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姑獲鳥の夏



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姑獲鳥の夏の評価: 4.05/5点 レビュー 265件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.05pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全198件 141~160 8/10ページ
No.58:
(4pt)

難しい・・・

最初の京極堂さんと関口さんの話が難しくて、なかなかはっきり理解できないんですけど、その理解が重要かな。と思います。最初を理解すればするほど、本題のミステリーが面白くなります。最初をどう取るかのよって、気持ち悪い現実味を帯びて、引き込まれるか、たんなるホラーで終わるかなと・・・。まぁ、私がこの本を一番プッシュしたいところは、文庫本になって持ち運びができるようになったことです!!
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)Amazon書評・レビュー:姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
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No.57:
(5pt)

読むべしッ(・∀・)ノ

京極氏の処女作。ホントに初めてかって程の完成度の高い世界観!正直こんな分厚い本読んだことなかったもので、持っただけで萎えてしまっていたのですが、頁を開く内に、止まらなくなってしまいました(゚Д゚;))ただのミステリー小説ではありません。妖怪が出てくるからイコールで、ホラー小説って訳でもありません。事件が起き、解決する、推理小説でもありません。そんな単純に読むことを許してくれない一冊です。読んでいるとどんどんと悶悶として、憂鬱な気もしてきます。でも途中で放棄する訳にも行かず、ただひたすら読み進めてしまいます。結末を知り「落ちた」後も尚、何か「憑いた」感がする、そんな作品です。・・・なんでしょう。このもやっと感。本当に今までにない、不思議な作品です。見事にはまりました。しかも依存性もあるようです('Д`;)一緒に楽しく京極病を患いませんか。笑
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No.56:
(5pt)

シンプル(本当)。

京極夏彦さん、衝撃のデビュー作!
今思えば、このシリーズの中では一番分量が控えめなわけですが、当時はその密度、情報量、濃さ、に驚愕したもんです。
はい。
真に驚くべき作品だっただけに、賛否両論もあったみたいですが、兎も角も小賢しい論議は一瞬で吹っ飛ばされる、圧倒的な「物語の面白さ」!
無双の筆力は既に完備。本当に新人の作品とは信じられなかった人も多かったとか。
また、水木しげるさん以外のエンタテイメント作家として、「妖怪」というモノに関する見方、捉え方を、広く世間に流通させたという功績も見逃せません。
それとこの作品はいわゆる持ち込みだった為、これ以降、持ち込み作品に対する出版社側の価値観も変えてしまったとか。
あらゆる意味でエポックメイキングとなった、日本エンタテイメント界に風穴を開けた一作。読み始めたら止まらない。是非。
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)Amazon書評・レビュー:姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
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No.55:
(5pt)

無題

京極夏彦氏の作品には長編が多いです。この話は京極氏の作品としては短いうちに入るうえ、内容面を考慮してもこれから京極氏の本を読んでみようと考えている方には最適だと思います。京極氏の描くこの独自の世界観は、一度は触れておいて損は無いと思います。自分に合う合わないは別として、新しい単位の物差しを見つけた様な感覚が味わえます。あと、文章がとても綺麗だという印象を強く受けています。小説や文章の構成などに関しては全くの素人なので、ただの個人的な印象に過ぎないのですが、登場人物の心情描写のあたりの文章は特に、間や言葉が滑らかに感じられてとても好きです。
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)Amazon書評・レビュー:姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
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No.54:
(5pt)

映画を観る前に是非

言わずもがな、妖怪小説家・京極夏彦の衝撃のデビュー作。その分厚さもさることながら、内容はといえば…もう超一級・極上のミステリ。京極堂の長弁舌の中に、事件解決の糸口が必ずある。そしてその長弁舌は、複雑に絡み合ったかに見える個々の事件と事例を両断する刃ともなる。それを「憑き物落とし」という。「妄想」「幻惑」と言う妖怪を、「言霊」の力でただの一つの「現象」に変えてしまう。奇妙に見える現象も「名」を付けることによって、正体不明の化け物から、名のある一つの「妖怪」にする。「妖怪」になったソレは、もう正体不明のものではなく、誰もが共通の名で呼べる、共通の現象となってしまう。京極堂はその手法で、事件に巻き込まれた人たちの眼前から、迷妄の霧を取り払い、隠された真実を白日のもとに曝け出すのだ。そのクライマックスは圧巻の一言に尽きる。宗教、民俗学、古典文学、医学、歴史、心理学…などなど、実に多彩な雑学が盛りだくさんなのも魅力の一つ。さて、このたびこのデビュー作が映画になるとのこと。ともあれ、映画を見る前に、是非原作をご一読ください。その面白さは「ベストセラーに名作なし」とベストセラー本に背を向け続けてきたこの私が、保証いたします。
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No.53:
(5pt)

