟易とするのが難点 トリックもちょっとご都合主義過ぎです | ||||
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