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NかMか
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NかMかの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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トミーとタペンス この本はとっても大好きです 題名はよくわからない感じですが、ストーリーは素晴らしい | ||||
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どういうわけかアガサ作品で初めて?あんまり楽しめなかった。 義務感でとりあえず読了した。 | ||||
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イギリスの諜報機関からの依頼で、ナチスの大物スパイ"NかM"の正体をつきとめるために、探偵稼業を引退した夫婦が、再びスパイ戦に突入。 ホントはミッションがくだされたのは夫だけだけど、妻は家で編み物なんかしてられないと言って、無理やり参加する。 スパイの潜伏先と見られる"無憂荘"には、ロンドンでのドイツの爆撃から逃れてきた何人かの滞在客。 ……退役軍人、ドイツから亡命した青年、心気症の夫とその妻、子供を連れた若い夫人など。 ……スパイが誰かわかるまでの経緯も、そのスパイとの攻防戦も、結構面白い。 ……もちろんホントのスパイ戦だったら、潜入してることがバレたり、誰がスパイか気づいたらすぐ殺されるだろうけど、それを差し引いて考えると、今でも十分に面白い内容だと思う。 ……因みに私は、スパイが誰か、100ページと200ページくらいのところで一人ずつ分かりました。 ……でも最後に敵の罠に罠だと知って引っかかるフリをするところは罠だとは分からなかった。 ……最後まで楽しませてくれます。 | ||||
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久しぶりに本作品を再読したんですけど、こんなに素敵な作品だったかなってくらい、堪能させられました。 話の導入部でトミー・ベレズフォードがびっくりする、あの辺からもう、作者の手玉に取られてたって、そんな感じ。アガサ女史に、いいように誘導されてましたわ。いや、わくわくしながらページをめくっていったんですけどね。 でもって、終盤の敵(ドイツのナチス)・味方(英国の諜報機関)の攻防に、はらはら、手に汗握らされたし‥‥。タペンス・ベレズフォードてば、すっげぇ魅力的だったわ。あらためて脱帽。彼女の行動力と機略、冒険魂に、ぐっときちゃいました。 そう言えば、霜月蒼(しもつき あおい)さんもこの作品のこと、高く買ってましたっけ。『アガサ・クリスティー完全攻略 決定版』(早川書房・クリスティー文庫)のなかで。《見事。第一級のエンタテインメントだ。こいつは傑作です。》ってね。 おしまいに、本書の中から、とびっきり素敵な台詞を紹介しましょう。本文庫本の92ページにそれ、トミー・ベレズフォードの次の台詞があって、ぐっと心を掴まれました。 《じつはわたしとしても、説得しようという気はあまりないんです──タペンスとわたしは──その、なんというか、そういう間柄ではありませんから。どんなことであれ、いっしょにとびこんでゆくんです──どこまでもいっしょに!》 なんて素敵なコンビなんだろう、トミーとタペンスてば! 1941年発表の作品。同時期のクリスティーの作品では、ほかに、『五匹の子豚』(1942年)、『春にして君を離れ』(1944年)、『ホロー荘の殺人』(1946年)が忘れ難いです。未読の方は、ぜひ! | ||||
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最高に面白くて夢中で読みました。 タペンスのシリーズは親指のうずきから入ったので、若い頃のタペンスの活躍が読めて良かったです。 | ||||
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ずいぶん前に読んで大好きだったので電子版を再購入、インパクトある作品のため犯人等全部記憶していましたが、最後まで面白く読めました。新婚のおしどり探偵二人も中年になり、執事の真似ばかりしていたアルバートも同様に歳をとり、トミーとタペンスは双子の子ども達からは社会で相手にされないと哀れまれているけれど、実は陰で大活躍、読者としては、この著しい業績を子ども達に明らかにしてギャフンと言わせて欲しい。子ども達も親を馬鹿にし過ぎ!と思わずムキになる程面白い。戦時中を舞台に諜報活動を題材にした異色の本作、個人的にはトミーとタペンス物の中ではイチオシ‼︎ | ||||
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If I were asked to tell what in my opinion was the greatest mystery novel, I would name Ellery Queen’s “The Tragedy of Y” or William Irish’s “Phantom Lady”, but if I were asked to tell who in my opinion was the greatest mystery novel writer, I would name Agatha Christie without any hesitation. Christie’s fertility is prodigious. Literary critics are apt to look askance at fertility. I think they are wrong. What I admire most fervently about