「読んだ」というより読まされてしまった。

推理小説といわれると「?」を付けざるを得ないし、それを期待すると肩透かしを喰らいますが、ミステリー・エンターテイメントとしては及第点以上、久々に裏切られなかった小説です。テンポも良く文章もしっかりしているのでページ数は苦になりません。皆が言うほど京極堂の薀蓄云々は饒舌では有るが嫌味も無く物語の進行を妨げる物でもありませんし逆に小説の奥行きを深め、物語を読み解いてく上でも不可欠なモノでした。近年のトリック重視・ゲーム小説化してしまったミステリーに辟易してしまった方々にお勧めです。
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No.52:
(4pt)

分割文庫本なんて出てたんですね

電車の中で読めない、腕が痛くなった、持てない、鞄に入らない、両手でないとページがめくれない、等々あの厚さが友人に勧める時いくら素晴らしい作品であってもかなり問題となっていました。有り難い。でも『厚い本』=『京極夏彦』な部分もあったので寂しい気もしますね。製本技術の限界??1冊にまとめられた方が安い事は言うまでもありませんが。
分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 (講談社文庫)より
4062750457
No.51:
(4pt)

分割文庫本なんて出てたんですね

電車の中で読めない、腕が痛くなった、持てない、鞄に入らない、両手でないとページがめくれない、等々あの厚さが友人に勧める時いくら素晴らしい作品であってもかなり問題となっていました。有り難い。
でも『厚い本』=『京極夏彦』な部分もあったので寂しい気もしますね。製本技術の限界??1冊にまとめられた方が安い事は言うまでもありませんが。
分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 (講談社文庫)より
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No.50:
(4pt)

上下一緒に

好みが分かれるかもしれませんが、わたしは面白かったですよ江戸川乱歩とか横溝正史が好きな人ならおすすめです♪妖怪モノ?と思わせてちゃんとしたミステリーです続きが気になっちゃうと思うのでぜひ上下で買っておきましょう(^~^)
分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 (講談社文庫)より
4062750457
No.49:
(4pt)

上下一緒に

好みが分かれるかもしれませんが、わたしは面白かったですよ
江戸川乱歩とか横溝正史が好きな人ならおすすめです♪
妖怪モノ?と思わせてちゃんとしたミステリーです
続きが気になっちゃうと思うのでぜひ上下で買っておきましょう(^~^)
分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 (講談社文庫)より
4062750457
No.48:
(5pt)

形容しがたい

分厚さに敬遠しがちの方が多いでしょうが、読んでみればなんのその。どんどん深みにはまって行きます。読了後の、爽快感と、形容しがたいこのむず痒さといったら。圧倒されます。
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No.47:
(5pt)

形容しがたい

分厚さに敬遠する方が多いでしょうが、読んでみればなんのその。すぐに深みにはまって行きます。読了後の爽快感と、形容しがたいむず痒さといったら!圧倒です。
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No.46:
(5pt)

天才

初めて読ませて頂いたとき師としてあがめたくなりました。素晴らしいセンスです。
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No.45:
(4pt)

京極流新感覚幻想ミステリー

 人気京極堂シリーズ第一弾。 最初、関口と京極堂のおしゃべりが(というよりも京極堂の語りが)長々と続き、いったいいつ物語が始まるんだよ、という気だるさを感じていましたが、大きな間違いでした。事件は既に始まっていたのです。 「20箇月もの間、妊娠し続ける事ができると思うかい」 話し出すをとんでもなく長い古本屋兼陰陽師京極堂ですが、その語りの中には伏線が盛りだくさん。 普通の探偵ものやミステリーは目撃証言や証拠などからその裏を調査するものなのですが、人間図書館並みの無駄知識を持つ京極堂は自らの知識の中からパズルを組み立て、事件の全貌を絵にして完成させてゆきます。 自らは全く動かず、自分の手足として動かす友人達を式神に例えれば、まさしく京極堂は陰陽師。式神が変人なら陰陽師も筋金入りの偏屈。 京極堂の憑き物落としとはいったい何なのか。人に巣食う憑き物とはいったいなんなのか。呪いとはいったい何なのか。 霊とは?認識とは?心とは? 民間伝承の古いしきたりから宗教、近代科学や医学、果てはアインシュタインの相対性理論まで、あらゆる知識を駆使した新感覚幻想ミステリー。
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No.44:
(4pt)

