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姑獲鳥の夏
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【この小説が収録されている参考書籍】
姑獲鳥の夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全198件 21~40 2/10ページ
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京極堂シリーズ第1作目で映画にもなった。人間心理から怪奇現象を理解する立場はここでも鮮明。のちのTV番組”トリック”の立場にも影響しているかも。ただし、”トリック”は超常現象への見方が時期によって揺れ動いていたのが難点。 | ||||
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数十年前に一度読み、最近再読。 気に入った点 ・登場人物の個性が立っている。 ・情報量が多く博識になれた気になれる。 ・単純なミステリでは無い。 ・真相解明時のカタルシス。 気になった点 ・真相については賛否両論分かれそう。 ・分厚い(内容が好きな人ならメリット)。 冒頭の会話劇を乗り越えた先にはきっと面白い事が待っているはず。 どなたかの参考になれば幸いです。 | ||||
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日々何気なく過ごしている日常。その中で私たちは一体どうやって感じ、物事を理解している(つもりになっている)のだろうか? そうしたことを様々考えさせられた。 また、小説という形の中でも、日常の感じ方、理解の仕方について、記述することは可能なのだと思えた。 日本にも古くから伝わる言い伝え、風習などなどの中にも、そうした要素がふんだんに発見され得るのだと思う。 人間が延々と生きてきたわけだから、当たり前といえば当たり前のことではあるが。 | ||||
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超常現象やオカルトなどを否定する陰陽師や他人の記憶が見える探偵、出てくる登場人物は変な人ばかりが出てくるので、それがこの作品の魅力になってると思う。 主人公はオカルト雑誌の作家をやっていて一見常識人のように見える。しかし物語は一人称視点で書かれていて、読んでいくと段々頭がぼーっとしてきて、催眠術に掛けられたような感覚になる。なんでだろうと不思議だったが、実は登場人物の中で主人公が一番変わってる、というか狂ってる?からかも…。狂ってる主人公だからこそ事件も歪んで見えていて、それが面白さに拍車をかけてる。 憑物落としのシーンは本当に圧巻! 謎解きをしてやろうと思うと少々強引なところがあるため、楽しめないかもしれない。マジックを見ている感じでタネも仕掛けもあると思って、騙されながら読むのがオススメ。 特に江戸川乱歩や安部公房の作品が好きな人は楽しめると思う。 | ||||
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予想よりもはるかに良い状態のものがとどきました。大変満足です。 | ||||
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読みごたえがあると言うか、メンドクサイと言うか。 | ||||
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はじめてこの作品に出会ったのが四半世紀前。 講談社ノベルス版の鈍器のような分厚さと文章量に圧倒されつつ貪るように読み耽りました。 その後も何度読み返したか分からない。 百鬼夜行シリーズ中ではやはり姑獲鳥が一番面白い。 | ||||
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いい感じ | ||||
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おそらく子どもでも読めるように言葉の選択を意識した文体なのだろう。子ども向けの文体が物足りない人からの評価が低くなってしまう。 文化人、大学教員、医師、弁護士等には、母性に囚われ、自分の頭の外側に自分がどういう言動をするのか預けてしまっているような人々がいる。他人からすれば短絡的な、思慮分別が欠落した「なんなんやあいつは」といわれてしまうような言動をする人は、母性という妖怪に囚われている。 そういった母性に囚われた人の物語という解釈ができるはずだが、レビューを見る限り気付いている人がいないようなのが不思議に感じられた。 | ||||
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紙媒体での購入がためらわれたので、電子書籍で購入しました。 本の重みがないせいか、以前紙媒体で読んだときよりも読みやすいと感じました。 | ||||
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読了。 そこそこ昔の作品ですが、それでも古臭さは感じませんでした。 京極先生のお名前は昔から聞いておりました。 本の絵表紙などから、妖怪モノの話なのかな、そう思っておりました。 しかし読んでみると、これが思っていたよりも、科学的というか、学術的でした。 妖怪モノとは違った意味で、私好みでした。 内容もさることながら、文章も読みやすく、流れるように読めました。 自分、そこまで漢字には詳しくないのですが、 そんな自分でも楽しく読めました。なかなか難しい漢字が出てきます。 電子版ならではの便利機能、その場で文字をクリックして辞書で調べる。 これのお蔭で最後まで読めたといっても過言ではありません。 この手の本には必須です。 まだまだ京極シリーズはあるようです。 全読破を目指して、邁進する所存です( ー`дー')ゞ | ||||