Christie is the great and ample body of powerful work which has remained to her. If it were a comparison of single pieces, or three or four pieces, I do not say that Christie would stand decisively above Queen or Irish or any other mystery novel writer. It is in her ampler body of powerful work that I find her superiority. Another point I admire as fervently about Christie is that although most novelists have their ups and downs, Christie is the only exception I know to prove the rule that only the mediocre maintain an equal level, a level of mediocrity. She is never more than a little below her best. Even in “N or M?”, in which there is much to cavil at(The plot depends a bit too much on coincidence, and the characterizations of the Germans are stereotypical and simplistic), there is more to delight. | ||||
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トミーとタペンスシリーズは書店で探してもなかなかみつからない。これをすぐに入手できて大変楽しめた。 | ||||
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まさにこの表現がぴったり当てはまる スパイ小説。 トミーはタペンスをうまくだましおおせたと思っていたのに なんと先回りされていたのだ!! この二人が出てくる作品のため 必ず1回どちらかが生命の危機にさらされます。 今回はトミーのほう。 そう、追い求めていた片方に 捕らえられてしまうわけで。 推理のほうは片方は 名前が出てくるので容易。 もう片方はよく気をつけないと 最後までわからないはずです。 でも純粋に冒険小説として 楽しめるので、推理なしでも 十分楽しめますよ。 | ||||
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本書は第二次大戦の最中の1941年に発表された、トミーとタペンスものの前作長編『秘密機関』から約20年後の作品である。 作品の中でも20年が経過しており、今では二人年老い、仕事にあぶれ、平凡で退屈な日々に明け暮れるそんなある日、情報局からトミーに新たな指令が与えられた。それはドイツ軍のスパイ、「NかM」を突き止めるというもの。ただしタペンスには内密にだが...。 手に汗握る冒険とロマンスに彩られた『秘密機関』や同系統の『チムニーズ館の秘密』、『茶色の服の男』などはポジティブで明るい作風だったが、本書はこれら初期作品に比べ起伏が少なく、私には退屈だった。 『秘密機関』など初期の一連の冒険ものは夢物語のようで現実性には欠けてはいたが、その分、作者は純粋に作品を楽しんで書いていたように思われ、その楽しさが読む側にも伝わってきたものだが、推理作家の第一人者となってしまった作者自身、もうそんな作品は書けなくなってしまったのだろう。 なお、本書には「があがあ、がちょうのお出ましだ」というマザーグースが用いられ、これがひとつのキー・ワードになっている。 | ||||
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本書は第二次大戦の最中の1941年に発表された、トミーとタペンスものの前作長編『秘密機関』から約20年後の作品である。 作品の中でも20年が経過しており、今では二人年老い、仕事にあぶれ、平凡で退屈な日々に明け暮れるそんなある日、情報局からトミーに新たな指令が与えられた。それはドイツ軍のスパイ、「NかM」を突き止めるというもの。ただしタペンスには内密にだが...。 手に汗握る冒険とロマンスに彩られた『秘密機関』や同系統の『チムニーズ館の秘密』、『茶色の服の男』などはポジティブで明るい作風だったが、本書はこれら初期作品に比べ起伏が少なく、私には退屈だった。 『秘密機関』など初期の一連の冒険ものは夢物語のようで現実性には欠けてはいたが、その分、作者は純粋に作品を楽しんで書いていたように思われ、その楽しさが読む側にも伝わってきたものだが、推理作家の第一人者となってしまった作者自身、もうそんな作品は書けなくなってしまったのだろう。 なお、本書には「があがあ、がちょうのお出ましだ」というマザーグースが用いられ、これがひとつのキー・ワードになっている。 | ||||
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トミー&タペンスものですが、ドイツとの戦争状態での話しです。 ドイツ側からみても、納得できる部分もありますが、 一面的なところがあるのはやむをえないかもしれません。 皮肉もところどころあるので、イギリス人の考え方に陶酔しているのではないことが伺えます。 違和感のある事項がでてきたので、話の途中で、関係者が分かりました。 首謀者はわかりませんでした。 解説に、映像作品についての紹介がありました。 ポアロとマープルもの以外は診たことが無いので、かならずしもピンと来ていません。 ながらくポアロものの映像作品を見てきました。 最近、英語の勉強のためにマープル物のDVDを揃えた際に、 ポアロものと同じ著者だと知り、著者に興味を覚えたため、 全作品を読もうと読み出したところです。 アガサクリスティの題材は、映像作品にしやすいのは、 「プロット」がしっかりしているからなのでしょうか。 | ||||