巧いっ。

 京極夏彦氏の作品は、前々から気にはなっていたのですが、あまりにも本が厚すぎて(長いのは別に構わないのですが、本が厚いと小さな私の手には馴染まなくってつらいのです。)、ずっと気が引けていて手にする機会がないままとなっていました。 で、最近個人的に社会科学系の小難しい本を何冊か読んでいて、疲れて凝り固まった頭を解きほぐそうと思っていた私の目に入ってしまったのが、この本です。 で、読んでみると、大層面白い。蔵書が一万冊を越える著者の作品とあって、蓄積された薀蓄がなんともいえず心地よく感じられ、自分でも久しぶりに小松和彦氏の著作を読んでみたい気分になりました。ストーリーの展開も雑さが微塵も感じられず、著者のデビュー作でありながら格調の高い作品となっています。聴いたところによると、著者はこの作品を直接出版社に持ち込んだとのことで、これを契機にしてメフィスト賞が設定されたらしい。 ただ、この本は一度読んだ後に感動で涙が止まらないとか、もう一度読みたくなるとか、そういった類の本ではありません。まあ、ミステリーとはそういうもの(私はミステリーには詳しくありませんが)のような気がしますので、それはそれでよいのでしょう。号泣してストレスを発散したい人には、話が長いこともあっておススメできる代物ではありません。 結論を言うと、マニアックでしかも丁寧。巧いとしか言いようがない。そういったところでしょうか。
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No.43:
(5pt)

現代のドグラ・マグラ

夢野久作「ドグラ・マグラ」に似ている。脳と心、意識、記憶を主題として扱っている点では同質であり、その考え方についても類似性が高い(と記憶している)。風鈴の音を柱時計の音と置き換えると、小説の形態としても類似点がある。ミステリーとしては大変面白い。しかし、推理小説としては約束違反であり、破綻している。真相の主部についてはおおよそ半分のところで判ってしまったが、細部のツメができなかった。そしてそれは読み手の責任ではなく、結局のところ十分に説明されなかった。つまりこれは、論理性の高い小説ではない。主人公「私」は狂言回しとしての役割を超え、愚かさが際だつ。物語をかき回している。読んでいて非常に歯がゆい思いをする。京極堂も榎木津も最初の方で真相をつかんでいるのだから、こんなに長い小説になったのは、ひとえに「私」の愚かさのせいである。この長さには必然性がない、ことになる。それでもエンターテインメントとしては上級の作品である。長い時間を楽しめた。だから満足している。
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4061817981
No.42:
(4pt)

面白かった。

とにかく読み進めていて、飽きを感じさせることが少ない。私も引き込まれてしまった一人で、深夜まで読みふけっていた。4時間くらいで急いで読んだので(借りていたため)関口君の妄想というか夢遊の深い意味が読み取れなくてかなり困った。最初に出し姑獲鳥を、最期に出すという古典的なものに一瞬興ざめしてしまったのと(私はこの本を聖書か何かかと勘違いしていたらしい)、最初の京極堂の解釈に飽きてしまった人が結構居そうなので、星4つ。殆ど五つ星ですけどね。最初は「ミステリーなんて~」と高を括っていた物だから(笑)純文学好きにはちょっと手厳しかったかな。私は好きですけれども。
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4061817981
No.41:
(5pt)

おおおおお、名作だ!!!

見事でした。本当に新しいミステリーです。長年いろいろなミステリー作品を読んで来ましたが、これほど大胆で、完成度の高い作品は初めてです。ストーリーの味付けも見事ですが、謎解きのアイデアの独創性という事においては、クリスティの「アクロイド殺し」、島田荘司の「占星術殺人事件」に匹敵する傑作といえます。このようなアイデアは、たとえ思いついても、なかなか作品にまでならないものです。このアイデアを成立させる為の周到な構成、技巧も本当に素晴らしい。読み終えた後、しばらく感動で胸が一杯でした。この作家がその後順調に成功していったのは当然でしょう。とにかく、圧倒的な才能だと思います。これから読む方は本当に幸せですよ!!!
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4061817981
No.40:
(4pt)

あなたのキャスティングは?

映画になっちゃいますね~。楽しみにしてま~す!もともと、小説の登場人物に実在する俳優をあてはめて読むのが好きなんで初めて読んだ時に、勝手にキャスティングしてたんですけど榎木津礼二郎はぜ~ったい阿部ちゃんだと思ってました(笑)まさにビンゴ!って感じ。木場刑事が宮迫ってのは思いつかなかったけどなかなかナイスキャスティングなのかも。あなたも読みながらキャスティングしてみると面白いと思いますよ。
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4061817981
No.39:
(4pt)

これがデビュー作とは

映画化されると聞き手にとりました。面白かった、早く映画も見たいです。前半はなかなか物語が始まらず、主人公の関口と京極堂の会話も高等遊民っぽくてどこに行くか分からなくて、「まあどうしましょう」と心配しました。ところが、何のことは無いこれが後できちんと伏線として生きてきます。陰陽師ありの古呪術ありの密教ありで、話はヒンドゥー教と仏教の接点に触れたかと思えば、民俗学・心理学と臨床心理学をさまよい、ミステリーとしてではなく「人の心に潜む謎」に興味のある人たちの知的好奇心を掻き立てる本ですね。もちろん人間ドラマもしっかりと書き込まれています。これがデビュー作とはさすがです。。。
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4061817981

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