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死が二人をわかつまで



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死が二人をわかつまでの評価: 3.94/5点 レビュー 17件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.94pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

イマイチかなあ

密室での毒殺事件を扱った本作。

が、過去の事件の解決については、さすがにそりゃあないぜ、と苦笑せざるをえませんでした(;^ω^)

現代の事件については、密室トリック自体はなかなか面白い着想だと感じましたが、構成過程に難があるように思いました。
死が二人をわかつまで (ハヤカワミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:死が二人をわかつまで (ハヤカワミステリ文庫)より
415070368X
No.4:
(3pt)

カーの密室への執念に驚く

タイトルは無論、教会での結婚式の際の牧師の言葉で聖書からの引用である。このタイトルに相応しく、婚約を決めた主人公を襲う事件を描いたもの。カーの密室への執念に驚かされる。主人公ディックはレスリーと婚約して幸せ絶頂。ところが、正体不明の占い師がレスリーの秘密を教えると言う。そして、バザー会場で、その占い師は撃たれるが、撃ったのは何とレスリー。更に、密室での毒殺事件が続く...。冒頭で読者に興味を持たせる手法は相変わらず。だが残念ながら、密室の構成方法は独創的なものではなく、登場人物の誤解や錯覚に基づくもの。クリスティなら錯綜した人間関係を主体にした、牧歌的なカントリー・マーダー・ケースにする所を、あくまで密室に拘る所がカーらしい。カーの稚気を楽しめるかどうかで評価が分かれる所であろう。人間が描けていないとか、トリックに無理があると言ってしまっては、カーの顔が立たない。カーの稚気と執念を楽しみましょう。
死が二人をわかつまで (ハヤカワミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:死が二人をわかつまで (ハヤカワミステリ文庫)より
415070368X
No.3:
(3pt)

カーの密室への執念に驚く

タイトルは無論、教会での結婚式の際の牧師の言葉で聖書からの引用である。このタイトルに相応しく、婚約を決めた主人公を襲う事件を描いたもの。カーの密室への執念に驚かされる。

主人公ディックはレスリーと婚約して幸せ絶頂。ところが、正体不明の占い師がレスリーの秘密を教えると言う。そして、バザー会場で、その占い師は撃たれるが、撃ったのは何とレスリー。更に、密室での毒殺事件が続く...。冒頭で読者に興味を持たせる手法は相変わらず。

だが残念ながら、密室の構成方法は独創的なものではなく、登場人物の誤解や錯覚に基づくもの。クリスティなら錯綜した人間関係を主体にした、牧歌的なカントリー・マーダー・ケースにする所を、あくまで密室に拘る所がカーらしい。カーの稚気を楽しめるかどうかで評価が分かれる所であろう。

人間が描けていないとか、トリックに無理があると言ってしまっては、カーの顔が立たない。カーの稚気と執念を楽しみましょう。
死が二人をわかつまで (ハヤカワミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:死が二人をわかつまで (ハヤカワミステリ文庫)より
415070368X
No.2:
(3pt)

古き良きイギリスの殺人のおはなし

図書館から世界探偵小説全集で借りて読もうと思っていたのですが、早川の新刊で出ているのを見てつい衝動買いしてしまった作品です。しかし、その結果、カーは衝動買いして安全な作家では決して無いということを思い出させられました。なにしろ、著作の半数近くは、無条件にはっきり水準以上だと言えない作家なのですから。 まず第一に、プロットが駄目でした。この作品、出だしの謎自体は、なかなか魅力的なのですが、半分も読まないうちに最も安易な形であっさり解決してしまい、なんじゃいというところでした。話を面白くしようと、努力しているのはわかるのですが、その先はほぼお決まりの展開で、中途半端にシリアスな話だけにユーモアを入れることもできずにそのまま終わってしまいました。 人物描写は最初から捨てているらしく、いつも通り。シリアスであるべきこの作品に必要な心理描写には、涙ぐましい努力がはらわれてはいるものの、同じく中期の似たような「眠れるスフィンクス」や「囁く影」ほどではありません。本格ものとしては、下手ではないのですが、解説にある通り「古き良きイギリスの殺人のおはなし」であり、早い話が密室トリックに至るまで何も目新しいところは無いのです。全体的にあまり特筆すべき点は無い作品でした。
死が二人をわかつまで (ハヤカワミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:死が二人をわかつまで (ハヤカワミステリ文庫)より
415070368X
No.1:
(3pt)

古き良きイギリスの殺人のおはなし

図書館から世界探偵小説全集で借りて読もうと思っていたのですが、早川の新刊で出ているのを見てつい衝動買いしてしまった作品です。しかし、その結果、カーは衝動買いして安全な作家では決して無いということを思い出させられました。なにしろ、著作の半数近くは、無条件にはっきり水準以上だと言えない作家なのですから。
 まず第一に、プロットが駄目でした。この作品、出だしの謎自体は、なかなか魅力的なのですが、半分も読まないうちに最も安易な形であっさり解決してしまい、なんじゃいというところでした。話を面白くしようと、努力しているのはわかるのですが、その先はほぼお決まりの展開で、中途半端にシリアスな話だけにユーモアを入れることもできずにそのまま終わってしまいました。
 人物描写は最初から捨てているらしく、いつも通り。シリアスであるべきこの作品に必要な心理描写には、涙ぐましい努力がはらわれてはいるものの、同じく中期の似たような「眠れるスフィンクス」や「囁く影」ほどではありません。本格ものとしては、下手ではないのですが、解説にある通り「古き良きイギリスの殺人のおはなし」であり、早い話が密室トリックに至るまで何も目新しいところは無いのです。全体的にあまり特筆すべき点は無い作品でした。
死が二人をわかつまで (ハヤカワミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:死が二人をわかつまで (ハヤカワミステリ文庫)より
415070368X

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