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自分が予想していたのはもっとホラーテイストというか、 妖怪チックなストーリーだった。 しかしそうではなく、 何やら東洋思想、精神医学、心理学。脳科学の理論が 飛び交うような学術的なものだった。 予想とは違ったが、これはこれで面白く、 というより自分としては昔読んだ本の内容が出てきて、 懐かしい気持ちにさせられた。 下巻も、というよりシリーズをこれから買って行こうと思う。 | ||||
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京極夏彦さんは兎に角、文章が御上手で登場人物らのセリフ、特に主人公である中禅寺秋彦の言葉を声に出して読みたくなるほどです。 内容に関しては読んでみればわかります。きっと圧倒されるでしょう。 | ||||
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600ページありますが面白くて次、次という感じで読めました。 何度も読みたくなる本だと思います。 | ||||
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いちどアナログで読んだことがあったのですが、やっぱり面白い!!面白いよ、これ! 「京極作品なのに持ち運べるぅ!」というだけでテンション上がりますしww あ、そうそう、このお話は伏線回収がマジやばい(褒めてます)ので、気になる所はどんどんハイライトするのがオススメです(・∀・) 自分の読みがあたってた時のニンマリ感といったら、、、笑 | ||||
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妖怪の本だと思って敬遠していたが、京極堂がそれを理論で説明してくれたので怖がらずにすんだ。もっと以前に読めばよかったと思う。事件はかなりおどろおどろしい雰囲気に溢れているのだが、謎が解き明かされると、怖さだけでなくさらに奥の深い物語が味わえる。 登場人物がみんな非常に魅力的で、映画は見ていない自分にも頭の中に人物像がビジュアルで浮かんでくる。特に行動や仕草でキャラクターの性格を表す手法はさすが。例えばネタバレにならないエピソードを紹介すると、中禅寺敦子がはしごに登って屋根を調べたことを兄の京極堂がもし聞いたら心配して叱るだろうと想像する関口氏などは、そのワンシーンだけでこの三人の人間関係や性格がよくわかって秀逸だ。 戦後しばらくした頃(昭和二十七年)の雰囲気が、美しい描写で綴られている作品。 | ||||
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読んでいて強く感じるのは、デビュー作とは思えない くらい文章自体が面白いです。今回初めて京極夏彦を 読む事になったのですが、本の厚さが本当に全く気に ならず、むしろもっとこの作品を長く読んでいたいと 感じるほどでした。オカルトに絡めたホラーテイストの 出し方が抜群にうまく要所での盛り上がりは本物です。 認識と妖怪に関してのやや難解な考察が起承転結の 「起」の大部分を締め、最初は少ししんどいです。 文章が上手いので十分読めますが、心理学的な考察が 好きでない方だと大変かもしれません。妖怪をただ奇怪な ものとして認識するのではなく、その発生を現代の知識で 考察したからこそ、この作品は成立したのです。 登場人物は個性があって、変な人物が多いのに リアリティが破綻していません。個性を出しすぎると 内面がペラペラになってしまうことが多いんですが やはり洞察が深く文章も上手い作者なのできちんと 両立しています。この両立がどれほど難しいか。 さすがに榎木津は個性が強すぎたのかまだ扱いきれて いないと感じることも多かったので今後に期待しています。 本格ミステリーとして紹介されることもあるようですが トリック重視ミステリーとしては下なので期待しないほうが よいです。どう考えてもまともなミステリーじゃありません。 | ||||
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皆さんの評価が高かったので、ある意味「すごいなぁ」と思いました。 京極堂の説明の奥が深く、理解することができないところも多々あり、 読み返すところもしばしば・・・。 2日で読めた方もいらっしゃる中で、わたしは結構な時間を費やして しまいました。 作者の意図を理解して、読めているのかはわかりませんが、とても 怖い話でした。 ホルマリンのシーンの前後は特に。 | ||||
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自分にとって最も強烈な読書体験は『姑獲鳥の夏』でした。 自分の世界を広げてくれたのは京極堂シリーズであり、そこから派生して読んだ森博嗣のS&Mシリーズです。 僕の30代前半の教科書であり、常識や先入観に囚われていたものの見方や捉え方が変わりました。 京極先生、素晴らしい読書体験をありがとうございました。 | ||||
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私は今まで、小説というものをあまり読んできませんでした。 自分には必要ない 時間が限られている中で 実用的なものこそ読むべきである と決めつけていました。 この世に面白くない本はない 京極堂の言葉は、 脳科学や制約理論にもつながるもので (私の脳が勝手につなげて解釈していて) 別の言い方で説明をしてくれている と物語を楽しみつつ、 この世には不思議なことなど何もない ということを少し理解できた気がしました | ||||
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