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トミー&タペンスものですが、ドイツとの戦争状態での話しです。 ドイツ側からみても、納得できる部分もありますが、 一面的なところがあるのはやむをえないかもしれません。 皮肉もところどころあるので、イギリス人の考え方に陶酔しているのではないことが伺えます。 違和感のある事項がでてきたので、話の途中で、関係者が分かりました。 首謀者はわかりませんでした。 解説に、映像作品についての紹介がありました。 ポアロとマープルもの以外は診たことが無いので、かならずしもピンと来ていません。 ながらくポアロものの映像作品を見てきました。 最近、英語の勉強のためにマープル物のDVDを揃えた際に、 ポアロものと同じ著者だと知り、著者に興味を覚えたため、 全作品を読もうと読み出したところです。 アガサクリスティの題材は、映像作品にしやすいのは、 「プロット」がしっかりしているからなのでしょうか。 | ||||
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冒険ミステリーとありますが、半分くらいまで、はっきりいって地味です。 が、しかし。そこがアガサ=クリスティーのすごいところで、 小さな小さな世界である、村の中、しかも「無憂荘」という宿の中での数名の人物たちの描き方が非常にスリリングなのです。 地味なんだけど、人間描写、人間観察のおもしろさに引き込まれて、 ぐいぐい頁をめくってしまいます。 ミス・マープルものが好きな人なら非常に楽しめると思います。 一体、誰がスパイなのか、そもそもこんな暢気そうな人たちの中にドイツのスパイなどがいるのか。地味だけど手に汗握ります。 後半からは、物語がいよいよ動き、冒険サスペンスものになっていきますが、 個人的には前半の人間観察を描いた部分が好きです。 前半部分の微に入りさいにうがった描写の中に、まさに真実が紛れています。 | ||||
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冒険ミステリーとありますが、半分くらいまで、はっきりいって地味です。 が、しかし。そこがアガサ=クリスティーのすごいところで、 小さな小さな世界である、村の中、しかも「無憂荘」という宿の中での数名の人物たちの描き方が非常にスリリングなのです。 地味なんだけど、人間描写、人間観察のおもしろさに引き込まれて、 ぐいぐい頁をめくってしまいます。 ミス・マープルものが好きな人なら非常に楽しめると思います。 一体、誰がスパイなのか、そもそもこんな暢気そうな人たちの中にドイツのスパイなどがいるのか。地味だけど手に汗握ります。 後半からは、物語がいよいよ動き、冒険サスペンスものになっていきますが、 個人的には前半の人間観察を描いた部分が好きです。 前半部分の微に入りさいにうがった描写の中に、まさに真実が紛れています。 | ||||
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知る人ぞ知るトミーとタペンスの冒険ミステリシリーズの第三弾である。アガサのミステリの中で、「読んで楽しい」ものといえば、このトミーとタペンスシリーズにとどめをさす。ミステリを、「読んで楽しい」などと書くと、いぶかる向きもあるかもしれないが、本当なのである。元々、アガサのウイットとユーモアの効いた、センスの良い文章力には、ミステリ作家として抜群のものがあるのだが、深刻な殺人事件が題材になると、ウイットとユーモアもほどほどに、ということになる。しかし、冒険ミステリなら、そんな手加減はいらないわけである。特に、トミーとタペンスとの間で交わされるウイットとユーモアの効いた、テンポのよい絶妙な掛け合いは、それだけで一つの小説に書き上げてほしいくらいである。さて、物語だが、時は第二次世界大戦開戦直後。英国情報部の依頼を受けたトミーは、コードネームをNとMという二人の謎のドイツのスパイを探るため、二人が住んでいると思われる海辺保養地の下宿「無憂荘」に、住人として潜り込むことになった。しかし、下宿の女主人に住人を紹介されたトミーは、いきなり、あり得ない出来事に出くわし、息を呑むことになる。誘拐あり、殺人あり、恋愛あり、もちろん、トミーとタペンスの大ピンチありの、冒険活劇の始まりである。ちなみに、全ての謎が解き明かされた後に、アガサが用意したエピソードが、何とも粋で、心暖まるものであり、素晴らしい。エンターテイメントのエンディングは、こうでなくっちゃネ! | ||||
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クリスティの作品中、トミーとタペンスの夫婦を主人公にした作品の3作目(短編集の「おしどり夫婦」含め全5作)。最初の作品「秘密機関」で20代だった2人も、40代の中年夫婦になり、かつての自分達と同じくらいの双子の親となっている。時代も、第二次大戦下のイギリス。ナチス・ドイツの電撃作戦で、隣国フランスの情勢は悪化の一途をたどる中、ロンドンも空襲におびえる日々が続く。そんな中、仕事もなく、暇をもてあますトミーのところへ、情報局から、非業の死を遂げた情報局員がつかみかけていたナチの大物スパイの正体をつかむための極秘指令が届く。「無憂荘」というゲストハウスを舞台に、スパイの正体を暴くための駆け引きが始まる。「秘密機関」同様、純粋に冒険活劇として楽しめる作品。40代になっても、危地へ飛び込んでいく2人の無謀さには脱帽。 | ||||
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